トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

おぶしでぃあん!

2012-07-24 10:45:43 | トランスフォーマー・UNIVERSE

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米軍のV-22オスプレイが、いよいよ日本配備される事になったでござるが・・・

いや~ 何でござるかな~

オスプレイって、落っこちる事が当たり前の欠陥機のような報道でござるが、これって数年前の米国における日本車叩きと同じで、単に反対派のイメージ戦略なのでござるよな。

だいたい、何軒かの墜落事故をおこしていたとしても、オスプレイだけが墜落した訳じゃなく全体の事故にしてみれば一部にすぎない事でござるし、本当に欠陥機なら米国だって正式採用しないでござるよ!

まあ、これって、こんにゃくゼリーと同じで一例だけ取り上げて感情論で悪者にしたてるやりかたと同じでござるよな。

日本のマスコミは何かと悪者を作りたがるでござるが、これって単にスポンサーじゃないからこそ叩けるのであって、米国国務省や日本防衛庁がスポンサーだった場合はパチンコや金融機関、電機会社などと同じで叩くどころか擁護にまわってしまう分かりやすい構造なのでござるよな。 (笑)

ちゅー事で今宵は「TRANSFORMERS UNIVERSE」より、ティルトローター型エアドローンに変形するディセプティコン軍団・エアドローン将軍、オブシディアン(e-hobby限定、タンカー&オブシディアン、3500円)の紹介でござる!

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本品は2003年にディセプティコン軍団・タンクドローン将軍、タンカー(e-hobby限定、タンカー&オブシディアン、3500円)と共にセット販売された商品でござるが、どちらも元々は1999年に単品販売された「ビーストマシーンズ」商品のメガサイイズ版タンカー(日本未販売)とオブシディアン(日本未販売)の成型色変更品でござる。

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本品は2002年に砂漠迷彩カラーで販売された「ロボット・イン・ディスガイズ」版オブシディアン(日本未販売)に続く、3度目のリカラー商品で、ようやく劇中カラーに近づいたものの、機体に大きくダメージ塗装風のマーキングが施されているでござる。

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まあ、これもダメージ塗装風の迷彩かもしれないでござるが、如何もユニバース商品は何処か中途半端であり、強制的に寄せ集めた軍隊を演出する為か、本来の連動ギミックが使えなかったりパートナーが違っていたりするので魅力が半減されていたりもするでござる・・・

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そう、オブシディアンの相方は本来であれば、タンクドローン将軍のストライカ(e-hobby限定、ネメシス・ストライカ、1980円)であり、「ビーストマシーンズ」の劇中ではタンカーと面識がない(?)はずでござるがツニバースでは新コンビを組ませてもらっているでござるな?

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しかし、本品が販売された2003年度までは、ビーストマシーンズ版オブシディアンの日本販売が行われなかったので、タンカーと共に、本品の販売意義は大きいものだったでござるな。 (笑)

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さてさて、本品のヴィークルモードはティルトローター機風のエアドローン故に頭部に見立てた機首部分と機関砲は手動可動し、ビームローター(?)も手動回転及び進行方向への姿勢調整がおこなえ、ビームローター自身も押し出し式ミサイル発射方法で射出可能でござる。

ただ・・・ ビームローター自体が重いので、ミサイルとしては飛ばずに落ちる感じござる。 (笑)

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ロボットモードの変形は期待を折り曲げれば頭部が自動的に起き上がる一種の一発変形に近い設計なのでござるが、手足の開閉は手動であり、機体を折り曲げないで手足を展開した変形中間状態は、これはこれで、アタックモードぽい感じでござるが、説明書には紹介されていない遊び方でござる。 (笑)

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そう・・・

オブシディアンの場合は一般量産型のエアドローンと同じデザインである為に指揮官らしくない・・・ ちゅーか、ひじょうにザコっぽいデザインなうえにベーシックサイズな商品でござるからヤラレ役に適した商品なのでござるよな・・・

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にも、関わらず本品はカラーバリエーションが豊富なくせに、一般型の量産機商品は販売されずオブシディアンだけが販売されていたりするでござる。

日本での通常単品販売が行われていたら、一般機として複数購入していたかもしれないでござるな? (笑)

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ユニバース版オブシディアンの特徴としては、ダメージ塗装風のペイントも目立つでござるが、背中に埋め込まれたヴィーコン軍団のスパーククリスタルの上にディセプティコンのエンブレムが上書き処理されてい事でござるな。

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ユニバース世界での、オブシディアンの設定はハッキリ記されていないでござるが、ビーストマシーン版のオブシディアン本人である事は間違いなく、「ビーストマシーンズ」以後の物語のようでござる?

