ごきげんようでござる!
「三つ子の魂百まで」と云うコトワザを御存知でござろうか、同義文に「すずめ百まで踊り忘れず」とかもあり、3歳(幼少期)くらいに覚えた事は百歳になっても覚えているという意味なのでござるが・・・
拙者は一時期「三つ子の魂百まで」だと聞き違い、三つ子は長寿なものだと思っていたでござる。 (笑)
ちゅー事で! 今宵は三つ子ではなく双子ネタで、1990年販売の勇者シリーズより「勇者 エクスカイザー」の東北新幹線に変形するグリーンレイカー(左右合体、グリーンレイカー、2400円)の紹介でござる!
本品は単品販売と、兄であるブルーレイカー(左右合体、ブルーレイカー、2400円)との合体セット(左右合体、ウルトラレイカー、4800円)の2種が販売されており、付属説明書は共通で、本体にも仕様変更のない商品と思われるでござるが、翌年には「太陽の勇者 ファイバード」仕様の箱で再販(左右合体、グリーンレイカー、2400円)されているでござる。
拙者は、ファイバード仕様のグリーンレイカーを未入手である為に、箱以外の違いは確認していないでござる。
宇宙警察カイザーズは本来はエネルギー生命体であり、重力の関係から地球に留まる事が出来ないために地球の乗り物に融合して体の代わりとしているでござる。
カイザーズの一員であるグリーンレイカーは、東北新幹線と融合して誕生したスーパーロボットであり、普段は普通の新幹線として乗客を乗せたままパトロールの任務を行いつつ、乗客を下ろしてから戦闘に参加する真面目で合理的なのか不合理的なのか考えてしまう存在でござる。
まあ、TVアニメの作画でが普通(?)の東北新幹線のデザインで描かれているでござるが、商品では後半(2両目と解釈?)は怪しいデザインでござる。
そう! 車輪形状や細部は新幹線(200系)とは異なるでござるが、新幹線をモデルにデザインされていることは間違いないでござるな。
故にブルーレイカーとの前後連結合体では、3両連結ぽいイメージになるでござる。
まあ、コレはコレで成功ではないでござるかな?
更に本品には合体用パーツが付属しており、余剰パーツ対策で完全武装タイプとして取り付ける事が可能でござる。
まあ、更に怪しいデザインでござるが、ウルトラレイカーの胸部パーツの方が頭部パーツよりも取り付けには説得力が有るデザインなので、ブルーレイカーよりはイメージ的に良い物かもしれないでござる。
そう! 合体用パーツの翼が展開可能でござるから、飛行形態ぽいデザインになるのでござるよ。
まあ、何でも翼を付ければ飛べそうに見えるモノなのでSFチックなメカニックには納得のできるデザインでござる。 (笑)
無論ロボットモードでも翼を持ち、双子であるだけに似ているブルーレイカーとは色だけでない差別化を図っているのでござるが・・・
後ろから見ると・・・ ちゅ~と、キツイものがあるのでござるよな。 (笑)
さて、グリーンレイカーの性格は正義感が強く兄に負けないよう頑張る真面目な性格設定であり、トランスフォーマーの海外設定キャラから比べると面白味に欠けるでござるが、正義の見方は真面目であるという性善説に基づいた日本らしいキャラクター設定であるという事を忘れてはいけないでござる。
そう! 仮にも新幹線キャラが時間にルーズな性格だったら、問題はあるのでござるが・・・
米国なら、「それも個性!ギャップが面白い!」ちゅー理由でキャラクター付けされてしまうのでござるよな。
う~む・・・ コレも文化の差でござる。
なお、本品に付属する赤い武器はレーザー砲(ミサイルブラスター)で緑の武器はレーザー銃(ビームシールドキャノン)でござる。
武器名称はTVアニメ本編と異なっており、胸部に収納されているチェーンクラッシャーは再現されていないなどの違いがある事は残念でござるかな?
しかし、玩具史上初となる左右合体のインパクトだけでも、本品の存在価値は高いのでござるよな。
ちゅー事で、次回は「左右合体!」の真髄ウルトラレイカーでござる!