ごきげんようでござる!
「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010」に登場したスロットルボット部隊は国内TV放送中に販売されず1987年度の「トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ」展開時に販売されたでござる。
まあ、1987年度は日米で作品内容が異なる展開となるのでござるがシリーズの流的には前作を引き継いでおり、スロットルボット部隊も登場するので問題はないでござる。
が!
海外であれば一括して「THE TRANSFORMERS」いわゆるG1商品として分類されるのでござるが、日本のコレクション分類だと「2010」商品か「ザ☆ヘッドマスターズ」商品に分類するかが問題なのでござるよな?
そう!
スロットルボットのパッケージ裏のイメージイラストは「2010」仕様のデザインなのでござる。
なお、海外販売品も明らかではないでござるが、日本版と異なり「ディコイ」と呼ばれるPVC製の未彩色フィギュア(消しゴム人形)がランダム(全53種?)で1個付属するブリスターパック仕様のパッケージで販売されていたそうでござる?
日本版は残念ながら付属品はカードのみの単品販売だったのでござるよな。
ちゅー事で今宵は、サイバトロン・スロットルボット部隊監視員
ルックライト(C-93、ルックライト、500円)の紹介でござる!
スロットルボットはミニボットの後続商品で、ディフォリメされた簡易ボディながらプルバックモーターを内蔵したチョロQティスト溢れるトランスフォーマーでござる。
ルックライトのヴィークルモードはフォードRS2000で、日本では馴染みのない車種でござるが、フロント部に増設されたラリー仕様(?)の補助ランプ(スペクトラムライト)が印象深いデザインでござる。
しかしまあ、大雑把な造形に加えて白い成型色でござるから余計にチープに見えてしまうのは仕方が無いとして・・・
ロボットモードの造形も大雑把でござる。 (笑)
数あるトランスフォーマー商品でも1・2を争う簡易構造のトランスフォーマーでござるよな。
ロボットモードでの可動箇所はないでござるが、ロボットモードでもプルバック走行が可能なので少々ぶつけたくらいでは壊れない堅牢な造形でござる。
デザインは兎も角、丈夫な設計は評価したいでござるな。
ルックライトの性格設定は、何でも興味を示し、どのようなつまらないものや無関係なものでも彼の興味を引かないものはないそうでござる。
特殊装備としては、双眼鏡タイプのデジタルカメラ、分光ケミカルアナライザー、放射能探知機を装備しており、フルカラーの10000ワットのスペクトラムライトで相手の目をくらますそうでござる。
残念ながら、TVアニメ本編ではスロットルボット部隊での行動が多く個人での印象がないのでござるよな?
さて、拙者がスロットルボットを「ザ☆ヘッドマスターズ」商品として分類している理由でござるが、スロットルボット販売当時一部の店舗にて「スロットルボット販売促進キャンペーン」が行われており、スロットルボット商品購入でホワイトバージョンのサイバトロンマスター戦士(全6種、非売品)が配布されたのでござる。
1987年販売のサイバトロンマスター戦士(全6種、各250円)とスロットルボットには関連性がないのでござるが、何故か販売促進用景品となったのでござるが・・・ まあ、「ザ☆ヘッドマスターズ」商品を強調したかったのでござるかな?
サイバトロンマスター戦士は説明書もないビニール袋に入れられた店頭配布方式で、告知すらなく行なわれキャンペーンでござるから拙者も1種しか入手できなかったでござる。
本品はサイバトロンマスター戦士ローファー(サイバトロンマスター戦士、ローファー、250円)の未彩色・成型色変更ホワイトバージョン商品で特に名称や設定は存在しないでござる。
無論ヘッドモードにも変型できるので、別売りのヘッドマスターとクロスヘッドオンが可能でござる。
なお、本品は年月劣化の為に少々黄ばんでいたりするのでござるよな。 (笑)
本キャンペーンでは何個配布されたのか不明でござるが、現在高プレミアが付く、サイバトロンマスター戦士6種類のホワイトバージョン6種をコンプリートできたコレクターは如何程存在するのか分からない今となっては超貴重な商品でござる。
転売目的の景品狙いは分からなくもないでござるが、本来の販売促進の意味を考えるのであれば正規のルートで手に入れたいものでござるよな。
まあ、拙者も中古品での購入は行うでござるが、明らかな転売胃商品には手を出さないのがコレクターとしてのプライドだと思うのでござるよな! (笑)