トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

LAMBOR

2012-12-09 21:33:08 | マスターピース

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ごきげんようでござる!

その完成度と購買層を高年齢に絞った結果、販売価格が高騰し敷居が高くなったタカラトミーのマスターピース・シリーズでござるが、新設計のマスターピース版コンボイ(MP-10、コンボイ、23100円)にサイズを合わせた結果、販売価格が抑えられお求めやすくなったランボル(MP-12、ランボル、6090円)はマスターピースの新時代を開拓した商品でござる。

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本品は2012年10月に販売された商品で、従来のマスターピース商品より小さく、箱のデザインも立形から横型に改められたでござる。

拙者的にパッケージ形状は悪くないと思うのでござるが、ブックレットタイプだった説明書が廃止されたのが残念でならないでござる。

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さて、本品は商品サイズが小さくなった事で、バイナルテック的な完成度を期待していたのでござるが、設計思想がヴィークルモードよりロボットモードに重点が置かれていたりするでござる。

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そう、ヴィークルモードの外観はランボルギーニ カウンタックLP500Sで、ランボルギーニ社と正式にライセンス契約を交わした商品でござるが、本品はダイキャスト製パーツヤゴム製タイヤを使わないオールプラスチック製で、製造コストの削減に成功し低価格(?)を実現させた訳でごいざるが、一見シートに見えそうな車内構造は再現されておらず、ドア周りの分割線が目立ってしまう商品なのでござるよ?

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よくもまあ、事故車を思わせる分割線の構造にランボルギーニ社の監修が通ったものだと感心するでござるが、そこは変形ロボット玩具であり、成型色丸出しではなく、塗装処理されたボディゆえに見栄えの方が良くなっているでござる。 (笑)

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本体の商品ギミックとしては、ドアの開閉が再現されていないものの、余剰パーツとなる武器パーツを取り付けてアタックモードにすることが可能でござる。

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G1版の初代ランボル(04、ランボル、1600円)では武器パーツが余剰部品でしかなく、当時の技術的リベンジを果たしており、武器取り付け用ジョイント穴も隠せるでござる。

しかし、ミサイルランチャーにはミサイル発射ギミックは再現されておらず、ディスプレー重視の設計になっているでござるな。

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高年齢層(対象年齢15歳以上)向けの商品でござるから、下手なミサイル発射ギミックとか発光・電子音ギミックで造形バランスを崩される事を懸念した判断でござるな。

無論、特殊なギミックを搭載しない分、販売価格を抑える事に成功しているでござる。

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変形方法は初代ランボルと似ているようで細かく異なり、下半身及び脚部の折り畳み構造には驚かされるモノがあるでござるよな。

変形方法も只の拡大解釈に終わらなかった設計はマスターピースの名に相応しいでござるよ!

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そう、本品のロボットモードは極力アニメ作画のイメージで設計されており、拙者的には腕のドア部分はそのままカウンタックLP500SのドアのままでもOKだったでござるが、ヴィークルモードの完成度を落としてまでもアニメ作画版を再現していたりするでござる。

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なるほど・・・ このロボットモードを見せられるとランボルギーニ社監修のヴィークルモードでもGOサインが出たというところでござるか?

マスターピースはヴィークルモードよりロボットモードに重点を置いた設計思想なので、バイナルテックやオルタニティとは別物なんだと納得できるでござる。

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なお、左肩のミサイルランチャーは右肩にも取り付け可能だったりするでござる。

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頭部パーツは悪くないのでござるが、何故か後頭部に開閉ギミックがあるでござる?

説明書には記載されていないでござるが、元々はランボルの目を発光させる為の光源ギミックなのでござるかな? まあ、商品での目は塗装処理なので真相は分からないでござる?