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能力値設定も紹介されていないでござるが、ビーストマシーンズ版の数値だと、体力(6.5)、知力(5.9)、速度(7.1)、耐久力(7.1)、地位(6)、勇気(8.1)、火力(6.7)、技能(5.9)で設定されているでござる。

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技能や地位が低いのはエアドローンが戦闘用に設計された量産品なので汎用性が低いのでござろうな?

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しかしまあ、量産型ロボットの美しさと魅力を語るのであれば、本品十分に完成度が高い商品になるでござる。

「ビーストマシーンズ」はイロイロ失敗したでござるが、量産型トランスフォーマーの雑多なイメージを若干魅力的に引き上げでくれた功績大きいでござる。

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さまざまな事情がある玩具を再販売する「トランスフォーマーユニバース」の意義も大きいでござるが、彼らを再販売する基準や独自のカラーリングの変更意味等は謎のままなのでござる?

当時の拙者的には日本未販売商品が形を変えて入手できたの事は喜ばしい事でござるが・・・ 他にも日本未販売の人気商品が有ったのに、なぜか正式に日本販売が行われなかったのか悩めるシリーズでござるが・・・ 不良在庫を押し付けられたので「限定販売」と云う、魔法の言葉で展開されたシリーズかもしれないでござるな。 (笑)


ちょっとまタンカー!

2012-01-23 11:54:02 | トランスフォーマー・UNIVERSE

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ごきげんようでござる!

1999年海外展開のビーストウォーズ第3弾「ビーストマシーンズ」はアニメ製作側の暴走か何かイロイロと玩具販売側の思惑とは異なり日本展開も見送られる事になったでござる。

最も一番の原因とされるのが、CGアニメで描かれた劇中アニメと玩具デザインが異なった事でファンの購買意欲を落としたとされているでござるが・・・

劇中デザインに似ていなくとも評価されるべき玩具は存在するのでござるな。

そんな玩具をすくうべく展開されたのが、「TRANSFORMERS UNIVERSE」でござる!

今宵は2003年に販売されたディセプティコン(デストロン)のタンクドローン将軍、タンカー(e-hobby限定、タンカー&オブシディアン、3500円)の召喚でござる!

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本品は1999年販売の「ビーストマシーン」のメガサイズ版タンカー(日本未販売)とオブシディアン(日本見販売)の成型色を変更してセット販売された商品でござる。

日本ではUSAエディションとしてe-hobbyより販売された商品でござるが、パッケージはウルトラクラス扱い故に中身はスカスカで日本語表記の説明書などは付属しないでござるな。

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さて、本品は劇中デザインとは似ていないタンクドローンでござるが、更に劇中とは異なる独自のカラーリングとメガサイズ商品ゆえの迫力と存在感を放つ商品でござる。

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そう、元々が劇中カラーと異なる商品だったので劇中カラーで販売すれば良いものを更に表現しがたい成型色と謎のペイントにより日本人の感性では分らない代物となっていたでござるが、2012年の昨今、劇場版「TRANSFORMERS」のスタースクリーム(RD-02、スタースクリーム、3990円)などに見られるエイリアンタゥーなのだと理解できるようになったでござるな。 (笑)

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さてさて、本品は動物表現を取り入れた機械というコンセオウトで、クリアパーツを使用した機械感と砲塔を頭部に見立てた動物感とでビーストマシーンを代表する傑作玩具のひとつでもあるでござる。

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キャタピラはダミーでござるが車輪による転がし走行と、クリアパーツで成型されたエフェクト状ミサイルをスプリング方式で発射し、後部ノズルのダイヤル操作により砲塔を旋回させる事が可能でござる。

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更に、砲塔部の後部ハッチを開く事で集光ギミックが働き、某MSを思わせるデザインの砲塔部モノアイ(単眼)を赤く光らせてせせるだけでなく、砲塔旋回に連動してモノアイも動く芸の細かい設計でござる。

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なお、本品の砲塔部側面ハッチに隠されたヴィーコン軍団のスパーククリスタルはG1ディセプティコンのエンブレムに上書きプリント処理されているでござる。

一応これで、別次元(別世界)のユニクロン(MX-00、ユニクロン、7980円)に召喚された事を表現しているでござるな?

