トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

グッとくる ミネルバ

2012-06-30 01:12:02 | トランスフォーマー・超神マスターフォース

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ごきげんようでござる!

好きなキャラクターのフィギュアやアクションフィギュアが販売されると大抵のモノは購入してしまう拙者でござるが、完成度が悪いものは買わないものの、完成度が高い商品でも買わない場合があったりするでござるな。

それは、販売価格もさることながら、商品サイズが大いに関係してくるのでござるよな。

そう、単体で保管するのであれば大きさは関係ないのでござるが、他の商品や同じ作品のキャラクターと並べたときの統一感が壊れてしまう大きさは諦めざるをえなかったでござる・・・ しかし!

今回初めて、シーエムズコーポレーションより2012年6月に発売された、グッとくるフィギュアコレクションミネルバ(グッとくるフィギュアコレクション VOL.49 ミネルバ、9240円)をとうとう買ってしまったでござる。 (笑)

Photo_2いや~ グッとくるフィギュアコレクションの存在は知っていたでござるが、現在支流のグッドスマイルカンパニー製のfigmaやバンダイ製のS.H.Figuarts等に代表される約1/12サイズ商品を主力に購入しているでござるから、少々サイズが大きいと聞いていた本シリーズは例え興味深い、「マシンロボ クロノスの大逆襲」のレイナ・ストール(グッとくるフィギュアコレクション VOL.41 レイナ・ストール、12390円)が販売されていたでござるが、レイナロム兄さん(MRC キャラコレクション ロム・ストール、1000円)は別メーカーや別シリースで今後販売される可能性があるくらい人気だったのでスルーしていたでござるが・・・

流石に「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のミネルバ(C-303、ミネルバ、1800円)なんて、今回のチャンスを逃したら販売されないかもしれないので購入を決めた訳でござるよ! (笑)

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今回は通販にて本品を入手した訳でござるが・・・

箱がデカイ! 少々大きいとは聞いていたでござるが箱の大きさだけなら1/6キャラクタードール並みの大きさであり、最初に見た時には商品を間違えたのかと思ったくらいビビったでござるよ。 (笑)

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さて、本品は全長約18センチの完成品ノンスケール・アクションフィギュアで、ミネルバの劇中設定が150センチ(?)くらいでござるからだいたい・・・ 約1/8サイズくらいでござるかな?

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商品の再現度に関してはほぼアニメデザイン通りでござる。

まあ、ヘルメットのおかげで頭部が大きくみえてしまうでござるが、拙者的にはイメージ通りでござるな。

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さて、本品は着脱可能なヘルメットに加えて3種の交換用顔パーツと手首パーツが付属し、着脱後のヘルメット用フタパーツと専用台座が付属するでござるな。

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ミネルバの場合、背中にヘッドマスター変形用のフェイスユニットを背負っているので、専用台座のアームで固定するのは若干無理がある訳でござるが・・・

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よくよく考えてみると、ミネルバってアクションフィギュア向けのキャラクターじゃないので、代表的なポージングが思いつかないのでござるよな。 (笑)

いや~ ほんと、ある意味アクションフィギュアで商品化できたこと自体は奇跡でもあるでござるよ。 (笑)

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まあ、本家タカラから販売された玩具は変形を売りにしたロボット玩具であるために正直な話ミネルバ本体の造形は残念としか言いようがなかったでござるよな・・・

そう、「トランスフォーマー 超神マスターフォース」商品が販売された1988年でさえ、女の子の形をした人形などは女児向け玩具の延長にあり、男児が買うことを躊躇われた時代であり、ミネルバもトランスフォーマー商品では初の女性キャラクター商品となった訳でござるが、商品的には女の子らしさを表現しきれず、中性的な感じで男でも女でも通用しそうなデザインだったでござるよな。

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大手玩具メーカーではいかに人気があろうとも女性キャラクター商品は男児に売れず、商売にならないと考えられていた時代であり、商品化される事がなく惜しまれたキャラクターが多数存在した時代でござるよな。

