トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

転流の如く!

2013-04-28 21:15:56 | チープTOY・早川玩具

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やあやあ、ごきげんようでござる!

今年もゴールデンウィークの季節が到来したでござる。

ゴールデンウィークと云えば、遠征する機会もあり、普段とは違う場所での様々な出会いがあるでござる。

玩具コレクターにとっては、温故知新で玩具販売店以外での玩具に御目にかかる場合が多いでござるな。 まあ、御土産物に紛れて売っている玩具はチープTOYばかりで、価値のある玩具なんてないでござるが、そこはそれ! 玩具コレクターを極めるとチープTOYに行きつくと言われている通り、名もなきチープTOYの魅力が分かってみたりするものでござる。 (笑)

今宵は比較的入手しやすいチープTOYで、早川玩具より販売されたチェンジ戦機ロボ闘神Jr.(全2種、各オープン価格)より、ヘリコプターに変形する転流(チェンジ戦機ロボ闘神Jr.転流、オープン価格)の登場でござる!

Photo_2本品は、2011年後期にジェット戦闘機に変形する空翼(チェンジ戦機ロボ闘神Jr.空翼、オープン価格)と共に販売された商品で、パッケージ台紙は2種とも共通でござる。

早川玩具のチェンジロボ・シリーズでブリスターパック仕様は珍しでござるが、販売場所により本品のパッケージに板ガムを貼りつけて食玩扱いにした販売仕様も存在するので、雑貨屋以外でも食玩売場で陳列されている場合がある商品でござる。

拙者の購入場所は衣料品雑貨店だったでござるが、いまだにあっちこっちでも置いてあるイメージが強いでござる?

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ヘリコプター型の転流(てんりゅう)とジェット戦闘機型の空翼(くうよく)は、どちらが人気なのか分からないでござるが、トランスフォーマー・ファンだと本商品を見ると不思議に何処かで見たデジャヴューに襲われるでござる。 (笑)

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そう、それもそのはず本品は劇場版「トランスフォーマー」のEZコレクション商品を参考に設計され、独自アレンジによる劣化拡大コピー商品でござる?

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ヘリコプター型転流の場合は、EZコレクション版ブラックアウト(日本未販売)元にアレンジされているでござる。

と、言ってもローターの数やヘリコプター本体のデザインが違うのでコピーには当たらないでござるが妙に雰囲気が似てるのは確信犯でござろう? (笑)

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商品のテールローターは手動回転できるでござるが、主ローターは折り畳みができるもののジョイント穴に差し込んでいるだけの状態でござる。

着陸脚も無いでござるが、それらしい出っ張るが造形されているでござる。

大きさ的にEZコレクションより大きいので不満が有るかもしれないでござるが、そこはチープTOYですので温かい目で見るでござる。

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ロボットモードへの変形もEZコレクション版ブラックイアウトと似ており、両腕とテールローターの変形方法以外は基本的に同じモノでござる。

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まあ、腕部の部位が元ネタと逆に成っていたり、頭部デザインがガルバトロン様ぽかったりするのも狙っており、元ネタでの不評だったテールローターの処理を武器として活用したりと確信犯的な設計なのでござるよ?

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パクリ臭のする商品でござるが、そのまま元ネタを拡大コピーするチープTOYメーカーも多いなかで、独自のアレンジを加える前向きな設計思想は評価したいものでござる。

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なお、変形工程で取り外して付け替える主ローターは折りたたむことが可能でござるが、デザイン上は展開している方がカッコイイのでそのままでござる。

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そう、商品的にはパクリデザインでござるが、なかなか悪くないデザインなのでござるよな。

元ネタの劇場版ブラックアウトは子供受けしないデザインでござるが、こっちなら受けそうなデザインも憎たらしいでござる。 (笑)

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チープTOYメーカーだからこそできるネタであり、死角を狙った隙間産業は大手メーカーも多少は見習ってほしいのでござるよ。

そう、拙者的に少々のパクリは許せても、正々堂々とパクっておいて自社独自設計と開き直るようなパクリでなければ大丈夫だと解釈しているでござる。 (笑)

後は設計者のプライドがパクリに収まらずドレだけ工夫するかの努力が面白いのでござるよな。

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なお、本品はパーツの噛み合いが悪く部品が外れたり破損したりと褒められる代物ではないので潔癖症な御仁にはオススメできない商品でござるが、ネタをネタとして理解できる御仁であれば本品の商品価値が分かるものでござる。

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そう、チープTOYを好きになる理由は様々でござるが、拙者的にはネタとしてのパクリ品と悪意のある偽物では商品価値が違うでござる!

