ごきげんようでござる!
主人公を引き立たせる為に無くてはならないのが、ヤラレ役のザコだったりするでござる。
確かにライバルキャラの方がストーリー的にも面白いでござるが、主人公の強さを演出するにはザコが必要だったりするでござるな!
夢と希望に溢れる、子供のころは主人公に憧れるものでござるが、実社会を経験した年頃に成ると、末端のザコ達に感情移入してしまい、ザコの魅力と必然性に共感するものでござる。
今宵は、「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」より、デストロン軍団所属(?)量産型の索敵兵、ランブル(GD-13、ランブル、940円)の紹介でござる。
本品は、2005年に「トランスフォーマーギャラクシーフォース」商品として、赤・青・黄のカラーバリエーション3種が同時販売されたでござる。
なお、パッケージデザインと付属カードは3種共通で、付属のフォースチップも設定も共通でござるな。
ランブルは、固有名詞なのかどうか分からないでござるが、アニメ本編にも多数の同型機が登場する謎のトランスフォーマーでござる。
ヴィークルモードはクモ型戦車と記載されており、1種の多脚戦車でござる。
SF作品ではお馴染みのメカニックでござるな。
その姿は、まさしく密集状態の蜘蛛の子で、多数の量産機が集まるとザコ敵といえど恐ろしいモノがあるでござる。
そう、ザコ敵の魅力は数の暴力にこそあるのでござるよ!
本品のヴィークルモードも用途不明なところも多いでござるが、SFメカちゅーモノは多少用途不明なれどソレっぽいモノで十分事足るでござるな。
クモ型戦車も長距離移動には向かないでござるが、小回りの利くメカでござる。
本品の搭載武器は背部のニードルライフルであり、フォースチップを差し込む(イグニッション)させる事により、キラーランスが展開されるでござる。
遠距離武器から近距離格闘用武器に変化するようでござるな?
なお、本品付属のフォースチップはセイバートロン仕様のデストロン通常型だったりするでござるが、何処の陣営に所属する機体か不明でござる。
ロボットモードは如何にもヤラレ役らしいデザインでありながら青いカラーリングが軍用・警備用ぽい印象を与えるでござるな。
しかし、テレビアニメ本編では赤・青・黄のランブルは個別に描かれる事無く雑多な扱いであり、用途に限定された演出は無かったでござる?
ならば、同一色のみでも構わなそうでござるが、そこは複数揃えたいが、同じものばかりじゃ購入意欲が減るのじゃないかなという大人の事情が働いたのかもしれないでござる? (笑)
実際に、拙者も3種とも購入した訳でござるし、同じもの3体購入するよりも購入意欲は増すでござる。
しかも、GF版ランブルは、海外ではスクラップメタルの名前で赤と黄のみが販売され、青いカラーリングは日本限定販売だったでござるな。
さて、ランブルの設定は基本的に各カラーとも共通(?)で、パワー(6)、知力(5)、スピード(7)、耐久力(6)、地位(4)、勇気(8)、火力(7)、テクニック(9)だったりするでござる。
日本設定では、無尽蔵に生み出される量産型トランスフォーマーだそうでござるが、海外設定だとテラーコンの1種(?)らしいでござるな?
設定上のロボットモードでの武器は右肩のニードルライフルのみでござるが、玩具では両腕をスパイクにする事も可能であり、G1版ランブル(17、サウンドウェーブ、2980円)のアニメ版武器のハンマーアームを再現出来たりするでござる。
名前のモトネタを知っていれば面白いギミックでござるが、設定上の探索兵という役職を考えれば、収音機とか金属探知機のようなセンサーかもしれないでござるな?
ロボットモードでも、フォースチップはイグニッション可能で、キラーランスが展開するでござる。
しかも、キラーランスは取り外しが可能で、手に保持する事ができるでござる!
やはり、ロボットモードでの剣は手持ちにかぎるでござるな。
まあ、一応遠近両用の武器は揃えているので量産型兵士としてはコレで上等なのでござるが・・・
如何も、拙者はロボットモノアニメで同じ量産機でありながら、一撃くらっただけで爆散するザコなのに、主人公あるいは主人公側の人物が乗った途端に、やたらと耐久力が上がるのはイマイチ腑に落ちないところなのでござるよな。 (笑)
そう、ランブルの場合も有人機(コビー専用ランブル)に成った途端に耐久力が上がったりしているのでござるよ・・・
コビー専用ランブル(EX-02、ソニックコンボイ、8999円)って、ランブルの残骸(死体)の有効活用みたいなものでござるから、元の能力が落ちてるはずなのに納得がいかないでござる?
まあ、ゾンビ化して耐久力が上がったのかもしれないでござるが・・・ (笑)
拙者としては、たとえザコでも個性をあたえてほしいとおもうのでござるが、ザコ敵は一山なんぼで、ヤラレる為の存在であるために、個性的になってしまうとイチイチ感情移入してしまって、ばらばら死んでいくのを見ると気がめいってしまい辛くなるかもしれないので、無個性のほうがよいのかもしれないでござるが、ヤラレ役の彼らにも個々の物語があるはずなのでござるよ!
忘れがちでござるが、無名戦士に感謝と栄光を送る気持ちが大切でござる。