トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

チバトロン

2008-06-13 13:40:45 | テレもちゃ

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ごきげんようでござる!

日本版ビーストウォーズの魅力は、芸達者な声優さんによる吹き替えが大きい事も忘れてはならない事実でござる!

G1よりのファンからしてみれば、ビースト戦士の登場には大きな違和感と嫌悪感が有ったでござるが、それを吹き飛ばしてくれたのは日本語吹き替えによる演出でござる。

御蔭で、今ではビースト戦士もすっかり日本のファンに受け入れられたでござるよ。

そこで今宵は、2007年に販売されたテレもちゃメガトロン様(TM-02、メガトロン、2625円)の紹介でござる!

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本品は1997年に販売されたメガトロン(D-1、メガトロン、2980円)のダウンサイズである2004年に販売されたロボットマスターズ版ビーストメガトロン(RM-02、ビーストメガトロン、1480円)の成型色変更品で、付属していた武器パーツを削除し、DVD(第4話、時限爆弾転送作戦!)をセットにした商品でござる。

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うむ! 流石に商品はCGアニメを元に設計されたロボットマスターズ版ビーストメガトロンを更にCGアニメに近いカラーリングで塗装されているだけに、今にも千葉繁師匠の声が聞こえそうでござるよ。 (笑)

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これぞ、まさにチバトロン

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日本版ビーストウォーズのメガトロン様のイメージを作り上げた、千葉繁師匠の怪演を再現するに相応しい一品でござる。

そう・・・ 日本展開のロボットマスターズにおいてビーストメガトロンのプロフィールに追加された「ゆかいな喋り方をする・・・」の項目は、全て千葉繁師匠の御蔭でござる!

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商品の変形は簡略化されているでござるが、そのプロポーションは劇中のデザインそのものでござる。

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そう・・・ミュータントヘッドを再現せず劇中のデザインを重視した顔でござるが表情は大人しいでござる。 (笑)

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まあ、日本のファンは喜んでいられるでござるが、海外のファンは日本版メガトロン様・・・

すなわちチバトロンの評判は如何なものでござろうか?

海外のファンにしてみれば渋いイメージのメガトロン様をユカイなオヤジに変えられたのだから複雑な事でござろうな。

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しかし、ソコが世界をマタに駆ける世界的商品TRANS FORMERSでござるから、同一商品(キャラクター)でもお国柄により違いができ、ソレを楽しむのもファンの楽しみの一つでござるかな。

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日本のトランスフォーマーの感性と海外では文化が違うので日本の考え方だけで海外版トランスフォーマーの違和感を語れないでござる。

だからこそ、海外文化を受け入れて日本なりに解釈する事がトランスフォーマーとの正しい付き合い方だと思うのでござるが如何でござろうか?

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さて・・・ 余談でござるが・・・ 本品を購入したのが前年の6月になるのでござるが、実は・・・本品に付属するDVDでござるが、購入してから先日まで再生していなかったでござるよ。

理由は、初期販売分の「大迫力 ジオラマストーリー!」等は似た内容だったので急いで見ていなかったのでござるが・・・ 先日DVDで再生してみると・・・

あれ?

・・・再生しない・・・ PS2・・・HDDVD・・・PC・・・と再生を試みてみたが再生できないでござる。

そう・・・PCで再生してみて解った事は・・・このDVDは未集録?

中身が全く無いDVDだったでござる。

う~ん・・・ よりによって1年近くほったらかしにしていたDVDが不良品だったとは・・・

購入直後だったら交換も可能なハズでござるが・・・

ダメもとで、本日タカラトミーの相談センターに電話をしてみたでござる。

本来なら販売後1年も経つような商品は交換できないのでござるが、在庫が有るので交換してくれるそうでござる。 感謝!

タカラトミー殿のアフターサービスには御足労を掛けるでござるが、一購入者としては嬉しいかぎりでござる。

・・・しかし、言い換えれば1年近く前の商品が今だに交換可能なのは在庫が多数有ったと言う事も考えられるでござるな。 (笑)


集録は第10話?

2008-05-23 20:49:32 | テレもちゃ

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「さあ!ビーストウォーズのはじまりザマスよ!」

「いくでぶ~ん!」

「オラ!オラ!」

「うるさぃっシャー!」

ちゅー事で、ビーストウォーズよりデストロン・諜報工作員ブラックウィドー(D-8、ブラックウィドー、1500円)を紹介するでござるが、ブラックウィドーは色々とバリエーションが多い商品ゆえに、今宵は2007年に販売された最新のテレもちゃ版(TM-06、ブラックウィドー、2625円)の紹介でござる!

