トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

夏色カセキ

2012-08-16 01:06:31 | ダイノゾーン

Photo

暑中お見舞い申し上げます!

拙者的に夏休みの自由研究等の便乗企画等で、恐竜展などの催し物が開催されるイメージが強いのでござるが・・・

困ったことに拙者の地元近辺での催し企画がまったく無かった事で、テレビCMで流れる恐竜展のイメージだけが、むなしく残っている夏のトラウマだったりするでござる! (笑)

今宵は恐竜ネタで、「甦れ!骨のあるヤツ!」でお馴染みな、1998年にバンダイが展開した「ダイノゾーン」の食玩版ダイノゾーン(全6種類、各100円)の紹介でござる!

Photo_2Photo_3

本品は1999年にバンダイ・キャンディ事業部から販売されたラムネ付食玩で、塩ビ製未塗装の組み立てフィギュアでござる。

残念ながら中身を選ぶ事ができない共通パッケージで、通常販売のダイノゾーン玩具を紹介するミニカタログが封入されているでござる。

Photo_4Photo_5

Photo_6Photo_7

まずはダイノソルジャーのリーダーであるダイノティラノ・プログレスモード(ダイノゾーン、100円)でござる!

Photo_8Photo_9

Photo_10Photo_11

本品は2色の塩ビ製パーツを組み立てただけの商品で、完成後は約5センチであり、一応の可動部分は存在するでござるが非変形のフィギュアでござる。

Photo_12Photo_13

Photo_14Photo_15

故に恐竜化石型のダイノモードであるダイノティラノ・ダイノモード(ダイノゾーン、100円)は、別個造形されているでござる。

Photo_16Photo_17

Photo_18Photo_19

未彩色でござるが、元玩具(DZ-1、ダイノティラノ、3980円)やCGのイメージが強いので違和感がない仕上がりになっているでござる。

流石はビジュアルキャラクターだけあり、プログレスモードとダイノモードが再現されたのがダイノティラノだけだったりするでござる!

Photo_20Photo_21

Photo_22Photo_23

続いて二人目のダイノソルジャーは、ダイノブラキオ・プログレスモード(ダイノゾーン、100円)でござる!

Photo_24Photo_25

Photo_26Photo_27

本品はプログレスモードのみ再現されたでござるが、商品ボリュームは6種中最大で、箱の上からでも重さが識別できるでござる!

Photo_28Photo_29

Photo_30Photo_31

3人目のダイノソルジャーは、ダイノステゴ・ダイノモ-ド(ダイノゾーン、100円)でござる!

Photo_32Photo_33

Photo_34Photo_35

本品もダイノモードだけ再現されたダイノソルジャーでござる。

薄いクリアパーツが透明骨格標本のような感じでござるな。 (笑)

Photo_36Photo_37

Photo_38Photo_39

ダイノソルジャー4人目は、ダイノプテラ・プログレスモード(ダイノゾーン、100円)でござる。

Photo_40Photo_41

Photo_42Photo_43

本品もプログレスモードのみの再現でござるが、玩具版(DZ-5、ダイノプテラ、980円)と同様にプログレスモードで造形された商品では最も小さいでござるな。

Photo_44Photo_45

Photo_46Photo_47

デスイーター側からの参戦は、ギガノドラゴン・プログレスモード(ダイノゾーン、100円)でござる!

PhotoPhoto_2

Photo_3Photo_4

本品もプログレスモードのみを再現した商品で、可動箇所が少ない事がチト残念だったりするでござる・・・

Photo_5

本シリーズは未彩色なチープTOYでござるが、数を揃えたときの感動は圧巻でござる。

集めて遊ぶ食玩としては面白い商品でござるが、第2弾が販売される事無く終了したのが惜しまれるでござる。

「ダイノゾーン」は現在の玩具技術でリメイクすれば、需要がありそうなシリーズだと思うでござるが・・・

バンダイの場合は失敗作をリメイクしようなんて考えないでござるから・・・

やっぱり無理でござるかな? (笑)


見参! 大剣者トリブレードス

2011-06-19 00:24:48 | ダイノゾーン

Photo

またせたな!

今宵は遂にケラトプス3兄弟が3体合身(プログレスレリーション!)により完成する大剣者 トリブレードス(SET-1、大剣者トリブレードス、5900円)の登場でござる。

Photo_2 Photo_3

本品は1999年にバンダイが販売した「ダイノゾーン」商品唯一の合体セットでござる。

セット内容は単品販売版と同じで箱のみが異なるでござるな。

単品販売の箱3個分よりも大きい箱でござるが、合体セットらしい存在感のある箱でござる!

