四季折々

~感じるままに~

夏の風物詩~広島の盆

2021-08-13 07:33:23 | 日記・エッセイ・コラム
盆が近づくと、広島ではカラフルな光景があちこちで見られます。
盆灯ろうです。今年も広島の盆がやってきました。
 
ホームセンターなどに並べられている盆灯ろう
   


   

別の店でも
   
ホームセンター、スーパーマーケット、コンビニ、ドラッグストアなどで売っています。
大・中・小とあり、価格は、700円~1,000円くらいです。おもちゃのような小さなものもあります。
白色のものは初盆を迎えられたお墓用です。

雨のやみ間の昨日午後、お墓参りに行ってきました。
途中で見た中区寺町通りでの光景です。霧雨が降っており暗く写ってしまいました。

   

   
まだ盆前日(15:30頃)でしたが、もうたくさんお供えされていました。
今夕から明日朝には埋め尽くされ、ど派手な光景になっているものと思われます。
 
この「盆灯ろう」は、安芸門徒の特徴的な風習で、広島の夏の風物詩の一つです。
(安芸門徒=安芸国(広島県西部地域)の浄土真宗門徒の総称)
江戸時代の広島城下、娘を亡くした父親の話に由来するそうです。
「亡くなった娘のために石灯ろうを立ててやりたいと思っても、そのお金がなく、竹をそいで紙を貼り、
それを灯ろうとして供えたことから始まり、城下に広まった」
とのことです。
灯ろうといっても、風などで火事を誘発することから、最近は灯はともされません。
また、後片付けが大変等のため、お供えしないこととされているお寺(墓地)が多くなっています。

私がお参りした父が眠る墓地(お寺)もお供えしない決まりになっていますが・・・
初盆を迎えられたと思えるお墓に、小さな1本が供えられていました。
   
供えられた方は、「娘を亡くした父親」と似たような心情だったことだろうと感じました。


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