トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

アーマードウェポンプラットホーム

2013-01-04 11:48:31 | 劇場版・TF3

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やあやあ、ごきげんよろしいでござるかな?

2011年度の映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」より導入されたサイバーバース商品の数々は、廉価版小型商品ゆえに、基地と絡めた基地遊びおよび、劇中イメージを再現したジオラマ等々の遊び方を目指した商品なのでござるが・・・

本来、フラッグアイテムとなるべきコンテナ牽引のオプティマスプライム&アーマードウェポンプラットホーム(CV-12、オープティマスプライム&アーマードウェポンプラットホーム、3360円)が、シリーズ屈指の残念な商品に仕上がったものでござるよな?

そう、本品に付属する紙製ジオラマベースも、劇中ではオプティマスプライムに全く関係ない、オールスパークの欠片を保管した室内であり、警備兵が描かれてしまっているので、スケール感無視のデザインに成っているでござる?

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屋内デザインであれば、他にイロイロあるのに何故にコレをセレクトしたのか謎な上に本品仕様もイロイロとオカシイのでござるよな?

本品は2011年8月に日本販売された商品で、パッケージは海外販売品の箱の上に日本語表記シールを貼り、日本語の解説書とメックテックウォーズ対応カードを1枚封入させた商品でござる。

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商品本体は、先に販売されたサイバーバース版オプティマスプライム(CV-04、オプティマスプライム、1344円)の塗装を変更し、武器パーツ(ジェットパック)を削除してコンテナ(アーマードウェポンプラットホーム)を牽引した待望のDX商品なハズでござるが・・・

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単品販売のCV-04版と差別化を図りたいとはいえ、劇中塗装を再現していない本品の商品価値的存在は低いのでござるよ?

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しかも、完成度が低い!

TF3商品は原油高騰により製造コストを抑えるべく、部品数を減らす努力が行われたのでござるが、あまりにも酷い簡略化によくぞGOサインが出たのに関心するでござる?

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まず一番目立つのが、トレーラー部分の車輪で、トラック部分のタイヤと大きく造形が異なるうえに、トレーラー前輪はダミーだったり、色すら統一されていない状況で、転がし走行も良好とは言えないでござるよ・・・

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しかも、トラック部分と分離可能でござるが、アーマードウェポンプラットホームには、補助支柱すら造形されていない為に水平固定ができないでござるよ?

う~む・・・ これが、3360円の販売価格か? と、疑ってしまうのが拙者の第一印象でござる。

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しかし、本品のセールスポイントはソコじゃなく、基地遊びにあり、アーマードウェポンプラットホームはヴィークルモードからバトルベースモードに変形するでござる。

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拙者的には普通にリージョンクラスのサイバーバース商品を格納できるコンテナで良かったのでござるが、コンテナ内部には武装やアームユニットが収められていたのでござるよな。

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一応商品イメージとしては、G1版初代コンボイ(01、コンボイ、3900円)というよりも、アクションマスター(アクションマスター・オプティマスプライム、日本未販売)や、G2版バトルコンボイ(TRF-13、バトルコンボイ、3800円)に近いようなバトルベースモードでござる。

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無論、オプティマスプライム本体もロボットモードに変形可能でござる。

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本品のロボットモードは背中に背負った車輪などの処理は良いのでござるが、全体的に簡略化されすぎており、単体では物足りないでござる。

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しかも、劇中のファイアーパターン仕様を再現したCV-04版と異なり、簡略塗装で終わってしまったのが辛いでござるよ・・・

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バトルスチール

2012-12-26 14:09:49 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

前回は大きいモノだったので、今宵は小さいモノでも紹介してみたく思い、用意してみたのがサイバーバース商品のバトルスチールオプティマスプライム(CV-20、バトルスチールオプティマスプライム、1344円)でござる!

