トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

すた★すく

2012-01-31 00:18:03 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

所変われば品変わるの如く、世界規模で展開される「トランスフォーマー」は御国事情や文化的背景にて趣味趣向が変わってくるものでござる。

その為に米国を主眼とに置いた玩具の日本販売では如何しても趣向が異なるので購入意欲すら沸かない人気商品も存在するでござるな。

今宵は2011年販売の劇場版「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」商品として販売された、ロボットフィギュア版スタースクリーム(TF3・ロボットフィギュア、スタースクリーム、2940円)の紹介でござる!

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本品は非変形のアクションフィギュアだったりするでござるが、パッケージは日本では珍しい海外仕様のオープンパッケージで販売され、日本販売版は日本語表記のシールを貼り付け、メックテックウォーズ対応カードが1枚付属するでござる。

なお、付属カードはステルスフォース仕様のカードでござるな。

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さて、本品は非変形の劇中プロポーション優先のアクションフィギュアとはいえ、対象年齢4歳以上に定められた商品ゆえに可動を最小限に減らし耐久性を高める為に太めにディフォルメされたデザインで商品化されたでござるな。

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2009年の「トランスフォーマー / リベンジ」時に販売された非変形のアクションフィギュア、ロボットレプリカ(ロボットレプリカ、スタースクリーム、2079円)がコレクター向けなのに対して本品は完全なる低年齢層向けの商品だったりするでござる。

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しかも、販売価格はロボットレプリカやデラックスクラス商品よりも高いとなればよほど濃いファンでないと買わない一品でござろう・・・

そう、海外ならいざ知らずキャラクター玩具帝国である日本の子供たちからしてみればトランスフォーマーよりも魅力的な玩具が多く、今現在、トランスフォーマー玩具を買う小学生以下のファンなんて稀でござるから、完全に劇場版デザインは日本の子供たちには合わない商品でもあるでござる。

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本品最大のアクションギミックであるアタックモードの変形は胸部のファンクションシンボルを押し下げる事により、胸部がスライドして砲門が現れ、背中の翼が起き上がる連動ギミックでござるが、オープンパッケージであるためにかわずにギミックを確かめてしまう事が可能なのでござる。

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確かに、一発ネタのアクションギミックは癖になる面白さがあるかもしれないでござるが、日本人感覚だと購入前に試してしまえば満足する場合が多いのでネタ晴らしは購入に結びつかないような期がするでござる。 (笑)

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更に本品はオープンパッケージでござるが、台紙で隠された背中部分の塗装が行われていない手抜き商品で販売価格に見合っていないのが辛いところでござる。

エイリアンタゥーを省いて塗装工程を減らすのは仕方が無いでござるが、流石に背面が未塗装なのは関心できないでござるよ!

これなら電子音ギミックを搭載したパワーボッツ系の大型アクションフィギュアの方がそれなりに価値があったのではないでござるかな?

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本品は日本市場の趣向を考えずに販売しちゃった商品だと思うのでござるよな・・・

コレが店舗に並んでホコリを被る状態になればトランスフォーマー商品は売れないという印象になり、玩具販売規模が小さい地方等はトランスフォーマー商品を扱わない店舗が増えるのでパッケージを変更するなり販売価格を下げるなりして日本人の趣向に合わせるべきだったと思うのでござるよな。

なお、本品で褒めるところといえば、背中の羽がパタパタと動くのが意外とカワイいとろでござる。 (笑)


本当のパチモンを教えてやろう

2012-01-30 06:43:30 | チープTOY・早川玩具

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ごきげんようでござる!

玩具技術が進化した昨今であれ、チープTOY業界ではまだまだ数十年前の玩具技術が箱を変え名前を変えて現役だったりするでござるが、流石に変形合体ロボット玩具となると技術進歩の差は歴然で、部品数が少なく安価で製作しようとするチープTOY系変形ロボでは現在の玩具流行に完全に乗り遅れているでござる。

チープTOYメーカーの便乗商品展開スピードは早いでござるが、開発時間短縮の為に他メーカーのコピーや商品流用が主流となるので完成されたオリジナルデザインでの商品化が乏しいのが現実でござる。

最近販売された早川玩具の変形ロボット玩具、チェンジ戦機ロボ 闘神Jr.(全2種、オープン価格)も何処かで見たことある商品だったりするでござる。

今宵はチェンジ戦機ロボ闘神Jr.より、戦闘機に変形する空翼(くうよく)を紹介するでござる!

