ごきげんようでござる!
何時のころから分からぬでござるが、節分の日に恵方巻きと呼ばれる太巻き寿司を食べる文化が日本中に広まったでござる?
ゆえに今宵はパクっと恵方巻きを食するイメージで、1999年に海外で展開されたビーストウォーズ3部作の「BEAST MACINES」より、ヴィーコン軍団・破壊兵、スカベンジャー(日本未販売)の紹介でござる!
「BEAST MACHINES」の日本展開は2004年に「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ」として展開されたでござるが、本品は劇中に登場しない玩具オリジナル商品ゆえに日本販売される事がなかったでござる。
しかし、2002年に日本でも成型色を変更して「ROBOTS IN DISGUISE」商品に転生したオートボット仕様のスカベンジャー(USAエディション、サイバトロン3体セット、2499円)がe-HOBBYより販売されていたでござる。
ドチラのバージョンも詳しい設定が存在しないので同一人物か同型タンクドローンなのか不明なうえに玩具展開のトランスメタルス商品スカベンジャー(日本名、D-46、メタルス・インフェルノ、2500円)との関係も謎なのでござるよな?
さて、本品のヴィークルモードはタンクドローンに属するパワーショベル型ヴィークルで、デザインは地球製のものではない異星(セイバトロン星)の建設車両というか破壊車両でござるな。
なお、本シリーズのヴィーコン軍団のヴィークルモードは機械でありながな生物的表現を取り入れており頭部らしきデザインを有するヴィークルモードとなるでござる。
そう、商品のパワーショベルのアームは首長竜のように可動し、バケットも口の様に開閉するでござる。
武装の施されたショベルアームの上に配置されたライトが目のようでござるよな。
なお、本品のアクションギミックは転がし走行以外にレバー操作によるパワーショベルのバケット開閉と、車体側面部ハッチを開閉してスパーククリスタルを見る事ができるだけでござる。
ロボットモードのデザインは頭部が胴体にめり込んだ所謂ザコ系ヤラレ役のデザインで、個性もなにもない量産型ドローンらしいデザインでござる。
そう、単体ではお世辞にもカッコイイとは言えないデザインでござるが、無表情なデザインゆえに同型の数が揃えば威圧感タップリの絵になるデザインと化すでござる!
劇中でヤラレ役として登場しなかったのが残念な商品でござるよ。
なお、タンクドローンは自己意識を制御されたトランスフォーマーで上司の指示がなければ行動ができない存在でござる。
スカベンジャーにも体力(8)、知力(2)、速度(4)、耐久力(6)、地位(4)、勇気(9)、火力(7)、技能(5)の能力値が設定されているでござるが、スカベンジャー本人の能力なのか破壊ドローンの基本能力値なのか分からないでござる?
そう、何処まで自意識が残っているのか不明でござるが、劇中で死亡したインフェルノ(D-11、インフェルノ、2280円)の玩具版であるメタルス・インフェルノとトランスメタルス版スカベンジャーが別人と考えた場合はスカベンジャーのスパークが使われたのかもしれないでござるな?
なお、ロボットモードでは手持ち武器を持たずに胸部のミサイルとバルカン砲以外の武器しかないようでござる。
両腕も3本指の爪であることからも不器用で応用が利かず、要らぬ考えを持たせない為の設計のようでござるな?
道具としての量産型ロボットらしいデザインは拙者的に好きでござるが、やはりトランスフォーマーのデザインとしては残念だと思うでござる。
そう、トランスフォーマーはロボットではなく超ロボット生命体でござるから個性は必要なのでござるよな。
ビーストマシーンズ(トランスフォーマーリターンズ)本編登場キャラクターは奇天烈なデザインとなり不評でござるが、本編に登場しない何処かで戦うトランスフォーマーは普通に良いデザインの商品も多いでござる。
やはり映像デザインに畑違いのクリエーターが加わるとろくな事が無いと証明されたシリーズでござるよな。 (笑)