私が愛読している「東京新聞」では、今年、戦後70年の節目に「平和の俳句」を募集して、入選作を、一日一句、一面に掲載してきました。
とても素晴らしい企画だと思いました。実は、私も恥を覚悟で一句応募しました。しかし、駄作で入選することはありませんでした。
こどもから高齢者まで多くの方の作品が入選しました。選者は、俳人の金子淘汰さんといとうせいこうさんです。でも、選者以外にも記者が選んだ句など素晴らしい作品も沢山紹介されました。そんな中で、私が自分への心構えも含めて、一番気に入った句があります。
声挙げる蟻を嘲るきりぎりす
この句を作ったのが17歳の高校生だった事にも感激しました。私のように高齢者になると、時代に流されがちです。「お上には楯突くな」「老い先短い人生、何はともあれ安泰に!」などと思いがちです。でも、この作品は、そんな考えを払拭して、蟻を沢山増やそうと訴えているような気がします。
一強多弱をよいことに、歴史の歯車を逆戻りさせているアベ政権に対して、それに抗する蟻を増やし、立憲主義、民主主義、平和主義を守れ! との声をあげ続けようとの呼びかけにも思えます。そんな若い人の思いに励まされて、来年も「蟻」に徹して、キリギリスを倒すため、さらに大きな声を上げ続けなければと思っています。
とても素晴らしい企画だと思いました。実は、私も恥を覚悟で一句応募しました。しかし、駄作で入選することはありませんでした。
こどもから高齢者まで多くの方の作品が入選しました。選者は、俳人の金子淘汰さんといとうせいこうさんです。でも、選者以外にも記者が選んだ句など素晴らしい作品も沢山紹介されました。そんな中で、私が自分への心構えも含めて、一番気に入った句があります。
声挙げる蟻を嘲るきりぎりす
この句を作ったのが17歳の高校生だった事にも感激しました。私のように高齢者になると、時代に流されがちです。「お上には楯突くな」「老い先短い人生、何はともあれ安泰に!」などと思いがちです。でも、この作品は、そんな考えを払拭して、蟻を沢山増やそうと訴えているような気がします。
一強多弱をよいことに、歴史の歯車を逆戻りさせているアベ政権に対して、それに抗する蟻を増やし、立憲主義、民主主義、平和主義を守れ! との声をあげ続けようとの呼びかけにも思えます。そんな若い人の思いに励まされて、来年も「蟻」に徹して、キリギリスを倒すため、さらに大きな声を上げ続けなければと思っています。