Photo_2 本商品は。テレもちゃの第一弾として販売された6点のうちの1体で、商品は、1997年に販売された、ブラックウィドーの塗装強化品と、DVDのセット商品でござる。

しかし、折角ブラックウィドーとのカップリングでござるから、彼女が初登場する、第8話「クモ女のキック」を集録すれば良いものの・・・

集録されているのが、第10話「殺人ウィルス」なのでござる?

この第10話は、彼女の出番が少ないストーリーなのでござるよ。 何故?

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因みに第8話は、テレもちゃオリジナルキャラクターである、ボルファング(TM-10、ボルファング、2625円)に集録。 ・・・解らん・・・ タカラトミーの販売戦略には、キャラクターの魅力をアピールするつもりは無いのでござるかな?

それとも、ワザと?

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しかし、商品の完成度(?)はコレまでに販売された、ブラックウィドー以上に劇中に登場するイメージなのでござる。

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が、商品は、タランス(D-4、タランス、1500円)と同型である故に、劇中とデザインが違う事も事実でござる。

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そう・・・タランスはタランチュラであり、ブラックウィドーは、ジョロウグモ(クロゴケグモ、説もあり?)でござる。 クモとしては別種でござるな。

武器であるアンカーショットも劇中では異なるでござるが、コレも同じでござる。

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しかし! ロボットモードは、カラーリングマジック!

と呼ぶべき完成度で、タランスと同じ体型ながら、しっかりとブラックウィドーに見えるでござる!

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流石に劇中と同じカラーリングは強いでござるな。

これまで、何故か劇中と異なる(女性をイメージした?)カラーリングしか販売されなかったのか不思議でござるな?

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頭部は、ビーストマスク(タランス・ヘッド)にする事も可能でござるが、ブラックウィドーの方がメインなので塗装が控えられているでござる。 まあ、使わないので・・・変装用とかの意図ととるべきでござるかな?

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胴体が太いのは、仕方が無いでござるが、ここまで劇中に近づいた事は称賛できるでござるな。

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手持ち武器である、アンカーショットは背中(クモの胴体)に収納されており、ミサイル(説明書では「オノ」と記載)をスプリングで射出するでござるが、先端に糸が結ばれており、胴体と繋がっているでござる。

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問題は「繋がった糸」を巻き取るギミックは無いので、ビーストモードを含めて、ちと情けないでござる。

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まあ、糸はミサイルに巻きつけて収納することも可能でござるが、見栄えは悪いでござる。

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しかし・・・考えて見れば、ブラックウィドーは数少ない女性キャラとして、随分と優遇されているでござる。

カラーバリエーションは豊富だし、サイバトロンにも転職するしと・・・同じ女性だったはずの、エアラザー(C-10、エアラザー、750円)よりも活躍しているでござる。 

男だらけの世界に、性格の悪い女がが一人だけでも存在すると優遇されるものなのでござるな? うむ・・・トランスフォーマーで男性向け(?)恋愛シュミレーションゲームは作れないでござる。


ギガントバトル!

2008-05-05 22:31:21 | テレもちゃ

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ごきげんようでござる!

5月5日は、声優の子安武人氏の誕生日でござる!

子安武人と言えば、ビーストウォーズの、コンボイ(C-1、コンボイ、2980円)を演じてくれたでござな。

Photo_2 そこで、今宵は最新版である2007年販売の、テレもちゃ版DXコンボイ(TM-SP、DXコンボイ、3990円)の紹介でござる!

テレもちゃ版コンボイ(TM-01、コンボイ、2625円)は既に販売されていたでござるが、本品はエネルゴンの影響で巨大化(エネルゴンパワードモード)したコンボイという理由で販売された特別仕様でござる。

その為に、商品ナンバーはTM-SPであり、集録DVDも2話集録(第1話、超生命体トランスフォーマー登場!/ 第15話、メーク・ドラマだメガトロン)でござる。

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が!

ジオラマストーリーが集録されていないでござるよ? スペシャルの名に相応しない手抜きでござるよ・・・

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しかも! 今回も箱が無駄にデカイ!でござる。

通常の箱でも十分入るのに、更にデカイ箱が用意され、中身はスカスカ!

しかも、商品は針金で宙刷り状態で収納されているでござるよ・・・ 無駄な収納でござるな・・・他に手を入れるところが有ると思うのでござるが・・・ この箱は、DXコンボイを2体収納可能でござる!

