21世紀中年

昭和オヤジのときめき、ひらめき、感激、嘆きを思いのままに書き連ねます

問題は国のカタチが見えないことだ

2012-07-03 09:02:49 | 政治にモノ申す
 離党した小沢一郎は次の総選挙で新党を立ち上げ反消費税と反原発を旗印に戦うとマスコミが報じている。確かにこの国の将来に関わる重要課題ではあるが、何より問題は、めざすこの国のカタチがまったく見えないことではないのか。

 その意味では、橋下維新が道州制を掲げるのは分かりやすい。しかし、具体的な政策提案には至っていない。まして、政策を遂げるためには犠牲をいとわないという姿勢は違和感を感じる。血を流す政治は、まったく賛同できない。

 果たして、この状況で選挙をやっても国民が信頼できる体制はできないのは目に見えている。まして、今回の騒ぎで、二大政党制は早くも崩壊し、単純に国民が政権を選択できるシステムが奪われ、国民の視界から政治が消えようとしている。

 しっかりとした国のカタチを示し、納得のゆく政策を掲げる政治家はいないのか。がっかりである。

 石原慎太郎がガラガラポンしかないといったが、異論はない。ただし、いくら政界を再編しても、国家観に乏しい個別政策に右往左往するだけの無能な政治家の集まりでは、何をやっても同じだ。せめて、消費税を上げる前に、社会保障のカタチだけははっきりと示すのが筋だが、それすら期待できない。まだまだ、政治の体たらくは続きそうだ。

 個人的にはかつては小沢一郎に期待していたが、もう完全に賞味期限切れみたい。もはや、若い世代に期待するしかないが、野田や前原の人心把握が欠落した政治センスを見ているとがっかりである。自民党の河野太郎と小野寺五典あたりに期待しているのだが、なかなか頭角を現さない。まだまだ、力不足なのか。

 


 
 




 

 

 
コメント
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