Photo_2本品の正式販売時期は分らないでござるが、おそらく2011年後半くらいと思われ、パッケージはヘリコプターに変形する転流(てんりゅう)と共通デザインのブリスターパック仕様で、裏側に変形方法の説明が記されているでござる。

チェンジ〇〇ロボではブリスターパックのパッケージは珍しく、早川玩具もようやく昨今の流行(?)を意識しはじめたのか、元ネタ便乗の為にブリスターパックを採用したのか定かではないでござる?

なお、パッケージ写真と商品のカラーリングは異なるでござるが、カラーバリエーションが有るのか如何か確認はとれていないでござるな?

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さて、本品のヴィークルモードのデザインは大雑把でござるが、雰囲気は良い仕上がりになっているでござる。

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流石はヴィークルモードの完成度だけは高い早川玩具のチェンジ〇〇ロボらしいでござるが、一応Jr.の扱いでござるから廉価版商品という事になるでござる?

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ヴィークルモードの戦闘機はオリジナルと言ってしまっても大丈夫なデザインだったりするでござるが・・・

機体下面を見ると何処かで見たような造形に成っていたりするでござる。

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そう、実は本品の設計は劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」のEZコレクション版スタースクリーム(EZ-04、スタースクリーム、525円)を参考に設計されているようでござる。

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F-22ジェット戦闘機を基にしつつもアレンジしているので別機種に見えるでござる。

更にEZコレクションでは再現されていない機首の折りたたみ式着陸脚や期待の穴をや可動ヒンジを隠す為のカバーが設けられていたり、腕の収納方法もボールジョイントの位置を反対側に変えて両翼端に折りたたむ変形方法を採用していたりするでござる。

丸パクリのコピー金型使用の拡大商品などと比べると工夫を凝らしている設計は評価したいのでござるが、あまりに似ていたりするのが残念ではあるでござる。 (笑)

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そう、ロボットモードのシルエットは頭部や両腕を変えているでござるが、劇場版スタースクリームそのものなのでござるよ。 (笑)

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だいたいチープTOY系の変形ロボの場合アンテナのないガンダム顔である場合が多いのでござるが、本品の場合は完全なトランスフォーマー顔であり、劇場版スタースクリームのデザインに失望したファンが望んだ、「コレだったら良かったのに」なデザインだったりするでござる。 (笑)

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う~む・・・ コレは確信犯と云うかモトネタを知らなければ出来ないデザインでござるよ。

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しかし、そっくりそのままパクらずにアレンジしているデザインは評価したいでござるが、足がそのままなのでござるよな・・・

いや~ 流石は早川玩具・・・ 「足なんか飾りです!」精神を受け継いだ商品でござるよな! (笑)

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なお、本品は設計ミスか如何か分らないでござるが、腕部の可動及び変形時に尾翼に腕が引っかかってしまう欠点があるのでござるが・・・

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う~む・・・ ロボットモードはモトネタを意識した尾翼の位置でござるが、商品的に考えれば尾翼は稼動するので立てるほうが自然なのではないでござるかな?

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更に胸部には折りたたみ式の謎のジョイントが増設されていたりしるでござるが・・・ 何でござろう?

ヘリコプターの転流との合体用ジョイントではないようでござる?

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とりあえず本品では胸部武装と解釈してみたでござるが真意は分らないでござる?

ただ・・・ このての商品はあちこち使いまわされるので、武器パーツを保持させたり追加武装パーツを合体させる為のマイクロンジョイント(凸)風な意味合いが有るのかもしれないでござるな?

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因みに拙者は空翼を380円で購入したでござるが、ヘリコプターの転流は別店舗にて500円で購入したでござる。

どちらもラスト1個だったので他の販売状態は分らないでござるが、本家EZコレクションよりも大きいはずなのに販売価格が店舗により安いとは流石はチープTOYと納得できたりするでござるが、よくよく考えるとEZコレクションの販売価格が高いのでござるよな。 (笑)

まあ、複雑化した昨今の変形ロボット玩具をパクるのにはEZコレクションが良い教材になっているのでござろう。


ケロロスクリームにシールを貼ってみた

2012-01-28 20:40:32 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

ようやくamazon.co.jp限定の「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」のブルーレイ&DVDセット(16023円)と「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」DVDーSET①(9450円)が到着したでござるが、同じく通販で注文していたユナイテットな戦車ネタ3体は来週到着になりそうなので戦車系ディセプティコンの連続更新予定が立たれてしまったでござる・・・

う~む・・・ 久しぶりに新商品最速レビューを考えていたらコレでござるから通販に頼る地方コレクターは辛いでござる。

ちゅー事で、更新時期を逸してしまったケロロスクリームこと、スタースクリーム・ケロロVer,(ケロロエース2012年2月号、580円、付録)に付属のカスタムシールを貼ってみたでござる!

