拙作のブログによく登場する水泳の鬼コーチ。
彼女のジュニア向けのレッスンに、「振り替え」で他のコーチの生徒がレッスンを受けに来ると大変なのだそうだ。
つまり、他のコーチのレッスンの都合がつかなくて、(やむなく)、彼女のレッスンに参加させられる子たち。
彼女のレッスンでのオーダーは、いつものように「ディセント」。
しかも、遅ければ「もう一度」の脅しをかけながら。
「ディセント」とは、一定の距離を泳ぐタイムを減らしていく。わかりやすく言うと、最後は全力で。
彼女のレッスンを普段受けている子達は、ヒーヒー言いながらもやる。・・・なんとかこなす。
かわいそうなのは、「振り替え」で参加した他のコーチの生徒たち。当然、きついからできない。なので泣く。
んで、彼女のセリフは「泣くなら帰れ」。
・・・だから、「帰れ」って言われて素直に帰れる子っていませんって。
いたいけな子供たちに、レッスン中に帰るなぞ、そんな度胸はない。
実は人間は「落差にこそ強く反応」する。
たとえば、100メートル個人メドレーを2分で泳いでいたとする。
倍の4分で泳いだらすごく楽なはずだ。
しかし、5分で泳いでいた人が2分にピッチをあげると、ものすごくハードだ。
それこそ、「もう泳げない!限界だ」と思ってしまうだろう。
すなわち、人間の感じ方は、絶対基準ではなく「変化」なのだ。
これを心理学ではゲイン・ロス効果という。たぶん。
ダイアナ・ロスに少し似ているが、ぜんぜん関係はない。
っつうようなことを、学習したぼくは、今度、コーチからほめられるかも。
なんせ、人間は「落差にこそ強く反応」するし。
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