トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

ブラック★ウィドー

2010-12-10 16:16:18 | BW・リターンズ

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ごきげんようでござる!

ロボットの性別に人間的特徴を取り入れたデザインはオカシイとか女性蔑視だとか言われるでござるが、女性のトランスフォーマーであるからこそ女性的特徴を現すデザインの商品の方がファンとしては嬉しいものでござる。

まあ、人間的女性の特徴をデザインンに取り入れただけで、「やりすぎだ!」「気持ち悪い!」「変体」「ロリコン」などという一般人の意見もあるでござるが、見た目のデザインは大事だと思うのでござるよ・・・

そう、デザインが出来てしまえば設定なんて後から考えれば良いだけでござる! (笑)

今宵は2004年に「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ リターンズ」商品として販売された、サイバトロン・妨害工作員

ブラックウィドー(BR-04、ブラックウィドー、1999円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は2000年に海外で販売されたビーストウォーズ3部作の「BEAST MACHIES」版ブラックアラクニア(日本未販売)の成型色変更商品でござるが、より劇中に近いカラーリングに変更された商品でござる。

「ビーストウォーズ リターンズ」の題名は「BEAST MACINES」の日本名であり、1999年放送作品が2004年にようやく日本でも展開されたという意味を含めて「帰ってきたよ!」のリターンズでござる!

なお、日本販売商品は劇中登場キャラしか販売されず、シリーズすべてトイザらス限定販売という変則的な販売方法が行われたでござる。

まあそれゆえかパッケージデザインはスライド式ブリスターパックを採用しており、説明書はパッケージ裏に描かれただけで、キャラクター設定すら記されていない少々残念なパッケージでござる。

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なお、1999年販売の「BEAST MACHINES」の商品はCGアニメ製作側の暴走と玩具製作側の意見が反映されていない為に劇中デザインと似ている商品は少なく、本品を含む2000年販売商品はCGアニメに近づけてデザインされたはずなのでござるが、何故か劇中のカラーリングとは異なり海外ファンでさえも戸惑ったそうでござる・・・

理由は定かではないでござるが、ビーストウォーズの終焉を迎えた原因の一つでござろうな?

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ゆえに日本販売では劇中のカラーリングに似せて販売しており、多くの海外ファンも買いあさったと聞くでござる。 (笑)

確かに劇中のグロテスクなカラーリングを再現しており、クリアパーツ多様することによって勇気生命体と機械生命体が融合したテクノオーガニックスパイダーらしい商品でござるな。

ただ・・・ クモの目が塗装されていないのが残念でござる。

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商品ギミックはクモの前脚を動かすと牙が連動して動くアクションギミックを備えているだけで、スパーククリスタルに連動したギミックもないデラックスクラスの商品でござる。

まあ、コレが物足りないという御仁もいるでござるが、本品の魅力はロボットモードーにあるでござる・・・

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「あたしキレイ?」

ロボットモードは数あるトランスフォーマーでも最も細身で女性らしいシルエットでござるが・・・

一般ウケするようなデザインではないのでござるよな・・・

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ハッキリ言ってしまえば、「グロイ!」「怖い!」で、萌キャラ最前線の日本では辛いキャラクターでござる。

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流石に玩具では、CGアニメに似せたとはいえ目が6個ならぶ劇中の顔は変更されて、バイザーを装着した姿でデザインされており、バイザーを開閉する事により6個の目を再現しているでござる。

日本版ブラックウィドーの口癖である「あたしキレイ?」のセリフは自虐ギャグ以外に何者でもなく、声優を勤めた柚木涼香嬢も豹変には戸惑いつつ「ビーストウォーズの萌キャラ」と開き直っていたでござる。

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いや~あのグロくて暗い「BEAST MACHINES」を原文のまま放送していたら救いようの無い作品になっていたので、ビースト劇団によるノリの日本語訳は成功でござるよな。 ・・・まあ、細かいツッコミどころは多数あるでござるが、サラっと流すでござる。 (笑)

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そう、一応正義のサイバトロン所属であるブラックウィドーのデザインは元デストロン兵士とはいえ、あまりにも怖く子供が泣きそうなデザインは一部の人からは賞賛されようとも、一般的には怖く、外見で人を判断しちゃいけないという事を強調するするうえでもテンポの良い明るい会話は大事なのでござるよな。