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なにせ本品は雑誌付録ゆえに3月号(1月26日販売)が店頭に並ぶころには消えている商品でござるから、急いで購入する必要が有るわけでござるが、裏技としてバックナンバー取り寄せで入手する事は可能でござる。 (笑)

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そう、拙者は資料性重視のコレクターでござるから、あまりシールを貼るのが好きじゃないでござる。

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故に、2機購入してカスタムシールを貼る事にしたでござるよな。

安価な販売価格だかろそ出来る複数買いでござるよな。 (笑)

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さて、本誌に付属するカスタムシールはファイヤーパターのホットロッドとキャラクターが描かれた痛機(2種)のパターンがあるでござるが、やはりここは「ケロロ軍曹」とのコラボなので痛機仕様にするべきでござろうな。

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なお、拙者のシールの貼り方は痛機パターンを元にしているでござるが、尾翼裏などに余ったシールを貼り付けてカスタマイズしているでござるな。

これも拙者の貧乏性ゆえにシールを無駄にしたくなかった痛い仕様でござる。 (笑)

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しかし・・・ 何でござるな~ 元々パチモン風なチープ感まるだしの造形に成型色ダッタデゴザルガ、シールを貼る事で更にシールを貼る事でチープ感が増すでござるが、同じチープならシールを貼る方が完成度が高いちゅーのも考えモノでござるよな。 (笑)

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やはりキャラクターコラボは洗練されたセンスの良いデザインではなく、少々ダサイ方が似合うと実感できたでござる。 (笑)

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本品はシールを貼る方が正解でござるよな!

シールを貼った事で本品の新たなる可能性を見い出した訳でござるが・・・

EZコレクション版スタースクリーム(EZ-04、スタースクリーム、525円)って緑色の成型色にしたことでなんとなくバンダイのマシンロボ600シリーズのキャスモドン(MRD-101、キャスモドン、600円)と雰囲気が似てしまってくるので、海外ネタであれば米国販売を手がけたトンカがハズブロの傘下になったことでマシンロボ(海外名、ゴーボッツ)もトランスフォーマーに吸収されていたりするので海外限定ならキャスモドンの海外名であるヴァンプの名前で販売可能じゃないかと思ったりもするでござる。 (笑)

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う~む・・・ 「ケロロ軍曹」とのコラボもコレで終わらせてしまうのは勿体無い感じがするでござるよな。

現在「ケロロ軍曹」の商品化はバンダイが抑えているので、タカラトミーの方でも「ポケットモンスター」並みに競作すれば、自社キャラクターを盗られてばかりいる現状が面白い事になるでござるよな。 (笑)








異星人戦車が街にやって来る!

2012-01-26 23:34:37 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

前回はみょうちくりんな戦車に変形する単眼のトランスフォーマーだったので今宵も地球外デザインのエイリアンタンクに変形する「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」版ディセプティコン科学者(?)、ショックウェーブ(DD-05、ショックウェーブ、4200円)の召喚でござる!

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本品は2011年6月のシリーズ第2弾として販売されたヴォイジャークラス商品で、ディセプティコン側の商品としてはメガトロン(DD-01、メガトロン、4200円)に次ぐフラッグアイテム的存在でござる。

なお、パッケージは海外販売版と共通で、日本語表記のシールを貼り付け、メックテックウォーズ対応カード2枚と日本語説明書が同梱された商品でござるな。

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さて、ヴィークルモードは劇中では印象がないエイリアンタンクでござるが、妙な存在感とデザインは流石は劇場版だと納得できるでござる。

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本デザインはメックテックウェポン(パーティクルウェーブブラスター)を取り入れた設計ゆえにデザインの後付け感がないでござるが、軟質素材のエネルギーケーブルが大げさな表現になってしまっているのが残念でござる。

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ヴィークルモードでのギミックはクローラーがダミーでござるが転がし走行できるだけで砲塔旋回機能等はないでござる。

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ヴィークルモードではメックテックウェポンの後部スイッチを押す事でパーティクルウェーブブラスターの左右が開閉される仕掛けであり、コレが致死性の高いレーザー砲の発射態勢という事になるでござるかな?