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しかしまあ、本品は海外名のサイドスワイプではなく、日本名のランボルで販売された事が一番喜ばしい事でござる。

確かに、ランボルギーニーカウンタックLP500Sだからランボルという安直なネーミングでござるが、当時の日本事情を考えると、サイドスワイプの様な聞きなれない名前よりもランボルの方が親しみがあり、人気キャラクターの一人に昇格できたのでござろうな。

ある意味、購買年齢層を15歳以上に設定したのは昔の名前で出ています的な懐古趣味もあるのでござるよ。 (笑)

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さて、MP版ランボルの設定は、基本的に「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」のG1版ランボルと同じで、サイバトロン戦士でござる。

能力値は体力(6)、知力(7)、速度(7)、耐久力(7)、地位(5)、勇気(10)、火力(3)、技能(6)で設定されているでござるな。

性格は、考えるよりも先に行動し、進む道がなければ自ら切り開く性格でござる。

欠点としては勝為には手段を選ばず、ルールを捻じ曲げる事もあるでござるな。

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武器は左肩のミサイルランチャーと右手のフレアーガンで、特殊能力として高速飛行能力を持つでござる。

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商品ギミックとしては、TVアニメ第59話「インセクトロンの謎」に登場したパイルドライバーが付属し、ランボルの拳を腕に収納して取り付ける事が可能でござる。

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コレも初代玩具では再現されていないアニメオリジナルのギミックを再現したモノでござるな。

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初代玩具ギミックに拘らず、ランボルのキャラクターイメージを重視した設計は、流石はマスターピースと納得できたりするでござる。

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本品の可動範囲は広いと呼ぶ分には少々抵抗があるでござるが、変形ロボット玩具として十分の可動範囲なので問題は無いでござる。

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なお、本品はアマゾンで予約購入することでメッキ仕様のパイルドライバー(Amazon.co.jp先行予約特典「パイルドライバー第19話Ver.」、非売品)が貰えたりするのでござるが・・・

拙者的には、このての店舗限定販売促進企画はやめてもらいたいのでござるよな。

本体仕様に関係ない販売促進アイテムなら関係ないでござるが、普通に本体商品として付属しそうなアイテムを店舗限定で販売するのは卑怯だと思うのでござるよ。

完璧を目指すファンであれば、購入場所の選択もできずアマゾン一択になってしまうので、独占禁止法に引っかかる恐れすらあるのじゃないでござるかな?

いや、ほんとコレはアマゾンによる一般小売店つぶしでござるな。

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因みに、メッキ仕様のパイルドライバーはTVアニメ第19話「対決!ダイノボット PART2」で描かれたデザインで、第59話バージョンと形が異なるでござるな。

用途に使い分けた2種類が存在すると考えれば良いのでござるが、実はアニメの作画がいい加減だったので話数によりデザインが違うだけだったりするでござる。 (笑)

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しかしまあ、折角2種類のパイルドライバーを制作したのでござるから、普通に2種ともセットにした状態で販売してほしかったのが拙者的な本音でござる。

店舗別、予約特典なんて入手できなくとも惜しくないモノにするべきで、本品のような専用パーツは卑怯だとしか言えないでござる・・・

ホント、販売方法に関しては興ざめで、商品そのものにケテを付けられた状態でござる。

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しかし、それでもアマゾンで本品を買っちゃった拙者は、まんまとアマゾンの計略にハメられている脆弱でござるよな。 (笑)

コレクター故の悲しいサガでござるが、販売価格と商品ボリューム的には悪くはなく今後展開されるマスターピースの窓口を広げた事に感謝したい一品なのでござるよな。


こんなウェイターは嫌だ!

2011-06-23 01:06:48 | マスターピース

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おのれタカラトミーめ・・・

「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」のDVDをセットにしたトランスフォーマーアンコール商品を販売すれば、リアルタイムで見ていない世代や「トランスイフォーマーアニメイテッド」より参加したチビッコには良いアピールになると思っていたでござるが・・・

まさか食玩扱いで販売されるとは・・・

2011年6月にタカラトミーアーツより販売されたDVD レジェンド (全8種、各350円)はチューインガム1個付きで、OP・EDも収録した1話収納のDVDでござる。

01、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第4話「スペース・ブリッジ作戦」

02、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第7話「ダイノボット誕生!」

03、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第19話「マスタービルダー」

04、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第37話「パニック ザ クレムギーク!」

05、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー・第44話「ホイスト ハリウッドにへいく」

06、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010・第12話「不思議の国のダニエル」

07、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010・第17話「クモの巣惑星」

08、戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010・第28話「重すぎた使命」

収録ストーリーはベストストーリーと呼ぶには微妙な話数もあるでござるが、世界観を知る上での入門品には上等であるし第2弾・第3弾の展開を考えればベストチョイスでござるかな?