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更に本品は車体前部を展開してアタックモードと成るでござるな。

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アタックモードでは車体に仕込まれた回転ノコギリを転がし走行に連動して回転させるアクションギミックを採用しているでござる。

ヴィークルモードはギミックの塊の商品なのでござるよな!

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ロボットモードも劇中デザインとは別モノでござるが、如何にも頑丈でパワー重視のロボットらしいデザインは好感がもてるでござる。

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劇中のCG作画デザインに似ていないと言うだけで評価されないのが残念な一品でござるる・・・

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なお、ロボット頭部にも集光ギミックが採用されており、首の回転に連動してモノアイが光ってみえ、マスク部分も手動で動かせるでござる。

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ロボットモードで転回される肩のキャノン砲(エネルギーブラスター)位置も劇中デザインと逆になるでござるが、玩具的には右でも左でも関係ないでござるよな。

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ユニバース版タンカーの能力値及び設定はパッケージ上では記されていないでござるが、おそらくビーストマシーンズ版とおなじく、体力(9)、知力(7)、速度(6)、耐久力(6)、地位(8)、勇気(9)、火力(10)、技能(7)で、ライノックス(C-7、ライノックス、1500円)のスパークがそのまま使われていると思うでござる?

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しかしまあ、傑作玩具を販売する為とはいえ・・・

オプティマスプライマル(e-hobby限定 、オプティマスプライマル、3980円)やシルバーボルト(e-hobby限定、シルバーボルト、1980円)は人気の旧デザインに戻って召喚されたのに対して、ライノックスタンカーのまま召喚されるとは、魂が浮かばれないでござるよな・・・

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劇中では並び立つ事が無かったオブシディアンとセット販売されるのも何かの皮肉のような販売方法でござる。 (笑)

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そう、当時は「ビーストマシーンズ」の全貌がつかめていなかったので、2004年に「ビーストウォーズリターンズ」として正式日本展開されたときには改めて本品の不憫さを知ったでござる・・・

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やはり玩具販売目的の為の販売促進アニメで玩具デザインをアレンジするのであればいざ知らず否定しちゃうのは不味いでござるよな~

いろんな意味で当時「ビーストマシーンズ」の日本展開が見送られたのかが納得できるでござるよ。 (笑)


ネメシスプライム

2011-09-02 06:35:12 | トランスフォーマー・UNIVERSE

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ごきげんようでござる!

日本人ファンが米国限定販売のトランスフォーマー商品を欲しがるように、米国人ファンも日本限定販売のトランスフォーマーを欲しがるものでござる。

そもそも、国内限定商品とは御国事情の趣味諸侯等から選抜された商品であり、大多数の市場でなら売りにくい商品でも、コアなファンに限定してしまえば商売が成り立つ商品でござるな。

今宵は2004年にハズブロより販売された「TRANSFORMERS UNIVERSE」より、マンモスに変形するディセプティコン軍団傭兵、ネメシスプライム(米国ではターゲット限定販売、日本ではジャスコより、USAエディション、ネメシスプライム、3580円として販売)の紹介でござる!

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さて、本品は1999年に日本で展開された「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ ネオ」商品として販売されたサイバトロン総司令官、ビッグコンボイ(C-35、ビッグコンボイ、2980円)の成型色変更品であり、パッケージはロボットモードで収納されておりボリューム感を演出しているのでござるが・・・

何故か腰が前後逆に収納されており、本体を固定する留め具も通常のグレーのワイヤーチュブではなく黒色のワイヤーチューブが使われるなど、何か別物感のする商品でござる?

おそらくウルトラクラス扱いの商品でござるから共通サイズの箱に収める為にロボットモード完成体のまま収納できなかったのでござろうな? まあ、別の見方をすれば体の自由を奪われて縛り上げられた巨人とか封印されし魔神といった感じでござろうか?