たとえ完成度が高いコピー品でも、それはモトネタ人気にあやかり本家も購入者もバカにした手抜き商品の偽物であり、元ネタを元にアレンジされた開発者側の努力が見られる商品とは決定的に異なる商品でござる!

まあ、商品価値を決めるのは自分自身でござるので、メーカーの価格設定が常に正しい訳じゃない場合があるでござる。

チープTOY購入のポイントとしては自分の価値観と販売価格が合致できれば購入して間違いないと思うでござるよ! (笑)


チェンジバイクロボ 風神Jr.

2012-05-06 16:30:02 | チープTOY・早川玩具

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ごきげんようでござる!

前回に続き、今宵もバイク系変形ロボット玩具で、2009年頃に早川玩具より販売された、チェンジバイクロボ 風神Jr.(全2種、オープン価格)でござる!

いや~早川玩具のチェンジバイクロボと言えば、チープTOY界のバイナルテックと呼べるほどバイクモードの完成度は高いのでござるがロボットモードがめちゃくちゃショボイという落差の激しい商品と独自なネーミング故に、一部のコアな愛好家か存在する伝説のチープTOYでござるな。 (笑)

チェンジバイクロボ 風神Jr.は、正しくチェンジバイクロボの値を受け継いだスケールダウンの小型商品でござる!

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先ずは、チェンジバイロボ 風神Jr.壱号機風雅(チェンジバイクロボ 風神Jr. 壱号機・ふうが、オープン価格)でござる。

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え~ 本品は完全新作か如何か分らないでござるが、日本販売では無謀にもロボット形体のままパッケージングされた箱に収納され、フックTOY販売やチューインガムなどを封入して食玩扱いで販売された商品でござる。

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バイクモードはクリアパーツと2色の成型色による完全プラスチック製で、塗装とプリント処理によって完成させられているでござる。

うむ、ほんとにバイクモードの完成度には関心するでござるが・・・

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やはり、実車とのライセンスは無く、何処かで見たようなデザインのレース用バイクなのでござるよな。 (笑)

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バイクモードでのギミックは転がし走行に加えて前輪の可動と折りたたみ式スタンドで自立させる事が出来るでござる。

そして、変形は・・・

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チェンジバイクロボ・シリーズ共通の変形方法で、相変わらずのロボットモードでござる。 (笑)

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「足なんて飾りです!」

「頭と手が付いていればロボットらしく見えます!」ないい加減でやる気の無いロボットモードは流石でござるよ・・・

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普通はシリーズ新作を重ねるたびにイロイロと改善されていくものでござるが、この独自の変形方法とロボットモードのシルエットは変えるつもりのない設計者の拘りなのでござろうな?

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しかし・・・ 毎度の事ながら頭部がアンテナのないガンダム顔なおが情けないというか・・・ バリエーション不足なのが残念でござるな・・・ 

最も、だからこそチェンジバイクロボの味わいが有るのでござるが。 (笑)

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なお、本品はチェンジバイクロボ・シリーズ直径商品であるために可動箇所がほとんどなく、ポージングがほとんど出来ないなのに加えて、コスト削減か如何か分らないでござるが、専用の武器パーツが無いでござる。

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いや~ ロボットモードを見て購入したくなるか疑問でござるが、知らない人が見たらパッケージ収納状態を見たらロボットモードではなく変形途中の状態でパッケージングされているのかと誤解されかねないパッケージなのでござるよ。 (笑)

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そう、チェンジバイクロボ 風神Jr. 弐号機・風星(チェンジバイクロボ 風神Jr.弐号機・ふうせい、オープン価格)も同じデザインのパッケージで販売されており、一目見ただけでは壱号機かか弐号機か区別できず、パッケージに個別の名称シールが貼られているでござる。

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一号機と2号機は共通金型による成型色のバリエーション商品で、それぞれ頭・腕などの・黒のパーツを交換して色数を増やしていたりするでござる。

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しかも、バイクモードの塗装パターンは変更して差別化を図っていたりするので、バイクモード自体には拘りがあるようでござるな。 (笑)

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この拘りをロボットモードでも発揮してくれたらいいのでござるが・・・

やはり、独自の変形方法には特許でもあるのでござろうか?

