四季折々

~感じるままに~

広島の盆灯籠

2020-08-12 16:12:52 | 日記・エッセイ・コラム
朝から4か所のお墓参りをしてきました。
盆が近づくと、広島ではカラフルな光景があちこちで見られます。
盆灯籠です。今年も広島にちょっと賑やかな盆がやってきました。
   

   
通りかかった中区寺町のあるお寺の墓地です。12:50頃でした。
今日はまだ12日、明日の夕刻頃には更にド派手になるものと思います。

   
これはコンビニ(セブンイレブン)の店先の光景です。
スーパー、ホームセンター、ドラックストアなどで大量に売られています。
価格は700円~1,000円くらいです。白色のものは初盆を迎えられたお墓用です。

この盆灯籠は、広島地方(浄土真宗安芸門徒)の特徴的な風習で、広島の夏の風物詩の一つです。
江戸時代の広島城下、娘を亡くした父親の話に由来するそうです。
「亡くなった娘のために石灯籠を立ててやりたいと思っても、そのお金がなく、竹をそいで紙を貼り、
それを灯籠として供えたことから始まり、城下に広まった」
とのことです。
今では、「賑やかに飾ってご先祖様をお迎えする」という気持ちも込められているようです。
灯籠であっても、風などで火事を誘発することから、最近は灯はともされません。
昔、田舎では実際にろうそくをたてて灯をともしていました。
 夕方には山沿いのあちこちで灯がともり、きれいな光景でした。
 
 

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