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商品は、1997年に販売されたコンボイの塗装強化品でござる。

その為に完成度はグッド!良くなっているでござるよ。

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元々の商品の完成度が更に高まった訳でござるな。

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レバー操作によるドラミング・ギミックも健在でござる。

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大型商品である故の見栄えは良いでござる。

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しかし、完全リメイクする・・・ MPとかなら、可動指で再現してもらいたいでござるな。

「コンボイ変身!」(声、子安武人)

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塗装強化されたマッシブなボディは、初代コンボイ(01、コンボイ、3900円)とは異なる魅力であり、コンボイ玄田哲章のイメージから、別人である為の、コンボイ子安武人のイメージを作り上げた効果は大きく、彼を、ビーストコンボイゴリラコンボイ子安コンボイ等と呼ばれるようになるでござるが・・・ 「イボンコ」は禁句でござる。 オプティマスプライマルは少数でござるかな?

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実は本商品は、2006年にビーストゥォーズ10周年で、頭部を新造形のモノに交換した商品(BWR-01、帰ってきた最強ビースト対決、7800円)が販売されているでござるが、本品は、1997年販売当時の頭部に戻されている為に、ミュータントヘッド(ビースト・マスク)が復活しているでござる。

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その他のギミックも健在でサイバーブレーは朗腕に装備でき、ドラミング・ギミックの応用で、左腕が回転し「大回転切り!」を再現できるでござる。

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右腕に内蔵されたデストロイ・ハンマーは塗装された事により、更に存在感をアップさせたでござる。 ・・・これでサイバーブレードも銀色だったら・・・

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付属のミサイルも収納できるので、余剰パーツ対策は万全でござる。

今の目で見ても完成度の高さは感心する商品でござるよ。

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左腕にはプラズマキャノンと両肩にはメガ・ブラスターが内蔵されており、火力は大きく、商品設定ではコンボイ最強の武器で、通常より3倍パワーアップしているそうでござる。

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なお、エネルゴンパワーモードと云うこともあり、商品の設定スペックは通常のテレもちゃ版と異なり、全てが10+に成っているでござる!

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正にキングコングでござる。

まあ、元々のTVアニメを前提としていない設定では、巨大なゴリラだったそうで、その設定を活かしたと呼ぶべきでござるな。

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しかし・・・まあ・・・商品は良いでござるが・・・箱と販売方法を間違った「テレもちゃ」は非常に残念な結果に終わり・・・本商と同時販売であるDXメガトロン(TM-SP、DXメガトロン、3990円)が事実上の最後と呼べる商品でござる。

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が・・・ 付属のカタログには「抜けている話は今後のアイテムに集録していく予定です。」と記されているでござるが・・・ 本当に予定だけだったのが悲しいでござる。


力士返上モーターアーム?

2008-02-13 00:09:50 | テレもちゃ

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ごきげんようでござる。

前回はサイバトロン力士モーターアーム(C-24、モーターアーム、900円)を紹介したので、今宵は「テレもちゃ」版のサイバトロン豪腕戦闘員モーターアーム(TM-13、モーターアーム、2625円)の紹介でござる。

Photo_22 本商品は「テレもちゃ」1話集録版商品の最期を飾った記念商品とも云える実に中途半端な打ち切り商品でござる。

そう・・・ DVDに集録されている話は、ビーストウォーズ第21話「不死身のスタースクリーム」でござる。

そして、「新展開 スペシャルジオラマストーリー!」は一応の完結(?)をみるでござる・・・ 一応ね一応・・・

まあ、一番見たくない定番の打ち切り最終回オチで、「勝利の鍵」となるのが、モーターアームでござるが、デストロン側に就いたギムレット(TM-12、ギムレット、2625円)の謎が一切語られておらず、逃げ切った話でござるな。 そう・・・ストーリー的には完結していないでござる。

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商品はビーストウォーズⅡ版モーターアームの成型色変更の塗装強化品でござる。

塗装による茶色い外皮は、海外版のラムホーン(日本未販売)を思わせるものの、黒目に成ったことにより、よりリアルなビースト戦士となり、単品販売でも其れなりの魅力が光る一品だったりするでござるな。

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そう・・・この単体での完成度がアザと成り、売れそうにも無いセミは切り落としてカブトムシとして販売を強行! 合体をアピールするよりも「甲虫〇者 ム〇キング」人気に便乗を図った訳でござるな・・・ 嗚呼姑息・・・しかも、パッケージや説明書には一切、合体に関する情報は記載せず、元々900円の商品を1500円の商品と同格の扱いで、2625円で販売する逃げ切り商法とも言える後先を考えない過去の遺物を食いつぶす愚行な商品なのでござる。

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しかし! 商品は良い! 買って損のない商品でござるが、販売方法が間違っている為に損をしている商品でござる。