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拙者の知る限りチェンジバイクロボと同じような変形を行う変形ロボット玩具は見当たらないので独占状態なのかもしれないでござるな。 (笑)

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まあ、ロボットモードのデザインも好意的に解釈すれば、昨今の商品化を考えていないロボット的なデザインに通じるトコロがあるでござるよな?

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脚部が車輪のまんまなデザインなんて幾らでも有る訳でござるから、特別変なデザインではなく、変形工程が少ない為に誤解されるのでござろう。 (笑)

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チェンジバイクロボには、所謂「出来の悪い子ほど可愛い!」的な魅力があるのでござるよな。

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「玩具道(玩具コレクター)の行き着く先はパチモン玩具に有!」と、言われるでござるが確かに道を極めていけば完成度の高い商品よりもチープTOYの素朴さや味わいお覚えるものでござる。

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正に早川玩具のチェンジバイクロボを如何とらえるかによって、己の玩具道の業が試される商品でござるな!

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さあさあ今宵も、恒例の試乗会を始めてみるでござるが、本品のバイクモードは前回紹介したモトバトロン(高速戦士 モトバトロン、全3種、オープン価格)よりも若干小さい商品になるでござる。

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先ずは壱号機つながりで、風雅には、エヴァンゲリオン初号機に乗ってもらうでござる!

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使用フィギュアは、リイボルテックミニチュア(新劇場版・エヴァンゲリオン初号機、798円)でござる。

商品サイズはノンスケールなので激しくギャップがあるでござるが、合わなくもない大きさでござる。

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まあ、感覚的にはミニバイクに乗っていると思ってくだされ!

リボルテックミニチュアは使い勝手がよいのでシリーズ化してほしいところでござるが、プレミア扱いの販売なのが辛いところでござる・・・

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弐号機の方には商品サイズを考えて約1/18サイズのミクロマンを用意してみたでござる。

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使用フィギュアは「アクロイヤージャドー」シリーズの紅一点、セツナ姉さん(AL-41、アクロセツナ、1500円)でござる。

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ほんと、ミクロマン商品は大きさ的に重宝するでござるが、ミクロアクション系商品は可動範囲に優れるものの部品耐久力が低くて困ったものでござる。

セツナ姉さんもフル装備で乗せてみたいのでござるが部品がポロポロ外れてしまう欠点があるでござる。 商品の耐久力を上げた新型ミクロマンの販売に期待したいものでござるよな・・・

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バイク玩具と同スケールのフィギュアの組み合わせで、商品的に化けるものもござるからチープTOYの使い道もイロイロあるでござる。

チャレンジできる御仁はイロイロ試してみるとベストマッチな組み合わせを発見できると思うでござるよ!


本当のパチモンを教えてやろう

2012-01-30 06:43:30 | チープTOY・早川玩具

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ごきげんようでござる!

玩具技術が進化した昨今であれ、チープTOY業界ではまだまだ数十年前の玩具技術が箱を変え名前を変えて現役だったりするでござるが、流石に変形合体ロボット玩具となると技術進歩の差は歴然で、部品数が少なく安価で製作しようとするチープTOY系変形ロボでは現在の玩具流行に完全に乗り遅れているでござる。

チープTOYメーカーの便乗商品展開スピードは早いでござるが、開発時間短縮の為に他メーカーのコピーや商品流用が主流となるので完成されたオリジナルデザインでの商品化が乏しいのが現実でござる。

最近販売された早川玩具の変形ロボット玩具、チェンジ戦機ロボ 闘神Jr.(全2種、オープン価格)も何処かで見たことある商品だったりするでござる。

今宵はチェンジ戦機ロボ闘神Jr.より、戦闘機に変形する空翼(くうよく)を紹介するでござる!