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本品は2011年9月に日本販売された映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」サイバーバース・コマンダークラス商品国で、先行販売された海外版パッケージ(シリーズ1、008、バトルスチールオプティマスプライム)に日本語表記シールと説明書及びメックテックウォーズ対応カードを1枚封入した商品でござる。

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なお、商品自体は先に販売されたCV-04オプティマスプライム(CV-04、オプティマスプライム、1344円)の成型色変更及び武器パーツを変更した商品で、映画本編では登場しない玩具オリジナル商品でござる。

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拙者的に言えば無駄なカラーバリエーションであり、商品数を増やしたいだけの商品だと思うのでござるが・・・

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実は、拙者・・・ CV-04版のオプティマスプライムを買い損ねているので、単品販売のサイバーバース版オプティマスプライムは本品のみなのでござるよな?

まあ、同じ買うのであれば劇中仕様であるCV-04の方が人気が有るので、本品は売れ残りのイメージが強い商品でござる。 (笑)

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しかし、本品は装備された武装パーツを展開してヴィークルアタックモードを再現できる遊び心のある商品なのでござるよな。

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転がし走行しかできない廉価版商品のサイバーバースで付属武器でのアタックモードを再現できるのは商品価値としてアピールできるものでござる。

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そう、本来の劇中使用武器パーツであれば本品の方なのでござるが、ジェットパックが装備された劇中カラーリングのCV-04と組み合わせて完璧版になるのが勿体ないというかセコイと云うか、何故に最初から販売しなかったのかと問い詰めたいでござるよ・・・

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ほんと・・・ 商品数稼ぎで本品を販売するのであれば、日本未販売のサイバーバース版スキッズ(オートボットスキッズ、日本未販売)とか、バリケード(日本未販売)を販売するべきなのに、何故に販売できなかったのでござろうか?

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同一キャラが複数販売されるのは人気のある証拠でござるが、せっかく海外では販売されている劇中登場キャラクターを販売しない理由にはならないのでござるよな?

・・・まったく・・・ タカラトミーの心情を聞きたいものでござる。 (笑)

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さて、本品はヴィークルモードではソコソコの完成度だったのでござるが、ロボットモードの完成度は他のサイバーバース・コマンダークラス商品と比べると残念な完成度だったりするでござる。

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後輪の収納方法等は廉価版商品としての工夫を評価したいでござるが、つま先部分が無いとか諸々のアレンジで不満がのこるでござる・・・

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因みに、本品のロボットモードのカラーリングはG1版初代オプティマスプライム(01、コンボイ、3900円)をイメージしているのが面白いところで、結果的にCV-04版オプティマスプライムより似合っている印象があるでござる。 (笑)

なお、↑の比較写真はCV-04版とカラーリングが異なるCV-12版オプティマスプライム(CV-12、オプティマスプライム&アーマードウェポンプラットフォーム、円)を使用したでござる。

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さて、本品の設定ではオートボットのリーダーで、体力(10)、知力(10)、速度(7)、耐久力(10)、地位(10)、勇気(10)、火力(10)、技能(9)の能力値が設定されており、基本的には劇場版オプティマスプライムと同じでござる。

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なお、本品のカラーリング変更については別段の記載が無いのが残念でござる。

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さてさて、本品の武器パーツは分解して背中にツインブラスターを背負い、両腕にブレードを保持する事が可能でござる。

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ツインブレードの保持方法はトンファーのような持ち方になるでござるが、腕のカバーパーツのおかげで、トンファーのようなポージングが取れないのが残念でござる。

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可動範囲の狭さと脚部の接地面積が狭い為に立たせにくい商品でもあるでござる。

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商品完成度については廉価版商品であると割り切らないと納得ができないでござるが・・・

やはり劇場版「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」商品はイマイチ感が感じられてしまう商品でござる。

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しかしまあ、本品は今後カラーリングを変更して再販売される事は間違いない商品だったりするので、コレクターとしては今後のバリエーションが気に成るところでござる。


銀色音波

2012-11-07 19:12:55 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

劇場版「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」商品はイマイチぱっとしないのでござろうか?

