私は、安倍自公政権は憲法を改悪して、将来、徴兵制を復活するのではないか と危惧していました。現憲法の元では、徴兵制は出来ないので、それに代わるものとして、「経済的徴兵制」を考えているようです。
今日のしんぶん赤旗の記事です。
少子高学歴化で自衛隊員が集まらない。そこで、「自衛隊入隊を前提に奨学金制度」を作り、自衛隊に入隊すれば、奨学金の返済は不要だ と言うのです。
現在、アメリカで行われている制度のようです。
今度の参議院選挙では、いろいろの党が「給付型の奨学金制度」を主張しています。でも、防衛省の計画では、「「給付型」が実現すると困ると思います。「自衛隊入隊を前提とした奨学金制度」の利点が生かされないからです。
逆に、格差が益々拡大し、若者の就労が不安定で働く場所がない方が、自衛隊員を集めやすいのです。
こんな政策を考えている自公政権では、貧困や格差の是正は難しいでしょう。私は、徴兵制=赤紙 と思っていましたが、将来的にはともかく、現政権は当面は「経済的徴兵制」を考えているようです。
因みに、「赤紙」とは以下のようなものです。
赤紙(召集令状) 戦時中の日本の兵役制度において、在郷軍人を兵として召集するために用いられた命令書。紙の色が赤かったので、俗に「赤紙」と呼ばれていた。
当時、満20歳の男子は全員徴兵検査を受けた。甲種合格では2年間の現役兵としての兵役があり、乙・丙種はそのまま地域に残留し、2年間の兵役を終えて帰郷した甲種合格者とともに「在郷軍人」として市民生活を送っていた。在郷軍人とは、その地域にて有事に備える一般市民といった意味である。昭和9年ごろは、40歳まで兵役を課されていた。