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さて、本品は限定販売されたブラックビックコンボイ(C-35、ブラックビックコンボイ、2980円)に似ているでござるが、牙の色や邪悪なる赤眼で塗装されており、別物の仕上がりに成っているでござる。

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更に本品ではユニバース商品特有のボディペイント(?)が廃止された為に落ち着いた色合いになっているのも注目してほしいでござるな。

そう、ユニバース商品は日本人の色彩感覚とは異なる商品でござるから、妙な違和感のある商品が多いなか、ネメシスプライムだけは妙に納得してしまう色合いなのでござるよな?

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さて、ビーストモードでのギミックは通常販売のビッグコンボイと同じく、頭部のレバー操作によりマンモスの鼻が動き、耳を引っ張ると牙が動くアクションギミックが仕込まれているでござる。

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更に本品は武装を展開させたアタックモードに変形可能でござる。

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古代の戦場では象が参戦し、現在の戦車に劣らない活躍をみせたようでござるが、まさに本品は生きた戦車とも呼べるアタックモードでござるな。

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なお、アタックモードでは脇腹の碇型ミサイル(×2)は発射可能なのでござるが、頭部のダイヤル発射式二連ミサイルはダイヤル位置の関係で発射させるのは難しいでござる。 (笑)

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ロボットモードの変形は所謂ガワ変形なのでござるが、マンモスの外皮内に収められたロボット本体と外皮の重量感は流石でござる。

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しかも、黒ではない濃い青色のボディも妙に決まった色合いに渋さを感じるでござる。

なるほど、これは米国だけでなく日本販売されたのも頷ける一品でござるな。

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商品はビッグコンボイと同じでござるが、胸部のサイバトロン(マキシマルズ)のエンブレムは残されているものの縁を黒く塗りつぶされているので分りにくく、胸部に収められた着脱可能なマトリクスもデッドマトリクスと呼ばれており、ディセプティコン所属のマーキングらしいものはないでござる。

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そう、一応設定でのネメシスプライムユニクロン(MX-00、ユニクロン、7980円)が召喚した強力な力を持つ伝説のオプティマスプライム(?)のクローンでござるが、時間外に引っ張られた事により性格がねじれ、残酷な悪役へと変貌した姿だそうでござる?

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う~む・・・ どうやらビッグコンボイ本人ではないようでござるが、ブラックビックコンボイか別次元のオプティマスプライムのクローンかもしれないでござるな?

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ロボットモードの武装ギミックは両腕に折りたたまれたトンファーの展開と脚部の碇型ミサイル(×2)の発射に加えて、大型のダイヤル発射式二連装ミサイルランチャーを手持ち武器とするところでござる。

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うむ、無駄に大きい武器の魅力流石は伝説のワンマンズアーミーのコピー戦士らしい迫力があるでござる。

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日本人向けにデザインされたビッグコンボイの迫力とキャラクター性を米国人も認めた結果でござろうな・・・ しかし、米国人にとってのマキシマルズ司令官はゴリラでござるから、日本の総理大臣のようにコロコロ変わる司令官では同じオートボットの一員でも、リーダのザを狙いにきた外国人なのかもしれないでござるな。 (笑)

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因みにネメシスプライムは、オートボットのリーダーを務める知識と知恵を持ち合わせているでござるが、悪と破壊による愛を信じて、リーダーの証であるマトリクスを否定しているようでござる?

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なお、ネエシスプライムの能力値は他のユニバース商品と同じくパッケージ上では記されていないでござる。

おそらく公式設定は存在すると思うのでござるが、今のところ拙者の保有する資料だけでは分らないでござるな?

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では、ここで「ビーストウォーズ」の世界観では出来ず、「ユニバース」の世界観だからこそ遊べる説明書に記されていないフルバーストモードを紹介しておくでござる!

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本品の大型ミサイルランチャーは背中から取り外さなくとも砲口を前方に構える事が出来、両腕が開くでござる。

そこで、ユニバースの世界ではマイクロンも召喚されているのでブラスター(ハンドガン)に変形するプロール(TFユニバース、ストッケード&マグナスタンピード、3675円)やマイクロンブースターのグルーブ(マイクロンブースターVol.2、⑨、グルーブ、300円)などで武装させる事ができるのでござるよな!

