東京新聞の「平和の俳句」の選者を務められてきた俳人の金子兜太さんが、98歳で亡くなられたことを報じた今日の東京新聞の夕刊です。
兜太さんは、太平洋戦争中の1944年、海軍の主計中尉として南の島のトラック島で部下の多くが戦死するのを目の当たりにしたそうです。そんな戦争体験から敗戦後「自分の俳句が、平和のために、より良き明日のためにあること」を誓ったそうです。そんな思いから東京新聞の「平和の俳句」の企画に関わり、約3年間、選者を引き受けてきました。
金子兜太さんが平和の俳句が終わるにあたり作った「平和の俳句」は
東西南北若々しき平和あれよかし 白寿兜太
だったそうです。
金子兜太さんは、作家の澤地久枝さんなどが提唱した毎月3日の「アベ政治を許さない」のゼッケンも揮毫しました。
私たちはそのゼッケンを胸に、毎月3日、「平和憲法守れ!」「9条守れ!」「アベ政治を許さない!」と駅頭に通行人に呼びかけています。
3月3日にも金子兜太さんの志を引き継いで 12時30分から13時30分まで、所沢駅東口駅頭に立ちます。私たちと同じように、国会正門前や全国各地で「3に日」のスタンディングが行われ、兜太さんお遺志はこれからも続き継がれます。
戦争体験者として、不戦の気持ちを呼びかけ続けた金子兜太さんのご逝去を悼み、心よりご冥福を祈ります。