ごきげんようでござる!
1992年に「トランスフォーマー 合体大作戦」商品として販売されたマイクロトランスフォーマー6体合体陸上戦士、シックスターボ(TF-03、シックスターボ、2500円)は、2002年にシリーズを「TRANSFORMERS MICROMASTER」と改め、シール処理からプリント処理に変更したうえに、塗装強化を行いバラ売り再販されたのが!
6体合体戦士 シックスターボ(6体合体戦士シックスターボ、全6種+カラーバリエーション、各300円)でござる!
合体大作戦版シックスターボを買い逃した拙者にとっては有り難い再販だったでござる。
本品はコンビニ系にて販売された商品で、①~⑥のマイクロマスターと合体用パーツを集めて、シックスターボを完成させる商品でござるが、1BOX(12個入り)で、2セットが完成でき種類も選べるのでござるが、12個中2個(?)ほど成型色を黒色に変更したブラックバージョンが混入されているでござる。
手軽に購入でき、6種類は揃えやすいのでござるが、ブラックバージョンはシークレットである為にブラックバリエーション6体で完成する、リバースエボリューション・シックスターボを完成させるには一苦労でごさる。
まあ、初心者からコレクターまで楽しめる(?)粋な商品だったりするのでござるよな。 (笑)
では、都市災害のスペシャリスト集団であるターボーチームの紹介でござる!
パトカーに変形するロードポリス(6体合体戦士シックスターボ①、ロードポリス、300円)は、ターボチームのリーダーで人情に厚いガンコレクターでござる。
6体合体ではシックスターボの胸部を担当し、合体用パーツはシックスターボの頭部とブレストパーツが付属するでござるな。
バイクに変形するグライド(6体合体戦士シックスターボ②、グライド、300円)は、戦闘時以外は地球人女性を乗せて楽しむ、スピードとパワーに優れた戦士でござる。
6体合体では背部を担当し、合体用パーツは腰部が付属するでござる。
何故か、F-1に変形するサーキット(6体合体戦士シックスターボ③、サーキット、300円)は、ターボチーム最速を誇るスピードと索敵能力で、偵察や伝令任務を受け持つ偵察員でござる。
6体合体では左腕を担当し、合体用パーツは左手とレーダーパーツが付属するでござる。
スーパーカーに変形するネオホイール(6体合体戦士シックスターボ④、ネオホイール、300円)は自然を愛する孤高の戦士だそうでござる。
6体合体では右腕を担当し、合体用パーツは右手と武器パーツ(ダブルバスター砲?)が付属するでござる。
消防車に変形するディスチャージ(6体合体戦士シックスターボ⑤、ディスチャージ、300円)は常に耐熱アーマーを装着したサイバトロンの女戦士で、積極的に戦闘へ参加することを好まないが、怒らせると怖いらしいでござる。
6体合体ではシックスターボの右足を担当し、右足用合体パーツが付属するでござる。
救急車に変形するサイレーン(6体合体戦士シックスターボ⑥、サイレーン、300円)は、サイバトロン戦士達の健康管理と治療を行う医師で、サイバトロン・マイクロマスターの知恵袋的存在でござる。
6体合体ではシックスターボの左足を担当し、左足用合体パーツが付属するでござる。
従来の合体用パーツを必要とする合体ロボでは、合体用パーツは余剰パーツ扱いだったでござるが・・・
本品を含む1992年度販売の新設計マイクロトランスフォーマー合体戦士は、合体用パーツを組み合わせて大型ジェットモードに組替える事が可能になったでござる!
まあ、大型ジェットモードと言っても、それっぽく見えるデザインで、特別な名称は無いでござる。
しかしまあ、余剰パーツ対策としては間違っていないでござるよな。
なお、大型ジェットのコクピットには接続用ピンが有るので、マイクロマスターを固定して立たせる事も可能でござるが、ロードポリスの場合は、背中に折りたたんだフロントパーツが邪魔になるのでピンに固定できないでござる。 (残念)
では、マイクロマスター6体合体でござる!
