ごきげんようでござる!
9月9日は、救急医療と救急業務の理解と認知を考える「救急の日」として厚生省と消防庁が1982年に制定したようでござる。
ちゅー事で今宵は1990年展開の「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー Z」より、サイバトロン・マイクロトランスフォーマー防衛基地ファイヤーベース(C-343、ファイヤーベース、1200円)の紹介でござる。
本品は「Z計画」を基盤としたマイクロトランスフォーマー商品として1990年に販売されたでござるが、米国での販売は1989年で、マイクロマスター商品として販売されているでござる。
商品は生産国表示の刻印(日本販売品はMADE IN MACAU)以外は同じでござるが、商品名は日本版が基地名であるのに対し、米国版はマイクロマスター名で販売しているでござる。
日本では目立つ基地をメインに持っていくでござるが、米国では管理者を前面に立てているのはでござる。 ふむ、これも日米のマーケッティングの差と言うか個人主張が強い米国ならではの表記でござろうな?
さて、ファイヤーベースの管理人(責任者)であるホットハウスのヴィークルモードは消防署(分署)では馴染の無い・・・ ちゅーか、無関係のA-10攻撃機(サンダーボルトⅡ)でござる?
一応、消防関係らしく、赤(小豆色)と白のツートンカラーだったり、翼に「FIRE DEPT」のシールが貼られているので気にはしているのでござるかな?
そう! ホットハウスは本来なら消防署のイメージ通りヘリコプターが相応しいはずでござるが、何故か商品はジェットパトロールチーム(C-336、ジェットパトロールチーム、800円)のウィンドリムを流用した成型色変更品なのでござる?
う~む・・・ 商品開発に時間がなかったのか手抜きなのか分からないでござる?
因みに本品の変形は恐ろしく簡単で、変形には1秒も掛からないでござる!
流石は消防関係者、スピード自慢でござるな。 (笑)
しかし、おかげで両腕の可動はなく、両足も繋がったままの所謂、マーメイド体系になってしまったでござる。
なお、ホットハウスの性格設定は、日本版では基地がメイン商品である為に全く記されていないでござる。
ゆえに米国販売のマイクロマスター版ホットハウスの性格設定を紹介すると、体力(2)、知力(7)、速度(3)、耐久力(6)、地位(7)、勇気(8)、火力(7)、技能(7)のやや納得がいかない能力」値で、性格は、戦闘中でも早口で喋り捲るケンカ屋だそうでござる?
米国では消防士は大声で体力自慢が基本の様でござるが・・・
ホットハウスの能力値を考えると老齢キャラなのでござろうか?
では、防衛基地であるファイヤーベースの紹介でござる!
ファイヤーベースは、サイバトロンが新しく発見した超エネルギー「エネルゴンZ」をデストロンの魔の手から守るべく、作られた防衛基地の一つで「Z計画」とはマイクロトランスフォーマーを中心としたサイバトロン防衛基地(サイバトロン・ゾーン)の整備計画でござる。
商品は付属のタラップで別売りの基地と連結が可能で、基地の規模を大きく広げられるでござるな。
普段のファイヤーベースは、サイバトロン・ゾーンの平和と安全を守るシステムを担当しているようでござる。
が、デストロンの襲来があれば、バトルモード(戦闘モービル)に変形して、敵の迎撃やレスキュー・消火作業の為、レスキューパトロールチーム(C-331、レスキューパトロールチーム、800円)と共に被害地に移動するでござる。
武装は、突撃戦用のハイパーシールドと鉄をも打ち抜く強力な水流砲でござる。
更に、表面上には確認できないが、ロケットランチャーや凍結ミサイルも内蔵されているようでござるな?
なお、日本版設定ではファイヤーベースに、体力(6)、知力(7)、速度(8)、耐久力(7)、地位(6)、勇気(7)、火力(7)、機能(6)の能力値設定が記されているのでござるが・・・ まさかホットハウスの能力値じゃないでござろうな?
そうなると、日米では同名の別人になるので、日本設定は基地の能力値と見ているでござる。 (笑)
なお、本品のバトルモードはキャタピラが設けられているでござるが、全てダミーで車輪すら無い造形でござる?
元々米国の依頼で開発した商品とはいえ、大雑把な感じがするでござるよな。
本品も日本主体で設計していたら、もっと別ギミック(ミサイル発射とかカタパルト射出ギミック)を搭載していたかもしれないでござるな?
まあ、時代背景的には水鉄砲は無いはずでござるが。 (笑)