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一応メックテックウェポン転回時に武器固定できるのが良いでござるが、ヴォイジャークラス商品の大きさを考えると地味なギミックでござる?

本品の場合はミサイル発射ギミックを仕込んでもよかったと思うでござる・・・

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さて、ロボットモードは元キャラの意匠が感じられない映画本編登場トランスフォーマーの中では珍しく、特徴的なシルエットのおかげでG1版ショックウェーブ(日本名、49、レーザーウェーブ、3980円)直系のデザインと判断できる古参ファンには嬉しいアレンジでござる。

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初代玩具はタカラ製ではないトイコーから販売の商品(超激変電子ロボ アストロマグナム、3980円?)流用だったうえ、頭部は某バトロイドのVF-1J風の頭部をパクったデザインだったのにTVアニメの印象で何かと存在感が大きいキャラクターとなり、レーザー砲の左腕に加えてパクリデザインの頭部がこれ以上ないショックウェーブの特徴となってしまったでござる。

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なお、本品のメックテックウェポンは右腕装備(パッケージ写真では左腕)に成っているでござるが、初代玩具を意識したエネルギーケーブルの再現などにはデザイナーの初代ショックウェーブに対する拘りを感じるでござる。

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しかし、デザイン上エネルギーケーブルは背中に接続させるのが正しいと思われるのでござるが、説明書指示では右肩に変更されていたりするでござる?

おそらく、背中だとケーブルが取り付けにくく、右腕の可動に支障があるための変更でござろうな?

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なお、メックテックウェポンの装着は右腕のみであり、本来は折りたたんだ右手も転回するでござるが、拙者の趣味で右手は折りたたんだままの状態にしているでござる。 (笑)

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本品の可動箇所は多く、そこそこポージングも可能なのでござるが、エネルギーケーブルでつながれた右手とトリケラトプスの様な接地性の悪い脚部の為にポーズが限定されてしまうのが少々残念でもあるでござる。

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ロボットモードでのギミックはメックテックウェポンを除いた左腕に装備されたブレードパーツを両手に保持させたりできるだけの地味な説系でござる。

まあ、玄人好みといったところでござるかな? (笑)

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さて、ショックウェーブの能力値は体力(8)、知力(10)、速度(4)、耐久力(8)、地位(8)、勇気(9)、火力(10)、技能(7)で設定されており、戦場を瓦礫に変える専用武器のパーティクルウェーブブラスターは多大なエネルギーを消費する為に核燃料を主動力にしているそうでござる。

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性格は残忍で勝つためには手段を選ばないが、無駄な戦闘や感情による行き当たりばったりの戦闘は好まず、引き際を心得た合理的で強力な戦士でもあるでござる。

劇中ではワーム型巨大機械生命体(ドリラー)を駆り、ディセプティコンの強大な力を誇示したでござる。

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本映画でのショックウェーブディセプティコン側の新たなるビジュアルキャラクターの地位を与えられており、シリーズ3作目にしてやっとトランスフォーマー側のキャラクター紹介が記された映画パンフレット(600円)ではメガトロン様を差し置いて新たなるディセプティコンの新リーダー的な雰囲気で紹介されていたりするでござる。 (笑)

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まあ、確かに劇中描写を見る限りではディセプティコン最強の兵的な感じで、肝心のメガトロン様の存在が霞む一方だったでござるよな・・・

とにかく映画本編で一番活躍したディセプティコン兵士であり、ほとんどの御仁が納得できた存在だったのではないでござるかな?

有る意味映画本編で一番優遇されたディセプティコン兵士だと思うでござる。 (笑)


ちょっとまタンカー!

2012-01-23 11:54:02 | トランスフォーマー・UNIVERSE

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ごきげんようでござる!

1999年海外展開のビーストウォーズ第3弾「ビーストマシーンズ」はアニメ製作側の暴走か何かイロイロと玩具販売側の思惑とは異なり日本展開も見送られる事になったでござる。

最も一番の原因とされるのが、CGアニメで描かれた劇中アニメと玩具デザインが異なった事でファンの購買意欲を落としたとされているでござるが・・・

劇中デザインに似ていなくとも評価されるべき玩具は存在するのでござるな。

そんな玩具をすくうべく展開されたのが、「TRANSFORMERS UNIVERSE」でござる!

