トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

モーターベイター戦闘指揮官

2010-08-26 14:07:35 | TF・EU

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ごきげんようでござる!

宇宙で4人しか存在しないはずのブレインマスターには、更に3人の親戚(?)存在しており、ブレインマスター達とは別の宇宙で宿敵オーバーロード(D-307、オーバーロード、5980円)と戦いを繰り広げていたでござる。

今宵は1991年にドイツやイギリスなどの欧州で販売された、オートボット(サイバトロン)陣営のモーターベイター部隊・戦闘指揮官

グリッパー(グリッパー、1450円)の紹介でござる!

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本品は「トランスフォーマーV」商品として販売されたブレインマスターのブラッカー(C-320、ブラッカー、2300円)の成型色変更品であり、合体パーツを削除して欧州ハズブロより販売されたでござる。

同じく、合体パーツを削除されたラスター(C-321、ラスター、2300円)は一部成型色変更し、フレイム(フレイム、1450円)として販売され、ブレイバー(C-322、ブレイバー、2300円)も合体用パーツを削除し一部の塗装とシールの色合いを変更した、ライトスピード (ライトスピード、1450円)として販売されたでござる。

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なお、本品を含むモーターベイター商品3点と欧州展開商品のサンダークラッシュ(サンダークラッシュ、2800円)とスカイクエィク(スカイクェイク、2800円)が1942年に海外パッケージのままタカラより輸入販売されたでござる。

日本販売版は海外版パッケージに日本語表記のシールを貼りつけて、日本語の取り扱い説明書を付属させたものでござる。

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本品は生産国を日本からタイに変更した為に刻印がMADE IN THAILANDに変更されており、タイヤやプラスチックの材質が若干異なる為かパーツの可動がブラッカーよりも緩くなっているでござる。

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本品は、生産国の変更と合体パーツを削除したコスト削減商品に加えて円高差益の輸入商品だったことで、拙者が海外生産によるコストカットの現実性を最初に知らされた商品でござる。

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なお、本品に付属するシールは英語表記に変更され紙質も異なるでござるが、ブラッカーと全く同じデザインであり、合体パーツ用のシールまで印刷されているでござる。

海外版の説明書は説明文のない絵と数字のみのシール貼り付け指示でござるが、日本版の説明書では合体パーツ用シールは使わないと記されているでござる。

日本版を知らなければ余るシールが全く謎だったりするでござるな。 (笑)

因みに今回の写真撮影品はシールを貼っていない状態でござる。

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武器パーツの剣は安全対策で先が丸いとか軟質パーツで製作されているとかの仕様変更はなく、ブラッカーと同じ仕様でござる。

ふむ、コレもコスト削減で無理に仕様を変更しなかった訳でござるな。

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さて、本品はブレインマスターとは異なるモーターベイターなのでござるが、設定上は別物だとしてもモーターベイターと如何様なトランスフォーマーなのか分からないのでござる?

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そう、ブレインマスターの様に「正義のシンボル」であるブレインが自分の分身なのか、ヘッドマスターの様にレーシングバギーが本体で顔と成るエネルゴン・ミニフィギュア(エナージョンミニフィギュア)がパートナーなのかハッキリ分からないのでござるよな?

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設定上でが、エネルゴン・ミニフィギュアには、広範囲レーダーと音波スキャナーの機能を与えられているようでござるが・・・ 肝心のエネルゴン・ミニフィギュアには固体名が無いのでござるよな?

う~む・・・ グリッパーの分身だから特別な名前が無いという事でござろうか?

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なお、グリッパーの能力値は、体力(9)、知力(8)、速度(6)、耐久力(8)、地位(10)、勇気(10)、火力(6)、技能(7)、なのでエネルゴン・ミニフィギュアに名前を付けるとすると・・・

導きのエネルゴン・ミニフィギュアでござるかな? (笑)

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では、「ブレインセット!」・・・ と言うか、ブレインマスターではないので何と言っていいのか分からないので「フェイスオン!」と呼ばせていただくでござる。

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ロボットモードは色が変わったとはいえ、寸胴な体系はかわらないでござるが、TVアニメの作画によりイメージを壊されたブラッカーよりは、TVアニメのイメージが無いぶん救われているかもしれないでござる。 (笑)

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それにしても本品はマシな方でござるが、欧州販売商品のカラーリングセンスは日本人には馴染めないでござるよな。

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グリッパーのキャラクター設定は、メガグリップタイヤを備えるヴィークルに変形する戦士で、勇気と純粋な強さを持った部隊リーダーだそうでござる。

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しかしまあ、元々のブレインマスターは剣で戦う騎士をイメージし、イタリア車に変形する訳でござるから欧州販売はピッタリな様な気がするのでござるが・・・

合体用パーツを削除して合体を否定するとは、欧州での合体イメージは悪いようでござる?

