今日は、連れ合いが呼吸器内科のリハビリに通っている病院主催のHOTの会の勉強会に行きました。
HOTの会とは、ある会の入会案内にこう書いてあります。
『呼吸不全友の会』は、慢性呼吸器疾患の方、在宅酸素療法中の方、そのご家族などで作っている患者会 (通称「ホットの会」)です。会員同士の交流による “生活の質の向上”につとめています。 | ||
会員の合言葉は “笑顔で玄関を出よう!” |
年4回行う連続講座の2回目です。出席者は、呼吸器疾患のある患者さんとその家族の方、30名ほどでした。出席者とほぼ同数の病院関係者が参加するという何とも贅沢な勉強会でした。
講座は、① おいしく栄養補給~調理の工夫~ ② 日常生活を楽しく~呼吸リハビリテーション のふたつでした。
呼吸器疾患のある方は、肺の機能が不全のため、運動するのに健常者の1.5倍以上のエネルギーを必要とすると言われています。そのためには、健常者以上に上手に栄養を取り入れることが求まられます。その為の工夫を管理栄養士さんが、20ページ程の立派な資料を使って説明してくれました。
後半のリハビリの話は2回目です。直接リハを担当している理学療法士の先生のお話です。同じく30ページ程の資料を基に話されました。その話の中で私が印象に残ったことです。
ある書物の記述を引用しての話です。
70歳までは「生き方」を考える。70歳を過ぎると「死に方」を意識する。
なるほど、私が最近感じ始めたことをズバリ言っています。この講師の方は、30歳代の方です。自分の子どもより若い方から、このような問題を投げかけられびっくりしました。
講師の先生は、ここから呼吸器疾患を抱えて、何のためにリハビリを行うのか 日常生活の幅を広げるためか その行動の先にある自分自身がどんな生き方を望んでいるのか と言った根源的な問題を投げかけられました。
呼吸器疾患のある連れ合い以上に、私自身のこれからの過ごし方を考えるよい機会になった今日の勉強会でした。