2008年も最後でござる!
故に鼠年の最後を締めくくるのは、ネズミでござろう先輩!
ちゅー事で、今宵は1999年に販売された「トランスフォーマー ビーストウォーズ・メタルス」のメカネズミに変形するサイバトロン諜報員、メタルス・ラットル(C-43、メタルス・ラットル、1800円)の紹介でござる。
本品は、ラットル(C-5、ラットル、750円)がクオンタム・サージという特殊なエネルギーを浴びてトランスメタルに進化した姿の商品なのでござるが、本品のバリエーションは多数あり、日本販売されただけでも、単品販売とメタルス・テラザウラー(D-43、メタルス・テラザウラー、1800円)とセット販売された閃光の対決(VS-43、閃光の対決、3500円)が有り、これ等は同じ仕様でござるが、先に劇場先行販売された海外版のラットトラップ(海外版、トランスメタル・ラットトラップ、2200円)とは、成型色の色合いや、サイバトロンマークなどのプリント処理は異なっているでござる。
更に、日本販売としては、トイザらス限定版のパズルのオマケ(?)白いメタルスラットル(2999円)等がある、海外では、青いラットトラップ(日本未販売)や赤いラットトラップ(日本ではトイザらスの販促クジ用景品)が販売されており、ビーストウォーズ10周年記念版(日本未販売)等が販売されているでござる。
日本販売版の本品は、TVアニメのイメージに合わせて成型色を明るいグレーに変更した商品でござる。
なお、海外版では背中にRATTRAPとプリント処理されているでござるが、日本版ではCYBERTRNに変更されているでござる。
まあ、自分の名前をプリントされるよるも軍団名の方が好いでござるな。 (笑)
商品はメタルス化によるパワーアップなので大型化しており、尻尾は多重関節により自在に可動するでござる。
が・・・ ロボットモードでは武器となる尻尾の取り付け位置には、やや微笑ましくもダサイ事が欠点でござるな。 (笑)
更に、トランスメタルの特長であるヴィークルモードにトリプルチェンジ(?)する事により、ビーストモード以上の機動力を得るのでござる。
なお、商品でも転がし走行は可能でござる。
「カックイイ~! タイヤも付いてF1マシンもぶち抜くぜ!」
と、言っても遊園地の乗り物を思わせるデザインでござるよな。 (笑)
まあ、劇中でも比較的頻繁に登場したので、ほぼイメージ道りの商品なのでTVアニメ重視派のファンにもウケが好かったそうでござる。 (?)
そう、ロボットモードも脳ミソや内臓が丸見えのグロいデザインなのでござるが、非常にバランスが良い体型なのでござるな。 ・・・ちと、接地性は悪いでござるが。 (笑)
コレもTVアニメ製作と玩具メーカーが連携できた傑作商品と言えるモノなのかもしれないでござるが、確かに体格も大きくなり、メタルス化で機動力・防御力も増したはずなのでござるが、武装は貧弱になったような気がするのでござるよ。
そう・・・ 設定では「体の大きさは変わらないが、タイヤが装備されて、走るスピードが大幅にアップした! ピカピカのボディが自慢。」と記されており、パワー(6)、知力(7)、スピード(9)、耐久力(5)、階級(5)、勇気(8)、火力(6)、テクニック(7)の能力値が設定されているのでござるが・・・
劇中で使用したフュージョンライフルやフュージョングレネードと云った武器が商品では付属せず、武器となる尻尾のラットサーベル(ティルウィップ)のみなのでござる。
う~む・・・ 商品面でも銃火器類の武器が欲しかったのでござるが、銃火器系の武器を持たない商品が増えだしたのもコノ頃だったでござるな。 (?)
因みに、尻尾を握った右腕は、そのままビーストモードorヴィークルモードでの尻尾接続位置になるのでござるよ。 (笑)
せめて、メタルス・ラットルの後輪は外せて、左手に盾として保持できれば良かったのでござるが、そのような気の利いたギミックって無いのでござるよ。
なお、メタルス・ラットルには第4形体が設定される予定だったらしく、ロボコンサイクル風のゴーカートモード(俗称)と呼ばれる半ヴィークル形体になるのでござるが、コレが本当に脚部に車輪が付いていたら違和感無く転がし走行が可能だったハズでござる。
一説には設計変更になったとか、コスト削減で削除された等と云われているでござるな。
しかし・・・ この半ヴィークルモードは、次回作の「BEAST MACHINES」(日本名、ビーストウォーズ・リターンズ)のラットトラップ(BR-03、ラットル、2999円)に受け継がれているのでござるが、コチラは玩具とは似ていないデザインになってしまったでござる。
そう・・・ 結局のところ、メタルスも玩具製作側の意図と異なり、ビーストマシーンズでは完全にアニメ製作側が暴走してしまった訳でござるな。
まあ、メタルス・ラットルはTVアニメと似ている比較的に優遇されていた商品でもあるでござるよ。
因みに前回紹介した変形×2版チータス(C-12、サイバトロンチータス、2310円)とは大きさ的に似合っているでござるよ。
さあ、これで来る2009年に変形×2版ラットルが販売されば良いのでござるが・・・ ソノ前に同じネズミのミッキーマウス(ディズニーレーベル、ミッキーマウス・トレーラー、3990円)が控えているでござる。
ちゅー事で、来年も宜しく仕るでござる!
それでは善い御年をでござる。