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なお、日本版商品ではキャラクター設定が記されていないので海外版ブラックアラクニアの設定を紹介しておくでござる。 能力値は体力(5.5)、知力(9.3)、速度(7.2)、耐久力(6.8)、地位(5)、勇気(7.6)、火力(6.1)、技能(8.5)で、武装の金属劣化ウェブを使って敵を捕獲したり攻撃したり、自らの防御にも使用可能でござる。

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しかし、残念ながら商品では武装関係のギミックは再現されていないでござる。

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それどころか、パッケージ裏の取扱説明書では、ロボットモードのアクションギミックとして上半身の可動が紹介されていたりするのでござるが・・・ たた単に本品の上半身と下半身はボールジョイントで接続されているだけのじょうたいであり、バネ等を利用したスイングアクション・ギミックを内蔵した商品ではないのでござるよ・・・

そう、ただ「ここ動く~」の関節であり、アクションギミックとは呼ばないのでござるよな?

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う~む・・・ バカ殿と化した恋人のシルバーボルト(BR-10、シルバーボルト、1499円)はレギュラーサイズの商品で販売された為に、並べると不具合になるなど違和感があるのでござるが・・・ よくよく考えると本シリーズに置いて恋人関係(?)にあるカップルでは女性側(BR-13、ビーコン・ストライカ、1799円)はデラックスサイズで販売されているのに対し、男性側(BR-14、ビーコン・オブシディアン、1299円)はレギュラーザイズで商品化されているでござる?

これは米国における女性優位を皮肉った商品展開なのでござろうか?

真意は如何あれ、何を意図して設計された商品か計り知れないでござるが、本品はクセのある商品で万人に受けるものではないでござるな。

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まあ、「打倒!日本の萌キャラ文化」を意識してデザインされたものではないとしても、女性美を美しくデザインに取り入れる感性と美しさの中にある怖さを表現したデザインちゅーのは違うでござる。

そう、日本人の場合は外見が人間に近いほうが親しみがわく文化に対して欧米で人間に近いデザインの方が騙されそうで怖いという意見もあるでござる。

まあ、日本の現用ロボットでも下手に人形の顔をしたロボットは怖く感じるもので、外見蔑視ではないにしろ、美人に見える顔は大事だと思うでござる。 (笑)


だな!

2009-10-17 18:53:20 | BW・リターンズ

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ごきげんようでござる!

裏切り寝返りの人間関係は現実味とドラマ性重視の重みの有るエピソードでござるが、敵側から見方となり改心する「善対悪」の勧善懲悪であれば、良いのでござる・・・

が、正義陣営から敵側に寝返る場合だと、非常に後味が悪いでござる。

故に多くは悪役側の完全なスパイである場合や、敵に洗脳されたり、騙されていたりするので、対決により元の鞘に納まる段階があり、ドラマの見せ場となるでござる。

しかし、昨今の勧善懲悪を一方的な立場でしか捕らえていない偏見ということで、「正義対考え方の異なる別の正義」という風潮が強くなり、悪役(絶対悪)が存在しない世界感が構築されており、主人公でさえ対立組織の正義に振り回されたあげく、自分の信念により「己の正義」で行動する状況なのでござるよな。

まあ、教育上「敵」を作らない友愛な考えは分からないでもないでござるが、言い換えれば「自分だけが正しい」「俺が正義だ!」の考えを助長する訳でもあるでござる。

しかし・・・ ドチラかと言えば現在日本の教育は「敵」を作らないために、自らが譲歩して言いなりになる「日本人愚民化計画」なのでござるよな?

そう! 考え方の異なる敵側が譲歩しないで一方的に敵視するのであれば、争いを避け、言いなりになるよりも戦う意思を示すの「正義」も教育だとおもうのでござるよ。

まあ、一概にドレが正しいとは言えないでござるが、一方向(流行りモノ・同系列の作品)に流されずバランスの良い作品配分であれば問題は無いと思うのでござるよ。

拙者的には現実で似たような経験もあるので、フィクションでも立場上「己の正義」を貫いて、かっての同士(仲間)と対立する姿を描いた作品は悲しいと思うのでござるよな。

ちゅー事で、今宵は「ビーストウォーズ・リターンズ」より、デストロン軍団・タンクドローン指揮官、タンカー(BR-06、ビーコンタンカー、1499円)の紹介でござる!