そう、あのタカトクトイスの「超時空要塞 マクロス」1/55可変バルキリーVF-1J・ミリア専用タイプ(3980円)でさえ売れ残っていた時代でござる。 (笑)

しかし、ガレージキットによるアマチュアメーカーの活躍により、日の目を見なかった女性キャラクターのフィギュアたちが登場するに従い一般認知が常識化して、今では主役の男性キャラクターよりも女性キャラクター商品が売れてしまう時代が来たでござるよな。

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そんな時代だからこそ、当時不遇だった人気キャラクターを独自のチョイスでアクションフィギュアに復活させたシーエムズコーポレーションの意気込みは大いに評価したいのでござるが、如何せん販売価格や商品サイズで損をしているのがつらいところでござよ・・・

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さて、「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のサイバトロン・ヘッドマスターJr.救急看護戦士、ミネルバは15才のフランス人(モンパルタ国とフランス人のハーフ説あり?)であり、日本もインターナショナルスクール留学中にサイバトロンの協力者となり、ヘッドマスターJr.としてレスキュー活動に励む移植のトランスフォーマーでござる。

米国だと理屈的に30歳位のエキスパートなおばちゃんになりそうなところでござるが、日本だと視聴者を運転してしまう多芸の持ち主にされてしまう事があり、冷静に考えてみると年齢設定がおかしいキャラクターが多々存在するでござるな。 (笑)

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まあ、ミネルバ本人もトランスフォーマー全体の世界観ではイロモノ的存在であり、いくらバレーを習っているからとはいえ、ロボット頭部に変形して首だけで胴体を支える荒業は生身の人間では無理でござろう・・・ 例えアニメ作品であろうとも、インド人や上海雑技団じゃないとふつうに変形できないので、その辺のリアリティが不足しているでござる。
無論、本品でもヘッドモードに変形するくらい可動範囲が有ればよいのでござるが、そこまで動かないでござるな。 (笑)

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なお、背部に背負ったフェイスユニットは着脱可能で、たからタカラ製玩具には無かった変形ギミックが盛り込まれているでござる。

無論、本品のみのヘッドオン合体などはできないでござるが、これぞトランスフォーマーらしい変形ギミックでござるな。

髪の毛で隠されてしまう背部のフェイスユニットでござるが、本品の見どころの一つでござるよ!

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拙者が本品を早期に購入した理由の一つは、同じスケールでゴッドマスターのジンライ(グッとくるフィギュアコレクション VOlL.51、ゴッドマスター総司令官 ジンライ、価格未定?)の販売予定が控えていることであり、本シリーズ初の男性キャラクター(笑)だそうでござるから、販売中止にならない為に購入したでござるよ。

いや~ 本品を購入して思ったことはやはり・・・ 1/8サイズ商品1体だけじゃさびしいので別作品とはいえ、同スケール(?)のレイナを買っておくべきだったかなと後悔しているでござる。

こうやって、ズルズルとフィギュアが増えていくのがコレクターの悲しいサガでござるよな。 (笑)


蟹物語

2011-01-23 23:19:01 | トランスフォーマー・超神マスターフォース

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ごきげんようでござる!

「トランスフォーマー」のアニメ作品は最初に玩具ありきの場合が多く、ストーリーに合わせて玩具を設計するのではなく、既存玩具を使用して如何なストーリーを作るのかが魅力の一つでござる。

故に玩具の完成度が残念な商品にはアニメによるテコ入れで魅力を補完して商品を売ろうとするキャラメイクが行われたものでござる!

今宵は1988年展開の「トランスフォーマー 超神マスターフォース」より、デストロン・ヘッドマスターJr.深海攻撃兵士、キャンサー(D-303、キャンサー、1800円)の紹介でござる!