Photo_4 Photo_5

ステラコサウルスの化石より変形(プログレスチェンジ)するダイノステラス(DZ-8、ダイノステラス、3980円)はケラトプス3兄弟の長男で、化石剣・閃光丸を振り回すブレード・スイング・フレームを搭載した大型商品でござる。

Photo_6 Photo_7

続いて、カスモサウルスの化石より変形するダイノカスモス(DZ-9、ダイノカスモス、980円)はケラトプス3兄弟の次男で、化石剣・月光丸を振り回すブレード・スイング・フレームを搭載した小型商品でござる。

Photo_8 Photo_9

そして、セントロサウルスの化石より変形するダイノセントロス(DZ-10、ダイノセントロス、980円)はケラトプス3兄弟の三男でダイノカスモスとは双子の弟になるでござる。

商品はダイノカスモスと共通ボディで、頭部及び武器パーツを変更した商品でござる。

無論、化石斧・陽光丸を振り回すブレード・スイング・フレームを搭載しているでござるな。

Photo_10

なお、一般的な恐竜系合体ロボット玩具の場合はトリケラトプスをモチーフにするものでござるが、すでにダイノトリケラ(DZ-6、ダイノトリケラ、1980円)販売していた為に同じ角竜系の恐竜でデザインされたようでござるが、どうも設計側が恐竜に詳しくないらしくモチーフとなる化石のイメージが異なるでござる。

マイナー恐竜でござるから仕方が無いとはいえ、恐竜ネタでシリーズを続ければぶち当たる問題なので勉強不足と言わざるをえないでござる。 まあ、専門家監修のリアルモデルではないのでそこまで追及できないでござるよな。 (笑)

Photo_11 Photo_12

さて、ケラトプス3兄弟はシリーズ強化案として登場した3体合体商品でござるが、設計思想は単体でのアクションギミックを重視した商品で、合体要素は二の次ぽい設計でござる?

Photo_13 Photo_14

Photo_15 Photo_16

そう、3体合体の中核をなすダイノステラスの合体モードも所謂リバーシブル(表裏別デザイン)構造を採用しており、両腕の収納も肩の角を掴むというデザイン的には面白いが、合体ロボット玩具では反則的なデザインでござる。

ドチラかと言えば、本品の合体構造はパワーアップ変形玩具に通じるものがあるでござる?

Photo_17 Photo_18

Photo_19 Photo_20

右腕を担当するダイノカスモスの合体モードもブレード・スイング・フレームの影響もあり両腕の収納方法も反則的でござるが、何より本品には合体用ジョイント凸(?)が無い事に驚かされるでござる。

単品販売版の説明書には合体モードの変形方が書かれておらず、合体情報が無ければ合体ロボット玩具とは思えない設計なのでござるよな?

Photo_21 Photo_22

Photo_23 Photo_24

無論、左腕を担当するダイノセントロスも共通ボディゆえに同様の変形方法でござるが、左腕担当するので恐竜頭部は逆向きになるでござる。

Photo_25

では、ケラトプス3兄弟の意思が一つになったプログレスレリーションでござる。

Photo_26

見参! 大剣者 トリブレードス

Photo_27 Photo_28

Photo_29 Photo_30

3体合身らしいどっしりとした迫力のデザインでござるが、合体後はブレード・スイング・フレームによるアクションギミックが一切使用できなくなってしまうでござる。

Photo_31 Photo_32

そう、両肩の合体位置には可動軸やジョイント受けのストッパーが設けられて有るわけでもなく、腕部担当のアクション用ジョイントが繋がる訳でもない設計なのでござるよな。

合体ジョイント部分は凸凹ともに、ちょっと変わったデザインにしか見えないのでござるよ?

拙者も最初に見たときは両肩にシャフトが仕込まれており、両腕が連動して回転ようなアクションギミックが搭載されていると思ったのでござるが・・・ 全くなしでござる。

Photo_33 Photo_34

更に3兄弟の3本の剣が合体して豪剣・三星剣と成り、余剰パーツ対策を兼ねた3枚刃のアイデアは賞賛したいものなのでござるが・・・

Photo_35

剣は一応保持できるものの、ポーズを着けて構える事ができないほど安定力が無いでござる。

完全に騙されたちゅーか、本品は単体モードがメインな珍しい合体ロボット玩具だったのでござるよな。

Photo_36 Photo_37

Photo_38 Photo_39

さて、トリブレードの説低は、ケラトプス3兄弟の意思が一つになったときだけ合身(プログレスレリーション!)が可能となり、超絶的なパワーを発揮する伝説の大剣者でござる!