Photo_28 本品はCGアニメーション「ビーストウォース」第3弾目にあたる「ビーストマシーンズ」の日本展開版「ビーストウォーズ・リターンズ」であり、商品は2005年にトイザらス限定販売商品として登場したでござる。

2000年に海外販売の「ビーストマシーンズ」版タンカー(日本未販売)は、CGアニメのデザインと異なるメガサイズで販売されており、翌年の2001年には、CGアニメのデザインに似せた、ベーシックサイズ商品ののタンクドローン(量産型・タンクドローン、日本未販売)が販売されており、日本販売品の本品はベーシックサイズの量産型タンクドローンを、CGアニメに似せたカラーリングに変更し、ビーコン(ヴィーコン)軍団のエンブレムを貼付して、タンカーとして販売した商品でござる。

ただ・・・

本品の製造年の刻印は2004年に変更されており、拙者の場合は、量産型のタンクドローンを所有していないので、成型色・塗装箇所以外の差異は確認できないでござる?

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まあ、CGアニメでは量産型のタンクドローンタンカーも同型でござるから、劇中本編では区別がつかない場合も多々有るでござる。 (笑)

しかし、日本販売の本品はカラーリング的にも劇中に一番近い商品なのでござるよな。

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まあ、拙者的には指揮官くらい別のデザインでも良いと思うのでござるが・・・

「格差の無い平等社会」個性はないけど、皆同じ~♪ を、極端に表現すると、このようになるのでござるよな。 (笑)

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劇中(日本語吹き替え)でのタンクドローン部隊の行動音が、キャタピラ音ではなく・・・

だなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだなだな・・・・

の大合唱だったのは印象深く残っており、ただでさえ暗くて重い作品を吹き替えによりコメディ要素を付け加えている事で、面白くもないドラマを見せる工夫がなされている日本版の演出は評価したいでござる。

拙者も、あのシーンを見れば、同じ商品を複数購入しようかと思ったものでござる。

まあ、雑魚キャラは何体あっても無駄にならないでござるからな。 (笑)

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商品にはミサイル発射機能があり、エフェクト表現されたミサイル(レーザー)をレーザー砲のスパーククリスタルを押しながら転がし走行を行うと、キャタピラ(ダミー)に連動して砲身を回転させながらミサイルを発射するでござる。

拙者的にはミサイルの成型色は海外販売版のようにクリアレッドであれば、良かったのでござるが、パーツ分割上青くなったようでござる。 (残念)

これも、成型色変更品の宿命でござるよな。

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ロボットモードの変形は簡易で、CGアニメの特長を捉えてはいるのでござるが、小型商品である為の少々細身な感じがするでござる。

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まあ、ウルトラサイズ並みの商品であれば、指揮官として納得できるデザインでござるが、小型商品だと、雑魚にしか見えないデザインでござるよな。 (笑)

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なお、商品ギミックはロボットモードでもミサイルが発射可能でござるが、発射方法はレーザー砲下部のキャタピラと連動していたギアを手動で回転させる方法でござる。

砲身の回転は劇中を再現しているでござるが、砲身の形状を再現するのであれば、先端部を塗り分ける方がソレっぽく見えるでござるな。

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さてさて、劇中でのタンクドローンとは、自己意識が有るのか無いのか分からないでござるが、個人としての行動は規制され、命令にしたがうロボットに改造されているでござるが、同型のボディ(?)を有する指揮官(将軍)クラスは個性が与えられているようでござる?

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タンカーの性格は行く手の全てを破壊する無慈悲で冷酷な性格で、自らも戦いながら戦略を施す知将のようでござるが・・・

タンカー自身のスパークは、ライノックス(C-7、ライノックス、1500円)本人のものであり、タンカーこそメガトロン(BR-05、メガトロン、2999円)により改造されたライノックス本人なのでござるよな。

故に、海外設定での役職がプレダコンズ(サイバトロン)将軍と紹介されていたのでござるよな。

拙者も当初は、表記間違いかと思ったでござるが、このような背景があったのでござるよな。

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しかも、悪い事にタンカーの場合は、メガトロンの呪縛から開放されてもサイバトロンにもどらず、そのままデストロン軍団を乗っ取る策略を立て、自らの意思でサイバトロンも敵に回す小悪党となったのでござるとな。

