2015年7~9月期のGDP上方修正
12月8日に発表された7~9月のGDP第二次速報は、前期比の年率換算でプラス1.0パーセントとなりました。第一次速報の時はマイナス0.8パーセントですから、マイナスからプラスへ大きな転換で、「なんだ本当は結構よかったんだ」とほっとした人も多いようです。
もともと対前期比の数字の年率換算は、経済の動きを見るのにはあまり適切ではなくて、前年同期比の方が適切とこのブログでは指摘していますが、今回は民間企業設備が大きく変わった(マイナス1.3からプラス0.6)ことが主因と言われています。
確かにに12月1日に発表された財務省の「法人企業統計季報」を見ますと、この7~9月期の設備投資は、前期比で16.1パーセント増えています。法人企業統計の季報は資本金1000万円以上の企業を対象としていますから第一次速報では、大企業の設備投資が不振だったことを反映していて、中小の活発な動きが入っていなかったということでしょか。
日本の速報値はかなり正確で、大きく変わることはないだろうから・・・、などと以前書いたことがありましたが、今回はちょっと裏切られた感じです。
統計の発表は、早いことも大切ですが、本当に大事なのは正確さですから、拙速は避ける方がいいのではないでしょうか。今回は結果が良い方になりましたが、反対だったら、問題になるかもしれません。
12月8日に発表された7~9月のGDP第二次速報は、前期比の年率換算でプラス1.0パーセントとなりました。第一次速報の時はマイナス0.8パーセントですから、マイナスからプラスへ大きな転換で、「なんだ本当は結構よかったんだ」とほっとした人も多いようです。
もともと対前期比の数字の年率換算は、経済の動きを見るのにはあまり適切ではなくて、前年同期比の方が適切とこのブログでは指摘していますが、今回は民間企業設備が大きく変わった(マイナス1.3からプラス0.6)ことが主因と言われています。
確かにに12月1日に発表された財務省の「法人企業統計季報」を見ますと、この7~9月期の設備投資は、前期比で16.1パーセント増えています。法人企業統計の季報は資本金1000万円以上の企業を対象としていますから第一次速報では、大企業の設備投資が不振だったことを反映していて、中小の活発な動きが入っていなかったということでしょか。
日本の速報値はかなり正確で、大きく変わることはないだろうから・・・、などと以前書いたことがありましたが、今回はちょっと裏切られた感じです。
統計の発表は、早いことも大切ですが、本当に大事なのは正確さですから、拙速は避ける方がいいのではないでしょうか。今回は結果が良い方になりましたが、反対だったら、問題になるかもしれません。