トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

停電対策!

2008-09-19 04:08:56 | デンチマン

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迫る台風13号!

台風対策の準備は整っているでござるかな~

今宵は、停電対策にて実用玩具であるフラッシュデンチマン(10番、フラッシュデンチマン・ミドリデンチマンクリア、680円)の紹介でござる!

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本品は2000年にTAKARAから販売された「デンチマン・シリーズ」の一品で、コアとなるデンチマンに単三電池1本を収納し、付属のライト本体を光らせる商品なのでござる。

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本品には、最初から単三乾電池が1本付属しており、購入して直に使用できる実用品なのでござるな。

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ミドリデンチマンクリアは、2000年販売のデンチマンと共通金型を使用したクリアグリーン仕様でござるが、特にコレといって設定はないでござるが、ミドリデンチマン(4番、ミドリデンチマンとカブパンサー、1500円)と同一人物である可能性は高いでござる。 (?)

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そして、ライト本体は元々ノベルティーとして作られ、キャンペーン景品として、スケルトン(ホワイトクリア?)仕様が作られており、販売用としてアカデンチマンクリア(7番、フラッシュデンチマン・アカデンチマンクリア、680円)、キイロデンチマンクリア(8番、フラッシュデンチマン・キイロデンチマンクリア、680円)、アオデンチマンクリア(9番、フラッシュデンチマン・アオデンチマンクリア、680円)の4種が販売されたでござる。

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本品を含め、4種とも共通金型によるカラーバリエーションで、色と商品名以外の違いは無いでござる。

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で、商品の使用法は、デンチマンをライト本体にセットして、スイッチを押す事により点灯するのでござるが、スイッチにストッパーが無いので、押し続けないとライトが消えてしまう欠点が有るので長時間使用するには向かないでござるかな?

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が! キーチェーンが付いているので携帯性は高く、ちょっとした事や非常用に携帯する等と実用玩具なのでござるな。

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なお、本品はmaxellとタイアップしており、付属の単三乾電池、maxellダイナミックは、デンチマン公認乾電池だったりするでござる。

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本品販売と同時に行なわれた「ダイナミックデンチマンキャンペーン」はデンチマン商品のデンチマンポイント2点とmaxellダイナミック電池パックのバーコード1枚を一口として応募すると、1等、ゲームボーイカラー(30名)、2等、デンチマンおかたずけバック(100名)、Wチャンス、マクセル単三乾電池10本(200名)が抽選で当るキャンペーンが行なわれていたでござる。

ちゅー事で、台風13号の上陸付近の御仁はお気をつけてくだされ!

こちらも・・・ そろそろ、雨足が強くなってきたでござる。


漫画の神様の遺産・・・

2008-05-12 22:37:00 | デンチマン

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ごきげんようでござる!

日本人はロボットが好きであり、ロボットを友達として捉えているのは、単に漫画の神様!手塚治虫先生の鉄腕アトムのおかげでござる。

現在に到るまで様々なロボットに影響を与えた、アトムに敬意を示して今宵は、2003年にリメイクされた「ASTRO BOY 鉄腕アトム」より、タカラから販売された、メトロシティパトカー(ワンワンパトロールセット・メトロシティパトカー、2200円)の紹介でござる!

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本商品はディフォルメされたアトム(説明書には「アトム人形」と記載)が電池ユニットとなり、モーター内蔵のメトロシティパトカーを走らせる電動玩具でござる。

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このギミックに見覚えがないでござろうか?