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う~む・・・ よりによって2010の第19話「不思議の国のダニエル」をチョイスするとは担当者は何を考えているのでござるかな?

しかしまあ、拙者には神の啓示の如く、「ヤツの封印を解き放て!」と感じたでござる。

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故に今宵は2009年にタカラトミーより販売されたマスターピース版グリムロック(MP-8、グリムロック、13650円)を召喚したでござる!

Photo_5 1985年に販売された初代グリムロック(26、グリムロック、2300円)は「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」「トランスフォーマー・ザ・ムービー」「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー」「トランスフォーマー ザ★ヘッドマスターズ」を通して活躍した恐竜型トランスフォーマーの代表格であり、最も人気のあるキャラクターでござる。

2009年販売の本品も待望のマスターピース化で、マスターピース版コンボイ(MP-1、コンボイ、10290円)を上回る販売価格とパッケージの大きさにボリューム感を期待したのでござるが・・・

本品はMP-1版コンボイよりもダウンサイズで設計されたでござる。

MP-1版コンボイと並べたときの大きさの対比は残念なのでござるが、一番残念なのは原油高騰によるサイズダウンは仕方が無いとしても、MP-1版コンボイよりも箱を大きくしてしまったのはパッケージ詐欺と呼べるのではないでござるかな?

そう、シリーズ共通サイズパッケージを謳うのであれば同じサイズでも十分収納できるはずでござる。 あきらかに一万円超えを強調する為の錯覚でござるが、箱を開けたときの残念感は簡便してほしいものでござる・・・ そう、本品の余剰スペースには初代グリムロックを箱のまま収納できるくらいの上げ底パッケージなのでござる。

「テレもちゃ」や「キスぷれ」の時もそうでござるが、タカラトミーになってから無駄にパッケージでボリューム感を演出しているでござる。 スカスカの箱に騙された消費者の気持ちを考えていないというか販売最優先で騙す気満々の販売戦略は簡便してほしいのでござるよな。

拙者が本品購入後すぐにレビューしなかった理由は、箱を開けて一気に興ざめしてしまった事が理由だったりするでござる。 (笑)

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しかしまあ、本品はMP-1版コンボイより小さい事を除けば恐竜モードで約23.5センチの迫力は満足できる造形でござるし、初代グリムロックの玩具と同じく旧二足歩行恐竜(怪獣体形)の体形で設計されているのが嬉しいでござるよな。

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まあ、ダイアクロン隊員用のコクピットスペースが造形されていないのが残念でござるが、マスターピースらしい凝った設計には驚かされるでござる。

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そう、玩具ではグリムロックの目の色はだったでござるが、アニメ作画では軍団エンブレム以外の相違点としてサイバトロン陣営の目の色は真実の水色デストロン陣営の目は邪悪なる赤色で描かれていたでござる。

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故に本品は左頬のボタン操作による噛み付きギミック(開ける時は手動)の他に目の色を変えるアイカラーチェンジギミックを有しているでござる。

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玩具派にもアニメ派にも対応した設計が嬉しいでござるよな。 (笑)

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更に体を下方に押込むと、首を上に上げ、尻尾を左右にふると首を左右に動かす連動ギミックを有しているでござるな。

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なお、拙者的にはアクションギミックは微妙でござるが、前肢の可動指と現代二足歩行恐竜ぽい姿勢でも自立できる設計がうれしかったりするでござる。

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旧デザインを活かしつつ時代に合わせた新解釈は大事だと思うでござる。

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そして何よりアニメのイメージを再現すべく様々な劇中アイテムが付属するのもマスターピースの魅力でござるな。

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重すぎた使命

2011-02-09 19:58:46 | マスターピース

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ごきげんようでござる!