Photo_2本品の正式販売時期は分らないでござるが、おそらく2011年後半くらいと思われ、パッケージはヘリコプターに変形する転流(てんりゅう)と共通デザインのブリスターパック仕様で、裏側に変形方法の説明が記されているでござる。

チェンジ〇〇ロボではブリスターパックのパッケージは珍しく、早川玩具もようやく昨今の流行(?)を意識しはじめたのか、元ネタ便乗の為にブリスターパックを採用したのか定かではないでござる?

なお、パッケージ写真と商品のカラーリングは異なるでござるが、カラーバリエーションが有るのか如何か確認はとれていないでござるな?

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さて、本品のヴィークルモードのデザインは大雑把でござるが、雰囲気は良い仕上がりになっているでござる。

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流石はヴィークルモードの完成度だけは高い早川玩具のチェンジ〇〇ロボらしいでござるが、一応Jr.の扱いでござるから廉価版商品という事になるでござる?

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ヴィークルモードの戦闘機はオリジナルと言ってしまっても大丈夫なデザインだったりするでござるが・・・

機体下面を見ると何処かで見たような造形に成っていたりするでござる。

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そう、実は本品の設計は劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」のEZコレクション版スタースクリーム(EZ-04、スタースクリーム、525円)を参考に設計されているようでござる。

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F-22ジェット戦闘機を基にしつつもアレンジしているので別機種に見えるでござる。

更にEZコレクションでは再現されていない機首の折りたたみ式着陸脚や期待の穴をや可動ヒンジを隠す為のカバーが設けられていたり、腕の収納方法もボールジョイントの位置を反対側に変えて両翼端に折りたたむ変形方法を採用していたりするでござる。

丸パクリのコピー金型使用の拡大商品などと比べると工夫を凝らしている設計は評価したいのでござるが、あまりに似ていたりするのが残念ではあるでござる。 (笑)

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そう、ロボットモードのシルエットは頭部や両腕を変えているでござるが、劇場版スタースクリームそのものなのでござるよ。 (笑)

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だいたいチープTOY系の変形ロボの場合アンテナのないガンダム顔である場合が多いのでござるが、本品の場合は完全なトランスフォーマー顔であり、劇場版スタースクリームのデザインに失望したファンが望んだ、「コレだったら良かったのに」なデザインだったりするでござる。 (笑)

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う~む・・・ コレは確信犯と云うかモトネタを知らなければ出来ないデザインでござるよ。

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しかし、そっくりそのままパクらずにアレンジしているデザインは評価したいでござるが、足がそのままなのでござるよな・・・

いや~ 流石は早川玩具・・・ 「足なんか飾りです!」精神を受け継いだ商品でござるよな! (笑)

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なお、本品は設計ミスか如何か分らないでござるが、腕部の可動及び変形時に尾翼に腕が引っかかってしまう欠点があるのでござるが・・・

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う~む・・・ ロボットモードはモトネタを意識した尾翼の位置でござるが、商品的に考えれば尾翼は稼動するので立てるほうが自然なのではないでござるかな?

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更に胸部には折りたたみ式の謎のジョイントが増設されていたりしるでござるが・・・ 何でござろう?

ヘリコプターの転流との合体用ジョイントではないようでござる?

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とりあえず本品では胸部武装と解釈してみたでござるが真意は分らないでござる?

ただ・・・ このての商品はあちこち使いまわされるので、武器パーツを保持させたり追加武装パーツを合体させる為のマイクロンジョイント(凸)風な意味合いが有るのかもしれないでござるな?

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因みに拙者は空翼を380円で購入したでござるが、ヘリコプターの転流は別店舗にて500円で購入したでござる。

どちらもラスト1個だったので他の販売状態は分らないでござるが、本家EZコレクションよりも大きいはずなのに販売価格が店舗により安いとは流石はチープTOYと納得できたりするでござるが、よくよく考えるとEZコレクションの販売価格が高いのでござるよな。 (笑)

まあ、複雑化した昨今の変形ロボット玩具をパクるのにはEZコレクションが良い教材になっているのでござろう。


帰省道中こそ出会い有!