・・・そう。デンチマンでござる。

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本品は、「デンチマン」とは名乗っていないものの、デンチマンギミックを反映した商品なのでござる。

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通常のデンチマンと同じく、単三電池が無い状態では目を閉じているでござるが、アトムの場合は白目なのが芸が細かいでござる。 (笑)

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単三電池を頭部より挿入する事により目が開くギミックでござる。

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さて、メトロシティパトカーで、ござるがコチラは犬の頭部をモチーフにした「元祖イヌ型パトカー」でござる。

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しかし、原作のデザインではなく、2003年のアニメ版のレトロフューチャーなイメージでリニューアルされた、ワンワンパトロールカー(色々と呼び方が有り?)でござる。

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2003年のアトム誕生を記念して製作された「ASTRO BOY 鉄腕アトム」で3度目のアニメ化となり、海外展開(放送)も意識し日本色を減らして、レトロフューチャーな無国籍アニメとしてリ製作されたでござるが・・・

「何か違う?」

作画レベルは高いハズなのでござるが・・・ 妙に違和感があり、演出的にも古臭い・・・古典なのは良いとしても・・・キャラクターがイマイチ生きていない・・・ 活かされていない気がしたdござる。 そう・・・絵に魂が入っていなかったような気がしたでござる。

世界基準とは「面白味の無い無難な作品」の事でござろうか?

拙者としては、1980年に製作された2度目の「鉄腕アトム」が好きでござる。

無論、拙者は、1963年放送の初代「鉄腕アトム」を本放送で見た世代ではないので、思い入れも違うでござるが、1980年のアトムは漫画の神様により育てられた製作者達による命を吹き込まれたアトムが動きまわる映像には魂が入っていたでござる。

・・・そう、1980年版の最終回(放送は1981年)52話「アトムの初恋」は原作にないエピソードでゲストキャラクターのニョーカは、後の「超時空世紀オーガス」のモームの原型となったキャラクターと言われており、非常に印象深いストーリーだったでござる。 

同じ、手塚治虫先生の手を離れた作品とはいえ、この2本には大きな違いがあるでござる。

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「ASTRO BOY鉄腕アトム」は過去の遺産を食い潰していたような気がするでござる。

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そう・・・ 玩具に関しても大量リリースされたにも関わらず玩具史に残るヒット商品が登場しなかった事でござる。

本品もデンチマンのギミックを流用し、電動アクションも「テーブルの端でクルっと方向転換!」する所謂ミステリーギミックでござるな。

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販売の方向性を間違えたと呼ぶより、情報不足であることが大きいように思われるでござる?

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本商品は「デンチマン」であると云うことを大々的にアピールし、「デントマン」と「鉄腕アトム」のダブルネームにするべきだったでござるよ!

実際、メトロシティパトカーに別売りのデンチマンを乗せて走らす事も可能でござるし、アトムも別売りのデンチマン専用マシンに乗せる事も可能(一部接続が緩い個体あり?)でござる。

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まあ、しかし「鉄腕アトム」が与えた影響は大きく日本だけではなく、米国版のヘッドマスターの「友好の印しに自分の首を差し出す」ネタは、「鉄腕アトム」の原点である「アトム大使」からのネタでござる。 そう・・・何だかんだ言って米国もパクっているのでござるよ。

ハリウッド版「ASTRO BOY」が漫画の神様の意思を告いだ作品で有ってくれれば良いのでござるが・・・?


アメリカンパトカー?

2008-05-01 17:25:33 | デンチマン

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ごきげんようでござる!

今宵はパトカー系変形ロボ特集でもしないかぎり、なかなか紹介できにくいデンチマン・シリーズより、2001年に販売された「電動作戦 ガッタイオー」より、ポリスドリラー(4、ポリスドリラー、1600円)の紹介でござる!

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デンチマン・シリーズは、タカラが2000年に送り出した、電池BOXを兼ねるコアロボット(デンチマン)とモーター内蔵のマシンが合体(?)して動く、電動玩具でござる!

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先ずは、ポリスドリラーを操るポリスデンチマンの紹介でござる。

ポリスデンチマンは、どんなピンチの時でも、凄いアイデアで切り抜ける、とても陽気なデンチマンでござる!

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なお、2001年販売のデンチマンは、2000年度のデンチマンと別デザインでござる。

2001年度の単三乾電池一本収納(別売り)型のデンチマンは共通デザインで成型色と塗装パターンの変更により差別化しているでござるが、ポリスデンチマンは、一切塗装箇所が無い商品でござる・・・ これも差別化でござるか?