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本品は超神マスターフォース・ヘッドマスターJr.商品として販売されたでござるが、海外では同じ仕様のままヘッドマスター商品、ディセプティコン破壊工作兵、スクイウィーズプレイとして販売されており、日・米版の違いは商品名とパッケージ及び説明書とカードが違うくらいでござる?

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そう、1988年度展開のトランスフォーマーはお国柄の趣向に合わせたシリーズ展開を行ったので、玩具は共通でも日米の設定・ストーリーが大きく異なるでござる。

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本品もデストロン・ヘッドマスターの特徴である動物型でござるが、1988年度商品の特徴として動物を模した怪物であるモンスターモードが主流となり、本品のモンスターモードもカニモンスターと呼ばれていたりするのでござるが・・・

日本人感覚では何処がカニなのでござろうかと思ってしまうデザインでござる?

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拙者が感じたモチーフはハサミムシかと思ったでござるが、公式設定がカニでござるからカニモンスターなのでござろう?

米国先行のデザインゆえに日本人の趣向とは異なるデザインが出来上がるのでござろうな?

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なお、本品はカニモンスターの腹部にパートナーのマスターフォースを収納可能なのでござるが、サイバトロン側のトランステクターと違い窮屈で乗り心地が悪そうでござる。

そう、日本設定では海外設定と異なり、マスターフォースの方が本体で、カニモンスターはトランスフォーマーではないトランステクターなのでござる。

しかも、前年度販売のヘッドマスター商品は大きすぎる為か小型簡略化されたおかげで、見た目を重視する日本では子供と解釈されてしまった訳でござる?

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そう、海外設定のヘッドマスターはネビュロン人の密輸業者にして無常な犯罪者ロコス(年齢不詳?)でござるが、日本設定だと、中国出身の11才の少年(アニメ設定では13才?)キャンサーで、超竜拳・デューンの使い手と云う如何にも中国=拳法の単純なイメーで、玩具特徴を全くいかしていないキャラクター設定でござる。

しかし、アニメのキャラクターとしては中国人らしからぬイメージでござるが、ショタ好きでアニメ好きの姉さん方を引き込むには成功した作品ではあるでござる。 (笑)

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商品は小型・簡略化によりヘッドモードの変形も前屈姿勢だけで完了するでござるが、ロボットフェイスを隠さず背負ってしまうだけの造形には興醒めしてしまうでござるよ・・・

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ヘッドオンしたロボットモードも胸部パネルが無くパワーメーターが丸見えなうえネジ穴も前面に露出するなど微妙なデザインで、カニモンスターの特徴も拳法属性の設定も活かされていないデザインでござる・・・

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まあ、拳法属性は後付け設定でござるから玩具のデザインには関係ないでござるが如何すれば、アニメ版キャンサーのイメージが湧いたのか不思議でござるよ?

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なお、商品は簡略化故にパワーメーターの数値パネルは固定化されているでござるが他のヘッドマスター及びヘッドマスターJr.とクロスヘッドオンが可能でござる。

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キャンサーの設定はでは、デストロン・ヘッドマスターJr.の末っ子的存在で、スピーディーで身軽な戦闘を行う小悪魔的デストロンのアイドルだそうでござるが、ヘッドオンによるパワーメーター値はスピード(4)、強さ(9)、知力(5)で、ロボットモードの能力値は体力(8)、知力(5)、速度(4)、耐久力(9)、地位(5)、勇気(10)、火力(7)、技能(6)とキャラクター設定と能力値が合わないでござる・・・ ちゅーか、キャンサーの能力値は海外版のスクウィーズプレイと共通でござるから違和感がでてくるでござる。

キャンサーのキャラクターに合わせて設定値も組みなおすべきでござるがソコまで手が回らなかったのでござるかな?

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なお、専用武器はアクアブラスターとティルソードでござるが、必殺技の「超竜拳・デューン」は拳法技であり、構えが竜の姿に似ているのでこの名前がついたそうでござる?

