ごきげんようでござる!
さあ、トランスフォーマー馬鹿一代。春のヘリ祭り(笑)、第3弾目は劇場版「トランスフォーマー・オートボット・アライアンス」シリーズより、戦闘ヘリコプターに変形するオートボット戦士、トマホーク(AA12、トマホーク、2730円)の召喚でござる!
本品は2010年12月に販売された日本版商品で、先に販売された海外版と同じパッケージでござるが、日本販売版は日本語表記のシールが貼られ、日本語の説明書が封入されているでござる。
また、本品の日本版はグレーの成型色部分が濃いグレーに変更されているでござる。
見た目にはほとんど違いが分からない商品だったりするでござるが、無駄なカラーバリエーションを増やして日本版も海外版も買わそうとする嫌らしい魂胆でござる。 同じく両方買わせたいならマイナーチェンジではなく、日本版はパッケージ事変更してほしかったでござるよな。 (笑)
さて、「トランスフォーマー・オートボット・アライアンス」シリーズは玩具による劇場版「トランスフォーマー / リベンジ」の後日談を再現したシリーズで、トマホークは映画本編に登場しない玩具オリジナルのトランスフォーマーでござる。
映画本編登場組だけのオートボットじゃ航空戦力が乏しいので、戦力バランスを考えると玩具組の航空戦力増強が望ましいでござる。
一応「トランスフォーマー / リベンジ」商品としてはオートボット陣営に報道ヘリコプターに変形するブレイズマスター(RA-18、オートボットブレイズマスター、2415円)が玩具オリジナル組として販売されていたでござるが、民間ヘリコプターと戦闘ヘリコプターのヴィークルモードでキャラ被りを防いでいるでござる。
さて、本品のヴィークルモードでのギミックは、戦闘ヘリコプターであるだけに、ローターの手動回転と機首部分のガンカメラ(?)の可動に加えて、C型ジョイント装備のミサイルランチャーが着脱でき、スプリングでミサイル(×2)を発射するでござる。
また、転がし走行できないものの着陸脚は折り畳み式で再現されているでござる。
ロボットモードの変形はオーソドックスでござるが、人型を気にしないリベンジ商品にあり人型に近いプロポーションとデザインは流石は玩具オリジナルキャラクターである証拠でござる。
無論、劇場版デザイン特有の獣脚や両腕に武器を保持しないなどの御約束を守られており、見た目の印象は特殊部隊の工作員とか忍者を思わせる風貌が見事でござるよ!
映画本編では印象的なデザインが優先され、キャラクター性を殺していたでござるが、トランシフォーマーファンが求めるデザインラインとは本品的なものだったりするでござる。
やはり、玩具を買う立場に成って設計しているのと、劇中の商品を玩具化しただけではデザインラインが違ってきて当然でござる。 (笑)
さてさて、トマホークの能力値は体力(7)、知力(8)、速度(5)、耐久力(8)、地位(6)、勇気(8)、火力(8)、技能(9)で設定されており、自らを囮にしてディセプティコンをおびき出し、熱探知ミサイルで攻撃する戦法を得意とするようでござる。
商品はそこそこ可動するものの、手持ち武器がないのが残念でござる・・・
しかし、見ようによっては体術主体の格闘戦キャラのようにも見えるでござる。
そう、右腕に装備されたブレードはハサミのように開閉したりもできるので、接近格闘用にも見えるのが地味ながら本品の魅力でござる。 (笑)
翼に取り付けられたミサイルランチャーは両手に保持できるでござるが、専用の銃火器系武器パーツは刀系の武器パーツが欲しかったでござる。
なお、ミサイルランチャーのC型ジョイントを使えば別の位置に取り付け可能でござるが、いまいち意味が無いような気がするでござる? (笑)
ちゅー事で、何もトランスフォーマーは映画本編に登場するキャラクターだけが魅力なのではなく、本来は玩具を楽しむ作品であり、映像媒体は2の次の産物でござる!
映像イメージとのギャップによる弊害が無い、映像媒体未登場の知られざるトランスフォーマーこそトランスフォーマーなのでござるよな。 (笑)