2010年は過ぎてしまったでござるが、待ち望んでいたマスターピース版ロディマスコンボイ(MP-9、ロディマスコンボイ、17640円)が販売されたでござる!

このところ新商品入手に遅れをとっていたので、通販を利用して最速レビューを狙っていたでござるが・・・ これがものすごい曲者で1日で写真に収めることが出来ず5日間を費やした代物だったでござる。

流石はマスターピース商品と言いたいところでござるが、今回ばかりは販売価格も然る事ながら別の意味で万人にお勧め出来る商品ではないでござるよな。

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本品は「WELCOME TO TRANSFORMERS 2010」の最後を飾る目玉商品でござるが、2010年をまたいで2011年1月下旬に販売された商品でござる。

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商品はロディマスコンボイ(C-77、ロディマスコンボイ、2200円)の完全新設計マスターピース商品でござるが、過去の商品では再現されていないホットロディマスからロディマスコンボイへのバージョンアップを再現した意欲作でござる。

これだけ聞けば往年のファンならずとも期待が膨らむでござるが販売価格も20000円近く成る事は覚悟していたでござる。

しかし、販売価格は17640円に抑えられた結果、商品サイズはスケールダウンしてしまいマスターピース版コンボイ(MP-1、コンボイ、10290円)よりも小型になってしまったでござる・・・ 夢のWコンボイの競演を楽しみにしていたファンには残念でござるが、ホットロディマス状態で並べれば違和感はないハズでござる。 (笑)

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本品はホットロディマスのロボット状態で収納されており、ロボットモードのデザインも劇中作画のイメージで造形されている商品でござる。

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玩具版ホットロディマス(C-78、ホットロディマス、1600円)は「トランスフォーマー2010」商品では当時の技術としては完成度が高い商品だったでござるが、劇中のイメージを伝えるには力不足だった為に本品の様な造形を待ち望んだものでござる。

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しかも、本品は胸部にマトリクスを収納する事が可能なだけではなく、映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」で使用したオプティカル・バイザーの展開や、パーツ交換による回転ノコギリ(ソウブレード)及びウェルディングトーチが再現されているでござる。

ただ・・・ 残念なのがマスターピース版コンボイのマトリクスとサイズが異なる為に収納できない事でござるよな。

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そう、本品は専用武器フォトンレーザーαとフォトンレーザーβの二丁拳銃が用意されており、タカラトミーの本気を伺える商品なのでござるが、商品には致命的な欠陥があり、フォトンレーザーの凸ジョイントとホットロディマスの手のひらの凹ジョイントが合わず綺麗に保持できないのでござるよ・・・ しかも、可動指の保持力が無いために持たせる事も至難の業でござる・・・

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拙者はフォトンレーザーのグリップ部凸ジョイントに両面テープを貼って保持しやすくしたでござるが、本品を購入した御仁が一番最初に失望するポイントの一つでござる。

おそらく試作段階では問題がなかったのでござろうが、生産段階で何らかのミスが出てしまったのでござろうな?

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失望ポイントその2

これは個体差かもしれないでござるが、オプティカル・バイザーの開閉ギミックが硬いこと、背部ユニット固定用ジョイントが外れやすい事、胸部ジョイントが緩く両腕の収納ギミックが硬くて綺麗に収まらない事でござるが、これはパーツが干渉するゲート切り離し部分を綺麗に削れば解決できたりするでござる。

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失望ポイントその3

重量感・・・ これを気にする御仁は少ないとおもうでござるが、本品はダイキャスト製パーツの使用量はすくなく、初めてマスターピース版コンボイを手にしたときの「これで殴れば人が殺せそうな・・・ 」重量感がないのでござる。 (笑)

しかも、脚部に使用されたダイキャストパーツのお蔭で片足立ちする為のバランスもとれないでござる。

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う~む・・・ 安価な商品であれば少々完成度が悪くとも、低販売価格でよく頑張ったと悪いところには目を瞑るでござるが、高額商品だと販売価格に見合った完成度を求めるので悪いところが目だってしまうのでござるよな・・・

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しかし、本品は見るべきところも多く、正座が可能な可動範囲を誇るでござる!

