ごきげんようでござる!
今宵は劇場版「TRANSFORMERS」より、ディセプティコン軍団所属のスィンドル(MD-11、スィンドル、2310円)の紹介でござる。
本商品のスィンドルは、映画本編には登場せず、劇場版を題材にしたゲームに登場するキャラクターでござる。
そう・・・ゲーム用キャラクター・・・ おそらくゲームをプレイしたユーザーが最も遭遇するでござろう、所謂「雑魚キャラ」! ヤラレ役としてプレイヤーの前に大量に現れるキャラクターでござる。
実車メーカーとタイアップにある劇場版「TRANSFORMERS」に置いて、流石にヤラレ役専門のキャラクターは該当車種が使えず(?)、単にスポーツカーとして表記されているでござる。
一応は、タカラへの配慮と思われるが、米国のゲーム製作スタッフは、さぞ日本車をベースにしたかったでござろうな(笑)。
まあ、それでもゲーム専用オリジナルのヤラレ役は歓迎でござる。
2003年に販売された、PS2版「TRANSFORMERS」では、サイバトロン側の雑魚キャラが、ランボル(04、ランボル、1600円)だったのは悲しかったでござる・・・
拙者は、ランボル好きという訳ではないでござるが、アレは悲しい・・・
ファンでなくとも悲しいのに、ファンだったら怒り狂っていたと思うでござるよ・・・
ソレを踏まえた上での、今回のゲーム専用・雑魚キャラクターは世界観を広げるうえでも成功でござるよ。 (絶賛!)
商品は普通のスポーツカー(?)でござるが、後部よりワンタッチでキャノン砲を出現させるギミックを内蔵しており、このキャノン砲ユニットが本商品の中核となっているでござるよ。
ゲームキャラクターと云う事も有り、軍団エンブレムを嫌う劇中登場のトランスフォーマーと異なり、4箇所もディセプティコンマークを貼り付けている事は下級兵士ゆえの広告塔・・・ と言うよりもHasbroが軍団マークを付けたかったんじゃないでござるかな(笑)。
車体側面の銀色のマーキングも雑魚キャラなら要らないと思うでござるが、米国人担当者がマーキング好きだったのでござろうな。
そして、ロボットモードのデザインも見るからに雑魚キャラ! お見事でござる。
没個性な単眼カメラ顔(コレはコレで個性が有るのかも?)は知性の無さ(知力 1)を物語るに十分でござる。
しかし、この無表情な単眼カメラ顔は、集団で現れた際の「何を考えているのか解らない無機質な恐怖」を再現していたりするでござるな。
また、精密作業をする事が無い為に、指は3本であり、手持ち武器は無く、胸部より迫り出すキャノン砲のみでござる。 なお、ミサイル発射ギミックは無いでござるよ。
拙者的には肩の付け根とか、腹部のキャノン砲ユニット周りが作る込まれており、外皮と合い待った不細工な造形が如何にも雑魚キャラっぽくて好きなポイントでござるな。
なお、本商品のキャノン砲のフタ(腰だれ)部分には数字が刻まれており(拙者の物は1)複数のパターンが存在するそうでござる?
量産型の雑魚キャラで有る事と確認の為に複数購入しても良いかもしれないでござるな。
しかし、前作に配慮したゲーム専用・雑魚キャラとは言え・・・ G1のスィンドル(D-68、スィンドル、880円)の名前を付けてしまうのも考え物でござるな。 名前を引き継ぐなら何かしらの共通点が欲しいところでござるが、コレって米国側の商品名保護の為に使用したのかも知れないでござるな? まあ今の所、SWINOLEに商標登録は無いようでござるが・・・