ごきげんようでござる!
前回前々回とチープTOYのバイク系変形ロボット玩具を紹介してきたので、今宵は高額商品(?)の変形ロボット玩具で、2009年にHAPPY WELL社より販売された、「ROAR BOT」シリーズの・・・
ハーレーダビットソン ロードキングクラシック(No.6 1/14 ハーレーダビットソン ロードキングクラシック、3465円)でござる!
本品はハッピーウェル社が販売した海外商品でござるが、日本での代理販売はアオシマ文化教材社により行われた訳でござる・・・ 本品もたぶんアオシマ経由で販売されたと思うのでござるが日本語表記シールの貼付や説明書が封入せず、イラスト表記のみの変形指示書が封入され、ほぼ海外販売品と同じ物だと思われるでござる?
商品パッケージは発行ギミックが試せるTRY MY!仕様な上に、ロボットモードで収納されているのはよいのでござるが、パッケージ中台紙にブリスターパックで貼り付ける、箱から出した後収納する事を全く考えていないコレクター泣かせの箱なのでござるよな。 (笑)
ロードボット・シリーズの魅力は実車メーカーと契約を交わしているので実名表記であり一見変形しそうにない、実車そのもののミニチュアカーでござる。
しかもスケール表記されているのは有り難いでござるが、商品サイズが1/8~1/32とバラバラで統一スケールじゃないのが痛いでござるよな・・・
そう、本品も1/14サイズという中途半端なサイズでござるが、先に販売された1/8スケールのハーレーダビットソン ロードキングクラシック(No.1 1/8 ハーレーダビットソン ロードキングクラシック、6090円)のスケールダウン商品にあたるでござる。
コレクターとしては同一スケールで揃えたいのでござるが、同シリーズのカワサキ ZX12R(No.7 1/10 カワサキ ZX12R、5040円)も1/10サイズなので辛いのでござるよ・・・
しかしまあ、拙者は1/8サイズ版は購入し損ねたでござるが、本品でも十分細かくつくられており、変形するとは思えないほどの完成度を誇っているでござる。
バイクモードでのギミックは、転がし走行に折りたたみ式スタンドに加えて後部キャリーケリーケースの開閉が可能でござるが、付属の武器パーツなどは収納できず、すべて余剰パーツになってしまうでござるな。
更に欠点と言えばハンドルは固定されており、故意か偶然かクリアパーツ製の風貌は取り外し可能・・・ というか、ポロポロ外れて風貌無しの状態も再現できるでござる。 (笑)
なお、変形方法は一部組み換え式で、前輪は武器パーツに」組み込まれて戦斧(?)になるでござる・・・ それゆえか、やたら前輪が外れやすいので動かすときに苦労するでござる?
まあ、固体差かもしれないでござるが、商品上一番残念な設計でござるよな。
ロボットモードは早川玩具のチェンジバイクロボ風な1/8版と異なり、パーツ配置などが変更されて別デザインになっているでござる。
むしろ工夫された変形方法なのでござるが、肩位置が低い、足が短い、ボールジョイントによる膝・股関節が緩いので立たせ難いなどプロポーション的にはやや残念なのでござるよな・・・
同じアメリカンバイクなら、トランスフォーマーのレーザーバイク商品、ロードビック(TRF-12、ロードビック、800円)の変形方法を素直に丸パクリする方がよかったようなきがするでござるが・・・ バイナルテックのコンセプトと同じような設計思想でも、変形方法まで真似ないという開発者の拘りがあったのでござるかな?
それゆえに、余剰パーツを出してでも大型武器パーツを付属させる差別化を選んだのでござろう?
まあ、この前輪をくっつけた戦斧は完全にタイヤをロボットデザインに組み込めなかった苦し紛れのアイデアなのでござろうな?
そう、本品にはもう一本の戦斧が付属しており、武器がかぶってしまっているでござる。
バイク系変形ロボで戦斧といえば、トランスフォーマーのレックガー(C-81、レックガー、1980円)が思い出されるわけでござるが、本品も影響を受けているのでござるかな?
こちらの戦斧には発行ギミック(LR44ボタン電池×2個使用)が仕込まれており、メッキ処理されたエンブレム風のスイッチを押す事で赤く発行するでござる!
更に、クリアパーツ製の斧先端部を外して鎌状の武器パーツに差し替えする事も可能でござる。
更には、リボルバー式拳銃や右側排気管が可動してキャノン砲(スモークデスチャージャー?)らしきものに見立てられているでござる。
なお、キャリーケースも武器として保持できるようでござるが・・・
これも、用途が分からないので盾として使ってみるでござる。
う~む・・・ 結局盾も被るでござるよな?
武器パーツに関しては充実しており、バイナルテックを超えているのでござるが、思い武器パーツと関節の緩さにより、ポージングが限定されてしまうのが痛いところでござる。
拙者的には、もう一工夫ガンバレ!と励ましたい商品でござるよな。
しかしまあ、本品を入手できた事で、精密に作られたバイク系変形ロボット玩具を遊び倒すには、ハンドルやサイドミラーなどの細かいプラスチック製パーツを気にしながら変形させないといけないので神経を使うことでござる・・・ 細部パーツには金属製パーツを使うなどして耐久力を求めないと破損が怖い一品でござるよ。
しかも、本品は困った事に対象年齢5才以上ときているから、いろんな意味で無謀な商品でござる。 (笑)
しかし・・・ 本品を見ているとタカラがバイナルテック展開時に本気でバイク系トランスフォーマーの開発に本腰をいれなかっのが惜しまれるでござる。
否! 拙者としては本気でバイク系バイナルテックを見たかったのでござるよな!
さあさあ、恒例のバイク系変形ロボット試乗会で、イロイロ乗せてみたいところでござるが1/14という中途半端なサイズ表記の為に乗せるアクションフィギュアが無いのでござるよ、故に1/12サイズくらいのfigmaで小柄なブラック★シューター(SP-012、ブラック★ロックシューター、2800円)を乗せてみたでござる。
うむ、やはりキャラクターデザイン的に合性が好いので絵になるでござるよな。
拙者自身、ここまで似合うとは思ってもいない誤算だったでござる・・・
リアルスケールでの対比は若干おかしいでござるが、十分ハッタリが利いた組み合わせでござる。
やはり、ハーレーダビットソンに代表されるアメリカンバイクは良いでござるよな!
拙者は「RODBOT」シリーズを本気で集めていないので全貌は分らないでござるが、シリーズ全体のストーリーなどが不明と言うか・・・ 存在しているのか疑問でござるが、だからこそ、自分なりの解釈でストーリーを作り出せる面白さはが有るでござるよな!
ただ・・・ 残念なのは、本品もトランスフォーマーのパチモン扱いなので実物を買える機会が滅多にないのが惜しまれるでござる。