原油高騰による部品数の削減で完成度を落としたとか、対象年齢を絞り込めないままの商品化とかイロイロと原因があるでござるが、拙者的には色も問題だと思うのでござるよな?

特に劇中登場のディセプティコン兵士は同じような色ばかりで、カラパターンによるキャラクターの識別が出来ないばかりか、銀色系トランスフォーマー商品の成型色が良くなかったりした事でござるよな?

今宵は「トランスフォーマー / ダークサイト・ムーン」より、サイバーバース商品として販売された、ディセプティコン・情報参謀、サウンドウェーブ(CV-26、サウンドウェーブ、714円)の登場でござる!

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本品は2011年11月に販売された商品で、海外販売版のパッケージに日本語表記シールを貼り、メックテックウォーズ対応カード1枚と説明書を封入した商品であり、実績的には日本販売最後のサイバーバース商品になってしまったでござる・・・

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劇場版第2作より登場したサウンドウェーブ(RD-04、サウンドウェーブ、2415円)は本作において完全にモデルチェンジし、メルセデス・ベンツ SLS AMGに変形するようになった訳でござるが、元々のイメージカラーであるを捨て銀色に変更した意味には、サウンドウェーブのキャラクター感ではなく、高級スポーツカーであるメルセデス・ベンツ SLS AMGの価値観を高める為に優先されたカラーであり、キャラクターのネタばれを避けるためにも販売時期が映画公開後になるなど工夫が行われたでござるが・・・

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商品自体は、廉価版商品とは言え、実車イメージのシルバーとは異なるラメ入りのメタリックグレーの成型色で商品化されてしまったでござる?

確かに、コスト的には全体塗装処理が無理でも成型色の色合いを変更できたのではないでござるかな?

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そう、本品は廉価版商品とはいえ、ヴィークルモードの完成度が低いのでござるよな?

確かに、本サイズでは珍しくテールランプが塗装処理されているのでござるが、変形に伴う分割線が不自然であり、実車の特徴であるガルウィングのドアなどが全く生かされていない手抜き感の強い商品なのでござるよ?

映画公開期間中の開発とはいえ、時間が無い状態での商品化は完成度に問題があるし、魅力が無いのでござるよな?

これが、TF3商品がイマイチ魅力に欠けるポイントでござろう?

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拙者が映画本編を初めて観たとき、メルセデス・ベンツ SLS AMGが変形したロボットがサウンドウェーブであった事に気が付かないほど、前作とモデルチェンジしており別人かと思ったものでござる。 (笑)

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本品のロボットモードは簡易変形で、よくぞアレンジできたものだと関心するでござるが、特徴的な腕のスピーカーの造形に不満があるでござるよな。

やはり、本編のイメージを再現するには成型色も大事なのでござろう?

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なお、拙者的に劇場版サウンドウェーブの色はに拘ること無いと思い、TF3版の銀色ボディは悪くないと思うのでござる。 それもコレもメルセデス・ベンツ SLS AMGにシルバーのカラーリングが似合うからこそでござるよな。

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拙者的にはバンブルビー(DA-05、バンブルビー&メックテックホルダー、3675円)のライバルになる新規キャラクターでも、よかったでござるが、設定上はRD-04版と同一人物で、地上での諜報活動を行う為に新しいヴィークルモードをスキャニングした姿でござるな。

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能力値は体力(4)、知力(9)、速度(8)、耐久力(5)、地位(8)、勇気(7)、火力(9)、技能(9)で設定されており、RD-04版と同じだったりするでござる。

流石は同一人物でござるな。 (笑)

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なお、TF3版サウンドウェーブは、サイバーバース版の本品とヒューマンアライアンス版(DD-09、サウンドウェーブ&ミスター・グールド、6300円)及びデラックスクラス版(DD-13、サウンドウェーブ、2730円)の3種が販売されたでござるが、販売時期的にデラックヅクラスのDD-13版の出荷数が少ない(?)ようなので、拙者は未入手というか現物すら店頭で確認していないでござる?