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そう本品は3体合体が無かったことにされているので、合体モード時の腕の可動が説明されていない為に、パッケージ写真では合体モードをロボットモードとして紹介しているのでござるよな?

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一応パッケージイラストや説明書では通常のロボットモードのままで描かれており、説明書も特に指示されていないでござる。

が、日本語表記の説明書では「ロボットモードの完成状態はパッケージ写真と説明書の2通りあります。」と補足されているでござる。

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う~む・・・ これはスーパーモードと解釈すべきなのでござろうな?

まあ、ビルドロン部隊(37、デバスター、5800円)や、ブレストフォース(D-335、ライオカイザー、5800)も合体パーツと合体ジョイントを削除しただけでなく、合体モードの腕が内蔵されているガイホーク(D-330、ガイホーク、980円)やヘルバット(D-331、ヘルバット、980円)も販売しないで合体を隠して販売した事実は、米国人の合体の合理性と個性が失われる為に嫌いという理由ではなく、欧州は過去の戦争で国や民族がくっついたり離れたりすることが多いから合体には良いイメージが無いのでござろうな?

その為に欧州で販売されたビルドロン部隊のバラ売り(全6種、日本未販売)やブレストフォースを転用したレスキューフォース(全4種、日本未販売)には固体名すら付けられず販売された訳でござるから、個性重視で合体嫌いという訳ではないようでござる?

合体ロボットの売りである合体を廃止してまで商品を販売する意味があるのか疑問でござるが、合体が嫌いなら苦にならないのでござるかな? (笑)

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ちゅー事で、合体パーツを削除されたモーターベイターで禁断の3体合体をさせてみたでござる!

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と、言いたいのでござるが、フレイムライトスピードは未入手なのでラスターブレイバーで代用してみたでござる。 (笑)

合体用パーツが無いので両腕は剣を直接取り付けているでござる・・・ なるほど、合体用パーツの必要性を感じるでござるな。

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しかしまあ、本品は何故に日本でも輸入販売されたのでござろうか?

サンダークラッシュスカイクエィクは日本販売品商品との兼ね合いや両軍リーダーなので需要は分かるのでござるが・・・

モーターベイター以外にも日本販売してもらいたい欧州販売品が幾らでもあったのに謎でござる?

まあ、3種揃えていない拙者が言うのも難でござるが、中古市場でも合体できないモーターベイターを買うよりも合体可能なブレインマスターを買うのが道理だったりするのが自然の流れでござるよな・・・ 案外、欧州販売のモーターベイターも在庫処分で日本販売されたのかもしれないでござるな。 (笑)


欧州方面司令官

2009-03-14 11:06:56 | TF・EU

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ごきげんようでござる!

本日はホワイトデー故に白っぽいイメージで・・・

1992年に欧州中心で展開された「TRANS FORMERS」のターボマスター商品であるサンダークラッシュ(サンダークラッシュ、2800円)の紹介でござる!

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本品(ターボマスター)は本来ならば、「トランスフォーマー・合体大作戦」商品として販売されてもよかったのでござるが、日本でのトランスフォーマーはマイクロトランスフォーマーと合体戦士が中心となり、勇者シリーズ「伝説の勇者 ダ・ガーン」の展開が主力と成ったおかげで、トランスフォーマーの国内販売は縮小されて、小型商品のみがVSセットとして販売され、サンダークラッシュは日本設定を設けられる事なくEU版パッケージのまま限定販売となったでござるな。

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そう! このEU版パッケージは当時としては奇抜で簡素な仕様で今では普通である発砲スチロールの中箱を使用しないダンボールにハリガネ固定の収納には驚かされたでござるよ・・・ しかも、外箱の紙質も悪く、日本と欧州との箱文化の違いを痛感したでござるな。

まあ、調度このころから、エコロジーが言われだしたので発砲スチロールが廃止されはじめるのでござるよな。 故に、大型商品の箱の強度が落ちだし、収納も自重で潰れるなどのコレクター泣かせの箱になるのでござるよ。

はっきり言って、ハリガネ固定は全然エコロジーじゃないでござる!

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さてさて、ターボマスターとは武器として使用できるタービンを装備したトランスフォーマーであり、米国と欧州での玩具の安全基準が異なる為か、1986年以降の米国展開商品より廃止されていたミサイル発射ギミックが復活した商品なのでござる。

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更に、1992年販売商品より導入された、クリアパーツによる目が光って見える集光ギミックは「トランスフォーマー」の略標準仕様となるのでござるが、同時期の「ダ・ガーン」でも採用されているものの、以後の勇者シリーズでは定着しなかった事で、集光ギミックは日本では不評だったと云う事でござるかな?

