ごきげんようでござる!
前回はトランフォマーマーG1時代に活躍したサイバトロン・テックボット部隊狙撃員、ストレイフ(C-88、ストレイフ、880円)を紹介したので今宵はトランスフォーマーG2時代に活躍したサイバトロン・サイバージェット砲撃戦士、ストレイフ(TRF-15、ストレイフ、500円)の紹介でござる!
本品は1995年に「トランスフォーマーG2」商品として販売された訳でござるが、金型は先に販売されたデストロン・サイバージェット偵察屋、スペースケース(TRF-8、スペースケース、500円)の成型色変更品で、商品差別化の為にディテールアップシールが付属するでござる。
なお、高速ジェットに変形するG1版ストレイフとFX-29風戦闘機に変形するG2版ストレイフは同名かつ時間軸が繋がっているので同一人物だと思いたいのでござるが・・・ 設定上では元デストロン所属のサイバージェットのようで再び巻き起こされた戦争によりサイバトロン陣営に鞍替えした戦士のようでござる?
う~む・・・ 実はG2を深読みして考えるとG2時代にはコンピューティコン(C-91、コンピューティコン、5500円)再販されていない・・・ 即ち、テックボット部隊が存在しないのではないでござるかな?
そう、G2時代にはテックボットの誰かが戦死しておりテックボットボット部隊が解散して、航空機型のストレイフが元々デストロンの科学者であるスカイファイアー(海外名、ジェットファイヤー、日本未販売)と共にデストロンに協力してサイバージェットの体をを手に入れたと考える事もできるのでござるよな?
なお、トランスフォーマーの場合は死んでも生き返る際にモデルチェンジしたら名前を変えたり、モデルチェンジしても名前を変えない場合もあるのでG1版ストレイフとG2版ストレイフが別人である必然性もないのでござるよな?
まあ、G2で同名の別人が確認されているのがサイバトロン所属のG1版スモークスクリーン(45、スモークスクリーン、1800円)とデストロン所属のG2版スモークスクリーン(TRF-10、ドレッドウィング、2500円)でござるな。
さて、サイバージェットは小さいながら折りたたみ式の着陸脚が標準装備されているでござるが、車輪はダミー仕様で転がし走行ができないでござる。
しかしなんといっても特徴的なのは、押し出し式ミサイル発射ギミックを搭載したことで、ハズブロ安全基準の長いミサイル(サイコミサイル)が登場したことでござるな。
おかげで折角の現用戦闘機風の迷彩塗装で存在感を出してもサイコミサイルで玩具臭くなってしまったでござるな。
なお、本品の欧州販売版ではスペースケースのリカラー品(戦闘用迷彩)として販売されたそうで、サイバトロンのエンブレムは描かれていないでござる。 無論、本品にも米国国籍マーク風のマーキングはあるものの、サイバトロン(G2仕様)のマーキングもなく、ディテールアップシールにも用意されていないでござる。 (残念!)
ロボットモードのデザインはG1版ストレイフと全く似ていないので別人でもよいのでござるが、同じ名前にしてしまった事でややこしくなってしまったのでござるよな?
そう、本来は新キャラクターであるスペースケース用のデザインを流用した別キャラクターでござるから、適当な旧キャラクターの名前をもってきたのかもしれないでござる?
それとも、G1ストレイフの知名度を利用した安易な2代目襲名か、合体を嫌うための引き抜きか、はたまた旧デザインが気に入らなくての流用でござろうか?
さて、ストレイフのキャラクター設定は、決して一つの目標を狙わずに一斉砲火で敵を殲滅する慎重派な性格だそうで、エアロレード(TRF-14、エアロレード、500円)やジェットファイヤー(TRF-16、ジェットファイヤー、500円)と共に戦うことを誇りにしているそうでござる。
しかし、よくよく考えれば「下手な鉄砲数打ちゃ当たる!」の考えなしでござるよな?
なお、能力値はパワー(5)、知能(6)、スピード(6)、耐久力(7)、階級(5)、勇気(5)、武力(7)、テクニック(4)で設定されており、G1・ストレイフとは勇気(8)のみ異なるでござる。
武器は右腕より射出されるサイコミサイルでござる。
サイコミサイル1基は予備となるでござるが、棍棒(?)として保持可能でござる。
ミサイル自体を振り回すのは関心しないでござるが、このデザインを見れば仕方が無いでござるよな。 (笑)
ちゅー事で、G2版ストレイフの登場よりストレイフの新作リメイクは行われず、何でもありの商品流用が主流になるのでござるよな。
まあ、ストレイフの名前が使いやすいのか否か、はたまたG2の元デストロン兵士の設定が生きていてごっちゃにされているのかもしれないでござる?