tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

キミはネオワイズ彗星を見たか

2020-07-21 22:48:37 | プチ放浪 山道編

ネオワイズ彗星が地球に接近中。肉眼で十分見える明るさ。日没後の北西の空、おおぐま座のあたり。

彗星の核は、岩石、塵、ガス、氷からできている。太陽に近づくにつれ高温になり、さまざまな物質を放出。これがしっぽの正体。

フランスの数学・物理・天文学者モーペルチュイ(1698 – 1759年)は、力学における初期の変分原理である最小作用の原理を考え出したひとだ。彼は、彗星を「目もくらむような宝石の連なり」と表した。
なんかロマンティックだね。


土曜日じゃないけどジャガイモ

2020-07-20 21:31:16 | bad news

久々のジャガイモ話題。今、バズっている(た?)「ポテサラ」のツイート。
なんでも、
〈「母親ならポテトサラダくらい作ったらどうだ」の声に驚いて振り向くと、惣菜コーナーで高齢の男性と、幼児連れの女性。男性はサッサと立ち去ったけど、女性は惣菜パックを手にして俯いたまま。私は咄嗟に娘を連れて、女性の目の前でポテトサラダ買った。2パックも買った。大丈夫ですよと念じながら。〉

この高齢男性の発言には批判が集まり、「ポテサラ」がツイッターのトレンド入りしたらしい。

多くの若い母親たちが見ず知らずの人から“理不尽なひと言”を浴びせられ、嫌な思いをしているようだ。
たぶん、嫌味を平気で口に出す「おじさん」、「おばさん」たちは、我慢するという脳の仕組みが委縮してしまっているんだ。こういう、人になんと思われようが気にならない人が増加中に思える。 

・・・なんて書くと、自分はどうなのとしっぺ返しをくらいそう。気をつけようっと。


イクジット・スルー・ザ・ギフトショップ

2020-07-19 20:55:47 | cinema

東京・日の出で発見され、「バンクシー作品らしきネズミの絵」で知られるストリート・アーティスト。バンクシー監督のイクジット・スルー・ザ・ギフトショップ。

ビデオ撮影が趣味の男ティエリー・グエッタに光を当てたドキュメントだ。アートの知識も技術もないティエリーはやがて、バンクシーによってアーティスト "ミスター・ブレインウォッシュ" に。
「何がアートで、何がアート作品じゃないかは鑑賞者が決めること」

アートってなんだろうね。取るに足らないと思われているアーティストたちが、ある日、脚光を浴びていく。そこには、やはりアーティストたちの主義・主張が必要だ。その根底があってこそ、本物のアート。


not go to...

2020-07-18 19:45:03 | bad news

自粛期間中、朝の東京方面への通勤電はいつもの半分の乗客だった。乗客の多くは定期券購入者かもしれないが、JRの売り上げが相当ダウンしたことは想像に難くない。
それでも、運行ダイヤの本数を減らすことはしなかった。本数を減らせば、即、「密」を意味し、「自粛」の意味がなくなる。夜10時以降の本数も変わりなし。
また、運行ダイヤを減らすことは、人員の余剰が生まれる。整理しようにも、自粛が解かれた場合、急に人を増やすことは不可だ。

そんな事情もあって、JRに対しては政府の「協力依頼」があったのだと思われる。その見返りが「go toキャンペーン」。政府が国民の反対を押し切って、何が何でも推進しようとするのは、JRの経営の危機的状況が背景にあるのかもしれない。

ならばだ。「go toキャンペーン」など、密室で作り上げた姑息な手段はやめて、ちゃんとした説明の元に、朝夕の通勤時間帯に政府の「借り上げ電車」を走らせればよい。JRには税金から対価が支払われることになるが、国民も納得するはずだ。
JRは合理化のため、夜10時以降に乗車する乗客については、料金を2倍にする。深夜料金ってやつだ。そうすれば、不要不急の「夜遊び」は自粛できるはずだ。もともと「夜遊び」したい奴はオールで遊ぶから、電車代とは無関係のはず。

都は都電にしか口を出せない。JRに口を出せるのは、国土交通省。つまり、国の責任だ。東京都じゃない。


深夜特急

2020-07-17 21:08:02 | old good things

先日、暇つぶしに地元の本屋をのぞいたら、「深夜特急」が目立つところのテーブルに山積みされてた。累計発行部数600万部。ぼくの青春のメモリアル本だ。

1973年、沢木耕太郎はデリーからロンドンまで乗合バスを乗り継いでいくことを決意した。26歳だった。トラベルローグ「深夜特急」は、その後多くの若者たちの尊敬と羨望を集め、彼らの背中を押す旅のバイブルとなった。“海外”が全くの未知だった時代のことだ。ヨーロッパの片田舎へ行くと、「チナ、チナ」とはやし立てられた時代。

ぼくらは今、普通に旅をするだけでは触れることのできない、インターネット上では決して表現されることのない、海外に住む人たちの気持ちをすくってこれる。グローバリゼーションは、従来よりも人やモノ、金、情報が国境を越えて移動することを促した。

「深夜特急」とは、「脱獄」を意味する隠語。会社に入ったら、半病人になるか、脱獄するかだ。なんてね。。