誠実な性格のライノックスを知っている御仁であれば、劇中登場キャラ以上にショックを受けたことでござろうな・・・

まあ、ライノックス自身も、その気になればサイバトロンのリーダーとなれる器をもっていると紹介されており、デストロンに再プログラミング処理(16話、ライノックス大暴れ!)をされたサイには、デストロンのリーダーの座を狙うべく奮戦していたりするので、本質は変わらない性格だったのかもしれないでござるが、コンボイ(C-1、コンボイ、2980円)との友情に板ばさみされていたおかげで、リーダーの野心は捨てていたのかもしれないでござるな。

それが、タンカーとして転生したおかげで、コンボイの為に諦めた野心が復活したのでござろうな・・・

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そう・・・

テレビの前で見ているファンは、何時か元のライノックスに戻ると思い見ていたはずでござるが・・・

最後まで「自分の正義」を貫いてしまったのでござるよな。

「ビーストウォーズ・リターンズ」が完全日本製作であれば、タンカーライノックスとして復活していたはずでござるが・・・

まあ、敵となった旧友は敵でしかない事を象徴する現実実のあるメッセージは、如何にも海外作品らしいハードなドラマ構成なのでござるよな。

教育上、友情・社会道徳などのタテマエを優先するか現実味の有る悪意・策略を作品に盛り込むか難しいところでござるよな。


いいかげんにしなさ~い!

2008-09-18 16:24:09 | BW・リターンズ

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「みんな、国民年金払ってる?」

さてさて、コレまで中途半端な女性トランスフォーマーを紹介してきたでござるが、今宵は完全に企画・設計を女性として商品化された、「BEAST MACHINES」のストライカ(日本未販売)の日本版である、2005年に販売された「ビーストウォーズ・リターンズ」仕様の、ビーコン軍団・タンクドローン指揮官、ビーコンストライカ(BR-13、ビーコンストライカ、1799円)の紹介でござる!

Photo_2 2000年に製作された「ビーストマシーンズ」は諸事情により、日本での展開は見送られ、2005年に、改めて「ビーストウォーズ・リターンズ」として日本公開されたでござる。

商品はトイザらスより店舗限定販売が行なわれたでござるが、全ての商品が販売されず、TVアニメに登場したキャラクターのみが選抜され販売されたでござる。 (残念)

しかし、後発販売である為に、各商品はTVアニメの劇中イメージに合わせるべく、カラーリングを変更して販売された為に、日本ではサッパリ売れなかった商品でも、海外ではプレミアが付いていたりするのでござる。 (笑)

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まさに本品は、米国販売品と全く異なるカラーリングなのでござるな。

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残念ながら拙者は、ビストマシーンズ版ストライカさんは未入手でござるが、最初に彼女を見たときには驚いたでござるよ。

コレまでの女性ロボのイメージを打ち壊してくれた、というか・・・新たな感動を貰ったというか・・・ 如何しても女性型ロボのイメージは、細身で軽量なスポーツカーとかバイクとか航空機をイメージしていたのでござるが、本品はどすこ~い!なイメージの6輪装甲車(タンクドローン)なのでござる。

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どっしりとした安定感は、正に母性そのもの・・・

そう! セクシーで半裸で乳がデカイだけが女性ではないのでござるよ。

目が覚めた! 商業的には美人の方が良いのであるが、流石は米国でござる!

おばちゃん体型でも、商業デザインにしてしまうところは、日本人の感性には全くなく、好みが分かれるでござるが、称賛はしたいでござる。

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さて、商品はスパーククリスタルを押す事により、砲身が交互に前後して射撃状態を再現しており、砲身はミサイルとして、押し出し式で発射可能でござる。 (オイオイ)

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ビーストマシーンズのビーコン(ヴィーコン)軍団商品は生物的表現が取り入れられられており、コクピット(?)にあたる首が上下し、御丁寧に口(?)の開閉まで再現されているのでござる。

デザイン的には好みが分かれるでござるが、細かいコダワリ(?)には称賛するべきでござる。 いやはや、見た目で物事を判断するべき商品ではないでござる。

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しかし! 第一印象は大事であり、買わなきゃ商品の魅力が伝わらないのは辛いところでござる。

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そう・・・ ロボットモードのデザインがコレで「女性型ロボットだ!」と言われたら、事前知識の無い日本人にはどれだけの説得力があるのでござろうか?

