福崎町では「遠野物語」などの著者で民俗学者の『柳田国男』にちなんだ地域活性化の一環として2014年に「辻川山公園」に『ガタロ』を登場させました。
以来、妖怪による町おこしの立役者として雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ・・って、別の物語になってます(^^;)
あれから5年・・2019年現在、「辻川山公園」には実に様々な妖怪たちが住むようになりました。中でも一番の古株が『河童の河太郎(ガタロウ)』。彼は河童の兄弟のお兄ちゃん。尻子玉を取るのに夢中になって時間を忘れ、気が付いたらお皿が乾いて動けなくなって・・・!!そのまま固まってしまい、もうずっと池の畔にいるのです。
河童の『河次郎(ガジロウ)』は河太郎の弟。普段は池の中にいて、時間になると、水中から飛び出てきます。
2004年の訪問時は確か一匹だったのに、いつの間にか子分が二人!? いやそれとも結婚して子供が出来たとか?? う~~~ん、求む!詳細(笑)
暫くすると再び水中に戻る河次郎君たち。ところで河次郎君さぁ・・お兄ちゃんのお皿に水をかけて助けてやるという兄弟愛は無いのか??(笑)
このガジロー君、最近は「福崎駅前観光交流センター」まで通じる秘密の地下トンネルを作って行き来しているとか。
しかも福崎町の妖怪代表として、観光客相手に日々将棋を楽しんでいるらしい。更に更に!!、地元を代表してマンホールのデザインにも登場しているし・・‥お兄ちゃんの存在、もう完全にガン無視(笑)
長考中・・・・
再び辻川山公園に戻って、長い金髪を見せびらかしているのは、地上3mの気味悪い小屋に住む妖怪『逆さ天狗』。
時々、大好物の「もちむぎどら焼き」を持って小屋から飛び出してきます。もちろん逆さのまま(笑)
2019年の福崎訪問で初めてお目にかかった塑像妖怪も、迫力満点。第1回全国妖怪造形コンテスト:テーマは「天狗」。一般の部最優秀作品は稲村氏の「天狗の森の妖翁」・・そうか、天狗も年を取るのか・・・となると、この天狗は何万年生きて来たんだろう?
第2回全国妖怪造形コンテスト:テーマは「山の神」。一般の部最優秀作品は首藤氏の「森に吹く風」。小動物にも河童にも人気の猪様。
そういえば滋賀の息吹山に棲んでいた山の神も白い巨猪でしたね。
第3回全国妖怪造形コンテスト:テーマは「鵺」。一般の部最優秀作品は上野氏の「招き鵺」。金田一探偵が活躍した悪霊島では、「鵺の無く夜は恐ろしい」と言い伝えられています(笑)
こんなのと夜に出会ったら、もう余裕で死ねます(笑)
第4回全国妖怪造形コンテスト:テーマは「砂かけ婆」。一般の部最優秀作品は青千代氏の 「怪しい抜け道」。
『砂かけ婆』と言えば水木さん描くあの顔が強烈かつ、可愛らしくて(笑)好きでした。
「鈴の森神社」看板前のベンチに、何やら怪しい緑の人影・・・
妖怪の名前は『油すまし』。ゲゲゲの村の村長さんは油を盗んだ人間の霊が化けたものですが、こっちの「油すまし」は、油そのものの妖怪っぽいですね。
福崎町にはまだまだたくさんの妖怪がいます。最近は住み心地の良さに憧れてか、いろんな国や場所から妖怪が集まってるらしく、みんな人恋しいのかベンチ付きで待ってるらしい(笑) 明日はそんな妖怪たちを紹介します。
訪問日:2004年12月6日&2019年9月18日
実は死ぬほど怖い。
怖い癖にその手の本とかつい読んでしまう
そして深く後悔するのです。
でもこにう場面に出くわすと
ついつい追っかけてしまうのです
そして後悔😩
私は妖怪は苦手です。それで何となくわかりました。
鏡花も、藤村も、花袋も、常識を超えた不思議な存在に興味を示しています。だから「遠野物語」の不可解な話が、楽しかったのかもしれません。
貴方のおかげで、新しい発見をいたしました。
「私は妖怪が苦手です。」
笑ってしまいますね。