もう~誰にも止められな~い~♪
命~かけたトランスフォ~ム~♪
今宵もF-1系トランスフォーマーで、1987年に販売された「トランスフォーマー・超神マスターフォース」のサイバトロン地上連絡防衛戦士であるロードキング(C-306、ロードキング、1980円)の紹介でござる!
本品は海外ではパワーマスターのスプラッシュダッシュとして販売された商品でござるが、日本版のロードキングとは商品仕様は同じでも、設定が異なる全くの別人でござる!
そう・・・ 日本版である「超神マスターフォース」ではゴッドマスター(マスターフォース)の方が本体となるので、ロードキングの名前はマスターフォースの名前なのでござる。
ちなみに、海外版では、ルーブと言う名のネビュロス人でござる。
日本設定では、ロードキングは地球人の現役F-1レーサーで、人気・実力を兼ね備えた天才F-1レーサーなのだそうだ。
そして彼の操るF-1マシンこそが、ロードキングのトランステクターであり、地上をマッハ9.5のスピードで走行できる性能を有するでござる。
待てぃ!
・・・流石に・・・ マッハ9.5で走行するのは、レギュレーション以外の反則ではないのでござるかな?
う~ん・・・ TVアニメ劇中ではそのまま乗っていたような気がしたでござるが・・・ レースでは同型の普通のF-1マシンに乗り換えていたのだと思いたいでござる。 (笑)
そう・・・ 商品の車体にはゼッケンのマーキング(シール処理)もないので、トラステクターではレースに参加していないと推測するでござる。
さて!残念ながら商品は、F-1のコクピットにロードキングを乗せる事ができないうえに、他のゴッドマスター(パワーマスター)商品と異なり、ロードキングがアイアコーン(エンジン)に変形し、「ゴッドオン!」(合体)させる場合はトランステクターのカバーを外さねばならない欠点が有ったりするでござる。
外したエンジンカバーは後部に取り付ける為に、なんだかエンジンが大型化したような感じになるので、マッハ9.5でも良いのかと思ったりもするでござる。
世界を転戦するF-1レーサーゆえに、如何なる場所でも駆けつける為に、水上走行も可能でござる。 地上連絡防衛戦士の肩書きはダテではないのでござるな。 (笑)
流石スピード値が10でござる!
なお、余剰パーツとなるピンホールライフル(武器)は説明書には記載されていないが、取り付けは可能でござる。
しかし、変形は他のゴッドマスター商品と同じくアイアコーンの合体によりロック機能が解除され変形するのでござるが、武器は基よりリアウィングとエンジンカバーを外さないと変形できないのも欠点でござる。
ロボットモードのデザインも変形の面白さにくらべて、地味であり、足が短くTVアニメのイメージとは少々異なっているでござる。
しかし、余剰パーツとなるエンジンカバーやリアウィングは背中に取り付ける事は称賛できるでござるが・・・ 弱点である本体(アイアコーン)を正面に剥き出しのまま装着されているのは如何なモノでござるかな?
この辺も、他のゴッドマスターと異なる商品仕様なのでござるな。
残念ながらゴッドマスター商品はデストロン側商品よりも完成度が低く、可動範囲の狭さやヘッドマスターJrよりもロボットモードでは小さくなってしまう商品的欠陥はTVアニメの人気(?)の足を引っ張る原因となっているでござるな。
そう・・・ TVアニメの人気が高ければ、よりTVアニメと同じ物が欲しくなるのであり、商品の完成度が高くとも似ていなければ、TVアニメのイメージを壊すという理由で売れなくなる逆転現象が現れだしたのも「超神マスターフォース」あたりからで、その後の「超神マスターフォース」の意志を継いだ「勇者シリーズ」やロボット作品ではないが、「新世紀GPX サイバーフォーミュラー」等は人気があっても玩具の売れ行き不振で打ち切りになったりするのでござる。
コレが初代トランスフォーマー並の完成度のある商品であれば、今でも復刻版が販売されたりするのでござるが・・・
商品コンセプトが異なるとはいえ、ちと玩具ぽくなりすぎてしまったのが「超神マスターフォース」の失敗でござるな。 (笑)