ごきげんようでござる!
前回、「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のデストロン・ヘッドマスターJr.のキャンサー(D-303、キャンサ、1800円)を紹介した訳でござるが、当時の玩具レベル以前にTVアニメ本編の人間体キャンサーのキャラクターイメージとトランステクターのイメージーが全く異なるので随分と損をしているキャラクターだと思うのでござるよな?
まあ、本名か如何か分からないでござるが、キャンサーという名前の為に強引にカニモンスター型のトランステクターを割振られた感じがあるでござる。
玩具に合わせたキャラクター設定を行えば良かったでござるが、アニメキャラクターが優先されたのでござろうな・・・
そう、拙者的に考えるのであれば人間体キャンサーの動物的イメージは猿だと思うのでござるよ?
ちゅー事で今宵は、猿型のビースト戦士
1999年に販売された「BEAST WARS」版トランスメタルス2商品、マキシマルズ・陸上コマンド兵、オプティマスマイナー(日本未販売)の紹介でござる!
本品はTVアニメ「超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス」未登場の玩具オリジナル・トランスメタルス2・レギュラーサイズ商品でござるが、日本では販売されることはなく、「海外版ビーストウォーズメタルスⅡ オプテマスマイナー プレゼントキャンペー」にてビーストポイントを貼り付けた応募ハガキか官製はがきによる抽選で3000個プレゼントされたでござる。
拙者も専用応募ハガキにて応募して当選した訳でござるが、他にも店頭用(キッズランド)応募用紙があり、ソチラはロボットポイント無しで応募できたようでござる?
店頭用キャンペーン用紙と応募ハガキのプレゼントキャンペーンが同じか分からないでござるが、キャンペーン名は同じでござる。
なお、日本では「とっても不思議なモンキーロボ」というキャッチコピー以外知らされていない商品でござるが、一応ビーストモードはリスザルだそうでござる?
猿系トランスフォーマーでは、オプティマスプライマル(日本名、C-1、コンボイ、2980円)、バーブーム(日本名、C-12、アパッチ、2280円)、ハンター(日本未販売)に次ぐ4人目のビースト戦士でござる。
が、玩具設定上ではメガトロン(D-40、メタルス・メガトロン、2500円ん)のクローン実験にによ誕生した戦士のようでござるが、プレダコンズ(日本名、デストロン)を抜け出してマキシマルズ(日本名、サイバトロン)側に就いたようでござる。
そう、直接明記はされていないでござるが、オプティマスマイナーの名から察するとオプティマスプライマル本人のクローンらしいのでござるよな?
しかし、正確や人格は全く異なるらしいでござる?
商品の可動範囲は恐ろしく広く、コレぞ猿的なポージングも思いのままで、ビーストモードで首が回らない以外の欠点は無い商品でござる。
なお、本品はトランスメタル2商品の特徴であるスパーククリスタルは左脇腹に埋め込まれており、尻尾武器のジョイント位置を変えれば尻尾の向きを変えられる設計でござる。
ロボットモードの変形は逆立ち状態から上下を入れ替えるコミカルな変形で、ボールジョイントの特性を最大限に活用した設計でござる。
なるほど、ロボットモードのデザインも何となくオプティマスプライムのイメージを残しているでござる。
ふむ、アニメ本編でもオプティマスプライマルにメガトロン(D-1、メガトロン、2980円)が噛み付く等の戦闘で生体組織を入手する機会が幾らでも合ったでござるからクローンを作り出す事は造作が無いようでござるが、人格操作までは出来なかったようでござるな?
ロボットモードの表情は、苦痛にも似た歪みを再現しており、凶暴な野生の本能を理性で抑えている事を表現しているらしいでござる?
能力値は体力(6.1)、知力(8.3)、速度(5.0)、耐久力(6.8)、地位(4.8)、勇気(7.5)、火力(3.9)、技能(7.1)で設定されており、武器は尻尾のみでござる。
ロボットモードでもビーストモードと変わらない可動範囲に加えて、首も回るようになり、片足立ちも可能なバランスも兼ね備えているでござる。
更に本品はトランスメタルス2・レギュラー商品の特徴であるアナザーフォームに変形が可能でござる。
相変わらず用途が不明なアナザーフォームでござるが、異形の4本腕は無駄に失敗作(?)ぽいデザインでござるよな?
まあ、これが不思議なモンキーロボと呼ばれる所以かもしれないでござるな。 (笑)
しかしまあ、本品はオプティマスプライマルのクローンであるという背景以外にも魅力ある商品だったりするので頭部と成型色を変更すれば別キャラクターとして十分通用しそうでござる。
ほんと、アニメ本編未登場の玩具オリジナル商品は本編登場商品以上に完成度が高く魅力があるでござるが、知名度が無い故に人気が無いのが辛いでござるよな。
本品も隠れた名作商品の一つでござる!
