ごきげんようでござる!
格闘ゲームの「鉄拳」や「キングオブファイターズ」が映画化されるそうでござる。
国際色豊かなアクション映画は日本製作よりも海外作品の方が優れていたりするのでござるが・・・
原作ありのアクション作品になると、原作を何処まで把握しているのか分からない作品に成ってしまうものでござるよな。 (笑)
日本産作品が世界的に注目を浴びるのは良いことでござるが、海外事情により改ざんされ全く違う作品になってしまう事には残念でござる。
原作の世界感というか持ち味くらいは残してもらいたいのでござるが、結局のところコンセプトと作品タイトルしか共通点が無い作品が多すぎるのでござるよな。
拙者は、タカタ派でござるから「闘神伝」支持者になるのでござるが、「鉄拳」と「キングオブファイターズ」のファンの御仁には御愁傷さまとしか言えないでござる・・・
まあ、しかし・・・ 拙者も純粋に格闘ゲームで言えば「ストリートファイター」シリーズの支持者でござるから、海外映画&国内TVアニメなどなどで煮え湯を飲まされているでござる。 (笑)
ちゅー事で、今宵は1995年展開の「トランスフォーマー G2」よりクラシックカーに変形するデストロン軍団ストリートファイター
ファイアボット(TRF-6、ファイアボット、800円)の紹介でござる!
本品はトランスフォーマー第2世代として企画された変形とロボットモードの可動を重点に置いたアクションフィギュア的な要素と、電飾発行(LR-44ボタン型乾電池2個使用)ギミックを内蔵したレーザーロッド商品の1体でござる。
「トランスフォーマー G2」は海外では1993年よりスタートし、本品も米国展開では1994年にデストロン軍団市街戦々略家、シズルの名前で販売されており、欧州展開では、役職が陽動兵(おとり役)で、名前がファイヤーボールとして販売されているでござるが、名前が異なるだけで商品本体の違いは無い様でござる。
日本版も商品的には同じでござるが、シズル(D-320、580円)の名前は既にデストロン商品(海外では、C-314、ホットスパーク、580円の成型色変更品がシズルとして販売されている)で登録されているための変更と思われるでござるが・・・
何故かファイアーボールでも良いのに、サイバトロンのモンスター部隊ファイアーボットと良く似たファイアボットに改名されたのでござるよな?
まあ、スパークギミック(火花)を搭載している訳でもないが、ややこしいネーミングなのでござるよな?
考えられる事といえば・・・ 悪さを働く事により、良く似た名前でファイアーボット部隊の評判を落とす狙いでござるかな? (笑)
因みにトランスフォーマーでは珍しい、ストリートファイターの役職は時代的に、CAPCOMの格闘ゲーム「ストリートファイターⅡ」の影響がまったくないとは言えないでござるよな。 (笑)
なお商品は、日本では珍しいクラシックカーのカスタムカーであることは、G2商品が海外展開中心だった事が窺えるでござるな。
まあ、日本で同じ様な車種となると暴走族仕様の改造車か・・・
現代的に当てはめれば、痛車でござるかな?
商品の発行ギミックはフロント部のスイッチを押すか、床に車体を押し付ける事によりエンジンブ部の突起が赤く発行するでござる。
武器であるレーザーロッドは車体裏に取り付けて、リアバンパーと排気管を再現する設計は余剰パーツ対策に一役買っているでござる。
ロボットモードの変形は簡易でござるが、電飾ギミックが詰まったフロント部(胸部)は目立つもののバランスの良いプロポーションでござる。
しかも、可動箇所が多く腰部には変形ロボでは珍しいミクロマンなどのアクションフィギュアに多く見られるゴム(?)による結合方式を採用しているでござる。
発行ギミックはロボットモードでもエンジン部を光らせる事も可能でござるが、胸部の電飾ケーブルを引き出して右手首に差し込む事にによって、右手に保持させた透明パーツの武器(レーザーロッド)を赤く発行させるでござる。
無論、スイッチ操作はヴィークルモードと同じでござる。
なお、本シリーズは従来のトランスフォーマーと異なり付属武器が剣(レーザーロッド)のみという銃社会アメリカらしからぬ設計思想は珍しいでござる。
故に、銃を持たない一般市民が武装(?)したイメージがあるのか、本体にはデストロンやサイバトロンの軍団マーキングが施されていないのでござるよな。
まあ、旧軍団が解体(?)されて新しい軍団となった為に軍団マークは付けていないのかもしれないでござるが・・・ (?)
しかしまあ、ケーブルで繋がった剣というのは現実的には使いにくい武器でござるが、これはこれでカッコイイというか、下手なビームサーベル系の刀剣よりも説得力があるでござるよな。
なお、首の後ろに貼られた注意書きのシールは剥がしてしまう方が良いのでござるが、資料価値を考えて貼り付けたままでござる。 ・・・まあ貧乏性なのかもしれないでござるが。 (笑)
さて、ファイアボットの設定は、セイバーチタニウム製の頑丈なシャーシが自慢で、ストリートファイトでは負け知らずだそうでござる。
実戦では、相手に醜い傷跡を残す稲妻型のレーザーロッドを使いこなし、胸部より発生させるステルスシールドにより、相手の視界から姿を消して隠密行動をとったり奇襲攻撃を行うそうでござる。
因みに拙者は米国設定の役職、STREET WARFARE STRATEGISTを「市街戦々略家」と訳したでござるが、米国設定のドラッグレースの覇者とかの項目をみれば民間人であるばあいは「街の戦闘戦略家」とか「民間戦略家」と訳した方がいいのかもしれないでござる?
まあ、ややこしければ、シズル、ファイアーボール、ファイアボットは全くの同型で別人と考える方が楽かもしれないでござるな。 (笑)
トランスフォーマーG2は、TVアニメもなく日本でのコミック展開がない玩具オリジナル作品だったので知名度は低いでござるが、現在でも通用する傑作玩具が多いのでござる。
故に、レーザーバイクやサイバージェットなどの数多くは成型色を変更して再販されているでござるが、何故かレーザーロッドの4体は再販されないのでござるよな?