ごきげんようでござる!
本年殿ゴールデンウィークは自粛ムードが強く盛り上がりに欠けたかもしれないでござるが、自粛しすぎて自分の首を絞めかねないのも事実で、実際体力に余力のある御仁は休日中に遊んでもらう方が日本経済の建て直しにもなるでござるな。
拙者は遠征出来なかったでござるが、遠征した御仁は事故も無く帰ってこれたでござるかな? 幾ら遠征先で金を使おうとも、無事に帰れなければ元も子もないでござる!
今宵は2000年展開の「トランスフォーマー カーロボット」よりメカガエルに変形するデストロンガー湿原兵、グッシャー(D-004、グッシャー、980円)の紹介でござる。
本品はメタルビーストに分類されるトランスフォーマーでござるが、商品自体は1999年に海外でトランスメタル2商品として販売されたプレダコンズ・水陸両用兵士、スピッター(日本未販売)の成型色変更商品でござる。
さて、「トランスフォーマー カーロボット」は原点回帰を狙ってサイバトロン側商品は多くに新設計商品が投入されたでござるが、デストロンガーはデストロンの精鋭部隊という事でギガトロン(D-001、ギガトロン、2980円)以外は過去に販売された商品の流用というセコイ部隊編成となったでござるが、メタルビーストなどは日本未販売商品の流用なので新鮮味はあったでござる。
まあ、元もとの「トランスフォーマー」もミクロマンやダイアクロン商品の流用なので、これも原点回帰と言えるでござろう! (笑)
さて、本品は毒々しい青色系カラーリングのメタルス・スピッターをマイルドな感じにしたとはいえ赤色でも十分毒々しいでござる・・・
グッシャーの名前の由来はわからないでござるが、愚か者の愚者か、カエルがグシャっと潰れるとか、ビックリハンドでグシャっと潰すなどの擬音でござろうな?
商品ギミックはカエルの口内に武器(ベロビュート)が取り付け可能で、背中に隠し腕(ビックリハンド)が収納されているでござる。
なお、商品サイズはレギュラーサイズでござるが、実物大のカエルの大きさなので雰囲気は好いでござる。
ただ・・・ カエルが苦手な人にはキツイかもしれないでござるが、ウシガエル並みのウルトラサイズで販売されていてもおかしくないでござるよ!
そう、何故か昆虫系ビースト商品は実物より巨大化して製作されている傾向にあるので、担当者と御国事情の嗜好が大きく関わってくるので、カエルが好きな国民性だったら大型化していたかもしれないでござる? (笑)
ロボットモードの変形はボールジョイントを巧みに使い左右非対称の怪人らしいデザインに仕上がっているのが魅力でござる。
しかも、メタルボディとカエルでは相性が悪い組み合わせでござるが、本品は独自のデザインで設計されたので悪役としては適役すぎるくらいピッタリなデザインでござる!
なお、本品のスパーククリスタルはカエルの口内上顎に取り付けられており、武器は両腕に取り付け可能でござる。
さて、グッシャーは地球のビールが好物で、詐欺師のような性格だそうでござる。
なお、アニメ本編では「ビーストウォーズⅡ」のダイバー(X-2、ダイバー、4500円)と同じく関西弁で喋るキャラのようでござる・・・
カエルつながりで関西弁なら良いのでござるが、詐欺師のイメージで関西弁にキャスティングしたのであれば完全に関西人を敵に回したようなものでござるな!
無論、関東者からしてみれば関西人のイメージは悪いでござるが、偏見に満ちたキャスティングは簡便してもらいたいでござる!
本当の詐欺師であれば、胡散臭い関西弁よりも標準語の方を多用すると思うでござるよな? (笑)
なお、能力値はパワー(8)、知力(6)、スピード(5)、耐久力(5)、階級(6)、勇気(6)、火力(5)、テクニック(6)、で設定されており、武器は敵の武器を絡めとるベロビュートと、戦艦の船底に穴を開ける事もできるビックリハンドでござる。
まあ、ビックリハンドと言ってもスプリングが仕込まれているわけでもなく手動展開でござるな。
商品はレギュラーサイズの軽量ボディなので片足立ちや可動範囲も広い商品なので、もっとタカは小型商品に力を入れた方が良いと思うでござるよな。
そう、完全日本展開のトランスフォーマーの復活を望むのであれば、新設計商品だけでなく流用商品を上手に活かせば開発費や時間を短縮できるはずでござる。
流用商品を容認するのもファンの勤めでござるし、トランスフォーマーの歴史を考えれば商品流用で成功した例もあるでござる! ・・・まあ、失敗例もあるでござるが。 (笑)
ゆえに本品も十分現役商品として通用する設計でござるから、何度でも悪役として帰ってきて欲しい商品でござるよな。