そう、第28話「重すぎた使命」の剣道道場(体育館?)での名シーンを再現可能なのでござる。

拙者的には某水陸両用モビルスーツの体育座りとならぶ印象的なポーズで是非に再現したかったモノなのでござるよ。

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さて、問題はヴィークルモードでござる。

ホットロディマスのヴィークルモードはスーパーカーと記載される事が多いでござるが、本品ではレースカーモードと記載されているでござる。

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本品のヴィークルモードもC-78版玩具とはイメージが異なり劇中イメージで設計されているでござる。

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ゆえに変形方法は大きく異なっており、ロボットモードからのプロポーションギャップを無くすべく細かく折りたたまれた複雑な変形方法を採用しているでござる。

しかも、これが曲者で脚部関節の可動は硬く、説明書では簡単に説明されているだけなので足首部分の角度調整がわからずミリ単位以下のズレでも綺麗に変形できないのでござるよな。

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オレはスタースクリーム、世界の略奪者だ!

2010-11-05 19:27:44 | マスターピース

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ごきげんようでござる!

本日2本目の投稿ででござるが、もともと本日のネタはコッチだったので御了承くだされ!

しかしまあ、現日本国政府は政治主体の開かれたクリーンな政治といいつつ目指すは日本国民無視の一党独裁政権だというのが笑ってしまうでござるよな。 (笑)

さてさて、本題に入らしてもらうでござるが2007年公開の映画「TRANSFORMERS」公開に合わせて登場するキャラクターは過去のシリーズより名まえを引き継いだキャラクターが多く登場したでござるが、その外観は既存のイメージにとらわれない斬新なデザインで物議を交わしたものものでござる。

ディセプティコンNo.2のスタースクリーム(MD-05、スタースクリーム、3675円)は米国空軍最新戦闘機のF-22ラプターに変形して登場したわけでござるが・・・ 商品の方は如何にも玩具ぽく不評であり、映画第2作「トランスフォーマー / リベンジ」では新造金型(RD-02、スタースクリーム、3990円)で販売されたものの、エイリアンタトゥーが施された機体は日本人にはウケが悪く、他にもイロイロな商品が販売されたでござるが・・・

遂に納得がいく商品が販売されたでござる! それこそ、トランスフォーマー・シリーズの最高峰マスターピースでの商品でござるな。

今宵はマスターピース版ディセプティコン軍団リーダー代行

スタースクリーム(MPM-1、スタースクリーム、9240円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は2010年10月下旬に「トランスフォーマー マスターピースムービー」商品第1弾として販売されたでござるが、日本販売版は映画「TRANSFORMERS」仕様のカラーリングであり、海外販売品は「トランスフォーマー / リベンジ」仕様のカラーリングでござる。

日本人趣向を考えれば「TRANSFORMERS」仕様での販売は成功だと思うのでござるが・・・

一度に2種販売しなかったのは後日「トランスフォーマー / リベンジ」仕様で国内販売する為でござろうな。 (笑)

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さて、本品のパッケージはマスターピース商品に準じた黒箱でござるが、トビラ付きウィンドーパッケージ仕様と成っており、トビラ裏に商品仕様及びキャラクター説明が記載された為にブックレット式の説明書は廃止されているでござる。

変わりに書き下ろしのコミック「トランスフォーマー ユナイト・フォー・ザ・ユニバース」が付属しており、キャラクターカードとデコレーションシールが1枚付属するでござる。

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本品は大型商品ゆえに迫力があるF-22戦闘機が楽しめるでござるが、同じくマスターピース版スタースクリーム(MP-3、スタースクリーム、10290円)と比べてしまうと完成度は低い・・・ ちゅーか玩具的な商品でござる?