如何もタカラトミーもハズブロも実車メーカーには気を使ったようでござるが、玩具の売れ行き上で、TF3商品展開を途中で投げちゃった感じがするのも残念な感じなのでござるよな?


月面医師

2012-09-24 15:30:18 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

映像作品などを原作に展開した玩具であれば、劇中再現をしたくなるのが当然の遊び方であり、劇中設定からイメージをふくらませて遊ぶのも結構な事でござる。

しかし、やはり劇中キャラクターを再現した商品というのが一番良いものなのでござるが、映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」はシリーズ最大数のトランスフォーマーが登場したはずなのに、何故か劇中キャラよりも玩具オリジナルキャラクターの方が多く商品化されたような気がしたりするでござる? (笑)

今宵の「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」商品として販売されたサイバーバース版のラチェット&ルナークローラー(CV-18、ラチェット&ルナークローラー、3360円)も劇中には登場しない玩具オリジナル商品だったでござる!

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本品は2011年9月に販売された中型ヴィークル扱いの商品で、月面作業車(?)であるルナークローラーラチェットのセット商品でござる。

パッケージの中台紙は月面をイメージした簡易ペーパークラフトに成っており、日本販売版はパッケージに日本語表記シールを貼り、日本語による説明書とメックテックウォーズ対応カードが1枚封入されているでござるな。

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先ずは、ハマーH2に変形しオートボットの軍医を務めるラチェットでござる!

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本品は単品販売されたサイバーバス版ラチェット(CV-16、ラチェット、714円)の一部パーツを変更した成型色変更品であり、特別な名前が無いでござるが劇中に登場したラチェット本人をイメージして商品化されたものでござる。

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大きくイメージが変わるのは劇中と異なるカラーリングでござるが、これは散々ネタにされる救急車のイメージらしからぬのボディからに変更された事でござるが・・・

如何もコレは救急車をイメージしたではなく、宇宙服とか宇宙探査機械をイメージしたのようなのでござる?

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パーツの変更点は天井部の予備タイヤが何やらのメカ(?)に変更されており、ルナークローラーのリペアクローが取り付け可能でござる。

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本品の専用武器パーツとしてはミニタンク(探査ドローン?)が変形する武器が付属するでござるが、ラチェットのヴィークルモードには取り付けができないでござる。

しかし、別売りのメックテックウェポンやアームズマイクロン等は取り付け可能でござるな。

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ロボットモードはいボディと成った事で、宇宙服というよりも・・・

元々ゴリラっぽいイメージだったモノがホワイトゴリラとかイエティのような感じになったでござる。 (笑)

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相変わらず独特の造形が更に個性的になった商品でござる。

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商品設定では体力(4)、知力(9)、速度(6)、耐久力(9)、地位(5)、勇気(10)、火力(3)、技能(10)の能力値であり、厳しい月面環境下では、レスキュー活動が不可能に近い為にルナークローラーを操り、どんな状況下でもレスキューと修繕を行う事が出来るそうでござる。

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設定では紹介されていないでござるが、ラチェットの武器に変形するミニタンクには転がし走行用車輪などは造形されていないでござる。

形的にレーザー銃とチェーンソー的と推測するでござる?

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また、ロボットモードでも背中にリペアクローが装着可能でござるし、リペアクローのアンテナは取り外して持たせる事が可能で、ハエ叩き(?)として使えそうでござる。 (笑)

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無論、本ギミックは劇中に登場しない玩具オリジナルの遊び方であり、映画本編においてラチェットが月面で活躍するであろうイメージを膨らました商品でござるな。

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そして、完全新作の月面作業車であるルナークローラーでござる!

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だから僕は、破壊大帝になれない。

2012-07-17 16:41:35 | 劇場版・TF3

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ごきげんようでござる!