ごきげんようでござる!
「トランスフォーマー」のアニメ作品は最初に玩具ありきの場合が多く、ストーリーに合わせて玩具を設計するのではなく、既存玩具を使用して如何なストーリーを作るのかが魅力の一つでござる。
故に玩具の完成度が残念な商品にはアニメによるテコ入れで魅力を補完して商品を売ろうとするキャラメイクが行われたものでござる!
今宵は1988年展開の「トランスフォーマー 超神マスターフォース」より、デストロン・ヘッドマスターJr.深海攻撃兵士、キャンサー(D-303、キャンサー、1800円)の紹介でござる!
本品は超神マスターフォース・ヘッドマスターJr.商品として販売されたでござるが、海外では同じ仕様のままヘッドマスター商品、ディセプティコン破壊工作兵、スクイウィーズプレイとして販売されており、日・米版の違いは商品名とパッケージ及び説明書とカードが違うくらいでござる?
そう、1988年度展開のトランスフォーマーはお国柄の趣向に合わせたシリーズ展開を行ったので、玩具は共通でも日米の設定・ストーリーが大きく異なるでござる。
本品もデストロン・ヘッドマスターの特徴である動物型でござるが、1988年度商品の特徴として動物を模した怪物であるモンスターモードが主流となり、本品のモンスターモードもカニモンスターと呼ばれていたりするのでござるが・・・
日本人感覚では何処がカニなのでござろうかと思ってしまうデザインでござる?
拙者が感じたモチーフはハサミムシかと思ったでござるが、公式設定がカニでござるからカニモンスターなのでござろう?
米国先行のデザインゆえに日本人の趣向とは異なるデザインが出来上がるのでござろうな?
なお、本品はカニモンスターの腹部にパートナーのマスターフォースを収納可能なのでござるが、サイバトロン側のトランステクターと違い窮屈で乗り心地が悪そうでござる。
そう、日本設定では海外設定と異なり、マスターフォースの方が本体で、カニモンスターはトランスフォーマーではないトランステクターなのでござる。
しかも、前年度販売のヘッドマスター商品は大きすぎる為か小型簡略化されたおかげで、見た目を重視する日本では子供と解釈されてしまった訳でござる?
そう、海外設定のヘッドマスターはネビュロン人の密輸業者にして無常な犯罪者ロコス(年齢不詳?)でござるが、日本設定だと、中国出身の11才の少年(アニメ設定では13才?)キャンサーで、超竜拳・デューンの使い手と云う如何にも中国=拳法の単純なイメーで、玩具特徴を全くいかしていないキャラクター設定でござる。
しかし、アニメのキャラクターとしては中国人らしからぬイメージでござるが、ショタ好きでアニメ好きの姉さん方を引き込むには成功した作品ではあるでござる。 (笑)
商品は小型・簡略化によりヘッドモードの変形も前屈姿勢だけで完了するでござるが、ロボットフェイスを隠さず背負ってしまうだけの造形には興醒めしてしまうでござるよ・・・
ヘッドオンしたロボットモードも胸部パネルが無くパワーメーターが丸見えなうえネジ穴も前面に露出するなど微妙なデザインで、カニモンスターの特徴も拳法属性の設定も活かされていないデザインでござる・・・
まあ、拳法属性は後付け設定でござるから玩具のデザインには関係ないでござるが如何すれば、アニメ版キャンサーのイメージが湧いたのか不思議でござるよ?
なお、商品は簡略化故にパワーメーターの数値パネルは固定化されているでござるが他のヘッドマスター及びヘッドマスターJr.とクロスヘッドオンが可能でござる。
キャンサーの設定はでは、デストロン・ヘッドマスターJr.の末っ子的存在で、スピーディーで身軽な戦闘を行う小悪魔的デストロンのアイドルだそうでござるが、ヘッドオンによるパワーメーター値はスピード(4)、強さ(9)、知力(5)で、ロボットモードの能力値は体力(8)、知力(5)、速度(4)、耐久力(9)、地位(5)、勇気(10)、火力(7)、技能(6)とキャラクター設定と能力値が合わないでござる・・・ ちゅーか、キャンサーの能力値は海外版のスクウィーズプレイと共通でござるから違和感がでてくるでござる。
キャンサーのキャラクターに合わせて設定値も組みなおすべきでござるがソコまで手が回らなかったのでござるかな?
なお、専用武器はアクアブラスターとティルソードでござるが、必殺技の「超竜拳・デューン」は拳法技であり、構えが竜の姿に似ているのでこの名前がついたそうでござる?