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特に昨今の日本では、美少女型の素体ロボにゴテゴテと武装等の外装パーツを取り付けたロボットが闊歩する時代であれば可也辛いでござる。 ・・・まあ、拙者も美少女型のロボットは嫌いじゃないのでござるが、集団で・・・否! それしか出てこない作品(シリーズ)は引いてしまうのでござるよ。 (男女平等!)

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しかし、本品は1発目で万人受けしないデザインでござるが、「美人は3日で飽きるが、ブ〇は見ていて飽きない」の如く、なかなかに興味深いデザインなのでござる。

←写真は説明書の指示での首位置でござるが、何かバランスが悪く、劇中のイメージとも、少々異なるでござるが、→の写真のように、頭部カバーを倒して、首の位置をずらせば、横から見た時のバランスは良くなり、劇中イメージに近い様な気がするのでござる?

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まあ、スパーククリスタルを押すギミックを考えれば、頭部カバーは倒さない方が押しやすい事も事実でござる。

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さて・・・ 本品を女性らしからぬ体型と御嘆きの御仁も良くみてくだされ、豊満な胸に細い胴回り、細くて長い足!

両腕は、ビーコン軍団では珍しく、平手で5指を有しているのでござる。

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しかも、その指は歴代トランスフォーマー商品で一番イロっぽい指先なのでござる。 (笑)

更に常識を疑う、細い足はストッパーの御蔭で、背面に重量が集中しつつも、自立する接地性をほこり、ニトロコンボイ(GC-10、ニトロコンボイ、2000円)よりも立たせやすいのでござる。

まあ、ボールジョイントゆえに個体差は有るのでござるが・・・

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奇天烈なデザインなれど、6輪のタイヤ配置は、余剰パーツではなく、何らかの意味を持たせたデザインであることは評価したいでござるな。

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そう・・・ 一見、女性に見辛いデザインでござるが、よ~く見てみると、女性の特徴的なパーツを、思いっきり抽象的なデザインで製作されているのでござる。

ヘタをすれば、女性人権団体からクレームが来そうなデザインなのでござるよ。 (笑)

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まあ、美人ばかりを商品化して、「女性蔑視」 のレッテルを貼られるのを回避したのか?

と、思いたいのでござるが・・・ 美人って商品化していたのでござろうか?

美人の基準は人それぞれでござるからな~ (笑)

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最近では、南海キャンディーズのしずちゃんは美人になってきてるでござるからな~

まあ、調度ストライカさんの相方であるオブシディアン(BR-14、ビーコンオブシディアン、1299円)は同じ様な対比でござるから、ストライカさんの平手は、オブシディアンに「なんでやねん!」「いいかげんいしなさ~い!」とツッコむ為のモノなのでござるな。 (笑)

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しかし・・・ ストライカさんは、こんなデザインなので擬人化すればオバチャン体型と呼ばれるのかもしれないでござるが、細かいパーツを検証して擬人化すれば、長身で大柄・巨乳の髪の毛をアップしてオデコを出したアメリカンビューティな女性になるのではないでござろうか。 (笑)


怪物くん

2008-08-23 05:22:28 | BW・リターンズ

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーを研究しているとカテゴリーに分類できにくいキャラクターも多々登場するでござるが、1999年の「BEAST MACHINES」は日本人の趣向・感性を全く無視して展開されたシリーズゆえに理解しがたい商品も多く、中でもノーブル(日本未販売)はTVアニメに登場するキャラクターを商品化した訳でござるから・・・ 本来ならばゲストキャラクターを商品化した部類にはいるキャラクターなのかもしれないでござる?

ちゅー事で、今宵は2005年に「ビーストウォーズ・リターンズ」として日本販売されたノーブル(BR-11、ノーブルサヴェッジ、1799円)の紹介でござる。

Photo さあ、困った・・・

このキャラクターを如何紹介してよいものでござろうか?

「ビーストウォーズ・リターンズ」は一応「ビーストウォーズ」3部作を締めくくる作品であり、ノーブルの登場は15話~17話登場のゲストキャラクター的な存在でござるが、無駄に話をややこしくしたキャラクターであり、ストーリーを左右する存在(?)だったりするのでござるよ。 (ネタばれ有)

そう・・・ 本品は最初にストーリー有きで製作された数少ない商品なのでござるな?

