ごきげんようでござる!
トランスフォーマー玩具は如何にして遊んでいるでござろうか?
変形させることはもちろんでござるが、眺めて飾るだけのコレクターなどなど様々でござる。
劇中イメージを再現しつつ、そのまま飾れるのが劇場版「TRANS FORMERS」のスクリーンバトルズ商品は既存の商品に作りおこしたフィギュアをセットにした簡易情景模型でござるな。
今宵はネタばれも時効なので、映画第1作のクライマックスである市街戦をイメージしたファイナルスタンド(最後の戦い)(SB-02、ファイナルスタンド(最後の戦い)、3675円)の紹介でござる!
本品は2007年の映画公開後の2008年に販売された商品でござるが・・・
元々映画企画時に計画されていたのか、映画人気により急遽販売が決定したのか分らない商品でござる?
そう、映画公開中であれば完全なネタバレになってしまう一品だし、映画内容を予め知っておかないと情景模型は作れないものでござる。
実際、タカラトミーの玩具開発陣も映画製作側にイロイロと騙され(?)ていたようでござるから、おそらく後者の理由で販売されたのでござろうな?
さて、本商品でござるが、劇中で破損したバンブルビーを再現したフィギュアが付属していたりするわけでござるが・・・
本フィギュアは固定モデルではなく、首・両腕・両足に可動軸が設けられていて動かす事が可能なアクションフィギュアだったりするでござる。
塗装は細かくないでござるが、オマケの情景フィギュアにしては力が入った商品でござる。
流石は映画本編の主役級キャラクターでござるが、一応本品の主役商品はレッカー車なのでござるよな。 (笑)
そう、劇中でミカエラ・ベインズがバンブルビーを牽引する為に使ったレッカー車がモデルのオートボット戦士、オートボットロングアームが主役商品なのでござるよ!
なお、オートボットロングアームは劇中に登場するレッカー車がモデルとはいえ、玩具オリジナル商品でござるし、映画本編のレッカー車の変形することはなかったでござる。
そう、元々商品数を増やす為に設計された通常販売品のMA-15版ロングアーム(MA-15、オートボットロングアーム、2310円)の存在が無ければ、本セットの企画も無かった訳でござる。
本品は、より劇中イメージに似せるべく、ドア部分のマーキングなどが変更されており、新たに運転座席部分にミカエラのドライバーフィギュアが追加された商品でござる。
無論、ミカエラのドライバーフィギュアは上半身しか造形されておらず着脱不可能でござるが、トランスフォーマー玩具史上でも珍しい一品に仕上がっているでござる。
因みに本品付属のバンブルビーには背中に穴が設けられているのでござるが、ロングアームのフックに引っ掛けるのではなく、何故か凸凹ジョインロの様に接続するようでござる?
う~む・・・ フック先端部がバンブルビーの内部に入り込まないようにする破損防護策でござるかな?
しかしまあ、簡易情景模型としてみた場合は概ね良好でござるかな。 (笑)
そう、日本で販売されたスクリーンバトルズ4種のなかでは一番人気だったようでござる。 (?)
では、劇中では見る事が出来ないロボットモードでござる!
3本指でデザインはされているでござるが、明らかに劇中登場のオートボット達とは異なるデザインラインが魅力のロボットモードではあるでござるが・・・
運転席にミカエラが中途半端に乗ってしまったまま変形してしまったので、やや違和感を覚えてしまうでござる。
まあ、そんなときは本品のミカエラは立体映像だと思えば少々納得するでござろう。 (笑)
さて、オートボットロングアームのキャラクター設定でござるが、劇中では一般のレッカー車のままなので玩具設定を記しておくでござる。
能力値は体力(8)、知力(4)、速度(5)、耐久力(9)、地位(4)、勇気(8)、火力(8)、技能(6)で設定されており、武器のクォグマキャンはミサイル発射ギミックを備えているでござる。
性格は、他人を助けることに喜びを感じるオートボット戦士であり、自己中心的で悪意に満ちたディセプティコン兵士の生き様には理解できないようでござる。
拙者的にオートボットロングアームを考えるのであれば、劇中のレッカー車がオールスパークの影響により命を得てトランスフォーマー化した姿でござるが、トランスフォーマー化が戦闘後で描かれていないだけと解釈したいでござる。 (笑)
映画2作目に登場しない理由も、オートボット本体には参加せず本来のレッカー車の所有者のところに戻って復旧作業に従事したのではないでござるかな?
劇中では描かれなかった事でも玩具では再現できるのは大きな魅力でござる。
本シリーズも偶然の産物か如何かわからないでござるが、MA-15版と同時販売だったら間違いなくスクリーンバトルズ版の方が売れていたでござろうな?
まあ、後から完全版を販売するのは某ゲーム会社と同じで、新しい客層を掴むとともに旧商品を買った従来のファンにも更に新要素で買わせようとするいやらしい販売戦略でござるが、パッケージ変更だけで複数をコアなファンに買わせようとする、信者頼みのセコイ販売戦略より誠意はあるでござるよな。 (笑)