う~む・・・ カニモンスターであるデザインが全く活かされていないでござるよな。 (笑)
まあ、日本設定を好意的に解釈するのであれば、キャンサーに合ったトランステクターが無く適当に入手したトランステクターに乗った為に本来の能力を発揮できないと見るべきでござろうな・・・
如何も拙者はアニメ版キャンサーは日本のアニメファンに媚びたデザイン故に気に食わないでござるが、日本人を主人公にキャスティングする御国びいきの作品でも敵側に設定したキャンサーも悪人のままで終わらずオイシイ扱いだった事には評価したいでござる。
そう、たとえ御国ひいきの作品でも何処かの国のようにアニメ本編に政治的メッセージを入れるのは勘弁してほしいでござるよな。
まあ、拙者の本音から言えば、米国作品ではNGである子供が武器を持って最前線で戦う描写も好きではないのでヘッドマスターJr.ちゅー設定も好きではないのでござるよ。
米国では「はじめてもおつかい」でさえ児童虐待とか親権放棄とか言われるそうなので、子供番組で子供が戦場で戦う作品など放送しようものなら大変な事でござるよな。 (笑)
商品も可動部が多く、ポージングが付けれれれば拳法属性のロボットで通用しそうなのでござるが、商品がキャラクター設定に追いついていないでござる。
商品の不出来はアニメ演出により補完できるものでござるが、アニメキャラクターが必要以上に人気が出てしまうと玩具はアニメのイメージを壊すとして売れなくなる「サムライトルーパー」な現象を起こしてしまうものであり、本品はまさしくソレだったりする訳でござるな。 (笑)
良いこのみんな1月22日は何の日は知っているでござるかな?
そう! 「ジャズの日」の日でござる。
今宵は「トランスフォーマーアニメイテッド」よりカッコイイ乗り物に変形するオートボット・エリートガード将校、ジャズ(TA-29、オートボットジャズ、2415円)の登場でござる!
さて、本品は2010年に販売された「トランススフォーマーアニメイテッド」商品でござるが排外では2008年に販売されており、日本版は一部の塗装を変更した商品のようでござる?
単体では海外品と見分けにくい商品でござる?
なお、日本版にはSEGAゲーム筐体対応のカードが付属するでござる。
う~む・・・ 結局のところ拙者の地元ではゲーム筐体が配備される事が無かったのでカードの連動を確認することがなかったでござる・・・
さてさて、アニメイテッド版ジャズは映画版ジャズ(MA-04、オートボットジャズ、2310円)ではなく、シリーズ1作目のポルシェ935に変形するG1版ジャズ(日本名、06、マイスター、1800円)をイメージにデザインされているでござる。
ヴィークルモードは架空のスポーツカーでござるが、なんとも漫画チックでござるが、所謂レトロフューチャー的デザインのスポーツカーで味わいがあるでござるよな。
ジャズ曰く「まあ、スキャンした車で走り回りたいと思っていたしな・・・」
「ジャズ トランスフォーム!」
「こんなにカッコイイ乗り物を造る人間が悪者のはずがないし」の如く、彼もヴィークルモードのデザインのは拘りがあるようでござる。 (笑)
ヴィークルモードでは特別なギミックもない商品であり、日本販売商品の特徴であるメタリック塗装が行われていないボディでござるが、本品の場合は下手にミサイルランチャーを積んだりメタリック(パール系?)塗装を行わない方が似合う商品だったりするので、コレも開発者なりの拘りかもしれないでござるな?
ロボットモードの変形にはドア部分のジョイントが硬くて難儀したでござるが、アニメ作画の特徴であるトラックスーツ風な細身のプロポーションにイケメンな顔を見事に再現した商品でござる。
なお、設定ではG1版や劇場版等と異なりサイバーニンジャの設定も付け加えられたでござるが・・・ 如何もニンジャらしくないデザイン・・・
ちゅーか、米国人は忍術も拳法もゴチャマゼにして考えているようで、日本人が思う忍者ではなく、サイバーニンジャと云う新種を作りあげたようでござる? (笑)
設定ではオートボットの精鋭チームであるエリートガードの一員でありながら、地位の高さを鼻にかけることはなく、オプティマスプライム(TA-01、オプティマスプライム、3780円)部隊の面々やサリ達人類にも親密に接するでござるが、サリ達の惑星(日本では地球と明言していない?)の文化や映画・音楽に興味をもつクールな性格でござるが、人の言う事を鵜呑みにする傾向があり天然ボケを演じる事もあるでござる。
能力値は体力(6)、知力(6)、速度(9)、耐久力(7)、地位(7)、勇気(9)、火力(6)、技能(5)と設定されており、エリートガード将校の役職を考えれば少々不安な数値でござるよな?