う~む・・・ カニモンスターであるデザインが全く活かされていないでござるよな。 (笑)

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まあ、日本設定を好意的に解釈するのであれば、キャンサーに合ったトランステクターが無く適当に入手したトランステクターに乗った為に本来の能力を発揮できないと見るべきでござろうな・・・

如何も拙者はアニメ版キャンサーは日本のアニメファンに媚びたデザイン故に気に食わないでござるが、日本人を主人公にキャスティングする御国びいきの作品でも敵側に設定したキャンサーも悪人のままで終わらずオイシイ扱いだった事には評価したいでござる。

そう、たとえ御国ひいきの作品でも何処かの国のようにアニメ本編に政治的メッセージを入れるのは勘弁してほしいでござるよな。

まあ、拙者の本音から言えば、米国作品ではNGである子供が武器を持って最前線で戦う描写も好きではないのでヘッドマスターJr.ちゅー設定も好きではないのでござるよ。

米国では「はじめてもおつかい」でさえ児童虐待とか親権放棄とか言われるそうなので、子供番組で子供が戦場で戦う作品など放送しようものなら大変な事でござるよな。 (笑)

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商品も可動部が多く、ポージングが付けれれれば拳法属性のロボットで通用しそうなのでござるが、商品がキャラクター設定に追いついていないでござる。

商品の不出来はアニメ演出により補完できるものでござるが、アニメキャラクターが必要以上に人気が出てしまうと玩具はアニメのイメージを壊すとして売れなくなる「サムライトルーパー」な現象を起こしてしまうものであり、本品はまさしくソレだったりする訳でござるな。 (笑)


悪そうな奴だよ~バッファロ~♪

2009-07-15 22:47:58 | トランスフォーマー・超神マスターフォース

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ごきげんようでござる!

2009年の干支は牛だったので、牛属性であればバッファロウーも牛でござろうと思っていたでござるが、バッファロー型モンスターは牛属性になるのでござろうか?

ちゅー疑問を抱いていて温存しておいたでござるが、特にネタもないので、今宵は1987年に「トランスフォーマー 超神マスターフォース」商品として販売された、デストロン・ヘッドマスターJr.陸上攻撃戦士、ブルホーン(D-302、ブルホーン、1800円)の紹介でござる!

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本品は海外ではホリ・ブルの名前で販売されたヘッドマスター商品でござるが、日本販売では商品的にもヘッドマスター商品より、小型でありTVアニメの視聴層(玩具購買層)にあわせて、キャラクター設定をヘッドマスターJr.(子供)としたことで親しみやすさを演出しているのでござるが・・・

如何もTVアニメを観ているチビッコ達には親近感のあるキャラクターとしては成功なのでござるが、拙者的には後方支援とはいえ、子供が戦場に赴くのはNGなのでござるよな?

そう! 子供の扱い方における演出論は、日本よりも欧米の倫理観の方が正しいと思うのでござるよな。 (笑)

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デストロン スパークダッシュ

2009-07-05 20:01:20 | トランスフォーマー・超神マスターフォース

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「トランスフォーマーは変形してこそトランスフォーマーである!」

コレは、トランスフォーマーにおける鉄則なのでござるが、中には無理に変形する必要性はないとと言いたい商品もあるのでござるよな。 (笑)

今宵はトランスフォーマー玩具で1・2を争うトランスフォーマーとしての必然性を疑う、デストロンスパークダッシュを考えてみるでござる。

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スパークダッシュは1988年度の「トランスフォーマー 超神マスターフォース」商品として販売された、火花を撒き散らしながら走行するギミックを搭載した小型商品であり、ヴィークル型のサイバトロン商品3体とモンスター型のデストロン商品3体が販売されたでござる。

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先ずは!

恐竜型モンスターに変形するデストロン・火炎攻撃兵、ガズル(D-319、ガズル、580円)でござる!