今宵は2003年に販売されたディセプティコン(デストロン)のタンクドローン将軍、タンカー(e-hobby限定、タンカー&オブシディアン、3500円)の召喚でござる!

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本品は1999年販売の「ビーストマシーン」のメガサイズ版タンカー(日本未販売)とオブシディアン(日本見販売)の成型色を変更してセット販売された商品でござる。

日本ではUSAエディションとしてe-hobbyより販売された商品でござるが、パッケージはウルトラクラス扱い故に中身はスカスカで日本語表記の説明書などは付属しないでござるな。

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さて、本品は劇中デザインとは似ていないタンクドローンでござるが、更に劇中とは異なる独自のカラーリングとメガサイズ商品ゆえの迫力と存在感を放つ商品でござる。

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そう、元々が劇中カラーと異なる商品だったので劇中カラーで販売すれば良いものを更に表現しがたい成型色と謎のペイントにより日本人の感性では分らない代物となっていたでござるが、2012年の昨今、劇場版「TRANSFORMERS」のスタースクリーム(RD-02、スタースクリーム、3990円)などに見られるエイリアンタゥーなのだと理解できるようになったでござるな。 (笑)

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さてさて、本品は動物表現を取り入れた機械というコンセオウトで、クリアパーツを使用した機械感と砲塔を頭部に見立てた動物感とでビーストマシーンを代表する傑作玩具のひとつでもあるでござる。

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キャタピラはダミーでござるが車輪による転がし走行と、クリアパーツで成型されたエフェクト状ミサイルをスプリング方式で発射し、後部ノズルのダイヤル操作により砲塔を旋回させる事が可能でござる。

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更に、砲塔部の後部ハッチを開く事で集光ギミックが働き、某MSを思わせるデザインの砲塔部モノアイ(単眼)を赤く光らせてせせるだけでなく、砲塔旋回に連動してモノアイも動く芸の細かい設計でござる。

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なお、本品の砲塔部側面ハッチに隠されたヴィーコン軍団のスパーククリスタルはG1ディセプティコンのエンブレムに上書きプリント処理されているでござる。

一応これで、別次元(別世界)のユニクロン(MX-00、ユニクロン、7980円)に召喚された事を表現しているでござるな?

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更に本品は車体前部を展開してアタックモードと成るでござるな。

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アタックモードでは車体に仕込まれた回転ノコギリを転がし走行に連動して回転させるアクションギミックを採用しているでござる。

ヴィークルモードはギミックの塊の商品なのでござるよな!

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ロボットモードも劇中デザインとは別モノでござるが、如何にも頑丈でパワー重視のロボットらしいデザインは好感がもてるでござる。

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劇中のCG作画デザインに似ていないと言うだけで評価されないのが残念な一品でござるる・・・

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なお、ロボット頭部にも集光ギミックが採用されており、首の回転に連動してモノアイが光ってみえ、マスク部分も手動で動かせるでござる。

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ロボットモードで転回される肩のキャノン砲(エネルギーブラスター)位置も劇中デザインと逆になるでござるが、玩具的には右でも左でも関係ないでござるよな。

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ユニバース版タンカーの能力値及び設定はパッケージ上では記されていないでござるが、おそらくビーストマシーンズ版とおなじく、体力(9)、知力(7)、速度(6)、耐久力(6)、地位(8)、勇気(9)、火力(10)、技能(7)で、ライノックス(C-7、ライノックス、1500円)のスパークがそのまま使われていると思うでござる?

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しかしまあ、傑作玩具を販売する為とはいえ・・・

オプティマスプライマル(e-hobby限定 、オプティマスプライマル、3980円)やシルバーボルト(e-hobby限定、シルバーボルト、1980円)は人気の旧デザインに戻って召喚されたのに対して、ライノックスタンカーのまま召喚されるとは、魂が浮かばれないでござるよな・・・

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劇中では並び立つ事が無かったオブシディアンとセット販売されるのも何かの皮肉のような販売方法でござる。 (笑)

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そう、当時は「ビーストマシーンズ」の全貌がつかめていなかったので、2004年に「ビーストウォーズリターンズ」として正式日本展開されたときには改めて本品の不憫さを知ったでござる・・・

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やはり玩具販売目的の為の販売促進アニメで玩具デザインをアレンジするのであればいざ知らず否定しちゃうのは不味いでござるよな~

いろんな意味で当時「ビーストマシーンズ」の日本展開が見送られたのかが納得できるでござるよ。 (笑)