tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

陸路で国境越え

2019-08-30 23:46:36 | プチ放浪 山道編

彼女がぼくを目覚めさせた。ぼくの心を揺り動かした。ぼくは夢中で走り回り、大地と世界を眺めてみた。驚いた。まるで世界をはじめて見るような気がした・・・。
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アルマティ(カザフスタン)から入国→カラコル(キルギス)へ陸路による国境越え。出国ゲートから入国ゲートへ。舗装のない砂利道を距離にして10mぐらい、歩いて移動する。出国する国のビザが切れていて、入国側のビザが降りなければ、あるいはパスポートの条件が合わなければ、その10mぐらいの中間地帯(無国籍地帯)で足止めを食うことになる。(・・・なんかそんな映画があったな。国際情勢の変動には要注意)

周りを海に囲まれているぼくらとって、陸路の国境越えは手続きや国境を挟んだ街並みの違いなどワクワクの体験だ。国境のどちら側でもタクシーが客待ちをしているもよう。出入国検査に時間がかかったりすると乗ってきた国境越えのバスなどに置き去りにされてしまうかも。。

国境越えといっても、国境に線が引かれているわけでもない。大勢の脱獄者・・・違った旅行者に背中を押され、入出獄(国)検査。スタンプが押されいつの間にか越境。仲間たちと抱き合って感慨にふける暇もない。

さて、言葉の壁をどう乗り越える。でも大丈夫。「なんとかなる」のだ。。帰りのカザフスタン入国審査官は若い女性。いくつかの窓口の中で一番仕事が速い。余計なことは言わず、極力短文で。。「はろー。オンリー・トランジット。おーけー?」。変な英語の日本人旅行者に不信を抱いた同僚が彼女をヘルプ。でも、彼女は「ヒー・イズ・マイ・フレンド!」と言って入国を許可してくれる。。

国境は走り高跳びのバーをもってしても超えらない高さの鉄条網が、はるか向こうまで続く。鉄条網の端を迂回して密入獄できそうとか考えるのはぼくだけなんだろう。国境は制服を着た軍隊がガードしてて、その胸には血液型が記されたシールが。どうも、カザフスタンは日本人と同じくA型が多そうだ。中にはOのマイナス型の人も。。そんなとこでマイナーなのは、なんかかわいそう。



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