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ユニバースのセット商品は何故か本来の連動ギミックを使えないようにしたモノが多いでござるが、使いようによっては本来の遊び方ではないトランスプレーが楽しめるのが魅力でござる。

ある意味、少ない設定は公式設定に縛られずにユーザーの創造性によってイロイロ楽しめるものかもしれないでござるな。

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ゆけゆけ ヒーロー! キングアトラス

2011-04-19 23:45:45 | トランスフォーマー・UNIVERSE

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ごきげんようでござる!

日本のトランスフォーマーファンが海外販売版トランスフォーマー商品が欲しい様に、海外のトランスフォーマーファンも日本版トランスフォーマー商品を欲しがるものでござる。

素直に販売すれば良いわけでござるが・・・ 御国事情やイロイロと大人の都合で販売できなかったりするものでござる。

ちゅー事で今宵は2004年に海外で販売された「TRANSFORMERS UNIVERSE」より大型爆撃機(?)に変形するオートボット戦士、キングアトラス(日本ではe-HOBBYよりUSAエディション、TFユニバース、キングアトラス、3500円として販売)の召喚でござる!

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さて、2003年度より展開の「UNIVERSE」は過去に販売された玩具を再販売する為に作られたシリーズで、キングアトラスも別次元の世界よりUNIVERSEの世界に召喚されたひとりでござるが、商品自体は1991年に欧州圏で販売されたディセプティコン・プレデター商品のスカイクェイク(日本では海外パッケージのまま2800円で限定販売)の武器パーツ(ミサイルランチャー)の削除と付属ミサイルの数を減らして販売された商品でござる。

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なお、本品は1997年に米国ショップ限定の「MACHINE WARS」版ディセプティコン・追跡捕獲兵、スタースクリーム(日本未販売)として販売されており、UNIVERSEでもマシンウォーズ版スタースクリーム本人として販売されるはずだったでござるが、何故か販売時にはオートボットキングアトラスとして販売されてしまったでござる。

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如何様に企画が変わってしまったのか分らないでござるが、キングアトラスは1990年に日本で展開された「トランスフォーマーZ」のサイバトロン破壊大帝・・・ 否、サイバトロン総司令官、ダイアトラス(C-348、ダイアトラス、4980円)をイメージしたキャラクターなのでござる!

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う~む・・・ ダイアトラスを知る身としては似ているデザインなら納得もするのでござるが・・・ 明らかに違うデザインで代用されるとキツイでござる・・・ 共通点と言えば大型航空機であることだけなのでござるよな。 まあ、拙者も本品を最初に見たときは某ウルトラシリーズのアニメ作品に登場するスーパーマードック号に似ていると思ったものでござる。 ・・・せめて機首にドリルでも装備されていれば。 (笑)

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さて、本品は米国嗜好に合わせて汚し塗装が行われており、ハズブロ安全基準外であるミサイルランチャーは削除されていたりするのでござるが、ミサイルは機体に取り付ける6発のみが付属しており、元もとのダイヤル式爆弾投下ギミックに使用するミサイルは付属しないでござる・・・ しかし、爆弾投下ギミックは生きているので、機体に取り付けたミサイルを外して爆弾庫に収納するでござる。

プレデター商品の特徴であるスコープギミックも潜望鏡ギミックが生きており、スコープを除きながら爆弾を投下する遊び方が可能でござる。 ただ・・・ 別売りプレデターとの合体ギミックも生きているのでござるが、同時販売はされておらず無用のギミックになっているでござる。

更に、機体背面の集光ギミックもクリアパーツが濃すぎて機能しないという本品のセールスギミックを否定した仕様になっているでござる?

如何してこうなったのでござるかな~?

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なお、ロボットモードも一部似たようなデザインがあるので、サイバトロン破壊大帝の二つ名を持つダイアトラスディセプティコン・プレデター航空司令官、スカイクェイクの悪人顔の共通点を見い出した担当者は流石だと思ってしまうでござる・・・

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が、2004年には完成度が高い商品が多数販売されているにもかかわらず、わざわざ1992年販売の大きいだけで可動部分が殆ど無い商品を何故に再販する気になったのでござろうか?

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しかも、安全面重視(?)の為か手持ち武器(ミサイルランチャー)まで削除してしまった大味な商品に魅力があるのでござるかな?