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そして・・・ ポリスドリラー

何だか良く解らないデザインでござるが、本品はアメリカンパトカーでござる!

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言われてみれば、アメリカンパトカーぽいカラーリングでござる。

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ポリスデンチマンは米国の警察官をイメージした紺色だったのでござる。

なお、ポリスドリラーの能力値はスピード★★★、パワー★★★、破壊力★★で設定されているでござるな!

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ポリスドリラーは、単三乾電池を収納したポリスデンチマンを乗せる(収納)する事により、デンチマンがスイッチとなり、電動走行を開始するでござる。

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デンチマン・シリーズのマシンには変形ギミックを有しているでござるが、「電動作戦ガッタイオー」の名の如く、2001年度のデンチマンは、別売りの作戦基地・デンチマンベース(1、ガッタイオー自動合体変形セット、4980円)を使用することにより、自動変形を行なうでござる。

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まあ・・・ 自動変形とは言っても、先端カバーが折りたたまれるだけでござるが・・・

デンチマンベースが無くても、手動で変形可能でござる。

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そう・・・ ポリスドリラーは、地面の下に隠れた「悪者」を追い詰め、ガッタイオー(1、ガッタイオー自動合体変形セット、4980円)に合体し、ポリスドリルガッタイオーとなるでござる。

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本品は「ガッタイオー強化作戦」の為の武装マシンであり、ガッタイオーの右or左腕となり、商品的にはスーパーマシンに変形するスピードドリラー(2、スピードドリラー、1600円)とは同型の商品であり、ガッタイオー付属の日本風パトカーに変形するパトパンチャーは、電動ギミックを変更しただけで外見のデザインは同じでござる。

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う~む・・・ インパクトのあるデザインと云うか見たまんまというか・・・

自動合体は賞賛すべきギミックでござるが、見た目のデザインが損しすぎなのでござるよな。 

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そう・・・ 一見商品数が多く合体バリエーションも豊富そうに見えるでござるが、カラーバリエーションと似たようなデザインの為にシリーズがヒットしなかった原因と思われるでござる・・・

まあ、単品でも付属のブロック(×3)を使い「的当て」的な遊び方もできるので、そこそこ遊べるでござるよ。

余談でござるが、本品の最大の魅力である自動変形・合体システムを行うデンチマンベースは、展開するためには広い場所を占領するので今回は写真に収めなかったでござる。 (笑)


アカデンチマンとドリモグラー

2007-11-05 14:11:34 | デンチマン

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ごきげんようでござる!

変形合体ロボの老舗たるTAKARAには、トランスフォーマーや勇者シリーズ以外にも多くの変形合体ロボを生み出し、新機軸を盛り込んだにも関わらずヒットしなかった傑作玩具も存在するでござる。 

今宵は2000年にTAKARAが世に送り出した、デンチマン・シリーズの紹介でござる。 さて、シリーズ1発目の商品は、新幹線500系のぞみが変身!する、ドリモグラー(1番、アカデンチマンとドリモグラー、2500円)でござる。

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本商品は、新幹線500系のぞみの先頭車両であるドリモグラーと中間車両のミサイルライナー2両に、動力部たる本体のアカデンチマンと、弟のギンデンチマンの4体セットでござる。

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さて、デンチマンとは何ぞや?

