お世話になっております。新2年470レスキューの平野侑です。
あっという間に1月の半ばですが、私はまだ実家で生ぬるい生活をしております。
お正月で親戚が集まっていたので、その時の祖父と叔父の話を書こうと思います。
私の祖父は外国航路の船長をしていました。祖父は南極と北極以外の殆どの海を渡り、貨物を運ぶ仕事をしていました。なので母の実家には祖父が外国の民芸品がたくさんあり、かつては持ち帰ってきたサルやオウムもいたそうです。
長い船長生活の中、祖父は海賊に遭ったり水爆実験海域の近くも航海したと言っていました。今となってはどうしようもない甘々なおじいちゃんですが、船舶免許の試験前は、巻き結びのやり方をいくつか教えてくれました。
そして、私を毎週海へ連れて行ってくれる叔父は、海とは無縁の仕事をしていますが、海が大好きで暇さえあればマリーナに行って船のメンテナンスをするか、海と船の状態をじっと見ています。船舶免許を取ってから、私の呼び名はゆう船長になり、会う度に彼なりの船長の極意を細々と説明してくれます。
お正月、私のネイルを見た第一声は、「なんだその爪は!船長はロープワークが命!今すぐ爪を切りなさい!」と絶叫だったたので、春合宿は爪を切り揃えて参加しようと思います。
そんな海の先輩たちの話に共通したことは、船員の命を守る責任は船長にあるということです。安全に回航が終えられるよう、最新の天気予報を把握すること、風や雲の些細な変化を見逃さずに適切かつ迅速な判断をすることが、船長に求められるスキルなのか、と感じました。
春合宿は寒さの不安しかありませんが、スナイプレスキューのあこちゃんと励まし合って、少しでも早く一人前の船長になれたらなあ、と思います。
これからもヨット部をよろしくお願いいたします。
次は陸マネの森田さくらちゃんです。
平野侑