ごきげんようでござる!
中国遊園地の巨大ロボットは完全オリジナルだと主張しているでござるが、素人目に見てもガンダムにしか見えず、参考にしたのであれば少々形を変えれば幾らでも亜種のロボットはできるはずなのに色だけ変えて完全オリジナルとは開いた口がふさがらないでござるよな。
しかも、各所より指摘があれば撤去して無かった事になっているでござるな。 (笑)
これだけ情報が氾濫した世の中でバレないと思ったのでござろうか?
否! 彼らには著作権とか遵奉精神を守るとかの感覚はなく、人気で話題のモノであれば自分も商売にとりこまねばソンだと考え、一から育てていく気の長い考えはないようでござる。
まあ、人気商品を参考に類似した商品を開発するのであれば、技術の蓄積にもなり相違点を生み出す工夫により将来のオリジナルを生み出すわけでござるが、人気商品をそのままコピーするだけならば独自性の商品は生み出せないでござる。
今宵は誰も知らないようなマイナーなネタでもマニアやコレクターに掛かってはバレてしまう一品で、㈱協英社より販売された、
変形 コンストラクションシリーズ (全2種?)より、パワーショベルロボ(変形コンストラクションシリーズ、パワーショベルロボ、オープン価格?)の紹介でござる!
残念ながら本品の販売時期は分からないでござるが、協英社の独自開発玩具ではなく、中国製の変形ロボット玩具を買い取って販売された商品のようでござる。
本シリーズの全貌は分からないでござるが、パッケージ写真からの情報で車載装備をクレーンに変更したクレーンロボ(変形コンストラクションシリーズ、クレーンロボ、オープン価格?)も販売されているようでござる。
なお、本品のカラーリングはパッケージ写真やイラストと異なっており、カラーバリエーションはどれだけあるか分からないでござる?
基本的にはダイキャスト製パーツを使用したトラック部分は共通で装備品を変える事によりクレーン車とパワーショベルを使い分けているようでござるが、プラスチック部分は配色毎に金型を共通化させているようで、販売時期によりカラーリングが異なるようでござる?
ロボットモードの変形方法はトランスフォーマーのコンボイ司令官(01、コンボイ、3900円)を参考にしているでござるが、引き込み式の拳や背中に装備品を取り付けてさなかの穴を隠したり、脚部カバーを開いて接地性を上げるなどの工夫はされているでござる。
しかし、脚部の処理はチープそのものであり、頭部もやる気ない造形でござる・・・
本品のモトとなった商品(?)ではアンテナのないガンダム顔だったようでござるが、パワーショベルロボおよびクレーンロボでは下膨れな顔に変更されているでござる。
付属の武器パーツはパッケージ写真とは別デザインでござるが、メーカーの枠を超えて使用される御馴染の金メッキライフルなので固体によっては別デザインの武器パーツが付属するかもしれないでござる?
本品のモトとなった商品の元祖がドレなのか分からないほど日本では多数のメーカーより販売されており、中国製である以外は開発モトが分からない商品でござる?
おそらく本場の中国では更にバリエーションが存在するものと思われるでござるが・・・
実は、日本で販売された「変形 コンストラクションシリーズ」は㈱市村商店でも販売されていたりするのでござるよな。
㈱市村商店版はヴィークルモードで収納されていたりするでござるが、パッケージデザインやシリーズ名は全く同じでござる。
おそらく、先に市村商店が販売していて、そのまま協英社が引き継いだようでござる?
メジャーな商品ならいざ知らず、チープTOYでシリーズを引き継ぐとは珍しい例でござる?
ちゅーか、新シリーズや名前を考えるのがめんどくさかっただけなのでござろうか? (笑)
おかげで販売メーカーの異なる商品を並べてみても、製造元は同じなので全く違和感がないのでござるよな。
市村商店版のクレーンロボ(変形コンストラクションシリーズ、クレーンロボ、オープン価格?)とも当然の様に装備交換も可能でござる。 (笑)
チープTOYの場合は販売メーカーが変われば箱や名前も変えるものでござるが、「変形コンストラクションシリーズ」とは商標登録でもしていたのでござろうか?
まあ、誰も知らないと思っても、一度世に出たモノであれば誰かが知っているものなので、バレてしまうものでござるよな!
玩具好きとしては、チープTOYといえでも何かしらの創意工夫が欲しいものでござる。