やあやあお待たせでござる!
2012年辰年のトランスフォーマー一発目ネタはドラゴンにするのがお約束ゆえに満を持して登場でござる。
そう、縁起物としては十二支以外にも四聖獣で、東の青竜・西の白虎・南の朱雀・北の玄武が知られていたりするでござるが、トランスフォーマーで四聖獣の青竜を担当するのであれば、デザインや商品サイズを考慮して間違いなく、「TRANSFORMERS ROBOTS IN DISGUISE」商品として販売されたクライオテック(USAエディション、クライオテック、3980円)でござろうな。
本品「トランスフォーマー カーロボット」海外展開時の2001年に米国ディスカウントストア・ターゲットにて限定販売された玩具オリジナルの商品で、劇中には登場せず商品数を水増しする為に販売された商品でもあるでござる。
なお、本品は「ビーストウォーズ メタルス]商品として販売されたメタルス・ドラゴンメガトロン(D-47、メタルス・ドラゴンメガトロン、3500円)の成型色変更品で、2002年にUSAエディションとして日本販売されたときもパッケージには日本語表記シールが貼られたものの説明書は大雑把な英文表記のままで、詳しい説明の無いキャラクターだったでござる?
本品はメタルス・ドラゴンメガトロンとは対称の青い竜であり、メタルス・ドラゴンメガトロンを火竜に例えるのであれば、クライオテックは氷竜のイメージがあるでござるな。
しかし、残念ながら本品の設定ではプレダコン(デストロン)所属のはずでござるが、役割がドラゴンのままになっている謎のビースト戦士なのでござるよな?
商品は基本的にメタルス・ドラゴンメガトロンと同じで軟質素材による竜の首はレバー操作で左右に動かす事が出来、手動開閉の口内にはミサイルをセットして発射することも可能でござる。
魔や、翼はレバー操作で開閉し、開いた状態で固定することも可能でござる。
ただ・・・ この翼は収納時の固定差かもしれないが、左右の翼の曲がり具合が若干異なるので違和感があるのでござるよな?
まあ、元々左右対称のデザインだったり、メッキ部分の色合いが異なっているので故意かもしれない可能性もあるでござる? (笑)
因みの、当初の日本販売ではブルー・ドラゴンメガトロンの名称で販売予定だったらしいでござるが、結局クライオテックのままで販売された商品でもあるでござるよ。
故に本品はメタルス・ドラゴンメガトロンとは別人のキャラクターになる訳でござるな。
商品は3弾変形で、ヴィークルモードちゅーか・・・ フライトモードに変形できる訳でござるが、何故か本品は海外販売されたメタルス・ドラゴンメガトロンと同じく首のレバーが上下逆に取り付けられており、ドラゴンの首を伸ばしたまま固定することが出来ないなのでござるよな?
故に操作レバーをいったんプラスドライバーでネジを外して向きを変えたわけでござるが、説明書いらすとでは向きが逆のまま描かれており、ストッパーの存在も紹介されておらず、脚部のホイールカバー(?)転回も紹介されないままの一枚絵でヴィークルモードを紹介した大雑把な説明書には相変わらず呆れるでござるよな・・・
訴訟大国米国の取扱説明書は細かいと良く聞くでござるが、また一方で説明書を読まない文化もあると聞くので本品のような大雑把な説明書もまかり通るのでござろうな? (笑)
なお、フライトモーソでの基本ギミックは転がし走行とドラゴンヘッド及び尻尾からのミサイル発射ギミックで、付属のミサイル3本中1本の予備ミサイルが余剰パーツとなる当時の商品では珍しい設計だったでござるよな。
なお、本品あるいはメタルス・ドラゴンメガトロンを所持している御仁ならお気づきでござろうが、本品の尻尾も軟質パーツで一体成型されている為に固体差で妙な歪みが生じていたりする訳でござるが、それ以前にミサイル発射ギミックを備えたロボットモード頭部のフライトモードでの収納位置に違和感を感じないないでござろうか?
そう、むき出しのロボット頭部は実はドラゴンの尻の穴に収納できる設計なのでござるが、軟質パーツの尻尾に回転軸がない無いために向きが逆になるので採用されなかったような変形ギミックでござる?
元々はボールジョイントを使用した複数のパーツで構成された尻尾だったかもしれないでござるが、安全基準とコストダウンで見直されたものかもしれないでござるな?
ロボットモードの変形は一見立ち上がっただけの単純変形に見えるでござるが、胴体部の上下入れ替えや右腕の収納など複雑な変形方法だったりするでござる。
ロボットモードは破壊大帝らしい威厳のあるデザインが魅力でござるが、頭部の中途半端な造形が気になってしまうでござるな。
そう。ミサイル発射機能を有した頭部カバーは開閉可能で頭部を露出できるのでござるが、コレじゃない感が強い造形なのでござるよな?
なお、胸部のエネルギークリスタルカプセルにはメタルス・ドラゴンメガトロンで削除されたスパークの擬人体(?)である人型のソウルフィギュアが収められていたりするでござる。
メタルス・ドラゴンメガトロンとの色以外での差別化でござるが、できれば同じサービスパーツなら左腕に専用武器パーツを保持できるとかキッチリとしたキャラクター設定が欲しかったものでござるよ。 (笑)
そう、能力値は体力(8)、知力(10)、速度(8)、耐久力(8)、地位(9)、勇気(7)、火力(8)、技能(9)と設定されており、武器はドラゴン口内とロボット頭部より発射されるミサイル(アイスビーム)となっているでござるが、プレダコンズでの役割や性格など記されていないでござる?
おそらく、オプティマスプライム(C-001、スーパーファイヤーコンボイ、4980円)が活躍する地球とは別の宇宙で行動中のプレダコンズの1人なのでござろうな?
なお、本品は少々クセの有るデザインなのでポージングがとり難く、余剰パーツとなる予備ミサイルは右手に保持する情けないポージングになってしまうでござる・・・
う~む・・・ 長剣などの専用武器がほしいところでござるよな。
本品は13年前の商品で、現行でも十分通用する代物でござるが、やはり現在解釈でリメイクしてほしい商品でもあるでござるな。
ちゅー事で2012年度トランスフォーマーネタ一発めは青竜のクライオテックだった訳でござるが、ドラゴン系トランスフォーマーは欧米文化圏の販売中心となるので如何しても西洋竜になる傾向が強いでござる。
今後、日本アジア圏の文化が受け入れられるのであれば東洋龍をイメージしたドラゴン系トランスフォーマーが登場するかもしれないでござるよ!
まあ、そのためにはシリーズ存続が大事でござるよな。 (笑)