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そう、本品は海外販売も前提とされている為に、ダイキャストパーツの使用は控えてコストダウンを図っているだけでなく、コクピット内部もクリアパーツ造形でござる。

更に高年齢層を想定したマスターピース商品では不要のミサイル発射ギミックを搭載したうえにミサイルも先端が丸められた玩具まるだしのミサイルが付属するでござる?

恐らく海外では高年齢向き商品の概念は無く大型玩具的な位置づけなのでござろうな?

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拙者も本品の第一印象は箱が無ければリーダークラス商品のスタースクリームだったでござるな。 (笑)

なお、本品の機体部分には米国空軍の国籍マークではなくディセプティコンの軍団マーキングが施されているでござるが、デコレーションシールには米国空軍の国籍マークま用意されているでござる。 (写真はシール未貼付状態)

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商品は、ヴィークルモードでミサイル発射ができず、単三電池2個(別売り)使用によりコクピット及びエアインテーク部分が発光して、風切音と英語による自己紹介電子音声が交互に再生されるでござる。

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おそらく電子音ギミックは海外版と同じだと思うでござるが・・・ まったくリーダークラス商品のノリでござる。 (笑)

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本品はミサイルランチャーやミサイルなどもヴィークルモードに取り付けられるので余剰パーツ対策や電子音作動スイッチは見えにくい位置に造形されているなど工夫が施されており、下から見ると異様なF-22戦闘機であることが伺えるでござる。

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着陸脚は折りたたみ可能で転がし走行が可能でござるが、後部着陸脚の車輪露出がチト情けないでござるよな?

・・・う~む・・・ 河森正治氏監修であれば少しは変わっていたかもしれないでござる? (笑)

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ちゅー事で、お約束の変形中間形態でござる!

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説明書では変形中間形態は描かれていないでござるが、それっぽく変形できてしまうでござる。 (笑)

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まあ、コレも航空機系変形ロボット玩具の隠しギミックちゅーかお楽しみギミックでござるな。

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さあ! ロボットモードに変形でござる。

本品は変形に連動して変形音が再生される電子音ギミックを搭載しているのでござるが、説明書表記ではヴィークルモード→ロボットモードの変形準が描かれていない為に詳細は無く、コクピット部分のロック構造が記されていないので変形は苦労するでござる。

毎度の事ながら説明書表記はもう少し考えるべきだと思うでござるよな?

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拙者的には劇場版スタースクリームのデザインは好きになれず、歴代玩具でもイメージは異なっていたでござるが、ようやく本品で理想の劇場版スタースクリームが登場したでござる。

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そう、本品は広い肩幅と鳥脚により短足なイメージが強いでござるが、クリックの利いた脚部を必要以上に曲げなければ足も長く見えるでござる。

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更にミサイル発射ギミックを外付けにした事により玩具ぽい外観から脱却しているのでござるが・・・

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胸部コクピットカバーがスイッチとなり、手前に引き出せば胸部パネルと顎が開閉して自己紹介音声(2種)と目や胸部が発光するリーダクラス商品まるだしの設計なのでござるよな・・・ (笑)

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しかも商品造形と成型色の関係でターミネーターのエンドスケルトンぽいイメージで完成されているところが拙者的なツボなのでござるよな。

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なお、武器パーツであるミサイルランチャーは左右の手に取り付ける事が可能で、劇中の武器変形を再現しているでござる。

しかも、コレでミサイル発射可能でござるが、ミサイルランチャーは一基しか付属しないでござるな。

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なお、左腕にはレバー操作でミサイル二基(ダミー)が現れ、右腕にはバルカン砲が隠されているでござる。

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更にミサイル(×2)やミサイルランチャーは背中に取り付けられるのでロボットモードでも余剰パーツは発生しないでござる。

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なお、本品のキャラクター設定では体力(9)、知力(4)、速度(10)、耐久力(7)、地位(9)、勇気(5)、火力(8)、技能(8)であり、逃げるときには仲間を見捨てて戦場から離脱するも、反撃のチャンスを待つ計算高い正確でござる。

