平素よりお世話になっております。みんなのアイドルをさせていただいております、新3年スナイプスキッパーの千田綾菜です。
このオフ期間に色々思い出して考えることがあったので、つらつらと記させていただきます。
先日成人式がありました。半年ぶりに実家に帰りゆっくり過ごす時間があったので、部屋を漁っていたら、懐かしいものが色々と出てきました。
中学生の時に北海道で飛ばしたロケットの模型。ちょっと火薬の匂いがしました。
開店1時間前から並んで手に入れた1000倍スケールのダンゴムシの模型。埃を被っていました。悲しい限りです。
そういえば中の液体を飲み干した後部屋に飾っていたウツボカズラはいつの間にかなくなっていました。中に入っていたハチを入れていた缶もどこかへ行ってしまいました。自分で捨てたのでしょうか、捨てられたのでしょうか。よく覚えていません。
もう一つ、懐かしいものを発見しました。
千田家の家宝となっている私の肖像画です。
肖像画というのは大袈裟ですが、6年前、中学校の生徒会選挙のときに友達に描いてもらったポスターです。その友達が将来有名になるだろうと確信し、私の似顔絵は我が家の家宝になりました。
その生徒会選挙の時に一つ印象に残っていることがあり、誰かの演説を聞いた同級生のてる君が「カリスマ性があった」と口にしたらしいのです。そんなこと言ってなかったら、てる君ごめんなさい。母が又聞きの又聞きぐらいで耳にした話だったということと、6年前のことで記憶に自信がないのが相まって、どこまで信用できるかわかりません。
とにかく、その話が頭に浮かんで思い出したことがあります。
その当時私は「あ、“カリスマ”になりたいなあ」と思ったのです。
多分正確な意味を分かっていた訳ではなく、私の中で“カリスマ”といえばこの人というのがあって、その人みたいになりたいと思ったのだろうと思います。
ちなみにその人は華道家の假屋崎省吾さんです。三道とかそういうものにに憧れた時期だったようですね。
そしてその後、「“カリスマ”といえば」にROLANDさんが追加されました。
「千田か、千田以外か」
いつか言ってみたいです。
ROLANDさんの意図とは違うかもしれませんが、自分は唯一無二の存在であるというのは、周りを冷静に見た上で自分を見つめるからこそ言えることであり、自分だけを見ていてもこんなことを言うことはできないと思います。こんなことをさらっと言えて、それに違和感がない人間になりたいものです。
しかし、昨年は「千田以外」のことにほとんど目を向けられませんでした。同期のほとんどと同じように、後輩が入ってきて一緒にヨットに乗る機会も増え、今まで以上に海でも陸でも周りを見る必要が出てきました。しかしどうしても、自分のことが最優先になってしまっているのが現状でした。これは今年改善すべき課題です。
2年後、私が東大ヨット部で「千田か、千田以外か」の唯一無二、かつなくてはならない存在になり、「千田も、千田以外も」受け止める広い視野を手に入れて、立派なシーマンになっていることを目指し、ひとまず今年は自分の実力の向上はもちろん、チーム全体を見ることができる余裕を持てるよう精進して参ります。
それでは失礼いたします。
続いてのブロガーは、全てのことを受け止めてくれそうな、そんな安心感のあるスナイプスキッパーの西尾くんです。お楽しみに!
千田綾菜