東京大学運動会ヨット部

東大ヨット部の現役部員によるブログです。練習の様子、レース結果、部員の主張から日記まで。

霜月

2020年10月30日 00時06分21秒 | レース反省

お久しぶりです。クルーザー班3年の中野です。

 

先日開催されたフリートレースを振り返らせていただきます。朝から風待ちを続け、午後ほのかに入ってきた南風の中1レースが行われました。リザルトは以下の通りです。

 

月光

月光DIANA

仰秀

SARASA

Pink kiss

オリーブ5

VICKY

リップル

エスペランサ2

エスペランサ5

Speedy blue (DNS)

 

入部以来最高の3位でフィニッシュしました。素直に嬉しかったですね。

タクティシャンとしてスタート前に考えていたのは主に3つ。

①微風でレグが極端に短いので、可能な限りタック2回で上マークを目指す

②艇団にポートレイまで連れ出されないために艇団の上からスタートする

③左海面のブローを掴む

スタートの時点で②はできていたものの、徐々に左前方の船に吸われ始めたため③を早々に諦め右海面へ。結果的に右からも風が入り、気がつけば11位回航。右奥でのタック後に入ったリフトのおかげで①の2タックを守れたのが大きかったですね。

1下は2位のダイアナを抑えようと中盤で2ジャイを挟む間に、左海面のラインブローをノージャイで走る月光に抜かれ2位回航。ただあの2ジャイがなければ逆にダイアナにインサイドを取られて2位回航になっていた気がするので、誤った判断ではなかったと思っています。

2上は風が左に振り切っており、ポート1本のリーチングレグと化しました。上マーク直前までは前後の艇との位置関係はほぼ変わらず。しかし最後のタックポイントを奥にしすぎてしまい、後続のダイアナにインサイドを取られ、前で回航されます。

2下は長いスタボレグでのラフィングマッチ。ここの駆け引きを経験できたのが個人的に一番の収穫だったと思います。正直自分は振る舞い方が分からず、スピンホイストの判断含めトリマーの太朗さんがほぼ主導していました。結果的にこの勝負に敗れ、3位フィニッシュ。

上で素直に嬉しかったとか書きましたが、こうやって改めて振り返ると悔しさもありますね。ただ、とにかく「前を走る」経験ができたのは良かったと思います。特に今のメンバーはほとんどその経験がなく、今回のレースで負け癖のようなものを払拭できた気がします。(船底塗料を塗り替えることは大事ですね、本当に。

 

気がつけばもう11月。ディンギー班の先輩方がもう引退されたという実感が湧かないのが正直なところです。最初のホッパー練で戸沢さんに沈させられたのは一生忘れません。あの日以来自分は「ヨットはたくさん失敗しながら上手くなればいいんだ」と自分に言い聞かせてやってきました。学生マッチ期間にまた小網代で皆さんに会えるのを楽しみにしています。

我々クルーザー班もあと3週間余りで4年生の2人が引退となります。最近は自分も代交代に向けてヘルムスマンの練習を本格的に始め、その楽しさと難しさを感じながら毎週練習しています。

 

日に日に気温も下がり、相模湾でも北風の吹く日が多くなってまいりました。皆さんもお体ににお気をつけてお過ごし下さい。それでは。

 

クルーザー班3

中野


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