「三岐鉄道(さんぎてつどう)」は三重県北部の北勢地域で、三岐線と北勢線の鉄道2路線を運営する鉄道会社。社名は、かつて三重県と岐阜県(関ケ原)を結ぶことを目的としていたことに由来。いわゆる鉄オタではありませんが、ローカルな駅巡り・・結構好きです(^^;)
いなべ市藤原町大貝戸にある「西藤原駅」は、三岐線「富田駅 - 西藤原駅」の 終着駅。 三重県内鉄道駅の最北端に位置する駅舎は、蒸気機関車が客車を連ねている様子を模しています。
2001年には開業70周年を記念して、蒸気機関車のテーマパーク「ウィステリア鉄道」がオープンし、2015年3月まで運行されていました。その後「ウィステリア鉄道」の線路を使い、桑名工業高等学校機械系・電気系の先生と生徒によって、2017年1月、庭園鉄道「桑工ゆめ鉄道」がオープンしました。
公園内には蒸気機関車やディーゼル機関車、電気機関車も展示されており、自由に見学できます。「E102号機」は、三岐鉄道開業時に大阪の汽車製造会社で新造された2両のうちの1両。総重量43.5トン、当時のお金で18,000円(1億8千万)だったと記録されています。
「ED222号機」は大正15年に信濃鉄道が米国ウエスチングハウス社に発注して製造されたもので、車体はボールドウィン社製。昭和初期に、国鉄大糸線(松本~信濃大町)で使用されていました。日本でも数少ない凸形機関車で、昭和31年に三岐鉄道へ譲渡。構内の入換用として活躍しました。
昭和46年から18年余り、八田駅構内でセメントの貨車を引っぱる為に使用されていた「DB25号機」。 現役を引退したあと、三岐通運㈱の藤原営業所に展示されていましたが、ここにお引越しです。
鉄道好きにはたまらない一等地、ご亭主殿も子供時代にタイムスリップした気分。 これで現役の電車でも来れば最高ですが、そうそう都合よくは行かないようです(笑)
次の三岐線立ち寄り駅は、いなべ市藤原町東禅寺にある「東藤原駅」。駅前には、セメント専用のホッパ車(私有貨車)「ホキ5700形貨車」が保存されています。 車体には「小野田セメント(現太平洋セメント)」の社名と社章が鮮やか。
藤原岳の周辺は石灰岩の埋蔵量が30億トンを超えると推定されており、昭和7年以来、小野田セメント(現、太平洋セメント)藤原工場が操業しています。
東藤原駅の北側には太平洋セメント藤原工場への専用線もあり、ED45形の電気機関車も待機中。 太平洋セメント専用線で入換作業中のED458という画像が駅舎にありましたが、何の入換なのか実は全然わかっていません(-"-)
訪問日:2017年3月25日
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