ただし、その形態を長時間維持するにはエネルギー消耗も激しすぎて困難な為に、3兄弟は己が死線のギリギリの状況になるまで、合身を封印しているそうでござる。

設定身長は7.67メートルでダイノステラスより若干高くなるでござるが、3体合体ゆえに体重が25.3トンになるようでござる。

Photo_40

設定上、安易に合体できるよりもココ一番で合体する方がドラマ性があり燃える展開でござるが、どうも本品の場合は合体を売りにしていても、合体を嫌う海外向けに合わせたような2枚舌の設計なのでござるよな?

Photo_41 Photo_42

故に海外でTV放送されたアニメ版「ダイノゾーン・ザ・シリーズ」に合体したトリブレードスが登場したのか分らないでござるな?

ネタ的に嫌いじゃないのでござるが、実際の商品は見た目ほど遊べず悪いところばかりが目立ってしまう欠点があるでござるな・・・

Photo

そこで、公式ではないでござるが合体モードを組み替えてみたでござる!

Photo_2 Photo_3

Photo_4 Photo_5

これだとダイノステラスのブレード・スイング・フレームを活かせるだけでなく、より神話色の強いデザインになるでござるな。

Photo_6 Photo_7

Photo_8 Photo_9

更にダイノモードでも合体させてみたでござるが、訳が分らないまでも迫力あるデザインには成るでござる。

Photo_10

一応、自由度のある玩具は「キミだけの最強形態を見つけ出せ!」な遊び方ができるのでござるが、本品にはそこまで余裕のある設計の商品じゃないのが残念でござるよな。

そう、「ダイノゾーン」はバンダイが本気をみせていない商品なのでござるよ、日本での評価が「ビーストウォーズ」人気の便乗商品でしかないのが残念でござる。


ケラトプス3兄弟末弟ダイノセントロス

2011-06-17 11:39:41 | ダイノゾーン

Photo

やあやあ、ごきげんいかがでござるかな。

今宵も1999年にバンダイが販売した「ダイノゾーン」より、セントロサウルスの化石いり変形(プログレスチェンジ)するケラトプス3兄弟の3男、ダイノセントロス(DZ-10、ダイノセントロス、980円)の登場でござる!

Photo_2 Photo_3

本品は単品販売とケラトプス3兄弟+ビデオの合体セット(SET-1、大剣者トリブレードス、5900円)の2種が販売されたてござるが、本体仕様及び説明書(3枚)は共通仕様でござる。

Photo_4 Photo_5

Photo_6 Photo_7

さて、ダイノカスモス(DZ-9、ダイノカスモス、980円)とは双子の弟であるダイノセントロスは共通ボディの商品でござるが、頭部パーツと武器パーツ(化石斧・陽光丸)を変更したバリエーション商品で別種の恐竜になってしまったでござる・・・

Photo_8

ふむ、同じ金型を使いまわす為の双子設定でも、外見もそっくりな一卵性双生児にせず似ていない二卵性双生児にした手間は認めるでござるが、恐竜好きの拙者にとってはカスモサウルスとセントロサウルスを双子にしちゃうのは如何かな~と思ってしまうのが本音だったたりするでござる。

Photo_9 Photo_10

しかしまあ、同型のまま使いまわされる事を思えば良い傾向なのかもしれないでござるな?

・・・どうせ元もとの化石とは異なるデザインでござるから多少の間違いは見て見ぬふりをするのも武士の情けでござるよな。 (笑)

Photo_12

さて、ダイノセントロスも背中に武器を背負う仕様でござるが、何故か彼だけ剣ではなく斧になってしまったでござる?

Photo_13 Photo_14

Photo_15 Photo_16

拙者的には恐竜戦士に斧系武器は似合うと思うのでござるが・・・

3人中1人だけ斧が武器だと云うのも統一感に欠けるきがするでござる。

一応、三銃士というか3剣士な訳でござるから、武器の統一をするべきでござるかな?

Photo_17 Photo_18

では、プログレスチェンジでござる!