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本品は腹部の車輪を回転させることにより、恐竜の口から火花を噴出すフリントギミックが内蔵されているでござる。

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御蔭でズングリな体型であり、恐竜と呼ぶよりは怪獣なのでござるが、本品のデザインは同じモンスター型であるシーコンズ(D-318、キングポセイドン、6200円)とは異なり、生体表現を取り入れた造形で、後のビースト戦士系トランスフォーマーとを結ぶ存在といっても間違いのない商品でござる。

まあ、恐竜でいえば・・・ 始祖鳥(?)的な存在でござるかな?

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故にデザインは二足歩行でござるが、スパークダッシュたるギミックを最大限に活かすには走行モードに変形する必要があるのでござるが・・・

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ただ、しゃがむだけでは車輪を回せないので足を上げるのでござる。

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コレが走行モードでござる・・・

確かに走行して火花を散らすのでござるが・・・

走行モードと呼ぶ意味があるのでござろうか?

まあ、拙者的には突撃スタイルぽくて好きなのでござるが・・・

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問題はロボットモードなのでござるよな・・・

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変形と呼ぶよりはリバーシブルボディで、ロボットモードの腕は無可動なのでござるよな。

まあ、このロボットモードのデザインを見ると無理に変形させる必要性を考えてしまうでござる。

しかも、パッケージ説明(説明書は付属しない)では、恐竜・走行モード・ロボットの三弾変形として説明されており、トリプルチェンジャーの立場がないのでござるよな。 (笑)

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なお、ガズルは、体力(8)、知力(3)、速度(4)、耐久力(6)、地位(3)、勇気(7)、火力(9)、技能(3)の能力値で設定されており、陸上及び地底での攻撃を得意とす兵士で、敵の足元より炎を噴出して奇襲をかける「アースファイヤー」が必殺技でござる。

因みに海外販売品は、紫色の成型色で、シンダーソアー(日本未販売)と呼ばれており、日本名のガズルは、元はサイバトロン側のスパークダッシュであるハードスパーク(C-313、ハドスパーク、580円)の成型色を変更した海外販売版品のガズル(日本未販売)の名前であり、恐らくはカズルと言う名前の響きが日本人には怪獣ぽいイメージがあるので変更されたのでござろうな? (笑)

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続いて!

鷲型モンスターに変形するデストロン・火炎航空兵、シズル(D-320、シズル、580円)でござる!

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まあ、最近はシズルと聞けば、お笑い芸人をイメージしてしまうでござるな。

本品も実は海外販売品では、フレイムフェザーと呼ばれており、商品的には日本版と大差はない(成型色の色合いは若干違うかもしれない?)ようでござるが、本来のシズルの名前もサイバトロン側のスパークダッシュであるホットスパーク(C-314、ホットスパーク、580円)の成型色変更品である海外販売品のシズルからの変更であり、こちらも怪獣ぽい名前ゆえの変更でござろうか?

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まあ、確かにデザインは怪獣でござるから日本人的な感覚ではシズルの意味を考えなければ問題はないのでござろうな?

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因みに、デストロン側スパークダッシュ商品のモンスターモード左足には軍団マークがシール処理で貼付されているでござるが、恐らくはこの凹みこそシークレットエンブレムを貼付するための位置だと思うのでござるが、1987年度後半商品より廃止されていったので、その名残でござろうな?

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忍者と蝙蝠と大陸間弾道弾

2009-05-21 20:25:44 | トランスフォーマー・超神マスターフォース

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ごきげんようでござる。

蝙蝠は生態的にも分類が難しいでござるが、その蝙蝠をモチーフにしたトランスフォーマーも善(サイバトロン)であったり、悪(デストロン)であったりとややこしく、ビーストウォーズ以前のトランスフォーマー(G1期)では完全にデストロン側のイメージだったのでござるが、唯一例外的にヤヤコシイ存在が、1987年展開の「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のゴッドマスターであるダブルクラウダー(C-308、ダブルクラウダー、2980円)なのでござるよな。