しかも・・・ 本品のパッケージングはビーストモードでなく、ロボットモード(?)でパッケージングされており、右腕のギミックのおかげで、妙なポージングなのでござる。 海外版も同じでござるが、本品はブリスターパックよりも箱で販売すべき商品だったと思うでござるよ。

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さてさて・・・ ノーブルのビーストモードである目無し竜(ドラゴン)はサヴェッジと呼ばれており、ノーブルの意志とは関係なく本能で行動するモンスターでござる。

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サヴェッジのデザインは珍しく左右対称ながら2本の尻尾と翼を持つドラゴン系のモンスターなのでござるが、頭部に目を有しない珍しいデザインでござる。

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この中途半端なデザインには一応理由があり、劇中設定では メガトロン様(BR-05、メガトロン、2999円)の切り捨てた有機生体部品(?)なのでござる。

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余剰パーツだから必要な目が無かったり、生体組織ゆえの本能のみが行動する生命体なのでござる。

なお、劇中では目的地を目指し火を噴いて暴れる存在なのでござる。

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サヴェッジのギミックは左頬(首)部分に青い突起があり、押す事により口を開閉するのでござる。

変なデザインながら、妙にCGデザインと似ているのも無駄に凝っているのでござるよ。

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残念なのが、翼は塗装処理なのでござるが、コレが本体よりも明るすぎてイヤ~ンな感じなのでござるな。

まあ・・・ ソレは置いておくとして・・・ 本品の変形パターンは、ちと複雑なのでござるが、変形説明書はパッケージ台紙の裏に簡単に記されているために、細かいパーツの移動位置が判りづらいのでござるよ。 説明書は別に印刷すれば、もう少し説明文と変形図(写真)が増やせて、キャラクター説明を台紙に印刷できたものを・・・

トイザらス限定販売とはいえ、一般人にアピールするには辛いパッケージであり、商品の魅力を伝え辛いパッケージでもあるでござるよ。

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そう・・・ 変形はサヴェッジの背中のコブにノーブルの頭部を収納していたりと、無駄に凝っており、劇中デザインとは翼が異なるものの、最限度は高いでござる。

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そう・・・ デザインを重視しすぎてチータス (BR-02、チータス、2999円)と同じく細い足と獣脚である為に非常に接地性が悪いのでござるよ。

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しかも、もっと謎なのが ノーブルのデザインが狼獣人(モンスター)なことでござる。

そう! ノーブルはロボットモードではなくビーストモード(?)なのでござる。

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即ち! ノーブル サヴェッジも、ビーストモード(?)なのでござるな。

確かに日本未販売のミュータントビーストはロボットモードを持たない動物から動物に変形するトランスフォーマーでござるが、ノーブルはトランスフォーマーと呼べる存在なのかも疑問でござる?

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劇中では自分が何物か解らず、サイバトロン(海外名、マキシマル)と行動を共にするのであるが・・・ 如何も米国の精神論は日本の考え方と違うようで、上手く翻訳されていないような気がするのでござる。

先に述べたとおり、ノーブルサヴェッジは別人格であり、互いの存在を認めていないようなのでござるが、サヴェッジの性格(本能)は切り落とされたメガトロンへの帰巣本能(?)と考えられるのでござるが・・・ ノーブルの性格って誰?

メガトロン様とは異なる性格であり、狼モンスター風の容姿は全くメガトロン様の特長を受け継いでいないのでござる。 (?)

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本品はバトルフォーザスパーク商品である為に、右腕にスパーククリスタルが装備されており、翼の下に隠された背中のレバーを動かす事により、ゼンマイが巻かれ、スパーククリスタルをズラす事により右腕が回転するギミックを内蔵しているのでござるが、このスパーククリスタルはマクシマルヴィーコンのマークが交ざったデザインなのでござる。

そう・・・ サイバトロンでもデストロンでもない存在なのでござる。

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しかし・・・ 実は ノーブルには、メガトロン様のスパークが宿っていたのでござる。

そう・・・ ここで可也の解釈の違いが現れるのでござるが、ノーブルを影で操りサイバトロンを騙していたのか、メガトロン様本人がノーブルを演じていたかでござる。

はたまたメガトロン様のスパークは休止状態にあり、ノーブルの意志のみで行動していたかでござる。 コレが上手く翻訳されていないので、謎のままなのでござる・・・ ?

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そこで推測できるノーブルの精神でござるが、メガトロン様が切り捨てた有機生命部品と同じく・・・ メガトロン様の「良心」ではないのでござろうか?