Photo_19 Photo_20

鎧武者を思わせる頭部デザインが魅力のプログレスモードでござるが、ダイノカスモスと共通ボディなので、腕長短足の体形が気になってしまうでござる・・・

Photo_21 Photo_37

う~む・・・ まだ成長途中にある少年剣士のイメージなのでござるかな?

Photo_23

ダイノセントロスの設定は、ケラトプス3兄弟の末弟で性格は素直なパワーファイターだそうでござる。

専用武器の化石斧・陽光丸は発熱して敵を叩き割る必殺技「陽光丸回転斬り」「陽光丸一閃斬」を発動するようでござるな。

Photo_24 Photo_25

Photo_26 Photo_27

無論本品にもブレード・スィング・フレームのアクションギミックは搭載されているので、尻尾のコントロールレバーを外してダイノセントロスの背中のジョイントと両手に保持させた化石斧・陽光丸のジョイントを繋いでコントロールレバーを動かせば斧を振るアクションギミックが楽しめるでござる。

Photo_28

武器パーツを持たせないと両腕がぶらぶらでポージングもできないでござるが、アクションに特化させた玩具と割り切ってしまうのが本品の正しい遊び方でござろうな?

Photo_29 Photo_30

Photo_31 Photo_32

無論、本品も3体合体(プログレスレリーション)が売りの商品でござるが、単品版だと合体モードの変形方法が記されていない不親切な商品だったりするのでござるが、よくよく考えた場合は合体は付加価値でしかない要素のようでござる?

そう、合体を嫌う米国市場に合わせたのかな~ と、思ってしまうほど合体ジョイントが隠されており、合体の説明文がないと合体するようには見えない商品でもあるでござる。

2 Photo_33

Photo_34 Photo_35

ダイノセントロスは3体合体の左腕を担当する訳でござるが、商品のみで合体モードを探り出すのは至難の業だったりするでござる。

拙者も多くの合体ロボット玩具を見てきたでござるが、本品の合体モードでの両腕収納はコロンブスの卵的解釈としかいえない大胆な設計でもあるでござるな。

Photo_36

なお、拙者の場合、ダイノカスモスダイノセントロス兄弟を最初に見た印象は・・・

なんとなく「イナズマンF」のウデスパーαウデスパーβを思い出してしまったでござるが、彼らの様に兄弟仲が悪いわけじゃないでござる。

そこは正義側のダイノソルジャー陣営らしいキャラクター設定でござるよな。


ケラトプス3兄弟次男ダイノカスモス

2011-06-14 20:04:45 | ダイノゾーン

Photo

兄者ーーーーーー!

今宵は前回に引き続き1999年にバンダイが販売した「ダイノゾーン」より、カスモサウルスの化石より変形(プログレスチェンジ)するケラトプス3兄弟が次男、ダイノカスモス(DZ-9、ダイノカスモス、980円)の登場でござる!

Photo_2 Photo_3

本品は単品販売とケラトプス3兄弟+ビデオの合体セット(SET-1、大剣者トリブレードス、5900円)の2種が販売されたでござる。

なお、本体仕様および説明書(3枚)は単品・合体セット版共通でござるな。

Photo_4 Photo_5

Photo_6 Photo_7

さて、ダイノカスモスのダイノモードはカスモサウルスの化石をモチーフにしているのでござるが・・・

Photo_8

実はセントロサウルスに変形する双子の弟ダイノセントロス(DZ-10、ダイノセントロス、980円)と共通ボディで頭部と武器パーツのみを変更した商品なのでござる。

なお、商品上はカスモサウルスなのでござるが、角が長すぎたりするので別種の角竜かもしれないでござる? (笑)