商品人気よりも販売担当者の趣味か思いいれで販売を強行したのでござろうな・・・

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まあ、拙者も当時販売されたスカイクェイクの大きさやデザインは気に入っていたので気持ちはわからないでもないでござる。 (笑)

ならば、スカイクエィクのまま再販していればと思うのでござるが、それができない事情があったのでござろうな・・・?

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なお、キングアトラスのキャラクター設定は全く解らないでござるが、ユニバースの世界観から推測すればプライマス(未販売)に召喚されたダイアトラスがバージョンアップした姿になるのでござるかな?

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因みにロボットモードでのギミックは胸部カバーを開ければ背中のスコープより前方を見る事ができたり、胸部スペースに別売りのヘッドマスター等を乗せる事も可能なのでござるが、説明書には一切紹介されていないでござる?

う~む・・・ 一体何がしたいのでござろうな・・・ この商品は?

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なお、ダイアトラスの名前は版権上使えなかったと云うよりも、日本名の意味である大アトラス(デカイ+ギリシャ神話の巨人)をDieアトラス(死ぬアトラス)として捉えられたための変更かもしれないでござる?

まあ、サイズ表記の意味では大もキングも同じようなものでござるかな。

本品の販売過程はわからないでござるが、販売された商品には数々のエピソードが隠されていたりするでござる。 一般人には分らないでござるが、日本人であれ米国人であれ、トランスフォーマーを研究しているファンにとってはトランスフォーマーの奥深さを知る魅力があるでござる。


そうおん!

2010-11-20 03:10:57 | トランスフォーマー・UNIVERSE

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ごきげんようでござる!

セット販売のメリットとは、買ってすぐ対決や連動ギミックを楽しむ他にセット品ならではのプラスアルファーで特典が付いていたり販売価格が抑えられた御買い得品だったりする場合もあるのでござるが、中には単品で販売するにはリスクが高いので別商品とセットにしてしまった商品や、人気商品に便乗して不良在庫とセットでで販売する抱き合わせ販売などもあるでござる。 (笑)

今宵は2004年に展開された「TRANSFORMERS UNIVERSE」より、なぜか2体セットで販売されたデストロン軍団・情報参謀 サウンドウェーブと航空偵察兵、スペースケース(UNIVERSE、サウンドウェーブ&スペースケース、3500円)の紹介でござる!

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本シリーズはハズブロ主体で展開された玩具オリジナルシリーズで、設定上はユニクロン(MX-00、ユニクロン、7980円)が平行世界より召喚されたデストロン(デセプティコン/プレダコン)兵士達で編成されており、商品は過去のシリーズより選抜された仕様変更の再販売品でござる。

本品はサウンドウェーブスペースケースをセットにする事でウルトラサイズ扱いの商品として販売され、日本ではe-HOBBLY通販商品として販売されたでござる。

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まずはFX-29風ジェット機に変形するスペースケースでござる!

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本品は1994年に「TRANSFORMERS G2」商品として販売された、サイバージェット・偵察屋、スペースケース(TRF-8、スペースケース、500円)の成型色変更品なので、おそらくG2版本人と思われるでござる。

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カラーリングは派手なG2時代と異なり、地味でござるが無駄に大きくデストロンのエンブレムがマーキングされているあたりは派手好きなのでござろうな?

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商品の仕様はカラーリング以外の変更が無いようでござるが、翼に刃状の塗装が施されているのが面白いでござる。

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着陸脚は折りたたみ可能で、付属のミサイルは押し出し式で発射が可能でござる。

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ロボットモードのカラーリングは地味に成った分、ザコぽいでござるが、一応はチームメイト(?)のサウンドウェーブに合わせた同系統のカラーリングでござる。

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なお、本品の背中に描かれたデストロンのエンブレムがロボットモードでは逆になってしまうのが残念でござるが、日本向け商品であればロボットモードでも正位置だったと思われるでござる。

そう、米国側は軍団マーキングを必要以上に貼り付けたがる傾向があるでござるが、ロボットモードでの向きは気にしていないようでござる?

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なお、ユニバース版でのスペースケースの性格は一切紹介されていないでござるが、おそらくG2版と同一人物であれば・・・ 速度には優れるが知能は低い兵士でござろうな?

