ごきげんようでござる!
世界一有名なロボット玩具シリースといえば、トランスフォーマーで間違いないと思うのでござるが、世界規模で見た場合、日本と海外では趣味趣向が違ってくる場合があるでござる。
その代表例が合体ロボだったりするでござる。
ロボット同士の合体でパワーアップするのは、個々の意思を合わせる団結と群体による力の象徴で日本人的には大好物だったりするでござるが、海外だと個々の個性が失われるとか、手足に成る人が可愛そうで差別的だとか、宗教的に魂が融合される事で汚されるだとかで評判が悪く、見せ場的に絵に成る映像媒体だと一般人が観るので合体ロボを出せない場合があるでござる。
しかし、海外でも合体ロボが全く受け入れられぬ訳でもなくイロイロと工夫していたりするでござる。
2011年に展開で展開された「パワーコアコンバイナー」シリーズも元々は劇場版商品として企画されたものの結局は劇場版商品とは違うカテゴリーで販売され、日本販売は遅れる事2012年に「トランスフォーマー ユナイテッド」商品として販売される事になったでござる。
今宵は、ステルス偵察機と4機のドローンが合体するオートボット偵察員、ジェットマスター・プライムモード(EX-02、ジェットマスター・プライムモード、6090円)の登場でござる!
本品は2011年販売のパワーコアコンバイナー商品、スカイバースト(スカイバーストwithエリアルボッツ、日本未販売)の成型色変更品で2012年9月に販売されたEXシリーズ第1弾商品でござる。
パッケージデザインや収納方法は海外版と異なり、高年齢層を意識したデザインだったりするでござるが、第一印象がちゃちい感じがするのでござるよな?
統一感のあるカラーリングといえば聞こえが良いでござるが、同にも玩具ぽいののでござるよ・・・
先ずは、中核をなすオートボット偵察員、ジェットマスターでござる!
ヴィークルモードは特定のモデルがないステルス偵察機だそうでござる。
商品サイズは所謂スカウトクラス並みの大きさであり、完成度も高くは無い造形でござる。
まあ、デザイン的には面白いのでござるが、それだけなのでござるよな・・・
ヴィークルモードでのギミックは折り畳み式の着陸脚を有するでござるが、転がし走行もできず、マイクロンジョイント(凸)が設けられていても対応の武器パーツが付属しないなど物足りなさが目立ってしまうでござる。
ロボットモードへの変形方法もジェットキ型特有の機体上面を二つ折りにして手足を展開させるオーソドックスな変形でござる。
ロボットモードもジェット機型の標準的なシルエットであり、魅力的な強い個性がないのでござるよな?
元ネタ的にはスクランブル合体戦士エアーボットのスペリオン(C-55、スペリオン、5500円)をリスペクトした設計でござるが、日本版の本品のカラーリングはビースト&マシーン版ジェットストーム(BR-07、ビーコンジェットストーム、3999円)を思わせるでござるな。
過去にジェットマスターを名乗るオートボット戦士はおらず、初出しの戦士となる訳でござるが、過去のトランスフォーマーの歴史を新玩具で再現する「トランスフォーマー ユナイテッド」では惑星Z出身のオートボット戦士として設定されているでござる。
なるほど、デザイン的に現行機とSF機の中間的なデザインでござるから、「トランスフォーマーZ」のデザインラインに見えなくもないので、日本展開を考えれば嬉しい設定でござる。
ただ・・・ 相変わらず年代が21世紀としか書かれていないので、どの年代のトランスフォーマーなのか不明でござるよ?
なお、能力値は体力(5)、知力(7)、速度(9)、耐久力(4)、地位(6)、勇気(6)、火力(6)、技能(9)、で設定されており、ヴィークルモードでのスピードとステルス機能を活かしたスパイ活動を得意とする偵察員で、パワーコア合体と呼ばれる新システムの最初の実験候補でござる。 この実験成果によりジェットマスターの名が与えられたようでござる。
立ち位置的に、ユナイテッド世界でのグランドコンボイ・スーパーモード(SC-01、グランドコンボイ・スーパーモード、5229円)のプロトタイプと考えるべきでござるかな?
商品はボールジョイントを使用してソコソコ動くでござるが、首が動かなかったり、足首が可動しないので立たせにくかったり、武器パーツが付属しないのでポージングが決まらないなどイマイチなのが残念でござる・・・
まあ、脚部に収納された合体用ジョイントを引き出して踵代わりにすれば接地性は高まるでござるが、見た目は悪くなるでござる。
やはり、単体では役不足になるのが合体ロボの辛いところでござるが、本品は幸い合体セットなのでジェットマスターと支援メカニックのエリアルドローン4体が付属するので豪華にみえるでござる。
ただ・・・ 商品ボリュームと販売価格が見合わないのが辛いでござるな。 (笑)
航空機型からなるエリアルドローン部隊のイメージは、G1のエアーボット部隊だったりするでござるが、ドローンの種類は多種多様になっているでござる。
先ずは、偵察機型のゾーンドローンでござる!