Photo_16 Photo_17

そう、本品のダイノモードは角竜の復元化石としてみてもいい加減なデザインなうえにロボットモードの脚部を露出させちゃう設計の甘さもあるでござる・・・

恐竜に詳しい御仁に言わせれば「恐竜を甞めるな!」でござろうな。

Photo_11

更に本品の場合は専用武器(化石剣・月光丸)を背中に背負う如何にもな設計なのでござるよな・・・

Photo_12 Photo_13

Photo_14 Photo_15

明らかに先行販売されているダイノソルジャー商品とは設計思想が異なるデザインになっているでござる。

まあ、キャラクター性を取り入れたデザインは悪くないのでござるが・・・ ちと浮いてしまっているのが残念でござる。

Photo_18 Photo_19

そう、プログレスモードもアメコミヒーロー風から鎧武者風に変更になったでござるが、ダイノカモスは手が長く足が短い・・・ 

Photo_20 Photo_21  

体型的にはやや残念なバランスでござる。

しかも、本品もアクションギミック(ブレード・スイング・フレーム)を採用している為に両腕がブラブラでポージング出来にくい設計なのでござるよな。

Photo_22 Photo_23

さて、ダイノカスモスダイノセントロスと双子の設定を活かしており、ボディは共通ながら頭部や恐竜頭部を左右非対称に装着する事で差別化しているでござる。

Photo_24

ダイノカスモスのキャラクター設定は常に双子の弟ダイノセントロスと行動を共にするケラトプス3兄弟の二男で、化石剣・月光丸を用いた連続攻撃と必殺技「月光丸昇竜斬」を得意とするスピード重視の戦士でござる。

Photo_25 Photo_26

Photo_27 Photo_28

商品のブレード・スイング・フレームは、化石剣・月光丸をダイノカスモスの両腕で保持させ、柄の部分と腹部ジョイントをせっぞくさせた後、尻尾を外して背中のジョイントに接続させる事によりコントロールレバーとなるでござる。

Photo_30 

コントロールレバーを上下左右に動かすと剣を振り回すアクションで遊べる設計なのでござるが、オーバースケールの長剣の為にバランスをとる為に脚部はジョイントにより固定されてしまうでござる。

Photo_31 Photo_32

Photo_33 Photo_34

アニメや漫画では身の丈以上の長剣や武器を振り回すキャラクターは絵になるものでござるが、実際に立体化してしまうとバランスがとれずに自立しにくく補助パーツを使用する結果になるでござるな。

それを考えると本品の場合はバランスをとる為の短足で重心を低くしたのかと思いたいのでござるが・・・ 踵部分を増設するだけでも転倒しにくくなるものでござる。

本品もまだまだ詰めが甘い設計なのでござるが・・・

Photo_35 Photo_36

Photo_37 Photo_38

更にケラトプス3兄弟の最大のセールスポイントである合体(プログレスレリーション)では右腕を担当する訳でござるが、多くの合体ロボット玩具を見てきた拙者にとってはダイノカスモスの合体モードは卑怯としかいえない代物なのでござる。 (笑)

そう、本品の合体モードの変形方法は単品販売の説明書には記されていないので、言わば隠しギミックだったりするのでござるが・・・ 普通は本品の合体モードだけみて右手と思えないデザインであり、合体モードには変形させられないでござる。

Photo_39

う~む・・・ 合体を嫌う一部の外国人の目をくらませる為の設計だったら凄いものでござるが、海外展開でTV放送された「ダイノゾーン・ザ・シリーズ」の全貌が分からないので3体合体のトリブレードスが登場したのか未確認なのでござるよな?

しかしまあ、本品は日本人的感覚では微妙な商品でござるが、米国では受け入れられたようなので日本未販売商品や類似のパチモン商品が多く販売されたようなので感性の違いがあるシリーズでござる。 

まあ、拙者もキライじゃない商品でござるから購入した訳でござるが・・・ (笑)


ケラトプス3兄弟長兄ダイノステラス見参!

2011-06-13 01:05:59 | ダイノゾーン

Photo

ごきげんようでござる!

変形ロボット玩具シリーズ商品のマンネリ化を防ぐ対策と合体があげられるでござる。

1999年にバンダイが展開した「ダイノゾーン」シリーズは恐竜化石をモチーフにCGアニメの特徴を活かしたメタリックボディとクリアパーツが美しい商品でござるが、タカラが展開した「ビーストウォーズ」のパクリ商品的イメージと見た目の完成度より劣る商品仕様で人気はイマイチだったでござる?

今宵は合体によるシリーズ強化で登場したダイノソルジャーの1人、スティラコサウルスより変形(プログレスチェンジ)するケラトプス3兄弟の長男、ダイノステラス(DZ-8、ダイノステラス、3980円)の登場でござる!

Photo_2 Photo_3

本品はビデオ付き単品販売と、ダイノカモス(DZ-9、ダイノコモス、980円)&ダイノセントロス(DZ-10、ダイノセントロス、980円)にビデオをセットした合体セット(SET-1、大剣者トリブレードス、5900円)の2種が販売されたでござる。

なお、付属のビデオ「見参!!トリブレードス」及び説明書は共通で、本体使用も変更が無いでござるがセット版のパッケージはシリーズ最大の存在感とボリューを誇るでござる!

