ごきげんようでござる!
好きなキャラクターのフィギュアやアクションフィギュアが販売されると大抵のモノは購入してしまう拙者でござるが、完成度が悪いものは買わないものの、完成度が高い商品でも買わない場合があったりするでござるな。
それは、販売価格もさることながら、商品サイズが大いに関係してくるのでござるよな。
そう、単体で保管するのであれば大きさは関係ないのでござるが、他の商品や同じ作品のキャラクターと並べたときの統一感が壊れてしまう大きさは諦めざるをえなかったでござる・・・ しかし!
今回初めて、シーエムズコーポレーションより2012年6月に発売された、グッとくるフィギュアコレクションのミネルバ(グッとくるフィギュアコレクション VOL.49 ミネルバ、9240円)をとうとう買ってしまったでござる。 (笑)
いや~ グッとくるフィギュアコレクションの存在は知っていたでござるが、現在支流のグッドスマイルカンパニー製のfigmaやバンダイ製のS.H.Figuarts等に代表される約1/12サイズ商品を主力に購入しているでござるから、少々サイズが大きいと聞いていた本シリーズは例え興味深い、「マシンロボ クロノスの大逆襲」のレイナ・ストール(グッとくるフィギュアコレクション VOL.41 レイナ・ストール、12390円)が販売されていたでござるが、レイナやロム兄さん(MRC キャラコレクション ロム・ストール、1000円)は別メーカーや別シリースで今後販売される可能性があるくらい人気だったのでスルーしていたでござるが・・・
流石に「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のミネルバ(C-303、ミネルバ、1800円)なんて、今回のチャンスを逃したら販売されないかもしれないので購入を決めた訳でござるよ! (笑)
今回は通販にて本品を入手した訳でござるが・・・
箱がデカイ! 少々大きいとは聞いていたでござるが箱の大きさだけなら1/6キャラクタードール並みの大きさであり、最初に見た時には商品を間違えたのかと思ったくらいビビったでござるよ。 (笑)
さて、本品は全長約18センチの完成品ノンスケール・アクションフィギュアで、ミネルバの劇中設定が150センチ(?)くらいでござるからだいたい・・・ 約1/8サイズくらいでござるかな?
商品の再現度に関してはほぼアニメデザイン通りでござる。
まあ、ヘルメットのおかげで頭部が大きくみえてしまうでござるが、拙者的にはイメージ通りでござるな。
さて、本品は着脱可能なヘルメットに加えて3種の交換用顔パーツと手首パーツが付属し、着脱後のヘルメット用フタパーツと専用台座が付属するでござるな。
ミネルバの場合、背中にヘッドマスター変形用のフェイスユニットを背負っているので、専用台座のアームで固定するのは若干無理がある訳でござるが・・・
よくよく考えてみると、ミネルバってアクションフィギュア向けのキャラクターじゃないので、代表的なポージングが思いつかないのでござるよな。 (笑)
いや~ ほんと、ある意味アクションフィギュアで商品化できたこと自体は奇跡でもあるでござるよ。 (笑)
まあ、本家タカラから販売された玩具は変形を売りにしたロボット玩具であるために正直な話ミネルバ本体の造形は残念としか言いようがなかったでござるよな・・・
そう、「トランスフォーマー 超神マスターフォース」商品が販売された1988年でさえ、女の子の形をした人形などは女児向け玩具の延長にあり、男児が買うことを躊躇われた時代であり、ミネルバもトランスフォーマー商品では初の女性キャラクター商品となった訳でござるが、商品的には女の子らしさを表現しきれず、中性的な感じで男でも女でも通用しそうなデザインだったでござるよな。
大手玩具メーカーではいかに人気があろうとも女性キャラクター商品は男児に売れず、商売にならないと考えられていた時代であり、商品化される事がなく惜しまれたキャラクターが多数存在した時代でござるよな。
そう、あのタカトクトイスの「超時空要塞 マクロス」1/55可変バルキリーVF-1J・ミリア専用タイプ(3980円)でさえ売れ残っていた時代でござる。 (笑)
しかし、ガレージキットによるアマチュアメーカーの活躍により、日の目を見なかった女性キャラクターのフィギュアたちが登場するに従い一般認知が常識化して、今では主役の男性キャラクターよりも女性キャラクター商品が売れてしまう時代が来たでござるよな。
そんな時代だからこそ、当時不遇だった人気キャラクターを独自のチョイスでアクションフィギュアに復活させたシーエムズコーポレーションの意気込みは大いに評価したいのでござるが、如何せん販売価格や商品サイズで損をしているのがつらいところでござよ・・・
さて、「トランスフォーマー 超神マスターフォース」のサイバトロン・ヘッドマスターJr.救急看護戦士、ミネルバは15才のフランス人(モンパルタ国とフランス人のハーフ説あり?)であり、日本もインターナショナルスクール留学中にサイバトロンの協力者となり、ヘッドマスターJr.としてレスキュー活動に励む移植のトランスフォーマーでござる。
米国だと理屈的に30歳位のエキスパートなおばちゃんになりそうなところでござるが、日本だと視聴者を運転してしまう多芸の持ち主にされてしまう事があり、冷静に考えてみると年齢設定がおかしいキャラクターが多々存在するでござるな。 (笑)
まあ、ミネルバ本人もトランスフォーマー全体の世界観ではイロモノ的存在であり、いくらバレーを習っているからとはいえ、ロボット頭部に変形して首だけで胴体を支える荒業は生身の人間では無理でござろう・・・ 例えアニメ作品であろうとも、インド人や上海雑技団じゃないとふつうに変形できないので、その辺のリアリティが不足しているでござる。
無論、本品でもヘッドモードに変形するくらい可動範囲が有ればよいのでござるが、そこまで動かないでござるな。 (笑)
なお、背部に背負ったフェイスユニットは着脱可能で、たからタカラ製玩具には無かった変形ギミックが盛り込まれているでござる。
無論、本品のみのヘッドオン合体などはできないでござるが、これぞトランスフォーマーらしい変形ギミックでござるな。
髪の毛で隠されてしまう背部のフェイスユニットでござるが、本品の見どころの一つでござるよ!
拙者が本品を早期に購入した理由の一つは、同じスケールでゴッドマスターのジンライ(グッとくるフィギュアコレクション VOlL.51、ゴッドマスター総司令官 ジンライ、価格未定?)の販売予定が控えていることであり、本シリーズ初の男性キャラクター(笑)だそうでござるから、販売中止にならない為に購入したでござるよ。
いや~ 本品を購入して思ったことはやはり・・・ 1/8サイズ商品1体だけじゃさびしいので別作品とはいえ、同スケール(?)のレイナを買っておくべきだったかなと後悔しているでござる。
こうやって、ズルズルとフィギュアが増えていくのがコレクターの悲しいサガでござるよな。 (笑)