6体合体闘士 シックスターボ
左右非対称ながらバランスの良いデザインは、これぞ正統派合体ロボと呼べる実に日本人向けのデザインでござるよな。
なお、商品名は6体合体戦士でござるが、役職名(?)は6体合体闘士と記載されているのでござる?
TF-03版が6体合体陸上戦士なのでヤヤコシイでござるが・・・
如何も本シリーズと合体大作戦を同一世界として見た場合は、時間経過的にはマイクロマスターが先に成り合体大作戦が後日談ぽい感じになるのでござるよ?
故に闘士から戦士に昇格(?)したような感じでござるかな?
しかしまあ、トランスフォーマーで多重次元論が登場するのがマイクロン伝説以降でござるが、2002年ごろには既に片鱗を見せていたので「TRANSEORMERS MICROMAZTER」も現在解釈であれば「合体大作戦」とは別世界の同一人物という考え方もあるのでござる?
どちらにしろシックスターボのキャラクター性を語るのであれば、個人設定が紹介されているマイクロマスター版に頼ることが大きいのでござるよ。
なお、商品自体は1992年の設計なので、当時の合体ロボ同様に可動部分が皆無でござる。
現在の玩具技術でリメイクしてもらいたい合体戦士でござるが、昨今の米国中心展開のトランスフォーマーじゃ難しそうでござるよな。
さて、本シリーズではシークレットとして混入されているブラックバージョンは①~⑥まで存在し「6体集めてリバースエボリューション・シックスターボを完成させよう!」と行きたいところでござるが、拙者はリバースエボリューション・ロードポリス(6体合体シックスターボ①、ロードポリス、300円)、リバースエボリューション・サーキット(6体合体戦士シックスターボ③、サーキット、300円)、リバースエボリューション・ネオホイール(6体合体戦士シックスターボ④、ネオホイール、300円)、リバースエボリューション・サイレーン(6体合体戦士シックスターボ⑥、サイレーン、300円)の4種しか集められなかったでござる・・・
故に、6体合体闘士 リバースエボリューション・シックスターボは中途半端な合体になるのでござるよな・・・ (笑)
なお、設定上のリバースエボリューション・シックスターボは、マインドチェンジャーウイルスによりターボチームがデストロンに逆進化した姿を再現した商品でござる。
説明書に記載されているストーリーでは、デストロン化したターボチームを元に戻すべくサイレーンが、合体によりワクチンを5体同時にインストールするのでござるが・・・
拙者の捕獲品では、あきらかにストーリーを再現できないでござるよな。 (笑)
商品はリバースエボリューション・シックスターボの頭部しか塗装されていない商品なので残念な完成度でござるが、下手に塗装強化した商品だったら極悪なプレミアが付いていたかもしれないでござる。 (笑)
なお、2004年の海外販売ではシックスターボは「TRANSFORMERS UNIVERSE」商品として販売され、プロテクトボット(C-76、ガーディアン、5500円)のマイクロマスター版としてディフェンサーの名でバラ売りされたでござるが、ブラックバージョンは未販売にも関わらず、海外ファンからはメナソー(D-55、メナゾール、5500円)の名で呼ばれているのでござるよな?
まあ、コレ以後スタントロン部隊の名を関する商品は何でも有り状態になっているでござる?
しかしまあ、シークレット扱いのブラックバージョンで6体合体を再現するのはキツイでござるが、商品としてみた場合、本品は商売下手なタカラ商品のなかでは成功したシリーズだと思うのでござるが、コンビニ売りの宿命ゆえに販売期間が短い商品だったのが悔やまれるでござる。
現行のEZコレクションにも専用ストーリーやキャラクター説明を記載したブックレットを付属させるなど、本シリーズなみの工夫が欲しいでござるよな。
・・・シークレットは勘弁してほしいでござるが。 (笑)