2010-08-14 00:14:06 | チープTOY・早川玩具

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ごきげんようでござる!

夏休み及び盆休みの帰省や旅行にでかける方々、暑苦しい長距離移動ご苦労様でござる。

拙者は迎える方なので長距離移動は無いでござるが・・・ 暑苦しいでござる。 (笑)

さて、暑苦しく気乗りもしないで地方に出かける方々、コレクターにとっては大型玩具店もない地方は魅力に欠けるでござるが、考えようによっては、地方の玩具店には思わぬ売れ残り商品が残っていたり、ドライブインや土産物屋には見たことも無いチープTOYと出会える機会なのでござるよな。

移動時間や帰省の余剰時間を利用する絶好のチャンスだったりする訳でござるよ!

今宵は2010年(?)に販売されたと思われる早川玩具の変形ロボット玩具

チェンジカーロボ 道神 (全2種、オープン価格)の紹介でござる。

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本品は赤色のボディと白色のボディの2種が販売されたでござるが、どちらも成型色及びプリントを反転しただけのカラーバリエーションで、道神(どうじん)という名の商品でござる。

なお、パッケージは共通でござるが、パッケージ写真は白い道神が大部分を占めるのでいボディが基本体なのかもしれないでござる?

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さて、本品は一見完成度の高そうなレースカーでござるが、クリアパーツなどを使用せず塗装とプリント処理だけで仕上げているでござる。

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塗装効果とはすごいものでござるが、そこはやはりチープTOYでござるから、くるま形態では武器パーツが余剰パーツになるのでござるよな?

武器パーツのデザインだけ見ていれば排気管として車体裏に取り付けられそうなのでござるが接続ジョイントが全くない設計ミスと言うか手が回っていない商品でござる。

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実にもったいないというか、製造メーカー側がローコストと見た目重視に走ってしまい細かい配慮が気がついていないのでござろう?

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故に変形方法も、いわゆる外皮の中に隠れたロボットを出現させるガワ変形なのでござるが、くるまの外装パーツは部品数削減や変形工程を省くために組み替え式になっているのでござる。

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うむ、一昔前のチープTOYと違い、ようやく2000年代のカーロボット的なプロポーションに近づいたのでござるが、何故か外装パーツの取り付け方法が変なのでござるよな?

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そう! 本品は「足なんて飾りです!二つに分かれて立てれば十分足に見えます!」をモットー(?)とする早川玩具らしくないデザインだと思ったでござるが、やはり個々に可動できる脚部の大腿部に外装のリアバンパーを取り付けてしまった事で、足が動かなく成ってしまったのでござるよな?

何でござろう可動を犠牲にした無意味なセンスは?

もはや確信犯というか、どうしても足を飾りにしたいのでござるかな。 (笑)

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更に、チェンロボ・シリーズといえばアンテナの無いガンダム顔が定番なのに、なんとなく勇者ロボっぽいデザインに変更しているので、デザインは頑張ったねと褒めてみたいでござるよ。

なお、胸部に発行ギミック(ボタン電池LR44×3)を仕込み、クリアパーツではない胸部を強引に光らせて電子音を響かせる商品は子供だましでござるが・・・

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フィ~ン! フィ~ン!

ピコン♪ ピコン♪ ピコン♪ ピッピッピッピッピッピッ・・・

ダッダッダッダッダッダッ!

ピコピコピコピコピコ・・・

フュン! フュン! フュン!

チュドーン! チュドーン! チュドーン!

チューン! チューン・・・ チュドドドド・・・・

と、センスの悪いチープ音こそが、チープTOYらしい電子ギミックでチープTOY好きな通も納得するダメダメな電子ギミックでござる。

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しかも、本品はお試し電池付きなので買ってすぐ遊べる商品でござる。

そう、わざわざ一発ギャグのチープTOYに電池を別に買う煩わしさを解消してくれるチープTOYの鏡でござる。

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が、本品は消費者に優しいとは言いがたく、非常に中途半端なのでござるよな。

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拙者は本品を680円で入手したのでござるが、場所によっては販売価格も異なるので人によっては本品が価格に見合った商品で安いのか高いのか悩むところでござるよな。 (笑)

まあ、拙者は安いと思うのでござるが、1000円くらいなら如何なのでござろう?