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おそらくは、「G2」世界より召喚された後はサウンドウェーブと結託して情報収集に従事したと思われるでござる。

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なお、ロボットモードでのギミックは右腕のガントレットよよりミサイルを押し出し式で発射し、予備ミサイルも棒状武器として両手に保持ができるでござる。

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商品的には1994年に販売された10年越しの商品でござるが、スペースケースを含むサイバージェット商品の完成度は今なお実用に耐える傑作玩具でござるが・・・

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問題なのが装甲車(?)に変形するサウンドウェーブでござる・・・

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本品は1991年に欧州で展開された「TRANSFORMERS」商品、ディセプティコン・プレデター通信エキスパート、ストーカー(日本未販売)の成型色を変更し、ミサイルランチャー及びミサイル4発(?)とスーパーサイトギミックを削除して1997年に米国にて「MACHINE WARS」商品として販売(ケイ・ビー限定販売)されたサウンドウェーブ(日本未販売)の成型色変更商品でござる。

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おそらく本品は「マシンウォーズ」の世界より召喚されたサウンドウェーブと思われるでござるが、カラーリングは一新しているでござる。

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写真ではG1版サウンドウェーブ(17、サウンドウェーブ、2980円)を思わせる青いボディでござるが、実際は紫のボディなのでござるよ・・・ 上手に写真が撮れなくてすまないでござる。

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なお、本来のプレデター商品はミサイル発射ギミックと、別売りプレデター商品のメガバイザーと連動したスーパーサイトギミック(スコープギミック)をセールスポイントにした商品なのでござるが、両方とも削除されてしまった残念な商品なのでござる。

言換えれば、合体機能を削除された合体ロボと同じで本来の魅力が味わえないのでござるよな。

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一応エレクトロンロケットに内蔵されたスコープを覗くとサイバトロンのエンブレムを見る事ができるのでござるが、ストーカーとして販売されていた事を知らなければ意味不明なギミックでござる?

エレクトロンロケットに合体できるプレデター商品を再販しておけば、遊びが広がったはずなのに何故に合体できないサイバージェットとセットにしたのでござろうか?

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ロボットモードはマシンウォーズ版よりもサウンドウェーブらしいでござるが・・・ 相変わらず米国人趣向のカラーリングセンスは理解できないでござるな?

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しかしまあ、本品のカラーリングを大幅に変更すれば更にサウンドウェーブぽく成るので、武器パーツを戻した完全版で際チャレンジしてもらいたいでござるな。 (笑)

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そう、本品は本来両肩にミサイル4発を取り付けプレデター商品共通のミサイルランチャーを装備するのでござるが、手持ち武器は一切無く変わるに左肩のパラボラレーダー(?)を保持するでござる・・・

と、言いたいところでござるが、元々パラボラレーダーは武器でもなんでもない為に、拳のジョイント穴とパラボラレーダーのジョイントが遭わず、腕のネジ穴に差し込んでいるのでござる!

信じられないでござるが、説明書に書かれた公式の遊び方でござるよ。 (笑)

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しかも、本品は旧式商品なので可動範囲が狭くポージングが難しいのでござるよな。

何故に本品を再販する気になったのでござろうか?

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ユニバース版サウンドウェーブの性格設定は記されていないでござるが、「マシンウォーズ」の世界より召喚されたのであれば、軍団の重要な通信リンクを勤める情報参謀で、破壊的な性格で「恐怖の戦車」と呼ばれるそうでござる?

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しかしまあ、日本主体で販売するのであれば、連動ギミックを活かしたセット販売を企画しそうなものでござるが、本品ではセット販売の必要性が全く感じられず、逆にサウンドウェーブのダメっぷりを強調しているような気がするでござる。 (笑)

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しかし、異なる平行世界より無秩序に召喚されたのであれば、連動ギミックが使えなかったり、デザインラインが異なるトランスフォーマー同士でチームを組む事もあるはずでござるから、ユニバースの世界観を再現のであれば意味のある商品でござる。

が・・・ 説明不足だとソノ世界観も無駄になるし、玩具としての魅力も半減するものでござる。

再販中心の玩具オリジナル・シリーズだからこそ玩具の魅力は十分に発揮させてもらいたいでござるな!