トランスフォーマーファン的な認識だと、スタースクリームの立ち位置はディセプティコン破壊大帝の座を狙うNo.2の野心家であり、自惚れやで詰めがあまく、ヘタレで何処ことなく憎めないキャラクターでござる。

しかも、日本では好青年的なイメージボイスでござるが、英語だと甲高い声質になるので違和感を感じるものでござる。 しかし、とくよく考えてみるとスタースクリームの名前の語源は「星の悲鳴」でござるから高い声でも間違いじゃないのでござるよな。 (笑)

今宵はそんなスタースクリームのイメージをぶち壊してくれた劇場版「トランスフォーマー/ ダークサイド・ムーン」版ディセプティコン航空部隊リーダー、スタースクリーム(DD-02、スタースクリーム、2730円)の紹介でござる!

Photo_2さてさて、劇場版スタースクリーム(MD-08、スタースクリーム、3675円)と言えば、各サイズ別の商品が販売されており、映画3作目では前作「トランスフォーマー / リベンジ」版のスタースクリーム(RD-02、スタースクリーム、3990円)と見た目に変更がなかったので、いままでに販売されていないデラックスクラスのサイズで商品化されたでござる。

むろん、メックテックウェポン搭載型なので、ヴォイジャークラスで販売された前作のリベンジ版スタースクリームと差別化を図り、さらに購入意欲あおり、買ってもらおうとする工夫がみられるでござる。

無論、日本販売版も海外販売と同じパッケージに日本語表記シールを張り付け、日本語説明書と「メックテックウォーズ」対応カードを2枚封入して2011年5月に日本販売されたでござるな。

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本品はデラックスクラスサイズと云う事で、販売価格的にはヴォイジャークラス商品より購入しやすい為に、当初から玩具限定のカラーバリエーション展開を考えられており、スカイワープ(DD-10、スカイワープ、2730円)およびサンダークラッカー(DD-08、サンダークラッカー、2730円)も販売されたでござる。

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本品はメックテックウェポンを搭載していなければ、そこそこ実機のF-22ラプターに近い商品でござるが、パーツの簡略化が行われている為に着陸脚はダミーで転がし走行ができなく、収納方法も異なるでござる。

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因みに、この目立つカラーリングはエイリアンタトゥと呼ばれるもので、初登場時のノーマルカラーでは一般機との区別がつかず、雑魚キャラ風のイメージが強く米軍機と交戦すると区別がつかない等のクレームで、映画手法的に判別がつくカラーリングに変更されてしまったのでござるが、何故か玩具オリジナルG1風(日本未販売)のカラーリングではなく、なんとも呪術師的な怪しいカラーリングが採用され、一目で米軍機と異なる事がわかるようになったでござるが、本来の地球の機械に擬態して隠れるという意味では本末転倒になってしまったでござるな。 (笑)

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なお、一説によると米国人として自国最強の戦闘機が敵機であることが複雑な気持ちである為に米国人向けに異星人の機体であることを強調したかったカラーリングだそうで、日本人的には受けの悪いカラーリングの様でござる?

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ヴィークルモードでのメックテックウェポンの取り付くは玩具ぽさを強調してしまうのが残念でござるが、よくよく見ると本武装のイメージは「トランシフォーマー スーパーリンク」版ナイトスクリーム(SD-01、ナイトスクリーム、1980円)を思い出すもので、歴代スタースクリームのイメージを壊してきた劇場版スタースクリームの過去作品をオマージュする玩具開発者なりの工夫が嬉しい設計でござるよな。

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映画本編登場キャラクターだけにデザインの変更は許されないでござるが、玩具だからこその工夫が出来るのもトランスフォーマーの魅力でござる。

玩具を軽視して映像作品しか観ないのであれば、本当のトランスフォーマーが楽しめないでござるな。

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さて、本品に付属するメックテックウェポンのツインナルレイソードはは変り種で、2丁のナルレールカノンを合体させて完成する格闘専戦用の武器でござるが、ギミック付のナルレールカノンはレバー操作によりナルレイソードが展開するでござるが、1丁だけだとソードモードのまま固定できないでござる。

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なお、メックテックウェポンの取り付けは砲身を前方に向けて取り付ける事も可能であり、尾翼部分や機体下部等6か所にも取り付け可能でござる。

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しかしまあ、ゴテゴテと装備しすぎるとさらに玩具ぽくなるので標準装備だけで上等じゃないでござるかな?