チープTOYの魅力の一つは商品の中途半端な完成度を如何とらえるかで価値が決まるでござる。

そう、大手メーカーの商品で物足りなさを感じたときは、チープTOYを手にして大手メーカー品の有り難さを感じてもらいたいのでござるよ。

本品は入手しやすい商品だと思うので、是非に中途半端な商品を体験してくだされ!


チェンジカーロボ!

2010-02-08 00:16:31 | チープTOY・早川玩具

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ごきげんようでござる!

久しぶりに早川玩具からチエンジロボ・シリーズが販売されたでござる。

今宵は念願の自動車系チエンジロボで・・・

チェンジカーロボ・道神(全2種、オープン価格?)の紹介でござる!

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本品の販売時は特定しにくいでござるが、おそらく2009年10月ごろから2010年1月くらいの間に販売されたと思われる商品で電子ギミック内蔵(ボタン電池×3付き)の変型ロボでござる。

商品は同一金型による赤色白色の成型色を反転させた2種類が販売されており、パッケージ写真には白色タイプが使用されているでござる。

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なお、拙者は赤色タイプを購入したでござるが、ドチラも個別の名称が付けられておらず、道神のままでござる。

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しかし商品は流石「チープTOY界のバイナルテック」と異名をとるチェンジロボ・シリーズだけあり一見ヴィークルモード(本品では、くるま表記)の完成度は高そうでござるが、コレも原油高騰の煽りを受けたのか、電子ギミックを内蔵した為か分からないがクリアパーツは使用されておらず、ライトやマーキング(デザインは白色タイプと同じ反転カラー)はプリント処理で部品数も減らされている(?)ような気がするのでござるよな?

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そう! 本品に付属する武器パーツは縦並びの薄型2連装火器のようなデザインでヴィークルモードでは余剰パーツとなるのでござるが、デザイン的に見て武器パーツは車体裏に取り付ける排気管のようでござる。

う~む・・・ 設計ミスか接続穴を掘り忘れたのでござろうか?

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なお、くるま→ロボットへの変型は車体外装を外す一部組替え式を採用しており、部品数を減らすと云うか・・・ 簡略化しているでござる。

しかしロボットモードはチェンジロボらしからぬ良好な体型なのでござるが・・・

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何故に、くるまのリアパーツを大腿部に接続しちゃうのでござるかな~

御蔭で股間部に採用したボールジョインが無意味と化し、背中に取り付けたルーフパーツが邪魔で、可動する膝も曲がらないのでござるよな・・・

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チェンジロボでは異色のデザインだと思っていたら、何時もどおりの設計ミスとパーツ配置のセンスの悪さは健在だったので安心したでござる。 (笑)

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しかも、一番驚いた顔のデザインも何時もの角の無いガンダム風ではなく、勇者ロボっぽいでござるが・・・ 後頭部はカンダム風なのでござるよな。

更に本品搭載の電子ギミックはクリアパーツではない胸部ごしに点滅し、謎の電子音と攻撃音が長めに再生されるでござる。

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まあ、発行ギミックを優先した場合はいボディの白色タイプより白いボディの赤色タイプの方が目立つでござるよな。

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なお、大腿部に取り付けたリアパーツは片方外すか、全部外すかすれば足の可動範囲は広がるでござる。

まあ、この外装パーツの配置は明かな設計ミスで、左手に装備したフロントパーツとリアパーツは背中に取り付けて、ルーフパーツを左手に保持できる方がいろんな意味で良くなるはずでござる・・・ ちゅーか・・・ コレは確信犯で、チェンジロボの設計者のセンスは常人(?)と異なるのでござろうな?

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なお、本品の背中に装着したルーフパーツは上下逆にも取り付け可能なのでござるが、文字の向きや脚部の可動を考えるとコチラの方が合うのかもしれないでござる。

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まあ、何時もながら早川玩具のチェンジロボのセンスには驚かされるでござるが、100%の完成度ではない商品の魅力がある事は確かでござるな。

拙者は赤色タイプのみ購入したでござるが、次回売れ残りが有れば白色タイプの道神も購入したいでござる。