東北地方太平洋沖地震の被災者に御見舞いを申し上げます。
少々不適切ではありますが、平常心と復興の気持ちを送るべく2009年展開の「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」版サイバトロン看護員 ラチェット(C-14、ラチェット、2310円)で更新させていただくでござる!
本品は2009年に海外で展開された「TRANSFORMERS UNIVERSE」版ラチェット(日本未販売)のパトランプと塗装パターンを変更し、武器パーツなどにメッキを施した商品でござるが、基本金型は先に販売された「変形!ヘンケイ!トランスフォーマー」版アイアンハイド(C-11、アイアンハイド、2310円)と共通であり、ロボットモードの頭部と天上部分のパトランプ変更したカラーバリエーション商品でござる。
なお、本品付属のカタログ兼コミックはインフェルノ(C-15、サイバトロンインフェルノ、3990円)と共通でござるな。
しかしまあ、本品はカラーバリエーション商品とはいえ、モトネタである「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマ」版初代ラチェット(TFS通販、ラチェット、1700円+4PTS)と初代アイアンハイド(98、アイアンハイド&99、ラチェット、6000円)の商品と同じくカラーバリエーションで再現した設計であることは嬉しいでござるよな。
ただ、本品のヴィークルモードは変形ロボット商品とはいえ分割線が凄い事になっており、まるで事故車の様に感じられるでござる。
救急車でコレは不味いだろうと思うでござるが赤十字や描き文字がなくとも救急車に見えるデザインの為に救われているでござるよな。
余談でござるが、バイナルテックでは分割線や変形途中が事故車を連想させるとの理由で、フォルクスワーゲンがニュービートルに変形するバンブル&クリフの商品化ライセンスを出さなかったでござるが、後に自社の車がロボットに変形するTVコマーシャルを製作していたり、同じくポルシェもポルシェ986に変形する予定だったマイスター(BT-08、マイスターfeat.マッダRX-8、5229円)もトランスフォーマーは戦争を匂わすという理由で許可が下りていないでござる・・・
う~む、戦車を作っていたメーカーとは思えない回答でござるが、それ以上に独逸人の感覚は分らないでござる?
まあ、コレが後のオルタニティで日本車ばかりになった理由でござろうな。 (笑)
しかしまあ、本品の完成度はバイナルテックやオルタニティのヴィークルモードに比べれば劣るでござるが、販売価格や遊びやすさでいえば断然本品の方が高いでござる!
そう、複雑な分割線はロボットモードに活かされており、「戦え!超ロボット生命体 トランスフォーマー」のアニメ作画版ラチェットを思わすデザインになっているでござる。
また、胸部のサイバトロンマークや頭部の連動変形ギミックなど見所も多いでござる!
ただ・・・ 集光ギミックにより目が光って見えるハズでござるが、後頭部に板が有る為に光を集めにくい欠点があるのでござるよな。
しかし、古参のトランスフォーマーファンにとっては、これぞ待ち望んだラチェットの真の姿だったりするでござるな。
なお、設定上のラチェットは機械工作の天才で、傷ついたサイバトロン戦士の修理を任務としているでござる。
性格は常に冷静で、的確な判断力と優れた修理技術をもち、サイバトロン戦士の多くは安心して体を任せているようでござるな。
能力値は体力(4)、知力(8)、速度(4)、耐久力(5)、地位(7)、勇気(8)、火力(3)、技能(10)で設定されており、武器はレーザーソードとガトリングキャノンでござる。
武器ユニットは前後を入れ替える事によりソードモードとキャノンモードに変形するでござる。
なお、武器の保持方法は決められていないでござるが、右手がガトリングキャノン、左手でレーザーソードと持ち替えているでござる。
しかしまあ、ラチェットの場合は戦闘メインのキャラではないので、アイアンハイドに武器ユニットを貸してダブルガトリングキャノンを再現するのも面白いでござろうな。
これも同型だからこそできる連動ギミックでござる。
なお、年齢的(?)にはアイアンハイドの方が上のようでござるが、ラチェットと同型である理由や、キャラクターとしての繋がりは描かれていないでござる。
因みに本品には、説明書に記載されていないでござるが、初代玩具を思わせるリスペクトモードなるものが存在(?)するそうで、たぶんコレがリスペクトモードだと思うでござる?
他のシリーズでも別デザインのアイアンハイドやラチェットが活躍するでござるが、拙者的には二人は他人同士でも同型であることが望ましいと思うでござる!