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モーターアームは、ギムレットと違い、合体武器(ビートルクロー)は残されており、アタックモードに変型する事も可能でござる。

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実質的にはビーストウォーズⅡ版モーターアームと変わらず、シークレットエンブレムが削除され、製造年の刻印が追加されたくらいでござる。

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←側がビーストウォーズⅡ版モーターアームで、→側がテレもちゃ版モーターアームでござる。

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塗装による完成度は一目両全で、テレもちゃ版モーターアームが如何に生々しいか解るでござろう。 これで、デストロン側のライバル商品が存在していれば昆虫バトルも再現できたでござるが、本品はライバル商品さえ存在しない打ち切り商品なのでござる。

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しかし、何度も言うが塗装強化された本品は実に良いでござる。

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ガイコツを思わせる頭部は赤く塗装された事により、マスクヒーロー風な面影になったの塗装マジックとしか言えない勝利でござる!

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顔の塗装が異なるだけでも十分に別人にみえるでござるが、設定上は同一人物のようでござる。

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しかし・・・ ビーストウォーズⅡでは役割が、力士だったでござるが、テレもちゃ版では、豪腕戦闘員に変更されているでござる・・・何故に?

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まあ、力士よりは豪腕戦闘員の方がソレっぽいでござるが、何故に力士じゃダメなのでござろうか? 何処かからクレームが来たとか?

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宇宙相撲協会の一員である事は変わっていないようでござる。

因みに武器は「ビートルクロー」表記でござるよ。

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塗装により完成度が増した本品でござるが、本品には致命的な欠陥があるのでござるよ。

・・・それは、脚部関節がボールジョイントの為に接地性が悪く自立させにくい事でござるな。 コレは諦めざるをえない欠陥でござる。 まあ、3点接地が出来るだけでも良しとするでござる。

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さて、モーターアームはテレもちゃ版未販売のDJ(C-23、DJ、900円)とデストロン商品として販売されたギムレットの3体が合体してトリプルダクスと成るでござるが、テレもちゃ版は、ギムレットの合体パーツは削除する等、徹底的に合体を否定していたりするでござる。

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合体商品が合体出来ないのは商品の魅力を出し切れていない訳でござるが、何故セールスポイントである合体を抹消したのでござろうか? ギムレットデストロンに振り分けたのも合体させない為の措置と考えられるし・・・ タカラトミーのテレもちゃ担当に合体廃止論者でもいるのでござろうか? 過去、合体を嫌う欧州では、ロードシーザー(C-323、ロードシーザー、6900円)やライオカイザー(D-326、ライオカイザー、5800円)、デバスター(37、デバスター、5800円)等は合体パーツが削除され単品販売された例があるでござるが、欧州版は色や仕様、名前を変えた別人であった為に日本でも別人で認識されているでござるが、テレもちゃ版は同一人物でござる・・・ コレはモーターアームギムレットのネームバリューを活かす為に改名しなかった商業的理由でござるかな?

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シリーズ全話も販売可能な商品数も話題性も兼ね備えていたはずでござるが、打ち切りは実に残念でござるな。

そう・・・販売戦略さえ間違えなければ・・・否? わざと間違えたのか?

ドチラにしろ、「テレもちゃ」はトランスフォーマー史に汚点を残した事は間違いないでござる。


裏切りのギムレット

2008-02-09 20:28:15 | テレもちゃ

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うぬぬぬぬ・・・ 解らぬ・・・ 解らぬ・・・

タカラトミーは何を考えているか解らぬでござる!

タカラトミーはトランスフォーマーで本気に商売をするつもりは無いでござるかな?

Photo_2 何故に! 何故に! 何故に!

ギムレット(TM-13、ギムレット、2625円)はデストロン商品でござる!

確かに、ビーストウォーズⅡで販売された、ギムレット(C-25、ギムレット、1200円)は海外ではシークランプ(日本未販売)としてプレダコン(日本名、デストロン)陣営の商品だったでござるが、ギムレットシークランプは別人でござる。

然るに何故、ギムレットデストロン商品でござるかな?

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商品は第12話「ハヤブサ戦士エアザラー」のDVDが付属しているのはいいでござるが、裏を返せばエアラザー(C-10、エアラザー、750円)の再販は無いという事でござる。

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まあ、商品は更に美味し・・・ 否、鮮やかなカラーリングに成っておりTVアニメ(ビーストウォーズⅡ)とはイメージの異なる仕様となっているでござる。

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←側がBWⅡ版で、→側がテレもちゃ版ギムレットでござる。

テレもちゃ版の方が目の色が黒く可愛いでござる。

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ん・・・いかん。 何だか鮮魚売り場の様な写真になったでござる(笑)。

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武器であるハサミに内蔵されたロブスライサーも銀色に塗装されており好い感じでござる。

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ロボットモードも追加された塗装の為に別個体に見え頭部の塗装も異なるでござる。

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しかし! コレは迷う事無く同一人物の、 ギムレットでござる!

