トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

雑魚専!

2007-10-31 09:52:47 | 劇場版・TF

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ごきげんようでござる!

今宵は劇場版「TRANSFORMERS」より、ディセプティコン軍団所属のスィンドル(MD-11、スィンドル、2310円)の紹介でござる。

Photo_2 本商品のスィンドルは、映画本編には登場せず、劇場版を題材にしたゲームに登場するキャラクターでござる。

そう・・・ゲーム用キャラクター・・・ おそらくゲームをプレイしたユーザーが最も遭遇するでござろう、所謂「雑魚キャラ」! ヤラレ役としてプレイヤーの前に大量に現れるキャラクターでござる。

実車メーカーとタイアップにある劇場版「TRANSFORMERS」に置いて、流石にヤラレ役専門のキャラクターは該当車種が使えず(?)、単にスポーツカーとして表記されているでござる。

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一応は、タカラへの配慮と思われるが、米国のゲーム製作スタッフは、さぞ日本車をベースにしたかったでござろうな(笑)。

まあ、それでもゲーム専用オリジナルのヤラレ役は歓迎でござる。

2003年に販売された、PS2版「TRANSFORMERS」では、サイバトロン側の雑魚キャラが、ランボル(04、ランボル、1600円)だったのは悲しかったでござる・・・

拙者は、ランボル好きという訳ではないでござるが、アレは悲しい・・・

ファンでなくとも悲しいのに、ファンだったら怒り狂っていたと思うでござるよ・・・

ソレを踏まえた上での、今回のゲーム専用・雑魚キャラクターは世界観を広げるうえでも成功でござるよ。 (絶賛!)

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商品は普通のスポーツカー(?)でござるが、後部よりワンタッチでキャノン砲を出現させるギミックを内蔵しており、このキャノン砲ユニットが本商品の中核となっているでござるよ。

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ゲームキャラクターと云う事も有り、軍団エンブレムを嫌う劇中登場のトランスフォーマーと異なり、4箇所もディセプティコンマークを貼り付けている事は下級兵士ゆえの広告塔・・・ と言うよりもHasbroが軍団マークを付けたかったんじゃないでござるかな(笑)。

車体側面の銀色のマーキングも雑魚キャラなら要らないと思うでござるが、米国人担当者がマーキング好きだったのでござろうな。

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そして、ロボットモードのデザインも見るからに雑魚キャラ! お見事でござる。

没個性な単眼カメラ顔(コレはコレで個性が有るのかも?)は知性の無さ(知力 1)を物語るに十分でござる。

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しかし、この無表情な単眼カメラ顔は、集団で現れた際の「何を考えているのか解らない無機質な恐怖」を再現していたりするでござるな。

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また、精密作業をする事が無い為に、指は3本であり、手持ち武器は無く、胸部より迫り出すキャノン砲のみでござる。 なお、ミサイル発射ギミックは無いでござるよ。

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拙者的には肩の付け根とか、腹部のキャノン砲ユニット周りが作る込まれており、外皮と合い待った不細工な造形が如何にも雑魚キャラっぽくて好きなポイントでござるな。

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なお、本商品のキャノン砲のフタ(腰だれ)部分には数字が刻まれており(拙者の物は1)複数のパターンが存在するそうでござる? 

量産型の雑魚キャラで有る事と確認の為に複数購入しても良いかもしれないでござるな。

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しかし、前作に配慮したゲーム専用・雑魚キャラとは言え・・・ G1のスィンドル(D-68、スィンドル、880円)の名前を付けてしまうのも考え物でござるな。 名前を引き継ぐなら何かしらの共通点が欲しいところでござるが、コレって米国側の商品名保護の為に使用したのかも知れないでござるな? まあ今の所、SWINOLEに商標登録は無いようでござるが・・・


さて・・・如何したものか?

2007-10-29 23:21:33 | トランスフォーマー・G1

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ごきげんようでござる!

今宵は、1984年度の「戦え!超ロボット生命体・トランスフォーマー」に登場するも、日本未販売に終わり、遂に2007年12月にTFアンコールシリーズとして、一般販売が決定した、サイバトロン警備員、アイアンハイドの紹介でござる。

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アイアンハイドの前身であるダイアクロン・カーロボットのワンボックス・チェリーバネット(No2,ワンボックス・チェリーバネット)は1982年に販売されたカーロボット最初期の商品でござる。 SF色の強いダイアクロンシリーズにリアル観を用いたデザインが反映され、ダイアクロン隊員との連動を前提にした商品でござる。

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その為にロボットモードも所謂・・・操縦系メカニック・・・頭部の無いロボットとして製作されたでござる。 他のダイアクロン商品と共にトランスフォーマーに転生する際、ボディカラーを黒から赤に変更され、ダイアクロン隊員を削除してサイバトロンマークとシークレットエンブレムを貼り付けて販売されるに到ったでござる。

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しかし、何故かアイアンハイドはTVアニメに置いて登場回数も多く、実質上サイバトロンのNo,2と言うべき存在だったでござる・・・ そう、ワンボックスワゴンは当時の米国では人気車種だったらしいでござる? しかも、TVアニメでは、商品と異なるロボットモードのデザインが登場したものでござるからタチが悪いでござる。

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日本国内では、人気キャラゆえ、商品のギャップが激しくロボットモードは別物と言っていい事から日本国内の販売が見送られたという事でござる?