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ロボットモードの変形方法はヴォイジャークラス商品と比べると簡略化されており、初心者にもお勧めできる一品なのでござるが・・・

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胸部の変形表現が劇中と異なるうえに、整形色の配色イメージも違うので若干劇中のスタースクリームに比べると若干コレじゃない感がする商品なのでござる?

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そう、もともと劇場版スタースクリームのロボットモードはスマートでカッコイイじゃなく、人類の味方オートボットとの見た目の差別化を図るために、いかにもエイリアン的な体系のデザインを強いられたようで・・・

これまた、俗説でござるが、一般の米国人にはロボットのデザインを見分ける事が出来ない為にディセプティコンオートボットの違いを明確化されたデザインを採用したそうでござる?

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そう、劇場版「TRANS FORMERS」の場合は映画制作側の発言力が強かったので、トランスフォーマーファンに認知されている従来の軍団エンブレムによる識別よりも、新規顧客を意識した映画であり、映画制作側も軍団エンブレムを貼りつけるデザインを好まなかったようでござるな?

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そんな訳で、トランスフォーマーファンのイメージからかけ離れてしまった劇場版スタースクリームで、ござるが・・・ 映画二作目以降は、よりスタースクリームらしい内面の演出が行われたでござる。

日本人と違い米国人は外見に拘らず内側でキャラクター性を重視にしているようでござるな?

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さて、ダークサイド・ムーン版のスタースクリームは、ディセプティコン航空部隊のリーダーで、能力値は、体力(8)、知力(4)、速度(10)、耐久力(7)、地位(9)、勇気(5)、火力(8)、技能(8)で設定されており、性格はずる賢く、卑怯な戦術が得意で、戦闘技術が高いにも関わらず格下の相手ばかりを狙う卑怯者になってしまい・・・

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確実に勝てるはずの人間相手に地上戦を挑み敗退するという、何ともマヌケというか・・・

主人公補正の犠牲であるとはいえ、あまりにも情けない最後だったでござるよな?

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う~む・・・ 地球人と協力したオートボットと共に悪のディセプティコンを倒す映画を楽しめる一般層とちがい、長年のトランスフォーマーファンの目からみれば複雑な最期だったでござるよな?

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武器は玩具オリジナルのルナレイカノン2丁を合体させたメックテックウェポンのツインナルレイブレードで、スーパーリンク版ナイトスクリーム専用武器であるクリムゾンブレードを意識させるファンとしては嬉しい武器だったりするのでござるが・・・

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劇場版スタースクリームのデザインが特殊であるために普通に保持させる事ができず腕のジョイントを使用する妙なポージングになるでござるな。 (笑)

初戦は強敵風の武器を持たせたところで、元のザコ的なデザイン故にイマイチ絵にならないでござるよ?

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ナルレイカノンは背中の尾翼部分のジョイントや脇腹に取り付けが可能だったりするでござる。

やはり、トランスフォーマーは玩具を手に取らないと面白さが分からないモノでござるよな。

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劇場版「TRANS FORMERS」は3作をもって完結したようでござるが・・・

人気にこたえて4作目が制作されるらしいでござる?

後日談か、前作をリセットした新シリーズか分からないでござるが、後日談だとスタースクリームは、幽霊で復活するのでござろうか? (笑)

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まあ、どちらにしろ新作のスタースクリームは何時まででも永遠のNo.2であり、裏切り者キャラでもファンを裏切らない形で復活してほしいでござるよな! (笑)