しかしまあ、歴代のジャズも勇気以外に飛びぬけた能力はないので、格闘戦に重点を置いたキャラメイクは面白いアレンジだと思うでござるよな。
商品は股関節部と足首の接地性が気になるでござるが、バランスを取れば片足立ちも可能でござる。
専用武器は両腕に装備されたエキゾーストパイプで、接近戦用のレーザーヌンチャクとして使用した格闘術メタリカトーやサーキット・スーの使い手でもあるでござる。
まあ、格闘戦重視のビーストウォーズでさえ、ヌンチャク使いは居なかったので珍しい武器でござる。
劇中の様にレーザー光を演出するクリアパーツも良かったと思うでござるが、ヴィークルモードを考えた場合、クリアパーツ製のエキゾーストパイプじゃ絵にならないので拙者的には正解だと思うでござる。
流石はヴィークルモードに拘りを持つ男でござるな。 (笑)
なお、トランスフォーマーアニメイテッド本編は第3シーズンまでしか描かれる事がなかったでござるが、第4シーズンではプロール(TA-05、プロール、2415円)に代わりジャズがオプティマスプライム部隊に加わって行動を共にする予定だったようでござる?
ふむ、レギュラーメンバーに入れば更に天然ボケが期待できるキャラクターだっただけに第4シーズンが製作されなかった事が残念でござる。
ごきげんようでござる!
トランスフォーマー商品を普通に買っている御仁ならいざ知らす、拙者の様にトランスフォーマー全シリーズを研究していると、商品をシリーズごとに分類しないと気がすまないもでござる。
故に異なるシリーズをまたいで販売されてしまうEZコレクションの分類は如何するべきか悩みがつきないでござる?
今宵は2010年販売のEZコレクションVol.4(全8種、格525円)より、劇場版トランスフォーマー・ディセプティコン兵士
ラヴィッジ(EZコレクションVol.4、525円)の紹介でござる!
本品は劇場版「TRANSFORMERS」&「トランスフォーマー / リベンジ」商品4体と「トランスフォーマーアニメイテッド」商品4体の8種で構成された商品でござるが、パッケージは共通の「トランスフォーマーアニメイテッド」仕様の箱であり、中身が選べないでござる。
まあ、海外であれば単品販売のレジェンズクラスであり、パッケージに合わせたシリーズでよいのでござるが、本品の場合は作品は違えど一応「トランスフォーマーアニメイテッド」商品に分類しているでござる?
なお、だぶり覚悟で全8種コンプリートするのであればBOX(12個入り)買いする方が安上がりでござるな。 (笑)
さて、本品は2009年展開の「トランスフォーマー / リベンジ」版ラヴィッジ(RD-13、ラヴィッジ、2415円)のEZコレクション版商品で簡易に作られているでござるが、デラックスクラスで販売されたRD-13版ラヴィッジよりも、他の商品との組み合わせを考えた場合はEZコレクション版の方が収まりは良いでござる。
そう、本品は簡易構造ながら大きくイメージを損ねる事も無く、猛獣型のシルエットを再現しているでござる。
映画本編では並ぶ事ができなかったでござるが劇場版サウンドウェーブ(RD-04、サウンドウェーブ、2415円)と並べると雰囲気が良く、くしくも元ネタであるカセットロン版・初代ジャガー(19、ジャガー、680円)と同じような大きさになるのでござるよな。
拙者としてはラヴィッジは、細かく造形されたデラックス商品よりも、キャラクターサイズを重視したEZコレクションの方が似合っているように思えるでござる。
さて、本品もEZコレクションとはいえ大気圏突入モード(エントリーモード)に変形する訳でござるが、デザインは劇中デザイン(?)ともRD-13版とも異なるデザインでござる?
まあ、どちらかといえばヴィークルモードと呼ぶ方がいいかもしれないでござる?
拙者的にはアレンジの利いたデザインだと評価しているでござるよ!
そう! ラヴィッジのエントリーモードは←より、デラックスクラスRD-13版ラヴィッジ、EZコレクション版ラヴィッジ、劇場版サウンドウェーブ付属ラヴィッジ・エントリーモードの3種が販売されているでござるから、ドレが好みか一目で分かるとと思うでござる。 (笑)
本品は拙者の中ではEZコレクションVol.4商品中最高の完成度を誇っていたりする商品だと思うでござるよな!
まあ、ラヴィッジもトラやライオンのような猛獣と同じく、大きければ怖いでござるが小さいと可愛くみえるものでござるよ。 (笑)