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本品は日本ではサイバトロン商品として販売されたでござるが、米国ではデストロン商品ダブルディーラー(日本未販売)として販売されており、成型色の違いとメッキ処理の有無やシールデザイン等の違いがあり、設定も異なるパワーマスターでござるから完全に別人として考える方が分かりやすいでござる。

箱はサイバトロン商品でござるが、半分デストロンのデザインであり、商品イメージを紹介するために扉付きのウィンドーBOX仕様の外観となっているので、他の商品とは異なる印象があるでござる。

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さあ! ややこしいのが日本販売の設定なのでござるよな。

本品は忍者型のマスターフォースと蝙蝠型のマスターフォーズが付属するダブルゴッドマスターなのでござるが、海外設定では3人チームの傭兵なのでござるが、日本版では1人だけのワンマンアーミーなのでござるよ。

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まあ、日本版設定も商品とTVアニメでは少々異なるのでござるが、本体はマスターフォースのクラウダーであり、地球人のミリタリーマニアの少年(?)なのでござるが、1人でサイバトロンデストロンを使い分けるダブルゴッドマスターなのでござるよな。

サイバトロン・マスターフォースは日本販売は成型色をグレーから白に変更されており、日本版ゴッドマスターでは唯一メッキ処理が行なわれていないアイアコーンに変形するでござる。

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しかし、そのぶんは、水色で塗装を加えられており、トランステクター部にメッキが追加されているのでござるよな。

まあ、デザインは決してカッコイイとは云えないマスターフォースに置いては忍者ぽい鎖帷子風のモールドが施された商品でござる。

因みに海外設定では、ネビュロス人のノックというサイバトロン潜入用(?)パワーマスターだそうでござる?

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そして、蝙蝠型のデストロン・マスターフォースは唯一の型ゴッドマスター(パワーマスター)であり、海外設定ではスカーと言うな名の蝙蝠型クリーチャー(?)らしいでござるが、日本版ではコチラもクラウダーが変身したマスターフォースで、TVアニメ本編では人型で描かれていたでござるが、商品は蝙蝠型のままアイアコーンにしか変形できないでござる。

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まあ、TVアニメではクラウダーが使い分けていたでござるが、商品では二つとも存在する為に、海外設定の方が分かりやすい商品なのでござる。

まあ、本品からも推測できるようにG1期では蝙蝠がデストロン側のモチーフなのでござるよな。

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さあ、海外設定では本体となるミサイルトレーラーでござるが、日本設定では直接的な意志の無いトランステクターでござる。

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まあ、大陸間弾道ミサイルを搭載した物騒な外観は流石にサイバトロンには似つかわしくない為に日本版ではグレーのミサイルが白に変更され、金メッキと金色のシールに変更した事で軍事色を薄めていたりするでござる。

まあ、来た挑戦と同じくイメージ戦略であり、ミサイルじゃなくロケット(自称)なのでござるな。 (笑)

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アイアコーン(エンジン)に変形したマスターフォースの取り付けは車体中央部にメインとなるマスターフォースをセット(ゴッドオン)し、ミサイルホルダー部に別の1体を装着するでござる。

まあ、TVアニメでは1体のみなので、商品上は余剰パーツ対策と考えざるを得ないでござるな。

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そう! サイバトロンデストロンのマスターフォースでは、同一規格ながらロック機能は異なるので、合体するマスターフォースにより、異なるロック解除が行われて別の変形方法を行うのでござるな。

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デストロン側のイグールモードは、ミサイルを取り外して引っ繰り返し、収納された頭・脚・翼部を展開させ、背中にミサイルを背負うでござる。

なお、ミサイルとは別にエンジンホルダーの取り付けも可能でござる。

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巨大なイーグルとミサイルを背負ったデザインは迫力があり、正に武力による力の象徴の様なデザインでござる。

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