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拙者もTVアニメに感化され、アイアンハイドを日本未販売と知らずに探したものでござるよ。

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さて、写真の商品は2001年にラチェット(99、ラチェツト)と共にe-HOBBYにて限定販売されたアイアンハイド(98、アイアンハイド&99、ラチェツト、6000円)でござる。 (写真の商品はシール未貼付)

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商品はロボットと移動砲座に分割され、それぞれダイアクロン隊員を座らせる操縦席が設けられているでござる。

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ロボット部分は両腕、拳、足首が可動するくらいでギミックは無く、移動砲座には、スプリングによるミサイル発射ギミック(ロケットランチャー)があり、ロケットランチャー部にもダイアクロン隊員用の操作席(?)を有するでござる。

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ロボットは移動砲座に乗せロケットランチャーを構えるポーズが可能でござる。

・・・ギミック的にはコレだけの商品でござるが、何故TVアニメでは注目されたのでござろうか? 正直な感想は、本商品はTVアニメのアイアンハイドの名前が無いと魅力のある商品と言い難いでござる。

よほど米国側のスタッフが本商品を気に入っていたとしか言いようが無いでござるな?

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まあ、それでも言えることはカーロボット最初期の商品である事から、サイバトロンではコンボイ(01、コンボイ、3900円)に次ぐ高齢であると言う設定・・・ 旧式である事を匂わせているのは心憎く、米国コミック版ではチャー(C-82、チャー、1400円)と同期のトランスフォーマーらしい描写がされ、ロボットモードの絵も似通ったデザインで描かれいるでござる。 ・・・確かにアイアンハイドのヴィークルモード(移動砲座を外した常態)は似ているかもしれないでござる。

さて・・・問題はTFアンコール版を購入するか否かでござる・・・

TFコレクションなら間違いなく購入するでござるが、TFアンコール版に付加価値が有るかの問題でござる・・・ 資料として買うか・・・

・・・どちらにしろTFアンコールシリーズの販売は、劇場版トランスフォーマーの便乗商品である事は間違いないでござる。 ・・・e-HOBBY限定でダイアクロン時代を再現した黒いボディで販売されないでござるかな?


バリ・バリ・バリ・バリ・ヨロシクーーー!

2007-10-28 19:48:31 | BW・リターンズ

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バリ・バリ・バリ・バリ・ヨロシクーーー!

バリ・バリ・バリ・バリ・ヨロシクーーー!

ごきげんようでござる!

今宵はビーストウォーズ・リターンズより、ビーコン軍団のバイクドローン指揮官、スラスト(BR-08、ビーコンスラスト、1499円)の紹介でござる。

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「ビーストウォーズ・リターンズ」は、2000年に米国で展開された「ビーストマシーン」の日本放映版でござる。 ・・・しかし、その内容から当時の日本放送は「大人の事情」で自粛(?)され、2004年に改めて帰って来たでござる!

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待ちに待った日本版商品でござるが、販売されたのは、「ビーストマシーン」の翌年の2001年販売の「ビーストマシーン・バトルフォーザスパーク」にて販売された所謂、量産型バイクドローン(モトサイクルドローン、日本未販売)でござる。 まあ、ビーストマシーン版スラスト(日本未販売)はTVアニメとは似ていない為に、翌年TVアニメのデザインに似せたモトサイクルドローンが販売された訳でござるな。

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これも、スラストも量産型バイクドローンも同じデザインだったからこそ出来た商品展開でござる。 しかし・・・指揮官も一般兵も同じデザインと言うのは、イマイチ気に入らないでござる・・・ せめてマーキングなり、カラーリングなり変えていれば・・・

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「ビーストウォーズ・リターンズ」商品は、トイザらス限定販売という販売形式をとり、商品も海外販売のビーストマシーン版以上にTVアニメに似せたカラーリングで販売されているでござる。 バトルフォーザスパークと銘打った商品は、スパーククリスタルがスイッチと成っておりミサイル発射等のオクションを行なうでござる。 本商品は、エフェクト仕様のミサイルを右腕より発射可能でござる。

