ごきげんようでござる!
車が売れない昨今において、自動車メーカーもイメージ戦略で新車をアピールしたいもので、有名人等が乗る事により、イメージアップするものも有れば、犯罪に使われた事によりイメージは下がるが知名度がアップする場合もあり、何かと大変でござるよな。 (笑)
そう、トランスフォーマーでは善悪がハッキリしているので、ヴィークルモードとなった実車メーカーは自社のイメージ戦略とは別に、影響をうける訳でござるよ。
まあ、大概は正義のサイバトロンであれば、OKも出やすいでござるが、悪のデストロンとなるとOKは出しにくく、バイナルテックではサイバトロンでOKを貰ったメーカーの商品をデストロン使用として販売した訳でござるよな。 (笑)
故に劇場版効果により、知名度が上がったとしても最初からデストロン商品として販売される事は難しいはずでござるが・・・
日産自動車は実に協力的というか快挙というか・・・
日産自動車製スポーツカーの代名詞と呼ぶべき、フェアレディZがメガトロン様(A-02、NISSAN FAIRLADY Z、メガトロン・ブレードシルバー、4725円)として販売されたでござる!
本品は2009年に1 / 32リアルスケールの「トランスフォーマー オルタニティ」商品第2弾として、銀色ボディと青色ボディ(A-02、NISSAN FAIRLADY Z、メガトロン・プレミアムルマンブルー、4725円)及び、黒色ボディ(MA-02、NISSAN FAIRLADY Z、メガトロン・ダイヤモンドブラック、4725円)の3種が販売されたでござるが、先ずはイメージカラーであるブレードシルバーの紹介でござる!
いや~ それにしても、よくぞ日産自動車がメガトロン様のヴィークルモードで最新の6代目フェアレディZ34型で許可が下りたものだと感心するでござる。
まあ、実在の人物でなく、エンターテメントでござるから、どうせ悪役なら一番目立つ大ボスで妥協したのでござろうか。 (笑)
しかし、トランスフォーマーにて、フェアレディZのヴィークルモードとは、2代目S130型のストリーク(08、ストリーク、1800円)やプロール(09、プロール、1800円)及び、スモークスクリーン(45、スモークスクリーン、1800円)だったり、3代目Z31型風なのがストリートワイズ(C-73、ストリートワイズ、880円)なので、Z34型でストリークを見たかった事はファン心理でござるが、バイナルテックでは富士重工業(BT-03、ストリークfeat.スバル インプレッサ WRX、5229円)や本田技研工業(BT-15、プロールfeat.ホンダ インテグラ TYPE-R パトロールタイプ、5229円)だったので、日産自動車の逆襲でござろうか。 (笑)
まあ、初代ストリーク達も正式なライセンスが有ったのか不明でござるが。 (?)
まあ、日産自動車としても「トランスフォーマー」の顔であるコンボイ(A-01、NISSAN GT-R コンボイ・バイブラントレッド、4725円)も販売されたわけでござるから、悪いイメージには成っていないはずでござるよな。 (笑)
自社製品が善悪に分かれる車内抗争は問題があると思うでござるが・・・
さてさて、本品は左右のドア及びボンネットが開閉し、スケールモデルとしても完成度は高いのでござるが、変形機能が有るために分割線が目立ってしまうことが少々残念でござる。
しかし、武器パーツ(テセラクタルソード)を車体下部に取り付けたり、ステアリング機能はないが、前輪には遊びがあるため、少々動いて見えるなどの見えない拘りは、流石にバイナルテックの後続商品であることが窺える商品でござるよな。
ロボットモードのデザインも既存のメガトロン様にはない、鎧を着た武士的なイメージでござるが、雰囲気の良いデザインでござるな。
ただ・・・ 本品は複雑な変形機能であるために、脚部構造には少々問題があり、接地バランスが悪いのでござるよ。
まあ、拙者の購入物は個体差だとは思うのでござるが、右膝が緩く立たせにくいのでござるよ。 ゆえに立たせる場合は微調整が必要なのでござるよな。
そう! 本品のセールスポイントである連動変形(シンクロテック)は、「トランスフォームを行うなかで、次に変形させる部分は何処なのかが、直感的にユーザーに伝えるギミック。」なのでござるが、ハッキリ言って素人向けの設計ではなく、中堅ユーザー向けの商品なのでござるよな。
無論、拙者も説明書なしで変形できなく、説明書に記載されていない部分の変形箇所が何処かが、直感的には分かる程度なのでござるよな。 (笑)
まあ、ドチラかと言えば立体パズル的な要素も強いのかもしれないでござる。
さて、オルタニティメガトロン様の設定はヤヤコシク、簡単に説明できない以上に拙者も理解しがたいのでござるが・・・ どうやらオルタニティ版コンボイとは別種のオルタニティと同等の能力を持ったオルタニティぽい存在(ハイセリオン)らしいでござる?
毎度思うのでござるが、もっと単純な設定にできないものでござるかな・・・
で・・・ 両腕に装備されたグラビタルブレードは「空間を切り裂き、時間流を分断する刃」だそうで、ビームも撃てるという反則な武器なのでござるよな。 (笑)
更に、テセラクルブレードは、超次元生物ハイセリオンの牙より造られた剣であり、空間距離を無視して離れた敵を斬る事ができるそうでござる。
う~む・・・ 神がかりな設定でござるが、能力値は体力(10)、知力(10)、速度(9)、耐久力(10)、地位(10)、勇気(10)、火力(8)、技能(10)であり、+や無限大(∞)の表記が無いのでござるよ。 (笑)
まあ、火力が下がった事はデザインを見れば一目両全でござるよな。
う~む・・・ 様々な次元の存在するメガトロンの集合体であるオルタニティでござるから、本デザインでも悪くはないのでござるが・・・
問題は何故にフェアレディZなのでござろうか?
その辺の事情は分からないでござるが、フェアレディZである必要性は無いのでござるよな。
なお・・・ 更なる問題は「オルタニティ」は日本自動車メーカーとのコラボであるために、以後のデストロン商品が販売されるか否かでござる。
まあ、メガトロン様以外販売されなくとも、「他人を信用しないメガトロンは、別次元の自分と自らのクローンによりオルタニティ軍団を作り上げた。」とかという設定になるのでござろうな。 (笑)