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テレもちゃ設定では、「元はサイバトロンだが、ある考えからデストロンに協力しているぞ!」と記されているでござる・・・ ある考えって何でござるか?

テレもちゃ本編のDVDスペシャルジオラマストーリーには、「ある考え」が紹介されていない・・・

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最強・最悪のディセプティコン・メガトロン(BASIC、メガトロン、2625円)を復活させ、退屈な日常から開放される・・・ 等と言う頭の悪い理由で、ジョイントロンの兄弟達を裏切るでござろうか?

それとも他に理由が・・・?

ギムレットは極地工作員とは言え、裏切ったふり・・・「敵を騙すには、まず見方から」ができるのでござろうか? ・・・何も考えなく行動しているようにも見えたでござるが・・・ TVアニメの姿は世を偲ぶ仮の姿だった・・・?

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謎でござる?

否! 問題はソコに有るのでは無いでござる。

「テレもちゃ」の購買層は低年齢層向きに設定していたハズでござる。

なのに、「裏切り」とかの設定で商品化していいものでござるか?

合体戦士は「友情・信頼・団結」を象徴しているモノでござる。 確かに購買層を上げた場合は、「裏切り」とか反社会的のキーワードは世界感を広げる上で深みを増すでござるが、低年齢層向けの作品に「裏切り」は必要が無いと思うでござる。

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そう・・・ 問題はギムレットというキャラクターでござる。

商品展開で、デストロン側に適当なキャラクターがいなかった(?)ので、考えも無しにギムレットが選ばれた? ボルファング(TM-10、ボルファング、2625円)の様に新キャラクターを設定していれば問題ないハズでござるが、新キャラクターを設定するのが、めんどくさかったのでござろうか?

ならば、シークランプとして販売していれば誰も文句を言わなかったハズでござる。 否! そうして欲しかったでござる!

タカラトミーの販売戦略が解せぬ点は、もう一つ・・・

販売価格・・・ 「テレもちゃ」の商品構成は単品1500円級の商品+DVDで2625円(税込み)でござるが、ギムレットは1200円・・・ モーターアーム(C-24、モーターアーム、900円)は900円で販売されており、それでも2625円で販売していた点でござるが、まあソレは復刻版が割高になる事例が有るので許そう・・・ 販売の為の企業努力が無いともいえるでござるが、商品を売りたいので有れば何故に商品のセールスポイントを失くすマネをするのでござるかな?

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そう・・・ 本商品は元々、合体商品でござる。

ジョイントロンのDJ(C-23、DJ、900円)とモーターアームが合体することで、トリプルダクス(X-3、トリプルダクス、2980円)が完成するハズでござるが、テレもちゃ版ではモーターアーム(TM-13、モーターアーム、2625円)が販売されるも、DJが未販売でござる・・・

否! 未販売ではない・・・ 売れ行き不振で販売予定がキャンセルされたのではなく、もともと販売予定が無いのでござる。 ギムレットには合体時に使用するミサイルランチャーが付属していたのでござるが、テレもちゃ版ではミサイルランチャーが削除されているのでござる。 ミサイルランチャーのミサイルは別売りのDJに付属していたので、単品なら意味のないパーツだったでござる。 

そう・・・ コレはタカラトミーの確信犯だったでござる。

だから、ギムレットだけでなく、モーターアームのパッケージや説明書には合体に関する記載もなくDVDのキャラクター紹介でも説明されていないのでござる。

合体商品としての魅力を無くして単品でも販売できる優れた商品である事は認めるものの、長い商品展開を考えれば、より魅力ある商品として販売するのが基本ではないのでござるかな? それとも、タカラトミーは「テレもちゃ」を売りたくなかったのか? 購買意欲を削ぐ邪魔になるパッケージといい、「テレもちゃ」が売れちゃ困る理由が有ったのでござるか? 

そんなに、ハズブロに吸収されたいのでござるかな?

・・・全く商品展開以上にタカラトミーの真意の解らぬ商品でござる。

嗚呼・・・裏切られた・・・タカラトミーには裏切られたでござる。

素直にシークランプで販売していれば、もう少し売れていたと思うでござるが・・・

まあ、ソレは置いておくとして、拙者なりの「ある考え」の理由付けは・・・

「かまってくれなくて、寂しかったでム~チョ!」

でござる。 チャン♪チャン♪