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さて、サンダークラッシュはターボマスターのリーダーとして設計されており、事実上の欧州版サイバトロン(オートボット)の最高司令官の位置にあたる商品であり、設計思想はコンボイ(01、コンボイ、3900円)のリニューアルだったりするのでござるが・・・

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実にチープな商品なのでござるよ! (笑)

いくらSF的なデザインを取り入れたからとはいえ、商品全体は大味であり、何よりも派手でチープなカラーリングなのでござるよな?

コレは欧州好みのカラーリングなのでござろうか?

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そう! このカラーリングが日本では不評なのでござるよな?

玩具に置ける考え方の違いか、販売価格を抑える為に大型商品でも金属パーツやゴム製タイヤは使用せず、メッキパーツも無いので、コンボイと同じくらいの大きさながら販売価格が1000円安いのでござるよな。

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う~む・・・ 企業努力というか円高による中国製の輸入還元か分からないでござるが・・・

本品のプラスチック素材は、同時期の勇者シリーズと異なり品質が悪く、強度が良くないのでござるよ。

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そう・・・ 拙者・・・ 本品を購入後の最初の変型で足首のクリック部のパーツを折ってしまったのでござるよ。 (笑)

他にも変型による破損が怖い部分が数箇所あるのでござるよな。

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しかし! 商品強度の致命傷はあるものの、余剰パーツ対策やパーツの隙間を隠す為の工夫には、ちょっとだけ称賛したいでござる。 そう・・・ ちょっとだけでござる!

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本品のトレーラーは武装コンテナであり、内部に別売りオートボットを収納できないでござるが、コンテナのみで転がし走行ができ、サンダークラッシュの手持ち武器とミサイルパーツ12発を収納可能でござる。

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なお、ヴィークルモードでのタービンはスイッチ操作で転回し、ミサイル発射は単発で発射可能でござる。

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本体のサンダークラッシュは、コンボイのシルエットを残しつつ胸部の解釈により、勇者シリーズに通じる胸部にシンボルマークを置いたハッタリの利いたデザインは目立つものの・・・

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それ以上に・・・ チープなカラーリングが目立つのでござるよ。 (笑)

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まあ・・・ イケメンな顔に背中の穴を隠すパーツは良いのでござるが・・・

足首が繋がっており、可動箇所も極端に少ないのが痛いでござるよ。

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如何やら、コレは欧州HASBROからの依頼で、変形は単純で接地製を高めるべく可動を減らして接地面積を確保した結果だとか?

プロポーションとかの完成度は2の次のようでござる。 (笑)

そのくせ、合体が嫌いときているから困ったモノでござるよ。

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しかも・・・ 残念なのはサンダークラッシュの腕部の可動で・・・ 肘がチョコっとしか可動できないのでござるよな・・・ コレも変型構造上引っ掛かりを失くす為に可動を制限しているのでござるよ。

まあ、本品は改造・・・ 肩・肘の凸部を削り取れば両腕は可動出来る様になるし、足の連結部を切り取っても両足が個別に可動は可能なのでござるよ・・・

しかし、足の連結部にはコンテナ牽引用の凹パーツが有るので工夫が必要でござるな。

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拙者は資料性を重視するので改造は出来ないでござるが、手を加えるとソコソコ良くなる設計でござるよ。

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さあ! 本品のメインギミックである武装コンテナの変型である戦闘基地(コマンドタワー)でござる。

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武装コンテナが展開して高さ約33センチの3脚式の砲台(?)になる姿は迫力があるものの、チープなカラーリングが玩具丸出しなのが残念でござる。

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まあ、コレはコレでSFなデザインとしては良いモノかもしれないでござるが。 (笑)

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サンダークラッシュは砲台後部のステップに立たせて、折りたたみ式のグリップを保持する事で戦闘準備が完了するでござる。

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戦闘基地モードでのミサイル発射ギミックは、ミサイル格納庫のゲートを開く事により、自由落下でタービン内に装てんされ、後部レバーによるパンチングアクションで左右6発ずつの連続発射が可能でござる。

なお、本品は予備ミサイルが無いので連続発射には気をつけなくてはいけないでござるな。

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そう・・・ このミサイル発射ギミックは日本や欧州では問題が無かったようでござるが、1997年に米国で「マシンウォーズ」版オプティマスプライム(日本未販売)として成型色を変更して販売された際にミサイルパーツは削除され、発射方式を変更したハズブロ安全基準の長いミサイルに変更されたでござる。

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まあ、本品がリメイクされるとしたら、確実に電子ギミックを搭載した光・鳴るのウルサイ商品になるでござろうな。 (笑)