資料館の左手の鳥居を潜ると、緑のトンネルを思わせる坂道が続き、そこにも様々なお猫さんが思い思いの形で神域を守護されています。
こちらは「猫不動さま」。徐魔、除厄、除災の御神徳を持つとされる、神域の守護神。ちなみに不動尊が右手に持っている「利剣」は、迷いや邪悪な心を断ち切り、左手の「羂索(けんさく)」は、悪い心をしばり善心を起こさせる事を現します。背中に「迦楼羅焔(かるらえん)」をまとった姿で、磐石の上に鎮座されています。
そこから鋭角に上に進むと「猫大佛」さんが鎮座されています。でも折角「猫大佛」とされるのなら「招き猫さん」スタイルじゃない方が良かったと思うのですが・・😅
さらに奥に進むと、今度は定番の「七福にゃん様」😆。それはもうきっちりとお揃いで並んでおられます。
定番の「恵比寿・大黒天」、紅一点は「弁財天」。七人の中では唯一武闘派の「毘沙門天」、財力担当の「布袋」。そして南極星の化身とされ、共に長寿と福禄を担当される「福禄寿・寿老人」・・・可愛いから許可!😆
まるで猫さんのテーマパークの様相を見せている境内ですが、それは私の好みが突出した所為。そして・・こちらにあるのは猫の供養塚。「お猫さまの祠」なるものも奉納されています。
「境内社:熊野権現」。石祠の左右にはかって何処かの留蓋に居たと思われる一対の獅子が神域を守護されています。
一段高い場所に奉られるのは「境内社:荒神社」。手前にある注連縄が掛けられた板碑には「剣山本宮」と刻まれています
「観音窟」と書かれた木札の下には、観音像が刻まれた板碑。それを守るように五輪塔が並びます。こうしてみるとここは元々お寺の境内だったのかもしれません。
拝殿内に奉納されていたすらりと美しい毛並みの三毛さん・・・伝承の中では魔となり主の仇を討ち、後に猫神さまと奉られたけれども、叶う事ならいつまでも、屈託なく主様の膝でじゃれて甘えていたかっただろうにね🙏
参拝日:2018年6月19日
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