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ビーストマシーンのテーマは有機生物と機械生物の融合と言う事もありサイバトロン(海外名、マキシマルズ)が、テクノオーガニックビーストと成ったでござるが、ビーコン軍団(海外名、ヴィーコンズ)も、ヴィークルモードにロボット頭部等を露出させ、生物的表現動作を取り入れたデザインと成っているでござる。

因みに、本商品に合うサイズの人形が無い為に乗せてはいないでござるが、有ったとしてもライディングポーズが難しい商品でござる。

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ロボットモードのデザインは、全然強そうに見えず、「雑魚キャラ」そのものでござるな(笑)。

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バイク系変形ロボはタイヤの処理に苦労するようでござるが、本商品は前輪が分割され、忍者のミズクモぽい脚部になり、極太の後輪が背部にノズル状に配備されるのが面白いデザインでござる。

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なお、スラストの性格でござるが、日本版と海外版では大きく異なるでござる。 これも日本版スラストの声優を演じた加藤賢崇氏によるところが大きい・・・ 否!ビースト劇団が、暗くハードな「ビーストマシーン」をぶち壊した事でござる。

有名素人声優が、作品の雰囲気(流れ)を打ち壊すのは許せぬでござるが、プロの仕事による世界観のぶち壊しは、観ていて(聞いていて)壮観するでござるな。

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ビーストウォーズ・リターンズの第1話「伝説の復活」のバイクドローン軍団登場シーンは熱燗でござる。 英語版では楽しめないプロの仕事でござるよ。

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因みに商品は、劇中の1輪モードも再現出来るでござるが、自立はしないでござる。

専用のスタンドでも付属していてほしかったでござるよ。

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拙者は、本商品は1体のみ購入でござるが、量産型ザコも兼ねた商品なので複数購入しても良かったかなと思ったりもしたでござる。


イカにも!

2007-10-27 23:52:45 | BW・Ⅱ

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ごきげんようでござる!

今宵は、ビーストウォーズⅡより、サイバトロン水中工作員、スクーバー(C-15、スクーバー、750円)の紹介でござる。

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本商品は、「ビーストウォーズ」と続編である「ビーストウォーズ・メタルス」のTV放映のブランクを埋める為に急遽製作された日本産TVアニメでござる。 従って新商品の開発は間に合わず、日本未販売商品を前面に打ち出した「急場しのぎ」とはいえ、納得のできる作品に仕上がった数少ないTVアニメでござる。

無論、本商品も1977年に海外で販売されたクロージョーの転用商品でござる。

販売方法は、単品販売(C-15、スクーバー、750円)とVSセット(VS-15、水平線の対決、1480円)の2種類が存在するでござるが、商品自体に違いは無く。海外版のクロージョーとも違いは無いようでござる。 (クロージョーにはTV版ビデオとセットで限定販売された黒いバージョン有り)

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さて、スクーバーはイカ・・・大王イカ(?)に変形する珍しいトランスフォーマーでござる。

イカと言えば海外(欧州)では、デビルフィシュ等とよばれており、デストロン商品として販売される思っていたでござるが、サイバトロン商品として販売されたでござる。

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イカという外見だけあり、TVアニメでも捉えどころの無い性格で、ビーストウォーズⅡでも1・2を争う変な性格でござる。

しかし、ビーストウォーズⅡの世界観では、「美形キャラ」扱いだったようでござる(?)。

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・・・何を考えているか解らない天然系の美形キャラと解釈するべきでござろうな?

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ロボットモードへの変身・・・変形も実にユニークでデザインも怪人でござる。

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しかし、プロポーションは良く、なるほど触ってみればカッコよく見えてしまう魅力が有るでござるな。 TVアニメの製作者側が美形キャラと設定したくなるのも納得できるでござる。

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本体にはレバー操作による胸部の爪(牙)の開閉ギミックを備えており、イカが獲物を捕食する様を再現しているでござる。

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そしてスクーバの手持ち武器であるスルメランを装備する事が可能でござる。 なお、スルメランスクーバの従兄であるイカード(X-5、イカード&タコタンク、4500円)より伝授されたブーメラン状の武器でござる。

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他にもTVアニメでは地下水脈を移動し奇襲攻撃を掛けたり、イカ型ミサイルを発射するなど、様々な活躍を見せたイカした名キャラクターでござるな。 擬人化するなら、「ムーミン」のスナフキンの様な感じでござるか?

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しかし・・・ ただでさえ珍しいイカに変形するトランスフォーマーが3体も登場するビーストウオォーズⅡは、記憶に残すべき「イカくさい」・・・否! 「イカした作品」でござる。