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デンチマンとは、単三電池(別売り)を体内に取り込み、自らを電池BOXとし、デンチマシン(付属車両)に乗り込み、スイッチとしてデンチマシンのモーターを駆動させるコアロボットでござる。

なお、デンチマン自体には電動ギミックは無いでござるが、デンチマンより単三電池を抜き取れば目を閉じるギミックを有しているでござるよ。

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では、本シリーズの主役格たるアカデンチマンの紹介でござる。

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アカデンチマンは、いつも元気いっぱい。何をするにも一生懸命で運動神経が抜群!とても頼りになります。 と、パッケージと説明書に記載されているでござる。

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商品はオーソドックスなマスコット系ロボットのデザインでござるが、カラーリングが如何にも主人公らしい色でござる。 可動に関しては腕が前後に回るくらいでござる。

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そして、弟のギンデンチマンでござる。

商品はアカデンチマンの成型色変更品で、目の表情が異なるシール処理でござる。

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性格は、負けず嫌いで、寂しがりやで甘えん坊。

兄の アカデンチマンと一緒に行動するそうでござる。

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彼らの乗り込むデンチマシンはデンチマンをスイッチとし、デンチパワーで駆動するでござる。

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アカデンチマンの乗り込むデンチマシンは新幹線500系のぞみが変身するドリモグラーでござる。

商品の車両後半は他の商品と共同金型(?)の為、外観は同じでござる。

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車両のパンタグラフを後ろに折畳も事で、デンチマン用のコクピットが現れ、デンチマンをセットするでござる。 このデンチマンを奥まで差し込む事により電動モーターのスイッチが入り車輪が駆動して走行するでござる。

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ドリルモグラーの変身!(変形)は手動で、バナナの皮を剥く手順でござる。

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ドリモグラーは、最高時速300キロで走行し、変身後は先端のドリルを回転させ、穴を掘り進む事が出来、暗闇の中でもモノを見る事ができる能力を有しているでござる。

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無論、先端のドリルは電動回転するでござる。

電動走行・電動回転!走る!ドリルが回る!

これぞ、ドリル超特急!

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そして、変形合体ロボでは珍しい中間車両を連結できるのも本商品の魅力でござる。

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ギンデンチマンが乗り込むデンチマシンこそ、シリーズ唯一の中間車両が変身!するミサイルライナーでござる!

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無論ミサイルライナーは、中間車両の為に電動走行は出来なく、ドリモグラーに牽引されるでござる。

商品が複数有れば複数連結も可能でござる。

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しかし、自力走行は出来なくともミサイルライナーには電動ギミックが内蔵されているでござる。

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ミサイルライナーは、その名の如く、電動アクションにより、ミサイルを連続発射するでござるよ。

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商品にはミサイルが10本と敵であるクロデンチマン(敵のデザインも同じなのは如何にもタカラ商品らしい)の紙製の的が2枚付属するでござるが・・・

・・・実は拙者・・・この電動ミサイル発射ギミックを試していないでござる・・・

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そう、電動自動連続発射で、ミサイルの誤射が怖いでござるよ。

絶対ミサイルを紛失する事間違いないギミックでござる。

ミサイルの予備が30発くらい有れば試すでござるが・・・

最近のミサイル事情は如何なモノでござるかな? ・・・余剰パーツ対策でもないと思うでござるが・・・

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本シリーズは低年齢層向きに新機軸を取り入れた商品でござるが、TVアニメに頼らない雑誌媒体(TVマガジン)によるストーリー展開だったでござるが、販売不振により見事にコケたシリーズでござる。

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当初、車・ロボット・パワーショベル等のデンチマシンが発売される予定だったようでござるが、結局、色変え品を含む10種(?)の商品が販売されただけにおわったでござる・・・

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なお、本商品の裏側には、謎の凹ジョイントが存在し、本来なら販売されたであろう商品と合体し、車輪回転による連動ギミックが展開されたであろうと推測するでござる。

しかし、2001年にガッタイオーとして蘇り、全自動変形・合体と言う驚愕のギミックで業界を騒がせ、プロモーションアニメも製作されたでござるが、見事玉砕!

2003年の鉄腕アトムに置いてもデンチマンギミックが採用されるも玉砕・・・

TAKARAの黒歴史を築いてしまったシリーズになってしまったでござる。

日本では電動変形・合体ロボは受けないという定説をTAKARA自身が証明したシリーズとして心に留めておくでござる。