メガトロン様のスパークが無くなった後は、残された本能と良心の感情だけで動いていたとかでござる。

・・・このネタも考えてみれば、石森章太郎先生の「サイボーグ009」のネオ・ブラックゴーストの3ッ子の3幹部だったりするのでござるよな。

う~む・・・ 精神論の演出は難しいものでござるな。

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因みに本品は翼を外す事により劇中に近いデザインになるでござる。

まあしかし、この良く解らない怪物くんを、長島雄一(現、チョー)氏が、まさかのミュージカルキャラに仕立ててしまうとは・・・

恐るべし・・・ やはりビースト劇団は侮れないでござる。


でっかい頭!

2008-06-21 01:25:34 | BW・リターンズ

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ごきげんようでござる!

前回はRID商品として販売されたメガトロン・メガボルト(日本ではトイザらス限定販売、1999円)を紹介したでござるが、アレがビーストマシーンズ版メガトロン様(BR-05、メガトロン、2999円)と同一人物にあたるのかイマイチ不明な為に、今宵は完全に同一人物(?)である日本販売(トイザらス限定)のビーストウォーズ・リターンズ版メガヘッドメガトロン(BR-12、メガヘッドメガトロン、1799円)の紹介でござる!

Photo_12 はっきり言って本品は、メガトロン・メガボルトの成型色変更品でござるが、劇中に近いカラーリングを再現した商品でござる。

コレまた日本限定販売ということもあり、海外では人気がある商品だそうでござる。

う~む・・・米国で不人気の為に販売中止になった商品が人気とは因果なものでござるな。 (笑)

まあ・・・ 見た目が奇天烈なデッカイ頭でござるから、ビーストウォーズ・リターンズを見ていなければ訳の解らない商品でござる。

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まあ・・・見ていたとしても劇中では変形もしないで宙に浮いているデッカイ頭でござるからシュールを飛び越してギャグでござるよ。

実際の話、商品はヴィークルモードでパッケージングされており、ロボットモードの写真は一切無いので商品的には損をしているでござる。

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事前情報が無いと魅力が伝わらない悲しい商品だったりするでござるな。

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そう・・・ メガトロン・メガボルトは「宇宙船に変形」と紹介されていたでござるが、宇宙船に見えない事は事実でござる。

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まあ・・・ビーストウォーズ・リターンズでは空中要塞として紹介されていたので、ただ浮いている事を考えれば日本版の解釈である「空中要塞」の方が説得力があるでござるな。

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そう・・・ 劇中では脚をワキワキさせて地上の建造物を破壊して走り回る姿を披露しなかったのでござるよ・・・

まあ・・・地下に向けて・・・「どぴゅ!」「どぴゅ!」と何か発射していたでござるが・・・

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結局はロボットモードに変形することなく終わったでござる・・・

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そう・・・ 商品のロボットモードのデザインは普通にカッコイイので、変形してロボットモードを見せていれば商品の売り上げが変わったかもしれないでござる。 うん!

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日本でTVアニメを製作していたのならば確実に変形して最終決戦となるはずでござるが・・・

最終回まで後3話と来て盛り上がるベキところでござるが・・・

肝心のメガトロン様はハエみたいな奴(千葉繁、談)にボディを変えてちっこいまま・・・ メガヘッドに戻る事ができなかったでござる。(オイオイ)

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しかも・・・ 最終決戦に臨んだメガトロン様の姿は・・・

コンボイの着ぐるみ!

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何を考えているのでござるかな~米国人は・・・ (?)

コレはギャグ作品でござるかな?

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そう・・・メガトロン様の最終決戦仕様であるパワードメガトロン(未販売?)は、パワードコンボイ(C-47、メタルス・パワードコンボイ、4980円)のCGをそのままメガトロン様の顔に変更したものでござる。 (画面では暗くて解らないがメタリックブルーの部分がメタリックパープルかもしれない?)

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う~ん・・・

パワードメガトロンも販売するつもりでいたのでござろうか?

今となっては謎でござる。

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さて、本品は劇中に近いイメージのヴィークルモード(ヘッドモード?)でござるが、ロボットモードでのカラーリングはメガトロン・メガボルトの方が巨大感のあるカラーリングでござる。

しかし、ヴィークルモードで無駄に多数揃えれば巨大感よりも、ちっこい虫的でイヤ~ンな感じになるでござる。 (笑)