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まあ、ハンサムでナルシストなG1版スタースクリーム(22、スタースクリーム、1980円)とは異なる小悪党的なスタースクリームでござるが、ファンとすれば姿かたちが変わろうとメガトロン(RD-01、メガトロン、7140円)との掛け合いは楽しいもので、それだけは変えて欲しくないでござるよな。 (笑)

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しかしまあ、外観を気にしてしまうのが日本人で、米国だと外観は変わろうが中身さえ同じならば気にしない大らかさがあるのでござるかな?

拙者的には中身も外観も似たようなキャラクターが望ましいでござるが、デザインが似ていると新商品が売れないちゅー販売戦略も分からないでもないでござる。

しかし、マスターピースの様に基本は同じデザインでも設計により異なる商品が生み出される訳でござるから、要は販売戦略でござるよな。


恐竜王に俺はなる!

2010-07-29 20:59:36 | マスターピース

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ごきげんようでござる!

前回に続いてグリムロックのネタでござるが、どうも日本人はグリムロックと言えば「トランスフォーマー」におけるコミカルキャラクターの代表で悪く言えば、おバカキャラのイメージが強く人気もあるのでござるが、その人気ゆえに海外ではグリムロックを神格化(?)して、実はバカを演じているだけで本当はコンボイ(01、コンボイ、3900円)以上の実力を持ったハードなキャラクターであるとする考え方もあるのでござるよな?

ちゅー事で今宵は、コンボイ(海外名、オプティマスプライム)亡き後サイバトロン(海外名、オートボット)総司令官に就任した、サイバトロン指揮官キンググリムロック(MP-8X、キンググリムロック、13000円)の紹介でござる!

Photo_2 本品は2009年にスピンオフプロジェクトの第1弾として、マスターピース版グリムロック(MP-08、グリムロック、13650円)を1980年代のアメコミ版をイメージして仕様を変更された商品で、トイホビーマーケットより2009年に販売されたでござる。

一応パッケージはアメコミ風な新パッケージで作り起こされており、ロボットモードで収納されている為に一回り小さくなったでござる。

しかし、付属の説明書やカードは新規に作られ、モトネタも紹介されているでござるがモノクロ印刷なのでござるよな・・・

う~む・・・ e-HOBBY限定販売商品の様に書き下ろしコミックを封入してもらいたかったでござる。

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さて、本品はMP-08版マスターピースグリムロックより、脳波転送デバイスやエプロン・ウェイターセットなどのコミカルな装備を排除した変わりに金メッキされた王冠を付属し、本体もコミックをイメージしたカラーリングに変更した商品でござる。

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王冠は被せてあるだけで特別なジョイントが在る訳でもないでござるが、銀色の塗装処理に変更されたボディとメッキパーツの組み合わせは大変ゴージャスでござる。

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が! ダイキャスト製パーツの使用箇所が少ない為に、大きさに比べると軽く感じてしまう欠点と恐竜モードでの連動ギミックの為に腰部の安定がやや弱いでござる。

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なお、本品は目の色をとTVアニメをイメージしたに変更が可能でござるが、イメージ的にはい目の方が似合っているでござるな。

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更に商品は右腕に発行装置(ボタン電池LR44×2個使用)を内臓しており、剣(エネルゴ・ソード)や二連スタナー・レーザーを発行させる事が可能でござる。

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商品的なカテゴリーではマスターピースでござるが、レーザーロッドでも通用するでござるよな。 (笑)

しかしまあ、リアル思考な御仁だと発行ギミックによる銃身の透明化は完成度を落とすので反対でござろうな。

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さて、キンググリムロックの詳細でござるが、拙者も最初に存在を知った時はまだインターネットなど無い時代の話で海外事情は皆無で、何故にグリムロックコンボイの死亡後に総司令官に就任したのか謎であり、ロディマスコンボイ(C-77、ロディマスコンボイ、2200円)の存在とかの疑問点が難題だったでござる?

