ごきげんようでござる!
トランスフォーマーも30周年を迎える訳でござるが、長いシリーズの分、ファンの年齢もソレぞれでござる。
拙者の様に初代トランスフォーマーからのファンもいれば、ビーストウォーズよりのファンもいるし、劇場版からのファンもいるでござろう。
拙者的にはトランスフォーマーシリーズを一つの作品として見た場合、同じ世界観で延々と流れる時代劇の方がよいのでござるが、トランスフォーマーと共に成長していくファンだけじゃないのが事実でござる。 長期シリーズになれば成るほどファン年齢の格差が生まれてきており、旧来のファンを満足させるためには新規ファンが入り込めない敷居の高さだったり、新規ファン獲得のためには旧ファンを切り捨てる改革も必要となってくるでござろう・・・
拙者とて、よく進められる「魔法〇女リリ〇ルな〇は」「アイ〇ルマ〇ター」「F〇te」「スト〇イク〇ィチーズ」などは、途中参加である為に全体枠が分からず何処から見ていいものか分からないので、まったく手をつけていないでござる。
故に、某「仮面〇イダー」や「戦〇シリーズ」の様に作品ごとに世界観をリセットすることで、どこらでも参加しやすく、常に新規ファンを獲得しやす作品もあるでござるな。
トランスフォーマーを更に長期シリーズとして温存させるには常に新規ファン獲得は大事だったりするでござるが、今までを支えたファンを見捨てて欲しくないのも古参ファンの本音でござる。 まあ、新旧ファンを両立に満足させれば問題ないでござるが、それももずかしいでござる。 拙者的にシリーズ物は常に世界観を共通するモノが鉄則の考えでござるが、最近は世代交代も考えてリセットも容認できる考え方になっているでござる。 (笑)
て、事で今宵はトランスフォーマークロニクル版EZコレクションのサイバトロン騎士、ホットロディマス(トランスフォーマークロニクル・EZコレクション02、ホットロディマス、525円)の紹介でござる!
本品は、2011年12月に販売されたEZコレクション02(全8種、各252円)の1種で、参戦キャラ、G1、2010、G2の時代より選抜された8人の2010代表の商品でござる。
しかし、商品は2009年度に海外で「TRANSFOMERS UNIVERSE」商品として販売されたレジェンズクラス版ロディマス(日本未販売)の塗装箇所変品が流用されたでござるな。 なお、本商品は共通パッケージで有る為に中身を確認する事が不可能な商品仕様だったでござる。
さて、トランスフォーマークロニクルの場合は特に世界観などの設定は無く、過去と現在のトランスフォーマー商品の歴史を見てみようというマニアックながら、新規のファンに旧玩具に触れてもらおうとする試みでもあったのでござるよな。
しかし、本品は2010版ホットロディマス(C-78、ホットロディマス、1600円)のデザインより大分アレンジされたデザインなので見た目がコレじゃないと拒否感がある商品でもあるでござるな?
元々のデザインで縮小しても可能だと思うのでござるが、何処もユニバース販売時の設計思考には使いまわしをするために2種(?)のキャラクターイメージを加味する試みで設計されたようで市販車ぽいイメージノスポーツカーに変更されたでござるが、特徴的なマーキングである為にホットロディマスと認めることが出来るでござる。
なお、拙者はユニバース版を所持していないので比較できないでござるが成型色の赤色の色合いや塗装箇所が変更されているようでござる。
ロボットモードへの変形は簡易でござるが、ポロポーションは良いでござる。
ただ・・・ 元のデザインと違うので少々違和感があるでござるな?
それもそのはず、本品は2010年度に劇場版N.I,E.S.T.商品として塗装パターンを変更して、スモークスクリーン(日本未販売)と成り、同じく劇場版レジェンズクラス版スタースクリーム(EZ-04、スタースクリーム、525円)の成型色変更商品(日本未販売)とセット販売(TARGET限定販売、スモークスクリーンVSスタースクリーム、日本未販売)されていたりするので、使いまわし前提でデザインされていたでござる。
なお、本品の海外版では脚部が黒く塗装されていたでござるが、日本版はオレンジ色に変更されているでござる。
EZコレクション商品としての可動範囲は並みで接地性も高い商品でござるが、似ていないという致命的な欠点があるものの良品の商品に数えられるでござる。
ただ、クロニクル版商品でも個人設定が紹介されておらず、2010版ホットロディマスとして販売されたにとどまっているでござるな?
折角新規のファンに旧キャラクターを紹介する機会なのにキャラクター説明が無いのは不親切でござる。 日本未販売商品の販売は嬉しいでござるが、タカラトミーもあくまで本商品のモトネタを知った上での商品展開でござるから初心者に厳しいと思われるのでござるよな? (笑)
初代(G1&2010)ホットロディマスはコンボイ(01、コンボイ、3900円)よりマトリクスを受け継ぎサイバトロン総司令官ロディマスコンボイ(C-77、ロディマスコンボイ、2200円)としてアップデートした後も、フォートレス(C-114、フォートレスマキシマス、12800円)に後任を任せて新天地に旅立つなど世代交代をイメージするキャラクターなのでござるよな。
拙者的に、日本人感覚だと「リーダーとは最強である!」とのイメージを、コンボイやロディマスコンボイが、ぶち壊してくれた事に、アメリカから来たトランスフォーマーの凄さに感動していまだにファンを続けている理由だったりするので、シリーズ物の温故知新は面白く新規ファンものめり込めば面白い商品なので、とにかく新規ファン開拓と旧ファンを失望させない満足なシリーズとして今後とも頑張ってほしいものでござる! (笑)