Photo_4 Photo_5

Photo_6 Photo_7

さて、本品はスティラコサウルスの化石をモチーフにして設計されたわけでござるが、他の商品と異なり骨格表現が少ないデザインで設計されているでござる。

Photo_8

しかも、3体合体を前提に設計されている為にダイノモードの体形も他のダイノソルジャー商品に比べるとシルエットがそれらしくないでござる・・・

しかし、本デザインのアレンジは恐竜化石を離れてしまえば見ごたえのあるデザインでもあるでござる。

Photo_9 Photo_10

ただ・・・ 本品はスティラコサウルスの口が開閉するでござるが、ダイノモードでのアクションギミックは無く、ポージングが出来ない上に武器パーツ(化石剣・閃光丸)は体内収納できずに背中に接続する方法がとられているでござる・・・

Photo_11

う~む・・・ 巨大な武器が好きな御仁には受けいれられるかもしれないでござるが・・・

恐竜好きの意見から言わせていただくと、違和感の塊なのでござる・・・

Photo_12 Photo_13

Photo_14 Photo_15

ただでさえイロモノのダイノゾーン商品が更にキャラクター性を強めたデザインになったので更にイロモノになってしまったのでござるよな・・・

Photo_16 Photo_17

そしてプログレスモードはシリーズ屈指のデザインなのでござるが、これまた他のダイノソルジャーと異なりキャラクター性の強いデザインになっているでござる。

Photo_18 Photo_19

そう、拙者的にはインド神話などを思わせる神々しいデザインとカラリーンが好みなのでござるが・・・

Photo_20

専用武器の化石剣・閃光丸を腰や背中に装備できないうえに、両腕はアクションギミック(ブレード・スイング・フレーム)のおかげで両腕はぶらぶらで保持力も無く剣を片手持ちすることも出来ないでござる・・・

Photo_21 Photo_22

しかも、経年劣化により金色のパーツから油分が染み出して手がベタベタになるなど、完全に見た目のデザインで騙された商品なのでござるよな・・・

Photo_23

さて、本品の売りであり欠点でもあるブレード・スイング・フレームでござるが、両腕に通した化石剣・閃光丸の柄とダイノステラスの腹部ジョイントを接続させ、尻尾に収納されたコントロールレーバーを背中ジョイントに差し込むアクション形態でござる。

Photo_24 Photo_25

Photo_26 Photo_27

背中のコントロールレバーを上下左右に動かすと剣を振るアクイションが楽しめるわけでござるが、両腕をアクションギミックに連動したおかげで他のポージングが難しくなってしまった訳でござるな・・・ まったく、余分な事をしてくれたものだと思うでござるが、本家バカアクションフィギュア大国である米国販売を前提に設計されていたのだとすると納得がいく商品仕様でござるよな。

Photo_28

さて、ダイノステラスの設定は、口数は少ないが義に厚く頼りになるケラトプス3兄弟の長男で、化石剣・閃光丸による必殺技「閃光幻影斬」をもつサムライキャラ(?)だったりするでござる。

なお、設定身長7.23メートル、体重16.3トンだったりするでござるな。

Photo Photo_2

Photo_3 Photo_4

ケラトプス3兄弟は先行販売されたダイノソルジャーとはデザインだけでなくキャラクター設定も武器名が漢字表記に成ったりするなどイロイロと差別化というか統一感がない浮いた存在に成っているでござるが、バンダイ系途中参加キャラクター(戦隊モノ6人目など)の法則を守っていたりもするでござる。

Photo_5 Photo_6

まあ、バンダイ特有の路線変更キャラでもある故に「ビーストウォーズ」のパクリを脱却しようとした独自のデザインは認めるべき存在でござる・・・

Photo_7 Photo_8

Photo_9 Photo_10

本品の最大セールスポイントである3体合体(プログレスリレーション)の合体モードはあまりのも簡易というかヒネリもなく、同じ3体合体である「ビーストウォーズⅡ」のマグナボス(X-4、マグナボス、2980円)やトリプルダクス(X-3、トリプルダクス、2980円)などと比べると変形・合体の面白みは無いでござるかな?

Photo_11

う~む・・・ 唯一勝っているのデザインだけと云う悲しい結果で完全な見掛け倒しな商品になってしまった感じが強いでござるよな・・・

Photo_12

なお、ケラトプス3兄弟のネーミングはカーロボ3兄弟と同じく「だんご3兄弟」の便乗でござるから、バンダイもタカラも似たような感性になってしまうのでござろうな。 (笑)