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まあ、TVアニメによるシリーズ展開が中心な日本では、海外のアメコミ展開によるシリーズは知る由も無いので日米展開がドレだけ違うものになったのか知るのにも時間が掛かったでござる。 

しかしまあ、それでもグリムロックオートボットの総司令官にしちゃうのは、人気ゆえのテコ入れで、日本の様に一応司令官としての器(心・技・体)を建前にする人選とは大きく異なるのは、強ければ少々社会のルールを破ろうと正義になる如何にも米国らしいでござる。

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なお、アニメでは滅多に使わなかった剣(エネルゴンソードとか合金サーベルとか呼ばれる?)は、当時の米国人は剣は野蛮な武器で、戦争に使うのは剣よりも銃だろういという妙なリアル思考で極力使わなかったそうでござる。

まあ、その米国人も今じゃ剣が大好きで日本以上に無茶苦茶な使い方をしているでござる。 (笑)

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さて、グリムロックと言えば恐竜モードで、人によれば「ロボットモードイラネ!」とまで言わせる存在でござるが、アメコミ派のグリムロック信者(アクションマスター推進派?)になると恐竜モードは見るに耐えない黒歴史とまで言われるでござる?

同一人物ながら何なのでござろうな?

北野武ビートたけしを別人として語るようなものでござるか・・・

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で、本品はコミカル要素を無くしたのでウェイターモードには変形(?)出来ない仕様で、ロボットモードで収納されているのは、恐竜モードはメインじゃないとアピールしている商品だったりするでござる。 (笑)

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しかしまあ、変形しないトランスフォーマーはアクションマスターと云うか、トランスフォーマーとしての矛盾した存在になるので変形は仕方が無いでござろうな?

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さて、商品の恐竜モード(ビーストモード)の変形は下半身は多段に折りたたまれた尻尾の変形は難しいものの、あっさりとした上半身の変形にくわえて胸部(股間)のサイバトロンのエンブレムがスライドする連動ギミックは関心するでござる。

しかも、恐竜モードは二足歩行の怪獣体系で、これぞグリムロックと大声に出したい完成度でござる。

恐竜モードでも目の色は変更可能でアゴが手動開閉し、安全対策くそ食らえな噛み付きアクションを再現されており、メッキされた牙と喉チンコ・・・ 否、レーザーファイヤーの造形もすばらしいでござるな。

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しかも、怪獣体系な姿勢なだけでなく近代恐竜学説的な姿勢にも対応できる心憎い商品でござる。

変形・合体不要論者は損をしている商品でござるよな。

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なお、恐竜モードでは尻尾と首の連動可動(横振)や腰と首の連動可動(縦振)が可能でござるが、武器パーツや王冠は取りつけられないでござる。

恐竜モードで王冠は流石にマンガ的でござるが、背中に武器(2連スタナー・レーザー)くらいは取り付けたかったでござるな。

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なお、基本的にグリムロックの性格は恐竜でもロボットでも「俺グリムロック」で同じなはずでござるが、キンググリムロックは違うらしいでござる?

拙者もコミック版を読破した訳でもないので、どこまで本当か分からないでござるが、日本展開の「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」版グリムロック(C-03、グリムロック、2100円)は2重人格らしく、より戦闘的に成るロボットモードを嫌っているようでござる?

まあ、日本側としてはグリムロックは恐竜モードの方が好いという事でござるかな。

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なお、拙者的にはグリムロックサイバトロン司令官代行ちゅーのは許せないのでござるよな、特に本品の場合は恐竜モード胸部に描かれたサイバトロンのエンブレムを割って変形してしまうとは、何処かの国の政権与党並みに自国の国旗を破って党旗を作ってしまうような売国政党と同じで、サイバトロンをまとめるならエンブレムを大事にしろと言いたいのでござるよな!

しかしまあ、グリムロックの総司令官代行は性格に問題があったらしく短期で終わったらしいでござる。

・・・何処かの国の総理大臣と同じでござるな。 (笑)